まれ 94話 藍子が横浜にやって来る

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年7月16日(木)放送
第16週 第94話「絶縁コンビニスイーツ」

『まれ』第16週 第94話「絶縁コンビニスイーツ」あらすじ

藍子が横浜にやって来ました。横浜で徹と一緒に暮らしてゆく決意を、藍子はついに固めたのです。徹は創業したばかりの自分の会社に藍子を案内しました。徹は藍子に語りました。これで夢が叶ったのではなく、ここが夢のはじまりなのだと。

一方の希は迷っていました。菓子職人としての原点を見失っていると一子に指摘されてしまったこと。どんなパティシエになるか決める時が来ると幸枝から言われたこと。それらの言葉が希の頭の中で渦巻いていました。

そんな希に藍子がアドバイスしました。一子と対決し、自分のケーキを見つけるために対決イベントに挑んでみたらどうかと。大悟も対決イベントを条件付きで認めました。たとえ高価でも食べたいと食べた人に言わせることが大悟の付けた条件でした。

希は一子との対決イベントに挑む決心を固めました。課題はコンビニ客向けのカップスイーツを作ることに決定。希は圭太に宣言しました。自分が本当に美味しいと思えるケーキをつくりたい。どんなケーキを仕上げることが出来るのか試してみたいのだと。

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『まれ』第16週 第94話「絶縁コンビニスイーツ」
 事前発表あらすじのレビューと解説

「わんこ」に宣戦布告し一度は全面対決を決意した希でしたが、「わんこ」の正体が一子とわかり、決意が揺らぎ始めます。

一子と対決すれば、最悪の場合、一子との関係が完全に決裂しかねない。しかし、希から喧嘩を売った手前、対決から手を引くわけにもゆかない。

そんな迷いが、希の心の中で固い決意になってゆくプロセスがどのように描写されるのかが、今週の最大の見所かも知れません。

そして、その見所が今回からじっくりと描かれます。

皆が同じような生活をし、同じように将来の夢を見ていた高校時代と異なり、格差が生じ確執も芽生え始める大人のリアリズム。

高校時代、あれほど仲良しだった希と一子がこんな日を迎えることになるとは。切な過ぎる『まれ』第94回です。

『まれ』第16週 第94話「絶縁コンビニスイーツ」
 朝ドラ観賞後の感想

  • 徹さんの「夢」が成長した!
    「ここ(新会社)は夢のはじまり」
    「今ままではこれ(新会社)が出来たら夢が出来たと思っていた」
    「夢はずっと探し続けてゆくものかも知れない」

    物語の進捗につれ徹さんの夢についての考察が深くなって来ました。徹さんは僕よりも年長なので僭越な言い方かも知れませんが、子供の夢から大人の夢へと、徹さんの夢のクオリティが向上したと思います。

    子供の夢と大人の夢の違いとは。子供の夢は出口がある夢。大人の夢は出口がない夢。

    メジャーリーグのイチロー選手の子供の頃の夢はプロ野球選手になることでした。プロ野球選手が夢の出口です。そして大人になり、子供の頃の夢を叶え出口から出ることが出来ました。そして大人になってからの夢は高みに上り詰めること。

    上り詰める高みの上限は決まっていません。上り詰める高みとは出口で、それが決まっていないのは出口がないということです。出口となる高みは上りながら探すもので、今もまだその出口を探しておられるのでしょう。(最近は加齢でつらそうですが)

    徹さんも出口を探し続ける旅にようやく出ることが出来たようです。ちょっとネタバレになりますが、間もなく徹さんは大きな挫折を経験します。そして起業が出口だったらその挫折で完全に潰れていたかも知れません。

    しかし、起業は出口でなく入り口と悟った徹さんのこと。挫折後も復活出来るだろうと安心することが出来ました。(でも、徹さんの挫折を見ることになる週は切な過ぎそうです)

  • 焼き魚を準備して一子ちゃんの帰りを待つ主夫・洋一郎くん
    テーブルの上にさりげなく載せられた焼き魚。能登から持って来た魚を焼いたのでしょうか。「ハウス!」と飼い犬扱いされながらもけなげな洋一郎くん。彼は最近、出て来る度に泣かせます。

