まれ 153話 菓子に込めた父への想い

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年9月23日(水)放送
第26週 第153話「希空ウェディングケーキ」

『まれ』第26週 第153話「希空ウェディングケーキ」あらすじ

競技終了直前のギリギリのタイミングで、希は予定外のアイテムも含めすべての作品を完成させることが出来ました。希が終了間際に追加でつくったのはマジパンで出来た魔女姫人形でした。希は魔女姫人形に父への想いを込めたのです。

一方、一徹は会場内で徹を見つけることが出来ませんでした。一徹は藍子に伝えました。大悟が徹と遭遇したこと。しかし、徹は家族のもとには絶対に帰らないと大悟に語っていたことを。それを聞いて藍子は深く落胆します。

競技はすべて終わり優勝したのは大悟でした。5位で終わった希を落胆するなと大悟が激励します。今回のコンクールの競技者は強豪揃いで、希がビリでになっても不思議ではないくらいのメンツばかりが揃っていたと大悟は言いました。

大悟は希の菓子を試食し、希は大悟の菓子を試食。師弟はお互いの菓子を味わいながら心を通わせ合いました。幸枝も大悟と希を祝福しに駆けつけました。幸枝は希の腕が上がったことを讃え、希が歩んでゆく道の厳しさと素晴らしさを説くのでした。

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『まれ』第26週 第153話「希空ウェディングケーキ」
 事前発表あらすじのレビューと解説

フランス菓子コンクールは終了し優勝したのは大悟でした。希は残念な結果に終わってしまいますが、一流店の最先端パティシエたちが競い合うその熾烈な大会で、地方の小さな洋菓子店のパティシエとしては上出来の結果に、希も大悟も満足します。

フランス菓子コンクールで「世界一のパティシエ」の夢には遠く及ばなかったものの、このコンクールで希は得難い成果物を手にすることが出来ました。それは、夢の原点と父・徹への想いが一つにつながったことです。

ママさんパティシエコンクールにはじまり、この度のフランス菓子コンクールに至る三つの競争で、希は「世界一のパティシエ」になる夢とその夢の原点を再確認。希の夢は未完のまま、しかし未来につながる形で『まれ』の夢追いの物語は幕を閉じることになります。

【追記】マジパンとは

コンクール会場で父への想いを再確認した希は、急きょ予定にはなかった「マジパンの魔女姫人形」を作成します。

この「マジパン」とは、粉末状にしたアーモンドと砂糖や卵白を練り合わせてつくったペースト状のお菓子で、食感は飴に近いものです。

自由な造形が出来ることからケーキの上に乗せる装飾に用いられます。

『まれ』第26週 第153話「希空ウェディングケーキ」
 朝ドラ観賞後の感想

大悟シェフ退場

大悟シェフが『まれ』の舞台から退場しました。ポーカーフェイスか怒った顔しか見せなかったと言っても過言ではない大悟シェフが最後の最後に希ちゃんに対して見せてくれた穏やかな笑顔が心に沁みました。

それでいて、横浜編以来となる久しぶりの「俺様のケーキ」も登場し大悟シェフらしさも健在。希ちゃんのケーキに見せた大悟シェフの笑顔も素敵でしたが、「俺様のケーキ」に感嘆する希ちゃんに素直に喜ぶ大人気ない大悟シェフが可愛いことこの上ない。

素敵な師匠を見せてくれて感謝でいっぱいです。

幸枝さんの言葉が深い

幸枝さんの言葉を聞いてメジャーリーグのイチロー選手を思い出しました。イチロー選手はファンや批評家の評価はコントロール出来ない。コントロール出来るのは自分のコンディションだけという趣旨の発言をされていたと記憶しています。

幸枝さんも、自分のケーキを食べる人が喜ぶかどうかまではコントロール不可能。自分がコントロール出来るのは自分だけ。ケーキを食べた人の評価にまで踏み込まない潔さが、いかにも巨匠らしくてシビれます。

藍子さんが観ていて辛い

一方で藍子さんのこれまでに見たことがないような悲痛な表情が観ていて辛い。一徹くんが連れて帰ってくれることを心から期待していたのでしょう。

コンクール会場での大悟シェフによる徹さん目撃情報も、今の藍子さんには安堵感よりも落胆のほうが大きいかったかも知れません。一徹くんのすぐ近くにいたにも関わらずすれ違いで終わってしまった。しかも絶対能登には戻らないと言い切った。

しかし、藍子さんの心痛も間もなく回収されます。

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いつも、当ブログ『朝ドラPLUS』をご覧頂き誠にありがとうございます。当ブログでは、誤記、誤変換、事実誤認をなくすべく努めておりますが、もし文中に誤りや表現の不明な点がございましたら、ご指摘頂けますと幸甚に存じます。今後とも『朝ドラPLUS』をよろしくお願い致します。ありがとうございました。


15 Responses to “まれ 153話 菓子に込めた父への想い”

  1. ミカコ より:

    わざわざ動画付きありがとうございます。
    やっぱりアレでしたか。
    手の振りがついていたので違うものかと
    思っていました。

  2. ミカコ より:

    毎朝朝ドラを家族と見ています。
    時々、「腑に落ちないなあ」と思うことがあるのですが
    家族との会話では消化できないのがしばしば。
    そんな時ここにコメントさせていただいています。
    コメントを返してくださるのがまた嬉しいです。

    今週からオープニングが一部差し替えになり
    そこを注目して見ていますが、HPを見ると
    なにかのポーズとのこと。
    んー・・・失敗おっぱい世界一の振り??
    と見ているのですが、どうでしょう。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      当ブログをお楽しみ頂き嬉しく思っています。
      ありがとうございます。

      > 失敗おっぱい世界一の振り??

