まれ 67話 ケーキ作りを任される希

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年6月15日(月)放送
第12週 第67話 「官能カスタードクリーム」

『まれ』第12週 第67話 「官能カスタードクリーム」あらすじ

バレンタインデーが終わり、希は日に日にやらせてもらえる作業が増えはじめていました。その頃、大悟は希の味覚の鋭敏さに気付き始めていました。浅井が見抜けなかった食材の味を希は見抜くことが出来たのです。

一方、美南は大輔への気持ちに区切りをつけ、今では希と大輔の二人の関係を気遣うことが出来るほどになっています。しかし、恋愛経験の乏しい希には判断がつきませんでした。大輔へのときめきが恋と呼べるものなのかを。

そんなある日、大悟の口から意外な言葉が飛び出しました。『ジュテーム・モワ・ノン・プリュ』という名のケーキを自分一人ですべて作ってみろと、大悟は希に命じたのです。突然の抜擢に感激する希は、頭を悩ませていた大輔問題も忘てしまいました。

希は、大悟から課せられたケーキづくりに没頭しはじめました。しかし、輪子が解説するケーキと同名のシャンソン『ジュテーム・モワ・ノン・プリュ』の男と女の駆け引きの解釈は、希にはあまりにも難し過ぎるものでした。

▼関連記事
「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」とその作曲者まとめ

<<前回66話 | 次回68話>>

『まれ』第12週 第67話 「官能カスタードクリーム」
 事前発表あらすじのレビューと解説

通常の洋菓子店の事情はよく知りませんが、複雑なルセット(レシピ)を持つ大悟の店でのケーキづくりは基本的には流れ作業です。

しかし、中には一人で完結したほうが効率の良いシンプルなケーキもあるそうで、腕前がちょっと残念なレベルの浅井はそういったケーキを任されることがあります。そんな中で希が命じられたのは浅井が任されているケーキよりも難易度の高いものでした。

当然、面白くない浅井ですが、この時すでに味覚の鋭敏さにおいては希が浅井を超えていることを大悟は察知。希の味覚が浅井に勝っていることを暗示するエピソードも劇中に登場しますが、希はまだそのことに気付いていません。

さて、菓子造りの技術は未知数ながらも、鋭敏な味覚を見込んでの大抜擢。あるいは腕試し?大悟の意図するところは定かではありませんが、陶子をも驚かせる希のあまりにも意外過ぎる「スピード出世」に希は舞い上がってしまいます。

しかし、舞い上がったのも束の間、これが希の艱難辛苦の日々の始まりとなります。

『まれ』第12週 第67話 「官能カスタードクリーム」
 朝ドラ観賞後の感想

前週のメレンゲづくりに没頭する希ちゃんを見守る大悟さん。そして今回の、希ちゃんの味覚の鋭敏さを察する大悟さん。変わりつつある大悟さんの希ちゃんを見る目が、ものづくりの物語の本格的なスタートを期待させてくれます。

酸味と甘味が口の中で緊急会議を開く難易度の極めて高いお菓子を何故いきなり希ちゃんに託してみたのか。大悟さんの真意ははかりかねますが、技術面、資質面(味覚)で希ちゃんのポテンシャルを見抜いたことは間違いなさそうです。

一方で残念なのが浅井くん。陶子さんに次いで希ちゃんに追い抜かれることも時間の問題となってきました。浅井くんがバレンタインデーにチョコレートをもらえたのは、店内で立場が無さ過ぎる浅井くんに、少しは花を持たせてやろうという気遣いでしょうか。

そして、もしかして一番気の毒なのは陶子さんかも知れません。希ちゃんからは仕事面で追い上げられ、浅井くんには恋愛面で先を超される。

陶子さんの希ちゃんへのイビリも、単なる「嫌い」に「嫉妬」と「焦り」がブレンド。更に浅井くんへの「怒り」も加わり、これからの陶子さんのリアクションもこれから最大の見所の一つになるかも知れません。

▼ポイントレビュー
・陶子さんがビールを飲み干しながら「浅井のくせに!」と絶叫。これって、ジャイアンの「のび太のくせに!」へのオマージュ?
・ゴン太くんを問い詰める徹さんのしゃべり方が『男はつらいよ』の寅さんに似てきたような気がするのは気のせい?
・「マ・シェリ・シュ・シュ」厨房。ケーキを前にしてマスクなしにあんなにしゃべって大丈夫なものなのか、心配になりました。(しかも季節は冬なのに)

<<前回66話 | 次回68話>>

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. tonden より:

    「ジュテーム モア ノン プリュ」
    2バージョンあるそうですが、そのどちらかが今日流れましたね。
    ヨーロッパではヤバい部分があるから放送禁止になってるところもあるらしいのに、よく流したなというかこういう新しい試みやってる姿勢は評価したいと思います。
    ヒロインの土屋さんやりょうさん当然この曲を最後まで聴いたと思いますが、聴いた後どういう反応だったのかが気になりますね(笑)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > ヨーロッパではヤバい部分があるから放送禁止になってるところもあるらしいのに

      作曲したゲンズブールという存在そのものが18禁みたいな人なので、そんな人のネタを朝ドラに入れたのは新鮮でした。

      ちなみに僕はゲンズブールの娘の大ファンなんです。娘のほうも中年になって18禁ぽくなってきました。

  2. げんげろ より:

    こちらで先にあらすじを拝見していた時、修業を始めてまだ間もない新人に難しそうなケーキ作りを任せるなんて無茶だなあ、もしかして前週の終わりから一年ワープかなあ、と思ってました。でも放送見ると、前週末からそんな時間は経ってなく、課題のケーキは想像以上に作るのむずかしそう。大悟シェフの意図がどこにあるのか不思議です。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      6月16日放送回では、大悟さんが自ら希ちゃんに指導していたので単なる思い付きでなく深い考えがあったの事かも知れませんね。
      あえてハードルを高くすることで、仮に失敗しても能力が格段に上がる。そんな効果を狙ったのかもです。

  3. ちぃちぃ より:

    おはようございます。

    『ジュテーム・モワ・ノン・プリュ』…。
    ものすごく工程の複雑そうなケーキですね。
    こんなのを新米の希ちゃんに任せるなんて…。

    ちなみに、年齢は十分大人ですが、「好きよ。俺も好きじゃない」っていう男女の駆け引きのことはよくわかりません。

    それにしても、浅井君…。
    パティシエへの道は、早めに諦めた方がよさそうです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      今回登場した男女の駆け引きは、フランス人でないとわからないかも知れません。
      フランス映画が好きで良く見るのですが、この手の駆け引きに良くお目にかかります。