あさが来た 9話 はつの嫁入り案ずるあさ

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2015年10月7日(水)放送
第2週 第9話 「ふたつの花びら」

『あさが来た』第2週 第9話 「ふたつの花びら」あらすじ

はつを山王寺屋に嫁がせることが不安な梨江は、はつを安心して委ねられるうめをはつのお付きとして嫁入りに連れて行かせたいと忠興に提案。しかし忠興は聞く耳を持ちませんでした。うめはあさに付けなければ嫁に出せないと言うのです。

そんな中、あさは新次郎に手紙を出すことにしました。嫁入りに不安を募らせる姉・はつのために惣兵衛の人柄を教えてほしいとあさは手紙に記したのです。その手紙は忠興が加野屋に宛てた文とともに飛脚で届けられました。

その頃、兄の回復を心から願う新次郎の励ましもむなしく、正太郎の病状は日に日に悪化し続けていました。自分の死を覚悟する正太郎は新次郎に告げました。加野屋のことを頼む。跡継ぎとしては幼い榮三郎を支えてほしいと。

それから二ヶ月。あさのもとに新次郎からの返事は来ませんでした。そんなある日、あさに宛てた手紙が届きました。差出人は英国に滞在中の五代才助でした。あさに海の向こうの様子を知らせようとするその手紙は、梨江によって破り捨てられてしまうのでした。

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『あさが来た』第2週 第9話 「ふたつの花びら」
 事前発表あらすじのレビューと解説

今井家の令嬢、はつとあさには、姉妹のお世話がかりをつとめあげてきた二人のお付きがいます。その名はうめとふゆ。

姉妹を幼い頃から育て上げ、奔放なあさを黙らせる筋金入りのうめに対して、もう一人のお付きであるふゆはあさと同い年。あさを抑え込むには力不足です。

そこで、嫁入り先でも心配のないしっかり者のはつには若いお付きふゆを伴わせる。その一方でストッパーの存在が欠かせないあさには、うめをお付きとして伴わせ嫁入りさせる算段を両親はしていました。

しかし、その算段に狂いが生じる事態が発生。はつの嫁入り先の姑や夫は問題ありと察した梨江は、愛する娘・はつを守るためにうめとふゆの交換を提案。しかし忠興はこの提案を一蹴し、ここに忠興と梨江の口論が発生します。

一方、母の梨江同様に嫁入り後のはつを案じるあさは一計を案じていました。あさは新次郎に惣兵衛の腹の中を探って欲しいと懇願。こんなことまで頼めるほどに信頼関係を築いたあさと新次郎の親密な関係が、より一層はつの窮状を際立たせます。

『あさが来た』第2週 第9話 「ふたつの花びら」
 朝ドラ観賞後の感想

梨江お母はんと忠興お父はん

前回、お姉ちゃんがお嫁に行くのを考え直してもらうわけには行かないのかとあさちゃんが言い出したものの梨江お母はんはそんなあさちゃんを叱責。しかし、梨江お母はんも実ははつちゃんの山王寺屋への嫁入りが心配だった。

お付きの交換の提案を一蹴され、物凄い剣幕で夫に抗議する梨江お母はんの娘を守ろうとする気迫は圧巻でした。妻の激しい抗議を一蹴してしまう忠興お父はんでしたが、その後に続くあさちゃんが記した「汚い字」の手紙への反応に父親の深い愛を感じます。

あさちゃんのあまりに汚く下手な字に呆れはて、一時は破り捨てようとするその手を止めて何かを思い直す時のその表情が強く印象に残りました。

実ははつちゃんのことは忠興お父はんが一番心配していたのかも知れません。あさちゃんの「汚い字」の手紙に一縷の望みを託したのでしょうか。

あさちゃん、梨江お母はん、そして忠興お父はんとつらなる、はつちゃんへの優しさの家族のチームワークが心に沁みます。

新次郎さまが相変わらず男前

新次郎さまが相変わらず男前です。

前回は出かけるところを中番頭の亀助さんに止められ、今回は帰ってきたところで大番頭の雁助さんから皮肉を言われる。こんな時、普通の男であれば自分の兄への思いを説明し、弁解するところ。僕ならきっとそうしてしていたかも。

しかし、弁解など一切せず亀助さんも雁助さんも煙に巻く。他人の評価などには目もくれず、兄への愛情を他の誰にも主張などせず、しかし実は兄を誰よりも心配している新次郎さまの立ち居振る舞いが素晴らしい。

自分をさりげなく卑下しながら病床の兄を励ますその奥床しい姿も美しい。手紙の返事が来ないと落ち込んでいるあさちゃんに、これらの姿を見せてあげたいと思ったことでした。

追記:チクリと嫌味を言いながらも「雨降りの太鼓・・・どんも鳴らん」と返されてしまった雁助さんが「うまい!」と一言。雁助さんの反応も粋でした。

忠政おじいちゃんが正直過ぎる

正直過ぎる忠政おじいちゃんにあさちゃんが打たれっぱなし。幸福なお嫁さんになるのは難しいと正面切って言われた上に、嘘を言えない性分と念を押しするダブルパンチ。

しかし、相手があさちゃんだからあそこまで言えたのかも知れません。あさちゃんが自分のことを心から信じてくれているという確信がなければ、いくら正直者の忠政おじいちゃんといえでもあれほどには言えなかった。そんな気がします。

そこまで信頼し合えている忠政おじいちゃんとあさちゃんが羨ましくもあります。

三井家のおひなさま

今回、登場したお雛様の実在モデル(?)を、来年2月より東京の三井記念美術館で披露されます。(展覧会『三井家のおひなさま』は同館の毎春恒例の催しです)

東京の三井記念美術館では、本年11月からあさちゃんの生家の実在モデルの三井家が収集した美術品コレクション『三井家伝世の至宝』展も開催されます。

三井記念美術館のスケジュール

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コメント

  1. さや より:

    五代さんは、どうやってあさの正体を知ったのでしょうか……。殿方(薩摩藩士)からの手紙はあの時代、危険かも知れませんね。浮気を疑われかねませんし……(^_^;)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 五代さんは、どうやってあさの正体を知ったのでしょうか

      忍びの者を放ったんでしょうかね。不思議です。

  2. ちぃちぃ より:

    おはようございます。

    あさちゃん、すごい顔でしたね。
    文を書いたからと言って、あんなに顔が墨まみれになるもんでしょうか。
    それでも、着物は全く汚れていない。
    まさに神技ですね(笑)

    お父さんがあさちゃんが書いた手紙を破り捨てなかったのは、新次郎さんの返事を期待してのことでしょうか。
    梨江さんにはああ言ったものの、やっぱり心配になったのかもしれないですね。
    あさちゃんが顔を真っ黒にしてまで書いた手紙、早く新次郎さんに読んでほしいです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 文を書いたからと言って、あんなに顔が墨まみれになるもんでしょうか。
      > それでも、着物は全く汚れていない。
      > まさに神技ですね(笑)

      あさちゃんは案外器用なのかも知れません。裁縫は残念なレベルながらも、パチパチはんのミニチュアは職人レベルだったので(笑)

  3. よるは去った より:

    五代友厚だけでなく薩摩藩士、長州藩士は当時は危険人物だったわけだからね。お母ちゃんの心配は当然だよね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      言われてみればそうですね。特にあのタイミングでは新選組に目をつけられかねません。