まれ 68話 希には難し過ぎるケーキ

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年6月16日(火)放送
第12週 第68話 「官能カスタードクリーム」

『まれ』第12週 第68話 「官能カスタードクリーム」あらすじ

大悟が希に一人でつくれと命じた『ジュテーム・モワ・ノン・プリュ』は、新人の希にとっては荷の重過ぎる難易度の極めて高いケーキでした。ケーキを任された時の感激はいつしか消え失せ、希は頭を抱え込んでしまいます。

クレーム・パティシエール(カスタードクリーム)の試作を重ねても大悟からはなかなか認めてもらえず、陶子からはやっかみ半分の苦言を浴びせかけられる希。壁に打ち当たる中、深夜までルセットの研究を続ける希を徹が励まします。

希は休日も返上して早朝から練習に励んでいました。そんな希のもとにやって来た大輔は、再び付き合ってくれと希に告げました。きっぱりと断る希に、では今日だけ付き合ってくれと言い、大輔は高志の運転で希を郊外までドライブに誘い出しました。

大輔が希を連れて行ったのは大悟の店に卵を卸している山の中の養鶏場でした。仕事で行き詰まった大悟も頭を冷やしに来るというその場所で、久しぶりに自然に触れた希は太陽や風と相談しながら塩づくりをする元治のことを思い出すのでした。

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『まれ』第12週 第68話 「官能カスタードクリーム」
 事前発表あらすじのレビューと解説

希が大悟に命じられたケーキの名前は「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ( Je t’aime… moi non plus )」。劇中でも説明されますが、フランスの有名なシャンソンの曲名です。

曲名の意味するところは女が「ジュテーム(愛してる)」と言い、男がそれに応えて「モワ・ノン・プリュ(愛していない)」。女を煽って焦らす男の恋の駆け引きを意味し、今週は大輔と希の二人がこの曲名のような駆け引きを展開します。

▼『ジュテーム・モワ・ノン・プリュ』まとめ
俳優、映画監督、作詞作曲家と多彩な顔を持つセルジュ・ゲンスブールが、恋愛関係にあった女優のブリジット・バルドーに「あなたにとって最高の愛の歌を私に書いて」と請われ、一晩で書き上げたのが『ジュテーム・モワ・ノン・プリュ』。

しかし、実は他の男と結婚していたブリジット・バルドーは、レコーディングした『ジュテーム・モワ・ノン・プリュ』のそのあまりにも官能的過ぎる内容が夫の逆鱗に触れることを恐れて発売を拒否。

セルジュ・ゲンスブールは二年後の1969年、事実婚の妻・ジェーン・バーキンとのデュエットによって『ジュテーム・モワ・ノン・プリュ』を初めてリリース。ヨーロッパ全土で大ヒットを記録しました。

また、1976年にはセルジュ・ゲンスブール監督、ジェーン・バーキン主演による同名映画『ジュテーム・モワ・ノン・プリュ』が公開されています。2010年にオリジナル版が日本で公開された際に同作を僕は見に行きましたが、若き日のジェラール・ドパルデューやミッシェル・ブランなど若き日の大御所俳優が登場していて、それが一番の驚きでした。

尚、セルジュ・ゲンスブールとジェーン・バーキンの間に生まれた娘がシャルロット・ゲンスブールです。彼女はアイドル女優のようなデビューのしかたをしましたが、最近はラース・フォン・トリアー監督作品の常連になるなど、すっかり怪しい女優になりました。僕はそんな彼女のファンなのですが・・・

『まれ』第12週 第68話 「官能カスタードクリーム」
 朝ドラ観賞後の感想

徹さん、大悟さん、そしてゴン太。三人の男たちの希ちゃんを見守る優しい視線が心に沁みる、久しぶりに穏やかで心癒される回でした。

クレーム・パティシエールを希ちゃんに直接指導する大悟さん。厳しいながらも、希ちゃんのポテンシャルに期待する眼差し。しかしそれを隠そうとするいつもの頑固さ。大悟さんの中の小さな矛盾が見え隠れする絶妙な表情がたまりません。

徹さんの父親の控えめな優しさも心地よい。行き詰まる娘を励ます言葉をかけられず、そのことを素直に詫びる徹さん。素直に詫びるそのこと自体が選び抜かれた美辞麗句よりも父親の深い愛情を感じさせてくれました。

そんな徹さんに「牛乳美味しいよ」と返す希ちゃんの父親想いも泣かせます。能登にいる時はダメお父さんだった徹さんですが、横浜で娘と二人暮らしになってからこの方、すっかり頼れるお父さんに変身した感があります。残念な面も程よく残ってますが。

ゴン太も図々しいように見えて行き詰まっている今の希ちゃんに必要なことが何を理解しているその気遣いがさすがです。高志くんも同行させたところにも、さりげなく希ちゃんへの気遣いを感じずにはいられませんでした。

▼ポイントレビュー
・徹さん、午前4時に帰宅するほど忙しいのか。シラフだったのでお酒の付き合いでなく仕事してたはずです。
・泉谷しげるさんの作業着姿が似合い過ぎて驚いた。
・その養鶏場の親父が、大悟さんを「大将」と表現したのが新鮮。大悟さんは「シェフ」よりも「大将」が似合うかも。

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6 Responses to “まれ 68話 希には難し過ぎるケーキ”

  1. ちぃちぃ より:

    おはようございます。

    泉谷しげるさん、あまりに作業着が似合いすぎて、
    最初それとは気付きませんでした(笑)

    来年の朝ドラは三重(伊勢志摩)かもという意見が出ていますね。

    幼いころのおぼろげな記憶なので定かではありませんが、
    伊勢が舞台のドラマが以前あった気がします。

    なんか、ドラマの中で赤福っぽいものを作ってたような…。

    飛騨古川町が舞台になってたものも10年程前にありましたし、東海地方が舞台になるものはしばらくないかも…。

    自分は東海地方在住なので、東海地方が舞台になればうれしいんですけどね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      調べてみたところ以下の二作品が三重県志摩市が舞台になっていました。
      ・おしん(1983年-1984年)
      ・君の名は(1991年-1992年)

  2. tonden より:

    来年の朝ドラが話題になってますが、北海道が舞台の可能性もありますね。というのも北海道新幹線開業予定ですから。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 北海道新幹線開業予定

      そういうイベントもありましたね。
      北海道なら富良野あたりを見せてもらえると嬉しいです。
      『北の国から』が好きなので。

  3. えびすこ より:

    最近二木くんと行動を共にすることが多いですね。
    彼の親はまだ出ていないですが、今後出るのかな?
    今日泉谷さんが登場したことで、「三匹のおっさん」のトリオが今年放送の朝ドラに出たことになりますね。

    宮崎あおいさんが主演だった9年前の純情きらりの舞台が、三河地域の岡崎市なので次は尾張地域の名古屋かもと思いました。はからずも来年のサミットが三重県で開催とのことで東海地域の可能性が高まったかも?岡崎市に私の親戚が住んでいます。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > はからずも来年のサミットが三重県で開催

      『まれ』を新幹線にぶつけたように、サミットにぶつけるというのもアリかもですね。しかも、三重県には伊勢神宮など観光資源も多い。

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