まれ 140話 陶子が希のルセット酷評

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年9月8日(火)放送
第24週 第140話「女たちのジレンマムース」

『まれ』第24週 第140話「女たちのジレンマムース」あらすじ

希は塗師屋の女将を卒業。ついに腹をくくり「ママさんパティシエ洋菓子コンクール」出場を決断し準備を開始しました。希はコンクールの傾向と対策を研究。得意客に人気のケーキの調査や地元食材の吟味をはじめます。

一方、マキが交際を続けていた恋人からプロポーズされました。その恋人は東京への転勤が決定しマキと東京に転居することを希望。しかし、金輪際、東京には戻らないと決めていることを理由にマキは求婚を断るつもりでいました。

そして迎えた「ママさんパティシエ洋菓子コンクール」の当日。希は「プチ・ソルシエール」で一番人気のマルジョレーヌをベースにしたルセットを携えて出場。圭太と二人の子供たちも希を応援するために会場に駆けつけました。

希が勝負にコンクールに出品したケーキは全力を尽くした自信作でした。しかし、審査結果は希には意外なものでした。希は入賞すら出来なかったのです。落胆する希に追い打ちをかけるかのごとく、審査員をつとめる陶子は希の作品を酷評するのでした。

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『まれ』第24週 第140話「女たちのジレンマムース」
 事前発表あらすじのレビューと解説

「世界一のパティシエ」になるための最初の一歩を希は踏み出します。陶子が審査員をつとめているママさんパティシエコンクール出場を決意したのです。

横浜の「マ・シェリ・シュ・シュ」入店当時、希の天敵だった陶子は、結末近くになって再び希の天敵役として登場します。

しかし、かつて陶子が希の天敵だったのは、ただ単純に陶子が希を嫌っていたからでした。しかしこの度の天敵の役回りはその時とは事情が異なります。

フランス菓子店を営んでいたとはいえ、希のパティシエとしての腕と勘は鈍っていました。家事や育児と仕事の両立。都会と異なり激しい競争のない環境での店舗経営。

そんな中で、家族と楽しく暮らしながら大好きなケーキをつくっている今が幸せ。そのような考えに陥っていた希を、陶子はものづくりの厳しい世界に連れ戻そうとするのです。

横浜編の主要キャラ再登場のその一方で、マキの人生がにわかに動き始めます。結末が近くなりサイドキャラの退場の準備でしょうか。寂しくなります。

『まれ』第24週 第140話「女たちのジレンマムース」
 朝ドラ観賞後の感想

陶子さん

陶子さんの批評が手厳しい。新しい味とオリジナリティにチャレンジをしている者は入賞者以外にはいない。入賞者以外にはいないと言いつつも、その辛辣を極めた言葉は、とりわけ希ちゃんにだけ向けられたものなのでしょう。

陶子さんの希ちゃんへの酷評は嫉妬一割。落胆九割と言ったところでしょうか。出会いがないことを嘆き続けていた陶子さんが人気パティシエに上り詰めることが出来たのは、どこかのタイミングで「出会い」をきっぱり捨てたからかと。

出会いを捨てたからこそ成功を手中に収めることが出来たとは言え、夫と子供に恵まれた希ちゃんの幸せそうな姿を見せつけられれば嫉妬するのは自然な感情の動きです。

一方で出会いを捨てて今のポジションにまで上り詰めてきたという自負がある陶子さんにしてみれば、希ちゃんの生き方は生ぬるいことこの上ない。一割の嫉妬心がスパイスとなり、希ちゃんの生ぬるさへの腹立ちと落胆が陶子さんの酷評につながったのでしょう。

そんなストイックな生き方を追求する陶子さんを「スイーツ界のお笑い芸人」と呼んで、陶子さんのピリピリ感をマイルドにするバランス感覚が絶妙でした。

追記1:圭太くんと初対面の沙耶ちゃんのセリフ「こんなイケメンの旦那と可愛い子供たち」が語られたその時の映像は、何故かそのセリフをしゃべる沙耶ちゃんではなく、希ちゃんを怖そうな眼で睨みつける陶子さん。「こんなイケメンの旦那と可愛い子供たち」は陶子さんの心の叫びだったのでしょうか?

追記2:相変わらず辛辣ながらも、陶子さんの美魔女アラフォーメイクが秀逸です。

追記3:一方、お母さんが入賞も出来ず落胆する双子ちゃんたちが気の毒でなりません。二人に笑顔を取り戻させてあげるような展開を期待しています。

マキちゃん、元治さん

出会いに恵まれない陶子さんと対比するかのように出会いに恵まれまくりのマキちゃんが、またしても輪島大祭で新しい恋人をゲット。しかも「珍しくまともな相手」で結婚話も浮上。マキちゃん、そろそろ見納めです。寂しくなります。

桶作家での、子供たちからの文さんの呼び名は「ボス」。一方、元治さんの呼び名は「ガンジー」。

相変わらず毒舌や辛口発言を炸裂し場を取り仕切る文さんと、最近、以前にも増して口数がめっきり減り子供たちに愛される可愛いおじいちゃんになった元治さん。この老夫婦の家の中でのそれぞれのポジションを的確に表現したニックネームに吹きました。

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コメント

  1. 朝蔵(あさぞう) より:

    ミカコさん!
    haruさん!
    りっきーさん!

    情報提供ありがとうございます!
    おかげで謎が解けてスッキリしました!

