あさが来た 16話 往年の勢い失う山王寺屋

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2015年10月15日(木)放送
第3週 第16話 「新選組参上!」

『あさが来た』第3週 第16話 「新選組参上!」あらすじ

大坂の町中の見物に出かけたあさは、多くの商人たちで賑わいを見せる町中で薩摩藩士・五代才助と再会しました。これから世の中は大きく変わると言い切る才助。その才助の強い言葉はあさに強い印象を残しました。

それから半年ほどが経過したある日のこと。梨江が山王寺屋に嫁いだはつのもとにやって来ました。山王寺屋の商売を案じる梨江は、はつにそのことを尋ねます。梨江とはつの会話を菊は聞いてました。気位の高い菊は体良く梨江を追い出してしまいます。

一方、あさは加野屋の店の者たちにも馴染み商家の嫁らしくなっていました。しかし、家の中に籠もりっぱなしの生活に飽き足らないあさは、大番頭の雁助をつかまえて加野屋の商売のことを根掘り葉掘り聞き始めます。

そんなある日の夕方。夕刻になるといつもどこかに出かけてしまう新次郎に、ついにあさは立腹しました。怒り心頭のあさは出かける新次郎の後を尾行。そして、あさは目撃してしまいます。新次郎が美和の家に招き入れられる現場を。

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『あさが来た』第3週 第16話 「新選組参上!」
 事前発表あらすじのレビューと解説

まだ物語には深く関わってこないながらも五代才助が三週続けて登場します。今回登場する才助は、これから日本が大きく変わってゆくという予言めいた言葉を発します。

その予言めいた言葉を経て、劇中の時間は1年スキップ。才助の予想した通り、世の中の変化が静かに現れ始めている様子が描かれます。

その一つはかつての勢いを失ったはつの嫁ぎ先・山王寺屋。

史実では、財政が逼迫し手元不如意に陥った諸藩は両替商から借金を繰り返していました。しかし、欠損を補うための借金ゆえに返済のメドは立ちません。

諸藩に貸し付けたお金は返って来るあてもなく、資金がショートしはじめた両替商の経営はこの頃より徐々に苦しくなっていたようです。

そんな時代を背景に、はつの嫁ぎ先・山王寺屋は経営が完全に行き詰っていました。才助の言った通り、世の中の変化が山王寺屋の経営を直撃していたのです。

もう一つ、世の中の変化を表す出来事が次回に描かれます。ついに新選組の登場です。

『あさが来た』第3週 第16話 「新選組参上!」
 朝ドラ観賞後の感想

五代才助とあさちゃんのバランス

ちびあさちゃん時代の頃。新次郎さまとちびあさちゃんの年の差許嫁が物議を醸したのは記憶に新しいところです。

しかし、当時の年の差許嫁は決して珍しくなかったこと。またこの二人の許嫁関係は家と家とが決めたこと。そう自分に言い聞かせることで新次郎さまとちびあさちゃんの年齢ギャップを克服していました。

一方、初対面のちびあさちゃんに強い印象を持ったらしい五代才助との年齢差ギャップは克服出来る大義がない。五代才助がちびあさちゃんにムキになる。この違和感だけは解消出来ずにいました。

今回の五代才助とあさちゃんの再会でようやくバランスがとれはじめたものの、ちびあさちゃんを見初めたのかと思うと微妙です。五代才助とあさちゃんの二人を違和感なく見ることが出来るのはいつ頃のことになるのでしょうか。

山王寺屋さんの衰退の兆し

手入れが行き届かず荒れ放題の山王寺屋さんの中庭。女中は仕事の手抜きをし、店の使用人らしき男が二人、縁側で雑談に講じる。

これみよがしな演出がなかったので見過ごしそうになりますが、山王寺屋さんに忍び寄る衰退の影に胸が痛みます。菊お母ちゃんがあそこまでムキになるのも、山王寺屋さんの苦境への焦りに他ならないかと。

