NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年9月3日(木)放送
第23週 第136話「いっぱい失敗タルトタタン」
『まれ』第23週 第136話「いっぱい失敗タルトタタン」あらすじ
ある日希は、歩実から鋭い質問を浴びせられ答えに窮してしまいます。歩実は母親に尋ねたのです。世界一のパティシエになるのはいつなのかと。歩実の質問は希の心に突き刺さりました。明くる日になっても、歩実の言った言葉が希の頭から離れません。
一方、店で採用されることになった沙耶はよく働き、しかも希が想像していた以上に優秀で商品知識も豊富でした。初めてやらせてみたメレンゲづくりも驚くほど上手にこなし、口ばかり達者だった昔の自分を思い出し、希は落ち込んでしまいます。
そんなある日、沙耶の母・葉子が怒り心頭の様子で希の店に怒鳴り込んできました。沙耶は春から理容学校に通い始めたもののそれを隠して希の店で働いていたのです。希と葉子が沙耶の説得に当たる中、いつしか会話は希の夢である「世界一のパティシエ」の話題に。
本気で世界一のパティシエになるつもりなのかと葉子に問い詰められた希はますます落ち込んでしまいました。そんな中、事件は発生しました。このところ、ふさぎ込みがちだった匠がどこを探しても見当たらくなってしまったのです。
『まれ』第23週 第136話「いっぱい失敗タルトタタン」
事前発表あらすじのレビューと解説
希のパティシエとしての新たな展開を予感させる場面の登場です。双子が母親に問いかけます。母親の夢である「世界一のパティシエ」にはいつなるのかと。子供ならではの正面切った問いかけは希の心に深く突き刺さりました。
希は双子の言葉が頭から離れなくなってしまいます。ケーキの仕込みをしていても、お客さんの対応をしていても、終始つきまとうのは双子の問いかけです。
この記事を記した8月20日の時点で判明している情報ですが、希は結末に向かって「世界一のパティシエ」目指し、洋菓子のコンクールに次々とチャレンジする展開が待っているのだそうです。
希の昔からの夢であり、大悟との約束でもあった「世界一のパティシエ」に挑む姿が最後の2週ないし3週で描かれるようです。また「世界一のパティシエ」に挑む希を、失踪した徹が応援し活躍する場面も用意されているそうで、父と娘の再会の可能性が出てきました。
一方で、今回また新キャラの登場です。アルバイトとして採用した沙耶の母親・葉子。演じるのは峯村リエ。近作では『ビリギャル』に出演。同作は僕も見ましたが、どの役を演じたのかは不明です。
追記:新キャスティング
沙耶の母・葉子:峯村リエ
『まれ』第23週 第136話「いっぱい失敗タルトタタン」
朝ドラ観賞後の感想
世界一へのプレッシャーのトリプル攻撃
前回の歩実ちゃんの「世界一のパティシエにいつなるのか」攻撃に引き続き、今回は「世界一のパティシエ」を目指すという沙耶ちゃんと、今さら世界一になれるのかと突っ込みを入れる沙耶ちゃんママによるプレッシャーが続きます。
しかし朝ドラ『まれ』に残されているのはわずか3週。世界一のパティシエになった姿や、世界一のパティシエを目指す姿はもう見ることが出来ないかも知れません。
前作『マッサン』が「本場を超えるジャパニーズ・ウイスキー」をつくった男の物語ではなく、「本場を超えるジャパニーズ・ウイスキー」をつくれる男が完成する物語だったように『まれ』も「世界一のパティシエ」になれる女性の完成がゴールになるのでしょうか。
沙耶ちゃんの「世界一のパティシエ」のポテンシャル
自分の実力を過大評価せず、それでいて研究熱心で腕もいい。「マ・シェリ・シュ・シュ」のような一流店で修行出来れば、沙耶さんの「世界一のパティシエ」の夢は十分あり得るかも知れません。
しかし『まれ』は残り3週。劇中の時間も残すところ4ヶ月。せめてあと一週早く沙耶ちゃんを登場させて、世界一のパティシエになる沙耶ちゃんのポテンシャルが希ちゃんにプレッシャーをかけるところを見たかった。
あるいは、不器用を極めた弥生ちゃんの「マ・シェリ・シュ・シュ」入店のタイミングで沙耶ちゃん、または沙耶ちゃんのような優秀な子が入って来て希ちゃんにプレッシャーをかけていたら結婚どころではなくなり、今とは異なる展開になっていたかも知れません。
