まれ 第24週 女たちのジレンマムース

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年9月7日 〜 9月12日放送
第24週「女たちのジレンマムース」

『まれ』第24週「女たちのジレンマムース」あらすじ

歩実から世界一のパティシエにはいつなるのかと尋ねられ、希は自分のパティシエの腕前がどれほどのものなのかが気になりはじめます。そんな折、地元テレビ局がママさんパティシエコンクールを開催。審査員の一人は有名パティシエTOKO(陶子)でした。

周囲のすすめで希はコンクールに出場しました。しかし、希が出品した渾身の作品は入賞することすら出来ず、審査員の陶子からは酷評されてしまいます。後日、希の店を訪れた陶子はパティシエとしての独創性を失った希を詰り倒して去って行きました。

深く落ち込む希は、子供たちが相撲大会の稽古に励む姿を見て発奮。他のパティシエコンクールに改めて挑戦することを決意しました。しかし、陶子に指摘された通り独創性を失いかけていた希にとってルセットづくりは困難を極める作業でした。

試行錯誤の末に希はルセットを完成。しかし、コンクールと相撲大会の日程が重なってしまいました。希はコンクールを断念し相撲大会で子供たちを応援する道を選びました。しかし希のルセットは、もし出場していれば優勝出来るレベルだったことが判明するのでした。

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『まれ』第24週「女たちのジレンマムース」各回あらすじとレビュー

第139話 9月7日(月) 世界一のパティシエの夢
第140話 9月8日(火) 陶子が希のルセット酷評
第141話 9月9日(水) 陶子が希の菓子店に来訪
第142話 9月10日(木) マキの過去の失敗と挫折
第143話 9月11日(金) ルセットのヒント得る希
第144話 9月12日(土) パティシエ・コンクール

『まれ』第24週「女たちのジレンマムース」
 事前発表あらすじのレビューと解説

前週の、お母さんはいつ世界一のパティシエになる夢を叶えるのかという歩実の問いかけ。そして今週のパティシエ・コンクールへの久々の挑戦と挫折。陶子との再会を経て、パティシエとしての希が再起動。結末までまっしぐらに走り抜ける希の姿が描かれます。

しかし、希のパティシエとしての再起動は滑り出しから順調というわけではありませんでした。久しぶりにコンクールに挑戦することになった希は、圭太の協力でパティシエに専念する環境も得てコンクールで優勝する自信を深めてゆきます。

しかし結果は惨敗。入賞すら出来なかった上に、希の作品には独創性が全くないとカリスマ・パティシエ「TOKO」になった陶子から酷評。そして陶子の指摘通り、かつてのようにルセットを次々に発想することが出来なくなっている自分に気がつきます。

陶子のパティシエとしての実力が研ぎ澄まされていたことも希にはショックでした。希がコンクールに出品したルセットを陶子は瞬く間に改良。同じルセットをベースにしながら、陶子はわずかな手間暇をかけただけで希をも驚かすケーキを完成させてしまったからです。

行き詰まる希を救ったのは歩実と匠の姿でした。双子の子供は、希の幼少期から続く相撲大会に挑戦します。その大会に向けて訓練に励む双子の姿が希に再び前を向く勇気を与え、他のパティシエコンクールへの出場を決意。しかし皮肉にもその相撲大会はまた希の夢への歩みを妨げる結果を招きます。

雨で延期になった相撲大会はパティシエコンクールの日程とダブルブッキング。相撲大会での母親の応援を望めそうもないと知った歩実の姿が、夢に向かって動き始めた希の歩みを止めてしまうのです。

しかし、一度は止まったかに見えた歩みの中から次の展開への「芽」が発芽します。

『まれ』第24週「女たちのジレンマムース」
 一週間のエピソード観賞後の感想

第24週のサブタイトルはもともとは「女たちのムース」でした。それが放送直前のタイミングで「女たちのジレンマムース」に変更。「ジレンマ」が追記されたことで、第24週のテーマがより明瞭になったと思います。

サブタイトルが指す「女たち」とは希ちゃん、陶子さん、そしてマキちゃんの三名でしょうか。そして三人の女たちのそれぞれが抱えるジレンマを整理してみると、

  • 【希ちゃん】母親 vs パティシエのジレンマ
  • 【マキちゃん】東京 vs 男のジレンマ
  • 【陶子さん】キャリア vs 女の幸福のジレンマ

そして希ちゃんとマキちゃんは、両方を手にいれるきっかけを掴んだものの、まだ完全に両方が手に入ったとは言い切れない状態です。一方、陶子さんは片方(女の幸福)を捨て去った結果として片方(キャリア)を完全に手に入れました。

両方得ようとする考え方と、どちらかを捨て去るという考え方。どちらか一方を賞賛するわけもなく非難するわけでもない。両方の考え方をゆるやかに受け入れる描き方が優しくて秀逸です。

でも、藍子さんみたいなジレンマによる被害者がこれから先出ないことを希望します。

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