      このポーズのようです↓


  3. tomo より:

    まれちゃん
    5位おめでとう!!立派でしたよ
    美しくて、希ちゃんの思いがつまったケーキ
    どんな味なのでしょう
    審査員への自分の作品も見事でした
    表情も豊かで、どれだけこの作品に思いを込めて臨んできたかがよくわかりました
    最終回が近づいて、関わりのある人たちが登場して去って行きますね
    今回は大悟シェフと幸枝ちゃんでしたね
    世界をめざすーこの姿勢がこれからも貫かれるというスタンスでのパティシエの道 納得のいくまとめ方だったと思います
    さあ後は徹&結婚式ですね
    ラスト3回楽しみたいと思います
    ところで朝蔵さん
    「ケの日メニュー」って何ですか?
    いろいろ考えてもわかりません

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      特別な日に食べるお料理が「ハレに日メニュー」。それの反対が「ケの日メニュー」です。普段の日に食べる朝ごはんみたいなものでしょうか。

  4. koji より:

    ところで、今回は本作の製菓指導の辻口博啓氏も審査員役で出演されてましたね。

    録画したのをよく見たらオープニングのキャストクレジットが通常は「製菓指導 辻口博啓」だったのが


    今回は「審査員長(製菓指導)辻口博啓」になってました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      製菓指導といえば、お菓子そのものだけでなく洒落たネーミングも辻口氏の指導によるものだったのかも知れません。氏のお菓子のネーミングとテイストが似ています。

  5. koji より:

    今週から、またオープニング映像が

    一部差し替えになったこと、やはり皆さんも気付かれてましたか!

    イチバンうしろの大泉洋ちゃんは僕も気付きませんでした(笑)。

    さて、会場の窓越しの皆から少し離れたところで希の審査の様子をうかがっていた徹さんらしき人の後ろ姿が一瞬だけ映りましたね。

    ところで幸恵ちゃんは会場で徹さんと出くわさなったのか?。

    少し気になりました。

    それと幸恵ちゃんは希の結婚式に出席するのかしないのかも気になるところです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      幸恵ちゃんは今回、パティシエの物語を総括するようなセリフを口にしたので、もしかすると最後の登板かも知れないです。寂しいですが・・・

  6. 視聴率は安定してますね。 より:

    私自身は「ちりとてちん」以来数年ぶりの朝ドラ作品でした。

    妻が土屋太鳳ちゃんのファンなので見始めたのですが、
    結構中毒性がある作品だったと思います。

    20代の世間知らずだけど、ただただ一所懸命だった頃のこと。
    30代になって、少し世間というこのが見えてきて、
    地に足が付き始めた頃のこと。

    この子達の40代、50代はどうなっていくのかなと、
    つい続きが気になっています。

    同世代に人たちが共感できる作品というよりも、
    私のように40代以上の人間が見て、
    楽しめる作品だったのかなとも思います。

    日に日に終わってしまう寂しさが募ってきています。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 同世代に人たちが共感できる作品というよりも、
      > 私のように40代以上の人間が見て、
      > 楽しめる作品だったのかなとも思います。

      鋭いご意見ですね。

      本作はヒロインはじめ主要登場人物の大部分が30代前半止まりでしたが、ご高察の通り、20代、30代の頃のやんちゃを無条件で受け入れられる大人になってはじめてわかる味わいがあったと思います。

  7. さーや より:

    いつもありがとうございます。夏休み頃から「まれ」を見なくなり、こちらのHPでストーリーを追わせて頂いていました。「マッサン」には無かった朝ドラ恒例の水ポチャですが、今回はあったのでしょうか?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      恒例の水ポチャ、『まれ』にはありませんでした。
      ちなみに『マッサン』にも水ポチャの映像はありませんでしたが、鴨居の大将がエリーちゃんに歌って聞かせた歌の中に「池にハマってドボーン!」という一節があり、あれがきっと水ポチャだったのだろうと僕は勝手に考えています。

  8. たま より:

    何時も楽しく読ませて頂いています。
    毎日のご苦労に、頭が下がります。
    私は、北海道の住人なので、徹さんの登場を楽しみに見ています。
    徹さんは、家族をつなぐ線なのではないかと思えるのです。ユキエちゃん、藍子さん、希・・・徹さんが繋いでいたのかな?と。
    魔女姫人形も、大悟シェフへのケーキ発注も、作為的かな?だったらいいな。
    私の朝ドラの位置付けって、15分のホッコリやホロリ、またはキュンキュン・・・
    一日の始まりの儀式で「さあ、仕事ゆこッ」な感じの物です。なので、意地悪く酷評垂れる程の温度は無いですね。
    次回は楽しみだし、最終回にロス感もありますよ。
    貴サイトの温かなコメントにフムフムと感心したり、ダヨネと賛同したり・・・
    何だろう・・・否定や攻撃が、肯定や受容より上位と思い込む。大昔は、そんな時期もありました。
    でも、今は少しでも出来る限り、暖かく見守る側で居たいと思います。
    世間の色々な物に対して・・・

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 私の朝ドラの位置付け

      そのスタンスに共感します。
      高いお金を出して観る映画などが「ハレの日メニュー」なら、朝ドラは「ケの日メニュー」。「ケの日メニュー」に毎日文句言ってたら病気になります(汗)

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