    ただ一子ちゃんの帰りをじっと待つ洋一郎くんの姿が「忠犬ハチ公」と重なります。やっぱり「ハウス!」と言われるだけのことはあるのでしょうか。

  • 藍子さんより能登の食材が気になる大悟シェフ
    大悟シェフが能登の食材にハマったのは、やっぱりルセット盗難事件直後にプランBとしてつくったクリスマスケーキに能登の食材を用いたのがきっかけでしょうか。

    ルセットを新たに考えることなど出来ないと頑なだった大悟シェフが突然プランBのルセットをつくったのは能登の食材の美味に開眼したから。あの頃の大悟シェフのちょっとばかり不可解な行動を僕はそのように解釈していましたが、あながちハズレでもなさそうです。

    ただし藍子さん無視で能登の食材にくらいつくのは頂けない。藍子さんは心から尊敬する師匠・幸枝シェフのご令嬢なのにあの態度はどうかと。(藍子さんは自分の弟子の母親という認識しかなかったのかも知れませんが)
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8 Responses to “まれ 94話 藍子が横浜にやって来る”

  1. さや より:

    大悟さんが挨拶よりも先に、能登の食材を求めるシーンには、重苦しい今週の展開の中では楽しさを感じました。幸枝さんの娘さんが藍子さんとは思っていないのかも知れないですね(^_^;) わかったら土下座しちゃうかも(笑)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      そう言えば、あの膨大な量の能登の食材を藍子さんは一人で運んだのでしょうか。それとも宅急便で別送したのかな?

  2. きみ より:

    こんにちは。

    「まれ」を観ていて、「夢を叶える」という言葉がどうも空疎な言葉に感じていたのですが、徹のここからはじまりだという言葉で、ちょっとホッとしました。

    圭太が希になんとかいい言葉をかけてあげたくて、本を傍らに置いていて、なかなか可愛いところがあるじゃないかと思いました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 圭太が希になんとかいい言葉をかけてあげたくて、本を傍らに置いていて、なかなか可愛いところがあるじゃないかと思いました。

      なるほど!圭太くんが持っていた本はそういう意味があったのかとやっと合点がいきました。実は自己啓発系の本にハマっていた一時期の徹さんの影響を受けたのかと心配してました(笑)

  3. スピカ より:

    徹さんと藍子さんのところ構わずのラブラブ可愛い!
    『まれ』では人前でのハグのシーンが多いですけど、朝ドラでは差し障りのない愛情表現なのかしら?

    さて今回コンビニの部長役で飯田基佑さんが登場されました。
    『花子とアン』では蓮さまのお兄さまでしたが、相変わらず安定したくせ者っぷりで、コンビニスイーツ対決をかき回してくれそう感満載です◎

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 『花子とアン』では蓮さまのお兄さまでしたが

      蓮さまの兄上に思いがけないところで再会出来て感激しました。

      > 相変わらず安定したくせ者っぷり

      前作『マッサン』のドウカウイスキーの株主・野々村氏。蓮さまの兄上の「くせ者っぷり」のほうが適任だったかもと、ふと思いました。

  4. ちぃちぃ より:

    おはようございます。

    常盤貴子さんと福田彩乃さんが共演!!
    …まあ、なにも起こりませんでしたが(笑)

    徹さんのかっこいい所と残念な所、両方見られてうれしかったです。

    みのりちゃんが、一子ちゃんはもう自分たちのことを仲間と思ってないのかも… と言っていましたが、一子ちゃんが洋一郎君をなんだかんだ言いながらも部屋に入れたのは、やはり心のどこかに『輪島に帰りたい』『仲間とつながっていたい』という思いが残っているからだと思います。

    最終的に一子ちゃんを救うのは、輪島の仲間との絆…ということになるのでしょう。
    なってほしいです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 常盤貴子さんと福田彩乃さんが共演!!

      僕もこの瞬間、期待してしまいました。
      何も起こらず残念。

      藍子さんが再び能登に戻るまでに、見せ場をつくってほしいものです。

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