NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あまちゃん』
本放送:2013年9月10日(水)
再放送:2015年9月16日(水)
再々放送:2015年9月13日(水)
第24週 第141話「おら、やっぱりこの海が好きだ! 」
『あまちゃん』第24週 第141話
「おら、やっぱりこの海が好きだ! 」あらすじ
7月に入り仕事を本格的に再開した鈴鹿ひろ美はある日、荒巻と結婚することを水口、そして春子と正宗に告げました。鈴鹿ひろ美と荒巻は平成元年から内縁関係でいたものの、震災を機にお互いの残された人生を熟考。けじめをつけるべく結婚を決意したのです。
春子と正宗は、鈴鹿ひろ美と荒巻からの突然の結婚宣言に心底驚かされながらも二人の新しい門出を祝福。ほどなくして鈴鹿ひろ美と荒巻の震災婚は、震災後の暗くなりがちだった世相を明るく照らすニュースとして大々的に報道されました。
一方、北三陸では8月に入り安部が「まめぶ大使」の役割を終えて帰郷しました。安部が一度も自分の目で見ることがなかった海女カフェを惜しむ姿を見て、アキは決意を新たにしました。皆を笑顔にするためにも海女カフェを必ず復活させようと。
アキが海女カフェ復活の決意を新たにしていたその頃、東京から北三陸に戻って来る者がもう一人いました。種市です。北三陸駅に降り立った種市は、北三陸駅で働いているユイと再開を果たすのでした。
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『あまちゃん』第24週 第141話
「おら、やっぱりこの海が好きだ! 」感想
太巻さんと鈴鹿ひろ美が結婚し、それまで結婚そのものに肯定的な感情を抱いたことがないという春子さんが、今回ばかりはどういう訳か二人を祝福したい衝動にかられる。一方の正宗さんは、結婚宣言した二人に自分たち元夫婦の姿を投影し感極まる。
『あまちゃん』クライマックスに向けた人間関係の回収がはじまりました。
一方、安部ちゃんは「まめぶ大使」としてまめぶ百万食(蕎麦含む)を売り切り、その役割を終えて北三陸に帰還。種市くんも北三陸に帰郷。人間関係の回収に次いで、それぞれの登場人物たちがそれぞれの自分の居場所に戻り始める。
この動きもまた『あまちゃん』クライマックスに向けた物語の回収です。
すべての人と人間関係が収まるべきところに収まり、嬉しい反面、それはまた『あまちゃん』完結を意味する寂しい動きでもあります。『あまちゃん』の夏が終わり、秋の気配を感じさせる『あまちゃん』141話でした。
追記:太巻さんと鈴鹿ひろ美が二十年以上にわたって内縁関係を続けてきながら、今になって結婚をしようと思ったのは震災の影響でした。春子さんが、はじめて結婚を祝福したい衝動にかられたのもまた、震災の影響でしょうか。
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「震災婚」「絆婚」という言葉、
すっかり忘れていた!
ミサンガを買った鈴鹿が募金箱にコインを投入するシーンはちょっと意外だった。だって以前は・・
「私たち、高額納税者にとって、領収書は命の源なのよ! 領収書、領収書、領収書!」だったのにね。
金額が低いから不要だったのかな?
今回の見どころはやはり「音痴さまさま」だろうw
あれで鈴鹿の心に「歌ったろうじゃねぇか、見てやがれ天野ぉ!」という闘志がメラメラと燃え上がったんだな。