まれ 116話 徹が希に代わって女将に

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年8月11日(火)放送
第20週 第116話「男たちのウィークエンド」

『まれ』第20週 第116話「男たちのウィークエンド」あらすじ

まいもん食堂のマスターから希がケーキ屋開業をすすめられたという事実を聞かされた徹は、希には無断でその話しを引き受けてしまいました。ケーキ屋開業に頑な態度を示す希に、徹は必死に食い下がります。

一方、一子のことが忘れられない洋一郎は見合いをするかどうか迷っていました。そして迎えた見合いの当日。洋一郎は見合い相手の前で一子への思いを力説し始めてしまいました。結局、その見合いは破断に終わるのでした。

そんなある日、家に帰った希は我が目を疑いました。徹は、塗師屋の女将の手伝いをするため、住み込みで働くことを弥太郎と決めてしまっていたのです。希をパティシエに復帰させたい一心の徹の姿を見た圭太は、徹を止めるべきでないと希を諭しました。

徹がケーキ屋の開業準備に没頭する一方で、一徹は徹を心配していました。自己破産したということは、徹は何者かに恨みを持たれてもおかしくない立場だからです。そんな中、見知らぬ観光客たちが希のもとを訪ねて来るのでした。

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『まれ』第20週 第116話「男たちのウィークエンド」
 事前発表あらすじのレビューと解説

横浜で創業した会社が倒産の憂き目に遭って以来、抜け殻同然だった徹がようやく息を吹き返します。きっかけは希の洋菓子店の企画づくり。何者かに希の洋菓子店の能登での開業をすすめられた徹は、希には無断でその話しを受諾。

しかも希には何の相談もないまま、徹は洋菓子店の開業の企画づくりと準備をすすめてしまいます。女将の仕事から抜けられない希に代わって、自分が女将になることまで弥太郎と取り決めてしまう抜群の行動力を発揮します。

今回の時点では怒り心頭の希ですが、何が徹をそこまで駆り立てるのかは今週末に明らかになるようです。しかし、希を感動させる徹の動機が明らかになった時、皮肉にも切なく悲しい別れが待っていまです。

先には切ない場面が待ち構えているものの、横浜での日々ですっかり男にになった徹が生き生きと活躍する姿を久しぶりに見ることが出来るのは嬉しい限りです。また、文も認めるところの徹の優れた企画力によって、素敵な洋菓子店の企画が仕上がることを期待せずにはいられません。

[2015/07/25加筆] 徹にケーキ店開業の提案をしたのは「まいもん」の店主・小野。経営不振の「まいもん」を閉め、折角なのでその跡地に希のケーキ店を開いてみたらどうだろうと小野は徹に提案したのです。

『まれ』第20週 第116話「男たちのウィークエンド」
 朝ドラ観賞後の感想

再び動き始めた徹さん

再び動き始めた徹さんの言っていることは実に正論だと思います。巨匠と呼ばれるパティシエのもとで修行した経験を持つ上に、その巨匠から実力を認められスーシェフにまで上り詰めた希少価値は代替がききません。

一方、塗師屋の女将という仕事も誰もが出来る簡単な仕事ではありませんが、少なくとも「塗師屋・紺谷弥太郎」の女将に関しては徹さんのピンチヒッターで弥太郎さんも今のところは満足している様子です。

希ちゃんのケーキを食べる機会が失われる社会の損失に、希ちゃんには早く気がついて欲しいものです。その点で、徹さんの久々の暴走が実に頼もしく見えます。徹さんの暴走を心から楽しんでいる弥太郎さんの雅量もたいしたものです。

徹さんの暴走のその先にあるもの

これ以降、ネタバレです。暴走中の徹さんには間もなく、横浜編後半以上に切ない展開が待ち構えています。今回もそんな展開を予感させるナレーションと、相変わらず不吉な予言をする文さんのおとろしい言葉がさりげなく挿入されていました。

良いこと後には悪いことが起こり、とても嬉しいことの後にはものすごく悲しい事態になるのが作劇のセオリーです。やっと心の復活を果たした徹さんの表情が明るければ明るいほどに、その後の展開の悲痛さが予想され胸が痛みます。

結末に向かっての、物語の最大の山場がそろそろはじまりそうです。

追記

洋一郎くんのお見合いを見物に来た、希ちゃん、圭太くん、そしてみのりちゃん。はじめの2〜3秒間、この三人だとは思いませんでした。見事な変装ぶり。

2〜3秒で見抜かれてしまう下手な変装という言い方も出来るかもしれません。

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コメント

  1. スピカ より:

    一徹の塩田の作業で疲れた体をマッサージするみのりちゃん。
    側にはすり鉢があったので、以前徹さんに藍子さんが湿布薬の代わりに自家製のオイルを直伝されたのですね。
    でも中身は生姜とごま油だったような…。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      さすがの観察力、記憶力です。
      真剣に驚きました。

  2. tonden より:

    昨日・今日と徹が「青い鳥」連呼してましたが、青い鳥も実はフランスの文学作品ですよね確か。
    実は結構重要なキーワードな気がしますがどうでしょうか。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      『まれ』制作発表時に「青い鳥」という言葉が物語の重要なキーワードとして用いられていたのを記憶しています。これから度々出てくるかも知れません。

  3. えびすこ より:

    お見合いの席で仕事着の角さん。一張羅の洋一郎くんとの対比がユニークです。若い人のたまり場の「まいもん」でお見合いをするのもリラックスする効果を狙ったのか?

    ところでまれの劇中年月は能登沖地震から日が浅い頃だと思いますが、誰かに特別影響を与える意味がないのか劇中でこの地震について触れることがないですね。
    阪神・淡路大震災などと比較すると被害が小さいですが、あまちゃんとは制作経緯が違うのか少し引っかかっています。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      震災とリンク出来るエピソードがないのが震災スルーの理由かも知れませんね。
      そう言えば『ごちそうさん』の関東大震災には唐突感がなきにしもあらずでした。