NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あまちゃん』
本放送:2013年9月18日(木)
再放送:2015年9月24日(木)
再々放送:2015年9月21日(木)
第25週 第148話「おらたち、いつでも夢を」
『あまちゃん』第25週 第148話
「おらたち、いつでも夢を」あらすじ
鈴鹿ひろ美が東北でチャリティーコンサートを開き、その際に北三陸にもやって来ることが決まりました。鈴鹿ひろ美は海女カフェで歌を披露することを希望。アキは鈴鹿ひろ美の願いに応えようと海女カフェ再建への思いをますます強くするのでした。
しかし現実には、震災から間もなく一年が経とうというのに北三陸の復興は遅々として進まず、北三陸の人々は苛立っていました。厳しい現実に直面し、アキは瓦礫に埋もれた海女カフェの変わり果てた姿を見ながら途方に暮れていました。
そんな中、ヒロシと種市、そしてアキたちが、まずは自分たちで出来ることから始めようと海女カフェを埋め尽くす瓦礫の撤去と清掃を開始しました。そして、海女カフェ再建を目指す有志の活動は日に日に参加者が増えてゆきました。
ほどなくして功が北鉄の復興計画が決まったことを発表。奇しくも北鉄が開通した記念の日である7月1日に北三陸〜畑野間の運行再開が決まりました。鈴鹿ひろ美のコンサートもそれに合わせて運行再開前日の6月30日に開催されることが決定するのでした。
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『あまちゃん』第25週 第148話
「おらたち、いつでも夢を」感想
2009年夏、「潮騒のメモリーズ」のライブで湧いた活気に満ちたあの頃の海女カフェと震災の津波による瓦礫に埋もれ、廃墟と化し見る影もない今の海女カフェ。この両者の対比があまりにも残酷で胸を締め付けます。
海女カフェの往年の姿を誰よりも良く知るアキちゃんにしてみれば、朽ち果てた海女カフェを目の前にして復活の気持ちが萎えてしまっても不思議ではない。まして海女カフェよりも優先すべきインフラすら復興がままならない状況です。
そんな八方ふさがりの状況の中で、荒れ果てた海女カフェの瓦礫撤去作業を黙々とはじめるヒロシくんと種市くん。本格的な復興への第一歩がここからはじまりました。闇の中に一条の光が差し込んで来た。そんな気持ちにさせられる二人の活動がまぶしい。
一方、春子さんが鈴鹿ひろ美の歌唱トレーニングを開始。往年の大人気アイドルが二人、一つの画面の中に収まり芝居をしている映像が贅沢過ぎてめまいがしそうです。
それはさておき、夜の海女カフェの中でアキちゃんが遭遇したヤング春子さんの幻。あれは一体何を意味していたんでしょうか。何の前触れもなく現れ、何の説明もないままあっという間に姿を消してしまったヤング春子さんの幻。いまだにあのタイミングで登場した理由がわかりません。
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海女カフェの再建作業に人々が集まる!
いいなぁ。
今ふと思い出しました。
私は昔から小泉今日子が怖くて仕方がなかった(スケバンだったからではなく)のですが、それは1980年代に見た藤子不二雄原作のドラマのせいです。確か「じゃんけんぽん」というタイトルで、その中で彼女は一人二役(双子)、そして非業の死を遂げた妹の幽霊を演じています。藤子不二雄と聞くと反射的にオバQやドラえもんみたいなのを想像するかもしれませんが、あの作品は正真正銘のホラーで、思い出すだけでも背筋が凍ります。
夜の海女カフェのシーンを作るにあたり、宮藤さんはあれを意識したのかもしれません。
全編に渡って随所に登場する若き日の春子の亡霊は、この物語の真のヒロインが誰かを物語っている様な気がします。タイミングのことはナレーション通りですね。
それはそうとKyon×2は、2016年のNHKお正月ドラマ「富士ファミリー」で本当に幽霊役で登場します。彼女の姉鷹子を演じたのは薬師丸さんで、まめぶ大使の安倍ちゃんもコンビニ経営者として出演してます。。