落ち込む匠くんとフォローする徹志くんの名演
徹志くんと匠くんの男の友情が美しすぎる。この子たちを見ていられるのもあとわずか。朝ドラの最終月は毎度のことながら寂しい。
コメント
誤字があります。
「沙耶ちゃんの『世界一のパティシエ』のポテンシャル」の中で、「課題評価」と書かれておりますが、正しくは「過大評価」です。
過去レビューなので今後のPV上、あまり気になさることも無いとは思いますが、念の為、御報告まで。
ご指摘ありがとうございます。
早速、訂正いたしました。
まれに弟子入り志願する女性、沙耶。一目惚れするくらいプロポーションがいい。 まれは彼女にシェフ呼ばわりされて、内心うれしそうだったような。 沙耶のお母様が怒鳴りこんできましたが、結局許しを得たようですね。そこが飛ばされてましたか。
コメントありがとうございます。
沙耶ちゃんが家族との間でどう折り合いを付けたのか、今のところ描かれていませんが非常に気になるところですね。サラリとでもいいので納得の回収を期待したいところです。
店の経営者である希の最大の欠点は
良い意味での厳しい心が
無いということでしょう。
優しいばかりでは
店を潰しかねないし、
後に続く人材も育たない。
だからと言って厳しすぎるのも
いけません。
経営者って難しい立場ですね…。
それにしても希は
横浜時代に続き、輪島でも
採用をめぐり同じミスを
やらかしてますね。
沙耶ちゃんが良い人材に
育つといいのですが。
コメントありがとうございます。
いつぞや大悟シェフが徹さんに言った言葉を思い出しました。経営をやってくれ、俺にケーキだけつくらせてくれ。
徹さんが失踪していなければ店の経営を見てもらう選択肢もあったかも知れないですね。そうなっていればどれほど楽だったか。
映画ビリギャルは有村さんが主演でしたね。
沙耶さんは家業を継ぐ事に難色があり、パティシエになりたいと言っていたようですが、どうなりますかね?
残り3週余りですが、ロベール幸恵さんはまた登場するでしょうか?
あさが来たの主人公夫妻は劇中では11歳差の設定です。実際は5歳差なんですね。玉木さんと波瑠さんがいまちょうど11歳差です。
コメントありがとうございます。
ロベール幸恵さんは最低でももう一回は登場するみたいです。沙耶ちゃんはもう時間が残されていないので、今のままでおわりそうです。
> あさが来たの主人公夫妻は劇中では11歳差の設定です。
大胆な脚色をしましたね。ただ、後半で夫に先立たれるはずなのでこれくらいの年齢差にしたほうが受け入れやすいのかも知れません。
沙耶ちゃんのお母さん役の峯村さん、はじめて認識したのは
速水もこみちさんと相武紗季さんが出演された『絶対彼氏』の管理人さん役でした。
今は『民王』の遠藤憲一さんの奥さま役に出演されています。
今まで気づきませんでしたが、太鳳ちゃんと並ぶと
意外と高身長でした。
コメントありがとうございます。
> 太鳳ちゃんと並ぶと意外と高身長でした。
太鳳ちゃんが自分でも言ってましたが、彼女はかなりちっこいんですね。太鳳ちゃんと並ぶと誰もが長身に見えてしまいます。
申し訳ありませんm(_ _)m
脱線話しですが『レインボーマン』の主題歌の替え歌が当時めちゃ流行りましたよね。
地域ごとに替え歌の歌詞に差異があったようですが因みに僕の地域では
終わりの歌詞が「みかんを食べ食べ便所に行っちゃった~」
でした。
当時は無邪気に笑いながら歌ってましたが
今、想うと到底「ダイバダッタ」の御加護など受けられない歌詞でした。。。(半笑)
コメントありがとうございます。
> 地域ごとに替え歌の歌詞に差異があったようですが因みに僕の地域では
僕の地域では「今日の給食まずかった」というフレーズがあったのを記憶しています。給食をつくってくれている人に罰当たりな歌です。
峯村リエさんですが、ポケモンのニャースの声優で有名な犬山イヌコと同じ劇団の人と言ったほうが分かりやすいかもしれませんね。
コメントありがとうございます。
ポケモンそのものを見たことがなかったので全く思いつきませんでした。