まれ 155話 希の結婚披露宴当日の朝

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『まれ』
2015年9月25日(金)放送
第26週 第155話「希空ウェディングケーキ」

『まれ』第26週 第155話「希空ウェディングケーキ」あらすじ

2015年8月10日。希と圭太の結婚披露宴当日の朝を迎えました。希と圭太は、朝から披露宴の準備のために奔走します。そんな慌ただしい中、希は一家で夜逃げして能登に転がり込ん来てから、これまでの日々のことに想いを馳せていました。

希は「プチ・ソルシエール」に行き、結婚式に出すウェディングケーキの準備をすすめていました。その時、希は店に入ってきた男と視線が合いました。徹でした。再会の第一声を選び損ねた徹の言葉が希を怒らせます。

コンクール会場で、徹は遭遇した大悟に諭されていました。希の夢の原点となったのは徹なのだ。希の夢が気になるのなら、希の夢が叶うまで責任を持てと。能登に戻るつもりはなかった徹でしたが、大悟の言葉に言葉を動かされたのです。

希と徹が涙ながらに再会を喜び合っているところに様子を見に来た一徹もやって来ました。一徹は徹の顔を見るなり父を激しく殴打。徹が出て行くのを殴ってでも止めなかったことを一徹は詫びました。そして三人は帰宅。徹は藍子と再会を果たすのでした。

<<前回154話 | 次回最終回/156話>>

『まれ』第26週 第155話「希空ウェディングケーキ」
 事前発表あらすじのレビューと解説

半年間にわたった朝ドラ『まれ』も、いよいよ今回と次回の2回を残すのみとなりました。このタイミングで登場する「輪島朝市の中を通り抜ける男の影」が誰なのか。営業を終えた「プチ・ソルシエール」で厨房にいた希と視線が合ってしまう男は誰なのか。

言うまでもないことなのでわざわざその名前を隠す必要もないかとも思いましたが、最後の感動を出来るだけ大きくするため、あえて名前は伏せて記してみました。

さて、いよいよ今回は『まれ』劇中での最後のイベントとなる希と圭太の結婚披露宴当日の朝からはじまります。結婚披露宴が行われるのは2015年8月10日です。

・・・

2015年8月10日(月)の朝。その日の朝に放送されたNHK連続テレビ小説『まれ』第115話で、ヒロインの父は会社が倒産の憂き目に遭ったショックからようやく立ち直り、最愛の娘の夢を形にしようと奔走しはじめていました。

ヒロインの父はまた、それまで落ち込み続けていた非を妻にも詫び、夫婦の絆を深めるのでした。しかし皮肉にも倒産した会社の従業員の報復により、ヒロインの父は家族を捨てざるを得ない事態に追い込まれてしまいます。

・・・

家族のもとを去ったヒロインの父は2015年8月10日(月)、最愛の娘の夢が形になった店の前に立っていました。

『まれ』第26週 第155話「希空ウェディングケーキ」
 朝ドラ観賞後の感想

希ちゃんの夢に深く関わった徹さんと大悟シェフ。『まれ』の物語が始まる以前の二人の出会いが希ちゃんの夢の原点となり、夢を取り戻した希ちゃんが再び夢に向かう道を開く手伝いをするのがまたしても徹さんと大悟シェフ。

徹さんと大悟シェフの出会いに始まり、徹さんと大悟シェフの再会で夢が再び動きだす、鮮やかなストーリーの収め方にシビれました。

希ちゃんと徹さんの再会

希ちゃんと徹さんの再会は、単なる父と娘の再会を超えた深い再会場面でした。

前回、この道をずっと歩んで行くと決意を新たにした希ちゃんの夢が叶うその日まで、徹さんはきっと責任をもって見届けてくれることでしょう。

父と娘が再会したというより、父と娘がそれぞれの夢に再会し新たなスタートを切る瞬間。そんな素敵な希ちゃんと徹さんの再会場面でした。

一徹くんが救われました

徹さんが出て行くのを止められるのに止めなかった自分を、これまでずっと責め続けてきた一徹くんが自責の念から解放されたのが嬉しい。

徹さんを殴り倒してでも出て行くのを止めるべきだった。あの時出来なかった行動をやっと果たし止められなかったことを詫びる一徹くん。一徹くんがはじめて自分に正面から向き合ってくれたことが父親として何よりも嬉しい徹さん。

