あまちゃん

お座敷列車復活 / あまちゃん 最終回/156話

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あまちゃん』
本放送:2013年9月27日(土)
再放送:2015年10月3日(土)
再々放送:2023年9月30日(土)
第26週 第156話「おらたち、熱いよね!」

『あまちゃん』第26週 最終回/第156話
「おらたち、熱いよね!」あらすじ

2012年7月1日。震災による津波で被災した北三陸鉄道は、北三陸〜畑野間が復旧。セレモニーが行われる北三陸駅は28年前の北鉄開通式を彷彿させる熱気を帯びていました。功が北三陸市長として北鉄復活を宣言。ユイのテープカットの後、復活第一便が出発しました。

一方、袖が浜ではアキをはじめとする海女たちによる海開きが行われ、袖が浜は過去最高の人手で賑わっていました。勉が琥珀を採掘する坑道も多くの観光客で賑わいを見せ、観光客の子供が恐竜の化石を発見し勉を驚かせます。

そして、ついにお座敷列車・潮騒のメモリーズ号が満員の乗客を乗せて出発。潮騒のメモリーズのコスチュームを身につけ、お座敷列車内のステージに登場したアキとユイは乗客の拍手喝采の中『潮騒のメモリー』を熱唱しました。

北鉄復活イベントがすべて終了した夕方。その日にミサンガが切れなかったと落胆するアキに、明日も明後日も来年もあるとユイが激励。二人は来年には復旧する畑野トンネルの向こう側に向かって走り抜けて行くのでした。

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『あまちゃん』第26週 最終回/第156話
「おらたち、熱いよね!」感想

1984年7月1日、北三陸鉄道の開通式。春子さんの転倒というアクシデントによるテープカットから始まった春子さんの悲劇は、震災の津波による北鉄の破壊と再生を通して回収。再生が完了する2012年7月1日の前日までに回収が完了しました。

そして、母親世代の二人のマーメイドの物語が回収された翌日。2012年7月1日、北三陸鉄道の復旧式。ユイちゃんの転倒というアクシデントによるテープカットから始まる娘世代の二人のマーメイドの物語がはじまりました。

畑野駅で、畑野トンネルを見つめながらアキちゃんとユイちゃんが語ります。

「明日も明後日も来年もある」
「来年はこっから先にも行けるんだ」
「行ってみよっか」

アキちゃんとユイちゃんの物語は、まだ復旧せぬ畑野トンネルの向こうまで北鉄が走り抜ける日も、その先の未来もずっと続いている。

そんな二人の未来を暗示するかのような、トンネルの向こうの光に向かって闇の中を走り抜けるアキちゃんとユイちゃんが鮮烈な印象を残すエンディングでした。

春子さんと鈴鹿ひろ美、母親世代の『潮騒のメモリー』の歌声に見送られながら、「潮騒のメモリー」の二人はこれからどこに行くのでしょうか。

愉快な面々とのお別れは寂しいけれど、素敵な未来が楽しみでならない余韻をたっぷり残しながら『あまちゃん』完結です。

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POSTED COMMENT

  1. 丹善人 より:

    ビデオで確認。観光協会のHPの海女集合写真に2人の後輩いました。

  2. 丹善人 より:

    あーあ、終わっちゃったよ。どうしよう。
    普通、最終回と言えばオープニングはなしで、最後に出演者一覧が出て終わりだけど、
    エンディング最初に、本来のオープニング映像が一部だけど流されるのって、
    画期的だよね。
    実質のテーマソング「潮騒のメモリー」を、実際に歌った3組の歌唱をつなげる
    演出。お見事です。結局本番の歌詞も「三代前からマーメイド。親譲りのマーメイド」
    に替わったんだよね。
    鈴鹿さん、衣裳が違っているから、巡業先での歌唱なんでしょう。安定した歌唱に
    なっている。そのまま紅白まで。

    そして余韻が一杯。ミズタク、ストーブさん、先輩、彼らはどうなるのか。
    エンディング・クレジットに山谷花純さんの名前も出ていたけれど、今日いたのかな?
    ストーブさんを除く足立家はすっかり落ち着いた。で、ユイちゃんの彼氏はどうなる?
    ヒビキ一郎、しっかり地元民になりきった。あの人脱臼癖があるのかな。昨日でも
    写真撮影しっかり行っていたし。

    勉さん、化石類にも詳しい。見ただけで何の恐竜の骨かわかるようだし。

    まだまだ復旧途上だけど、明日が見える良いエンディングでした。
    3回目だけど、何度見ても感動しっぱなし。まさに最高の朝ドラでした。

    で、紅白版、やらないのかな?

