まれ 第15週 下克上駄菓子ケーキ

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年7月6日 〜 7月11日放送
第15週「下克上駄菓子ケーキ」

『まれ』第15週「下克上駄菓子ケーキ」あらすじ

希と圭太が結婚し、横浜と能登の遠距離結婚の新婚生活がはじまりました。そんな中、希のケーキ「レ・キャトル・サン・クー」が店の人気商品となり、連日にわたって大悟のケーキの売り上げを抜いてしまう事態が発生しました。

その頃、漁協の旅行で東京にやって来た洋一郎は、旅先で入ったキャバクラで思いがけない人物と再会しました。一子がキャバ嬢として働いていたのです。一子は勤務先のアパレル店が倒産し、再び目指したモデルとしても挫折。そんな一子に洋一郎は帰郷を促します。

一方、大悟の腕が落ちたことを心配する徹は、大悟と希のケーキをプロに食べ比べさせ評価してもらうイベントを企画。徹がそのイベントに招いたケーキのプロは幸枝でした。そして幸枝は、大悟の修業時代の師匠だったことが明らかになります。

そんな中、徹は新しい会社を立ち上げました。藍子との約束の期日まで成功を収めることが出来た徹は、数年ぶりに能登に帰ると悲願だった藍子へのプロポーズを果たします。そして離ればなれだった徹と藍子は再び夫婦になることが出来るのでした。

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『まれ』第15週「下克上駄菓子ケーキ」各回あらすじとレビュー

第85話 7月6日(月) 希と圭太が結婚許される
第86話 7月7日(火) 希のケーキが大悟を抜く
第87話 7月8日(水) 洋一郎が一子と再会する
第88話 7月9日(木) 徹が期日までに起業する
第89話 7月10日(金) 幸枝は大悟の師匠だった
第90話 7月11日(土) 徹が藍子に再プロポーズ

『まれ』第15週「下克上駄菓子ケーキ」
 事前発表あらすじのレビューと解説

今週のサブタイトルにある「下克上」の言葉通り、希のつくったケーキはついに大悟を凌駕しはじめます。しかも皮肉なことに売上高で大悟のケーキを抜いたのは、かつて大悟が「小学生の初恋」と揶揄したケーキ「レ・キャトル・サン・クー」でした。

自らにストイック且つ繊細な大悟はこの事態におおいに困惑し失態を連発。痛々しい場面が続きそうな予感がします。そんな大悟の窮地を救おうとした徹が招いた人物は偶然にも大悟の師匠でした。大悟の師匠はなんと希の祖母・幸枝です。

大悟にとっても希にとっても、それぞれのステージに応じたパティシエとしての過渡期を迎えたそのタイミングで、この師弟が共有する大師匠を迎える第15週。幸枝がかつての弟子・大悟と、孫にして孫弟子の希にどんな教えを授けるのかが見所です。

また、今週はじめて明かされる大悟の修行時代。幸枝のもとで働いていたという大悟のパティシエの原点がどのように描かれるのか、楽しみは尽きません。願わくば過去の大悟の回想場面で大悟と前妻のロマンスも見せてほしいというのが僕の個人的な願いです。

一方で一子が再び登場です。かつて横浜の漆器展会場で誰よりも成功してみせると啖呵を切って希の前を去って行った一子は、勤めていたアパレルショップが倒産。再びモデルを目指すもののその道にも挫折し、キャバ嬢となって再びその姿を現します。

キャバ嬢の中にも接客術に磨きをかけ大成功した女性も少なくありません。だからキャバ嬢という職業を失敗の小道具に使うのは違和感を禁じ得ません。ただ、一般的なイメージとしては転落した女性ということになるのでしょう。

横浜で希と最後に遭った一子は、希への劣等感と対抗心を露わにしましたが、劣等感だけが大きくなってしまうような一子の切ない展開が今週から始まります。

その一方で良いニュースも。徹が約束の期日までに成功を手中に収めることが出来ました。幸枝も心から祝福してくれるのではないでしょうか。

『まれ』第15週「下克上駄菓子ケーキ」
 一週間のエピソード観賞後の感想

大悟シェフの謎の不調からスタートした第15週。「下克上」という言葉がサブタイトルに含まれていることから、老いた大悟シェフを成長著しい希ちゃんがついに凌駕してしまう展開になるのかと、大悟シェフの一ファンとして気がかりな週でした。

もっと心配だったのは『ちりとてちん』のヒロインの師匠が物語の途中で亡くなってしまったあの悲しい展開。『まれ』は『ちりとてちん』と酷似していだけに、そんな展開が「下克上」以上に不安でした。

しかし、心配は杞憂に終りました。大悟シェフに生じた異変は加齢によるものではなく、恩師がやって来ることによる緊張感が原因でした。

大悟シェフの師匠が幸枝ちゃんというのは本作がはじまった頃から予想していました。そんなつながりが後々になって明らかになるのではないかと。しかし、巨匠と呼ばれるほどになっても尚、師匠への敬意をここまで失わない姿は想定外でした。

自他ともに巨匠と呼ばれ、西園寺のような新進パティシエからも敬意を払われ慢心してもおかしくないポジションにいながら、幸枝ちゃんに弟子入りしていた頃の気持ちを全く忘れていない大悟シェフの謙虚さに魅了される週となりました。

しかし「老いぼれ」を経験した幸枝ちゃんが「老い」とはどのようなことなのかを大悟シェフに諭す場面。大悟シェフの引退の日が劇中に登場することを暗示しているようで、ちょっとばかり寂しくなりました。

しかし、大悟シェフを継ぐのが再登板が決まっている陶子さんだったら、寂しいながらも納得の引退場面になりそうです。

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