父の息子の気持ちが言葉は交わずともしっかり交差した瞬間の、徹さんと一徹くんの澄み切った笑顔が素敵でした。

自分を責め続けてきた一徹くんを見るのがずっと辛かっただけに、やっと救われました。

洋一郎くんと一子ちゃんの関係の最終結論

残念な結論が出てしまいました。30過ぎにして、幼い頃から好きだった一子ちゃんを断念せざる得ないことになるとは。

男としてはどうしても好きになれない。一子ちゃんの「最後通牒」で、洋一郎くんは20年越しの恋に終止符を打つのでしょうか。ちょっこし気の毒です。

見合い相手に一目惚れされながら破断になってしまったかつての縁談が、今となっては惜しまれます。

一方、20年もの長きにわたって洋一郎くんを引っ張り続けてきた一子ちゃん、なかなかの魔性の女です。

<<前回154話 | 次回最終回/156話>>

Sponsored Link
Sponsored Link
いつも、当ブログ『朝ドラPLUS』をご覧頂き誠にありがとうございます。当ブログでは、誤記、誤変換、事実誤認をなくすべく努めておりますが、もし文中に誤りや表現の不明な点がございましたら、ご指摘頂けますと幸甚に存じます。今後とも『朝ドラPLUS』をよろしくお願い致します。ありがとうございました。


10 Responses to “まれ 155話 希の結婚披露宴当日の朝”

  1. きみ より:

    こんばんは。

    徹さんの一徹への「強くなったね」で涙が出ました。
    言葉以上の表情や言い方にじんときました。

    ところで他の方もおっしゃっていましたが、観ている方の年齢によって「まれ」の見かたが変わってくることについて、
    私は希と同い年ですが、自分だったらこうするのに、という方に希が行動しなくてやきもきしていましたが、
    私の50代の母は「希はちゃんと準備をして夢に向かってて、えらいよ!」と言っていて、
    希より上の年代の方々は希のことを微笑ましく観ているのかなと、納得しました。

    と、いうことはネットに感想を積極的に書き込まない世代は「まれ」を好意的に観ているということかも・・・。
    ネットでの評価がすべてではないと思っています。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      世代間の反応の違い、興味深く拝見しました。

      希ちゃんの右往左往ぶりに深く頷けてしまう経験を積んだ人と、これからそういった経験を積む人で反応が変わるかも知れませんね。

      僕など、幸か不幸か希ちゃん以上に右往左往して今日まで来たので、希ちゃんがとても立派に見えました。

  2. koji より:

    「一徹、お前、強くなったな」

    リアルタイムで観ていた際は感動し過ぎて、この台詞の意味など解らない状態になるほど涙が流れてしまいました。

    で、仕事中にこのシーンを思い出していたら「なるほど!そう言うことか!」と納得しました(^_^;)。

    デイトレーダーから塩田職人なって八年、一徹くんは色んな意味で本当に強くなりましたね(笑)。

    さぁっ!明日はとうとう最終回。

    楽しみでもあり寂しくもあり

    個人的には主題歌の歌詞が能登弁になってたらいいなと思うのですが、さすがに無理かもですね。。。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      徹さんの失踪の少し前から徹さん帰還に至る、一徹くんの父親への深い愛情は心を鷲掴みされました。本当にいいものを見せてもらいました。

  3. ちぃちぃ より:

    こんにちは。

    『大好き』と希ちゃんに言われた時の元治さんの嬉しそうな顔がとてもかわいかったです。

    洋一郎君……結局一子ちゃんの特別にはなれなかったんですね(涙)
    あの変な模様のパック…欲しいです(笑)