そんな中、劇中初めてとなるはつちゃんをかばう白蛇はんのちょっとだけ男前になった姿が救いでした。白蛇はんの菊お母ちゃんへの反撃の第一歩。忘れられない場面です。

雁助さん喜び過ぎ

コワモテの大番頭・雁助さん、あさちゃんが自分の襦袢に縫い付けてくれた可愛いネコちゃんを真剣に喜ぶ。

かいらしいネコちゃんがそこまで嬉しいか!と突っ込みたくなるほどの無邪気な喜び方が、コワモテ顔とのギャップと相まってお茶目なことこの上ない。

加野屋さんの大番頭と中番頭。それぞれのポジショニングはツッコミの雁助さんとボケの亀助さんとばかり思い込んでいましたが、二人揃ってボケかも知れません。

愉快なお店の面々に囲まれ、あさちゃんは幸福です・・・と言いたいところですが、新次郎さまの夜遊び現場を目撃。明日の朝は何が起こるのか。

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コメント

  1. まろ より:

    はじめまして、お邪魔いたします!先週何気なく久しぶりに朝ドラを見たら面白そうで母と一緒に今必死に見ています。見逃した回もあり、こちらのレビューを見ながらやっと追いつくことができました、ありがとうございます。白蛇はんの柄本さんは目づかいや微妙な表情がシビれますね、以前映画をいくつか見て好きなったのですが、朝から無駄にかっこいいわぁーとドキドキしています(笑)そしてなにげに良い存在感のうめに製作スタッフうまいなぁと感心しております。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 白蛇はんの柄本さんは目づかいや微妙な表情がシビれますね
      > 朝から無駄にかっこいいわぁーとドキドキしています

      目の付け所が鋭い!と感銘を受けながらコメントを拝見しました。言われてみれば、表情をほとんど変えずに目だけすべてを物語る。深い芝居だと思います。

  2. のよ より:

    五代才助さんが、ちびあさちゃんを見初めたのが、女性としてだとしたら違和感通り越してキモチワルイですが、討幕の志士として、あさの、新しい時代を切り開く気質を直感し、そこを見初めたのだと思います。そう思いたい(^-^;

    展開と変わり身の早いのが朝ドラの微笑ましい特徴ということで、白蛇はんも、あっと言う間に優しい惣兵衛に。
    エキセントリックだった風貌もすっきり小奇麗になり、すでに惣兵衛様と呼ばせていただきたくなっています。
    一方の新次郎様、商売に興味がなく、あさを置いて遊びほうけている姿は、ただのにやけた新次郎はん、に見えてきました(>_<)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 白蛇はんも、あっと言う間に優しい惣兵衛に。

      白蛇はん、今後さらに好青年になりながらも新次郎さまに打ち明けた心の闇が暴発するなど、一筋縄ではゆかない成長を遂げるようです。今後ますます目を離せなくなりそうです。

  3. koji より:

    梨江お母はんは、忠興お父はんに頼まれて山王寺屋の経営実態を探りに来たのではないでしょうか?。もちろん、はつ姉ちゃんのことも気掛かりだったと思います。

    しかし、お菊さんに言いくるめられて余計に意気消沈されてしまわれたのではないでしょうか?。

    それにしても、あさちゃんと新次郎さまと五代才助さんの今後の「三角関係(底辺はないのかも)」も気になるところどす

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > あさちゃんと新次郎さまと五代才助さんの今後の「三角関係(底辺はないのかも)」

      三角にさらに「角」が加わりそうです。前作の「泥沼」週レベルです(笑)

  4. ちぃちぃ より:

    こんにちは。

    おお、惣兵衛さんが控えめながらもはつちゃんを庇っているではないか!!
    やっぱり愛の力は偉大です。

    一方のあさちゃん、ついに新次郎さんの浮気現場(かもしれない)を見てしまいました!!
    明日は修羅場か?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > おお、惣兵衛さんが控えめながらもはつちゃんを庇っているではないか!!

      白蛇はんが男になった瞬間でした!
      これから彼の好感度は上昇気流に乗るかもです。