  3. 名乗るのもめんどくさい今日この頃 より:

    あまり別格というワードを使うのは好きではないが「あまちゃん」と「おしん」は別格朝ドラなんだよなあ
    共に以降あまちゃんっぽい作品やおしんっぽい作品が放送されたけど本家の足下にも及ばない結果だったからね
    放送時には社会的現象になり、加えて令和になり再放送されたんだけどともにトレンド入りしまくったからね
    朝ドラにはマニアが多数いると思うんだが、マニア受けばかり狙っていたらジャンルは衰退するのは理なんだよね(らんまん中盤以降のサプライズ演出頻発はマニア受け狙いの一例)
    あまちゃんとおしんはマニアだけでなく世間に評価された本当にすごいドラマなんだと思う

  4. 志村貴之 より:

    吉田さんが、勉さんに言います。
    「『琥珀なんかより』って、言っちゃ駄目だよ」
    うん、そうだよ、勉さん。

  5. おおきまち より:

    私みたいに最近動画で全話見終えた後発部隊には有難いサイトですね。
    動画で毎回見る度にあらすじと朝蔵さんのレビューをチェックして
    ストーリーを脳裏に焼き付けました。昨晩に全話見終えたんですけど
    笑えて泣ける青春群像劇だったので、軽くあまちゃんロス入ってますw
    クドカンと同世代の私にはしょ~もない小ネタも全て理解できたので
    台詞を繰り返し聴いて拾うのが大変でしたが、あまちゃんフィーバーが
    起きたのも頷けるような名作ですね。潮騒のメモリーはMy Favorite songになりました。
    紅白のあまちゃんコーナーは薄っすらと見た記憶が残っていたのですが
    動画で見直して構成の素晴らしさを痛感しました。春子が緊張して声が裏返ってたのも
    ご愛嬌で良かったし、鈴鹿ひろ美がチャリティリサイタルと同じ衣装の着物で
    披露したしたWの悲劇調の歌唱も良かった。長くなりましたが、過去の作品を
    後発部隊として見る機会があると思うので、今後も活用させて頂きます。

  6. ぱぽりん より:

    あまちゃん総集編、見ました。
    あまちゃん本放送時、自分には<朝ドラを見る>という習慣はなく、たまにあまちゃんにチャンネルを合わせた時も春子の尖がったシーンばかりにぶち当たってしまったこともあってほとんど見ずに終わっていました。
    今回総集編前編を見た上で朝蔵さんのブログを読み、本放送あまちゃんを見過ごしたことがもったいなかったと思っています。

    一番感じたのは、乱暴に言ってしまうと、あまちゃん以前の朝ドラが主にエピソードの積み重ねで成り立っていたのに対して、あまちゃんはシチュエーションの絡み合いでドラマが進行していること。脚本の構成が全然違う印象を持ちました。
    これではどれほど要求があっても続編、作れない。もし作って視聴者の反応が良かったとしても、それは本来のあまちゃんではない。
    続編、スピンアウトに手を出さない制作陣、あまちゃんを大切にしているんだ、と感じるばかりです。

    一つ付け加えたいのは、総集編後篇が放送中止になってしまったこと。
    自分の大嫌いな、<高校野球の連帯責任>
    大事なことは、罪を犯してもそれを償い更生すれば復帰できること、それを受け入れること。
    罪を犯した人物のすべてを抹消しあたかも存在しなかったかのようにすることにどれほどの意味があるのか。
    今ある状況は、罪を犯した当人の周囲にある人間の逃げではないのか。
    受け止め迎え入れる優しさが無い状況は、あまりにも悲しい。

    罪を犯した人の存在を無にすることではなく、その人が望ましい状況にたどり着ける道筋を作ることこそ必要なのではないかと思うのですが・・・・

  7. キューピー林 より:

    こんにちは、はじめてコメントさせて頂きます。とても懐かしく拝読させて頂きました。ところで、156話のあと、12/31に紅白歌合戦の(事実上)番組内番組として放映された『157話・おら、紅白でるど』も最高でしたね。

  8. えびすこ より:

    あまちゃんの最終回の記事に投稿いたしますが、ひよっこの新しい配役が発表されました。宮本信子さんが登場します。今回は行きつけの洋食店の店主。あまちゃんの次のごちそうさんやさらにその次の花子とアン等でもそうでしたが朝ドラは洋食店がよく出ます。
    主人公は集団就職して工場勤務になるんですね。

    ところで作品概要の当初発表時点からは主人公の家族構成は、設定変更されていないはずだと思いますが、今日時点では主人公の兄役の俳優が発表されていません。兄役決定が放送開始日前後になると、主人公の兄登場は予想より遅い時期になりそうですね。兄の人物設定も気になりますね。
    おんな城主直虎でも織田信長役がまだ未発表です。こちらも気になります。

    あまちゃんから4年。この作品はこの後の朝ドラ人気を不動のものにしました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > ひよっこの新しい配役

      先刻『ひよっこ』のページに追記しました。和久井映見さんが出演するとわかって喜んでます。『ちりとてちん』のB子ちゃんのお母ちゃんが忘れられません。

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