    そして、徹さんがいよいよ帰還!!
    それぞれの想いが徹さんにぶつけられてましたね。
    豚は飛ばなかったけど、とても良い再会の場面でした。

    明日はいよいよ最終回です。
    色々なケーキが出てきて、それだけでも楽しかった『まれ』ですが、それも明日でおしまい。
    最後の最後、どんなケーキを作ってくれるのか…。
    楽しみにしています。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 元治さんの嬉しそうな顔がとてもかわいかった

      希ちゃんにケーキの味を絶賛され無邪気に喜ぶ大悟シェフはじめ、本作はおじさんたちが実にかわいくて印象に残りました。

      弥太郎さんも立派なように見えて実はまんで子供。そのバランス感覚が素敵でした。

  4. Rey より:

    初めてコメントさせていただきます。
    金沢在住の私は、テレビ画面から聞きなれた方言が聞こえることに最初は違和感を覚えたほどですが、
    ドラマを作ってくださっている役者の方やスタッフの方の気持ちが見えてくるような、素敵な名場面が満載の朝ドラだったと思います。

    横浜編の最初で、希ちゃんが大悟さんのお店を見つける場面、
    あれを見て萩尾望都さんの漫画「ケーキケーキケーキ」を鮮明に思い出しました。
    一度だけ食べたケーキの味が忘れられず、フランスの街のケーキ店を片っ端から食べて回り、
    あきらめかけた時に路地裏のひっそりとしたお店で見つけたクッキー、
    それが探していた味だと分かり、主人公は飲んだくれの親父さんに無理やり弟子入りする、というストーリーです。
    ひょっとして脚本家の方は私と同年代!?とか思ってしまいました。

    ジェットコースター的展開?ご都合主義??
    そんなの韓ドラだったら日常茶飯事です(笑)
    大事なのはつじつまの合ったストーリーではなくて、
    登場人物の心のひだを鮮やかに見せてくれるエピソードだと思うのです。

    これまでは「ちりとてちん」や「カーネーション」、「ゲゲゲの女房」とか
    好みの朝ドラをかいつまんで見ていましたが、
    この「まれ」ほど毎週泣かされたドラマはありませんでした。
    (徹さんの後ろ姿見ただけで泣けます)

    出てくる俳優さん俳優さん、みんな素晴らしく、
    カメラワークひとつで「うっ」てなることも多かったです。

    長々と書き連ねてもまだまだ言い足りないくらいですが、
    こちらのサイトを見つけてから、さらに朝ドラを見るのが楽しみになりました。
    どうもありがとうございます。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 大事なのはつじつまの合ったストーリーではなくて、
      > 登場人物の心のひだを鮮やかに見せてくれるエピソードだと思うのです。

      本作は「つじつまの合ったストーリー」を求める人たちと「登場人物の心のひだを鮮やかに見せてくれるエピソード」に喜ぶ人たちとで評価がはっきり分かれてしまった作品だったと思います。後者に徹した作り方が心に染みる作品でしたね。

  5. 視聴率は安定してますね。 より:

    今までの話がどんどん綺麗に回収されていってますね。
    ただ、綺麗であればあるほど、終わりに近づいてるんだと寂しく感じもします。
    多少、未回収の部分が多い方が、含みがあって良いのかも…
    と視聴者の身勝手な感想を持ったりと、複雑な感情がよぎる時期ですね。

    個人的なことですが、
    「ちりとてちん」の時も妻が貫地谷しほりちゃんを好きで見始めました。
    今回も、妻が土屋太鳳ちゃんが好きで見始めました。
    「まれ」が終わると、子供に合わせて「おかあさんといっしょ」の生活に戻るでしょう。
    次に妻がお気に入りの女優さんがヒロインに選ばれるときまで朝ドラとはサヨナラです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      フラグの回収をキチンとやり過ぎても作り物感が出てしまいますからね。その点『まれ』の程良い緩さを持ったバランス感覚は好きでした。

コメントを残す

サブコンテンツ

ページトップへ