    > ダンディ 「まぁ、わんぱくだこと」

  2. ミカコ より:

    思い出しました!!!
    「まぁ わんぱくな御嬢さん」
    だった気がするのですが、
    一子とのスウィーツ対決で
    マイクを奪った希に司会のなだぎ武さんが
    アドリブ(?)っぽく言ったのでした。
    すっきりしたー。

  3. ほそみん より:

    陶子さんの久々のきめ台詞、これでドラマがぐっとしまった感じがしました。陶子さん、努力されたんですね。
     何かを手に入れようと思ったら、何かを犠牲にしなければならない。
    手に入れるものがあれば、必ず失うものもある。そこから誰も逃れられない。

     世界一のパティシェというゆるぎなき自信を持つこと。どこかの何たらコンクールでない、自分の感覚だけを信じること。

     陶子さんはきっと、「スイーツ界のお笑い芸人」といわれようとなんといわれようと、そんなことはどうでもいい。自分の道を進むだけ、という確固たるものがあるから平気。もちろん、自己満足とは違う。

     陶子さんのかっこよさにしびれた重陽の節句でした。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      陶子さんは相変わらず素敵でしたね。
      横浜時代、陶子さんがいるだけで店に心地よい緊張感が走ったのはさすがの風格だと思いました。
      あの頃以来の感動でした。

  4. ミカコ より:

    テレビ番組の中で
    子ども達の応援の後
    ダンディ 「まぁ、わんぱくだこと」
    と、いうようなセリフがありましたが、
    どっかでそんなシーンありませんでしたっけ??

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > ダンディ 「まぁ、わんぱくだこと」
      > と、いうようなセリフがありましたが、
      > どっかでそんなシーンありませんでしたっけ??

      そうなんです。聞き覚えがあるんですが、どうしても思い出せません。

      • haru より:

        まぁ、わんぱくだこと  は
        一子ちゃんとのコンビニスイーツ対決で希ちゃんが司会者の
        マイクをもぎとってしゃべりだした時のなだぎ武さんの
        セリフですよ。

        思い出して吹き出しました。

    • りっきー より:

      絶縁コンビニスイーツの時に
      なだぎ武に”元気なお嬢ちゃんだこと”
      って希ちゃんが言われてませんでした?

  5. koji より:

    今回も

    失敗おっぱい世界一って。。。

    これまでの朝ドラでは考えてられないようなフレーズのシーンですが

    徹志、匠、歩実の子供達の連呼は微笑ましいですね。

    あ、

    そう言ういえばガンジーも(笑)。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 失敗おっぱい世界一って。。。

      繰り返し出てきますね、このフレーズ。
      最後まで繰り出すつもりなのでしょうか。

  6. koji より:

    「な~め~す~ぎ~」

    皆さんお気付きだと思いますが

    陶子さんのこのフレーズのイントネーションは「あの方」へのオマージュなのでしょうね。

    「TOKO」と言うネーミングもおそらくそう言うことなのでしょうね。

    そして全身黄色の司会者。

    石川県出身者です。

    それにしても陶子さんの酷評には他にも意味深いものがあったのではないかと思います。

    おそらく陶子さんは希の作品が参加者の中でも一番美味しいと感じたのではないでしょうか?。

    それなのにあの酷評。。。

    素質は相変わらずの希の作品を食べてみて逆に陶子さんの方が奮い立ったのではないでしょうか?。

    いつの日か「真剣勝負」してみたいと。。。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > それにしても陶子さんの酷評には他にも意味深いものがあったのではないかと思います。
      > おそらく陶子さんは希の作品が参加者の中でも一番美味しいと感じたのではないでしょうか?。

      希ちゃんの試食した瞬間の陶子さんの複雑な表情。もしかすると一番美味しいと感じたのかも知れませんね。

      ただ、希ちゃんへの期待値も他の誰よりも大きかっただけにそれに及ばないので落胆した。そんな気持ちを抱いたのでしょうか。

  7. まめのき より:

    こんにちは。
    いつもブログを楽しく拝見させて頂いております。
    今回の陶子さんのコンクールでのコメントについてですが、ドラマならではの演出ではあると思いますが、参加者に対しての酷評は如何なものかと…。
    希に対しての落胆であれば、コンクールの場ではなく個人的にコメントするべきで、「なめんなよ~」という人を見下すセリフには、一生懸命努力して参加した者に対する誠意のかけらもないと感じました。
    ドラマだから…と言えばそれまでですが、なんだか見ていて嫌な気分になりました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      恐らく「なめんなよ~」は「スイーツ界のお笑い芸人」にまでなった陶子さんが、笑いを取る時の決め台詞で、それを言われたほうも人気の決め台詞を言われて嬉しい。そんな設定ではないかと思うのですが、劇中ではその説明が足りなかったですね。不愉快に感じる方も出てきてしまう描き方だったと思います。

  8. ちぃちぃ より:

    おはようございます。

    陶子さんがケバくなっていてビビりました(笑)
    希ちゃんにあえて厳しく接しているような冷たい態度は相変わらずでしたが…。

    明日はわざわざ来店してまで、かつて自分の地位を危うくする程の才能を感じさせていたのに、今では田舎の一パティシエになり下がった感のある希ちゃんに対して、『あなたの覚悟はそんなもんだったのか』と厳しく責めるシーンがあるようですね。

    (おそらく)恋愛も結婚も犠牲にして一流パティシエとしての地位を手に入れた陶子さんと、幸せな家庭を手にした代わりに田舎の一パティシエになり下がっている感のある希ちゃん…。
    好対照ですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      『まれ』は希ちゃんが田舎の一パティシエのまま結末を迎えるようですが、「このままでは終わらないだろう」と感じさせてくれるようなクライマックスにして欲しいものですね。