まれ 112話 一徹が塩田を継ぐと宣言

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年8月6日(木)放送
第19週 第112話「潮時じゃがいもガレット」

『まれ』第19週 第112話「潮時じゃがいもガレット」あらすじ

希、そして徹や藍子に衝撃が走りました。一徹がデイトレードをやめて元治の塩田を自分が受け継ぐと言い出したのです。塩田は力仕事が中心です。厳しい力仕事は一徹には向かないと一同は必死の説得を試みるものの一徹の決意は固く、説得に応じようとはしません。

そんな中、みのりは一徹が塩田を継ぎたがる理由に勘づいていました。一徹は父のようにはなりたくないという理由から塩田を継ぐことを希望しているというのです。一方、息子に嫌われていると知った徹はますます落ち込んでしまうのでした。

貧弱な体力を頭脳で補おうと一徹は洋一郎を使って塩田作業のデータ収集を開始。そんな一徹を希は案じていました。今まで父親に対してムキになったことがない一徹が、これまでになく徹に対して意地を張り続ける理由が希には理解出来なかったのです。

希の懸念を聞かされた圭太は一徹を問い詰めました。徹のこと以外にも塩田にムキになる理由があるのではないかと。一徹は答えます。他にも理由はあるが心配は無用だと。一徹の答えを聞いた希は決意しました。姉として弟に協力しようと。

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『まれ』第19週 第112話「潮時じゃがいもガレット」
 事前発表あらすじのレビューと解説

元治の塩づくり職人引退宣言に端を発した騒動の第2フェーズが今回からスタートです。引退を宣言した元治の姿をじっと見つめていた一徹が考えていたことは、自分が元治の塩田を継ぐことでした。まさかの宣言で、希や藍子たちに衝撃が走るのも無理はありません。

かつて徹が腰を痛め出稼ぎを余儀なくされたほどにハードな力仕事が伴う塩田の塩づくり。デイトレーダーとして終日椅子に座り続けているような生活をしている一徹にそんなことが出来るわけがないと希は考えます。

面々に衝撃が走る中、ひとり冷静なのがみのりです。恐らく事前に一徹から聞かされていたのでしょう。一徹が塩田を継ぎたがる理由をもみのりは知っていました。それは父のようにはなりたくないというものでした。

デイトレーディングというのは「ミズもの」の側面があります。そしてジャンルは違えどそんな「ミズもの」の甘美な毒の中毒になり、これまでのところ人生に失敗しているのが他の誰でもない一徹の父・徹です。

デイトレーダーとしてそこそこのパフォーマンスを出している一徹ですが、それだからこそ「ミズもの」の危うさを実感したのでしょうか。

『まれ』第19週 第112話「潮時じゃがいもガレット」
 朝ドラ観賞後の感想

一徹くんのトラウマが痛い

「徹」から命名された「一徹」の名前が恐怖だった。父みたいになったらどうしようと怯えた時期もあった。みのりちゃんがかつて聞かされたらしい一徹くんの父親へのトラウマ。そのトラウマを克服すべく、自分は父親とは違うということを証明しようとムキになるほどに父親に似てゆく皮肉。

「反⚫︎(⚫︎には様々な言葉が入ります)」を唱えるほどに、人や世界は「反⚫︎」ではなく異を唱えたはずの「⚫︎」に近づいてゆくと言われますが、そんなパラドックスに突き進んでゆく一徹くん。こんなに痛い一徹くんの姿を見るのは劇中ではじめてかも知れません。

姉夫婦の貫禄

様子のおかしい一徹くんへの希ちゃんと圭太くんの洞察は、さすが姉夫婦の貫禄です。これまで父親のことをスルーしてきたにも関わらず、何故今さら、一徹くんは父親にムキになるのかと希ちゃん。

希ちゃんのその鋭い指摘に、父親のトラウマ問題以外にも何か理由があるのではないかと指摘する圭太くんも鋭い。希ちゃんに「カッコいい」と言われてその気になってしまうところは減点対象ですが、それでも頼もしくなりました。

・・・

以上の描写を経て、一徹くんの奇妙な行動の謎とみのりちゃんのジャガイモ暴食という関係なさそうな二つのことがらが間もなくつながり、回収されます。

【追記】ついに村のおじさんたちからも相手にされなくなってしまった徹さん。ここまでダメぶりを丹念に描くのは一徹くんの焦りを増幅させるためなのでしょうか。

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8 Responses to “まれ 112話 一徹が塩田を継ぐと宣言”

  1. ※※雄太 より:

    連続ドラマ小説BSで、アンコール放送の予想です。2016年前半は、てるてる家族、2016年後半は、天花、2017年前半は、かりん、2017年後半は、ぴあの、2018年前半は、花子とアン、2018年後半は、マッサン、2019年前半は、まれ、2019年後半は、あさが来たの予想です。

  2. ※※雄太 より:

    昨日の視聴率は、23.1だと思います。今日のまれと、昨日のまれは、面白かったです。

  3. tomo より:

    素朴な疑問です
    希には弟一徹がいますが
    圭太、みのり、一子、洋一郎、髙志はみんな一人っ子なのでしょうか。
    描かれていないだけかもしれませんが、なんか変な感じですね。

    一徹がんばれ!!

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      圭太くんと一子ちゃんだけは家庭内も描かれていて一人っ子は確実みたいですね。一子ちゃんについてはマキちゃんが姉代わりになってますが。

      みのりちゃんと洋一郎くんも、兄弟姉妹の影が皆無なので一人っ子のような気がします。高志くんだけが謎ですね。

  4. ちぃちぃ より:

    こんにちは。
    お久しぶりです。
    私事で忙しかったので、しばらく来られませんでした。

    みのりちゃんの止まらない食欲と編み物……。
    これはきっと、「おめでた」ってことですね。
    結婚してから結構経ってるので、人ごとながらホッとしています。
    一徹君の突然の『デイトレードを辞めて塩田を継ぐ』宣言の理由も、そういうことなら納得いきます。
    父親としての自覚が早くも出てきたということですね。
    しかし、あの非力さ加減は、ちょっとというか、大いに心配です。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。お久しぶりです!

      > これはきっと、「おめでた」ってことですね。

      8月7日に「おめでた」が確定しましたが、さすが鋭いですね。

      「おめでた」がわかった時の面々の喜びっぷりがよかったです。
      特に元治さんの興奮ぶりが(笑)

  5. えびすこ より:

    みのりが話をする際に希が徹の耳をふさいだ時に、希の左手に婚約指輪がありましたが気づきました?
    「親の名前(の一字)を継ぐと性格が似る」という理屈。あながち俗説ではないようです。一徹くんの場合は足した名前なので「政志から政をもらって政継」、の様な事例とは違いますがこの先どうなるかな?
    現在、大名の末裔でこれをしている家がありますが、長年のしきたりと言う事情もあるんでしょうか?
    しかし、洋一郎くんがふんどし姿で桶を振っていましたが、ふんどし姿が妙に似合いますね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > ふんどし姿が妙に似合いますね。

      同じことを考えていました。洋一郎くん、これまで様々な格好をしてきましたがふんどし姿が一番似合っていると思います。とても凛々しかったです。

      > 大名の末裔でこれをしている家がありますが、長年のしきたりと言う事情もあるんでしょうか?

      『マッサン』の亀山家も「政」の字を継いでいましたね。『ちりとてちん』の和田家も「正」の字を継いでいましたが、小次郎おじさんだけが「正太郎」と「小梅」の折衷だったことが妙に記憶に残っています。

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