あさが来た 18話 諸藩への巨額の貸付判明

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2015年10月17日(土)放送
第3週 第18話 「新選組参上!」

『あさが来た』第3週 第18話 「新選組参上!」あらすじ

新選組騒動の翌朝。あさは新次郎に加野屋の大福帳を見せてほしいと懇願しました。諸大名への貸し付け高を整理し、危急の際の備えをしておきたいと言うのです。それから一週間、毎晩そろばんを入れ続けたあさは計算を完了しました。

貸し付け高の総額の大きさはあさの度肝を抜きました。不安にかられたあさが新次郎とともに加野屋の蔵の中を確認すると、山と積まれていたはずの千両箱はなくなっていました。この事態にさすがの新次郎も驚きを隠しきれません。

諸大名に貸し付けたお金が期限までに返って来ていなことを見抜いたあさは正吉に直談判しました。貸し付けの回収をはじめたいと。しかし正吉はあさの願いを一蹴します。急に取り立てをすれば取引先への信頼を損ねてしまうと正吉はあさを諭しました。

そんな中、山王寺屋の経営が危ないという噂を新次郎がどこかで聞きつけてきました。その噂を聞かされ不安にかられたあさは、早速山王寺屋に足を運びます。しかし、菊はあさをはつには会わせようとはせず、はつを蔵の中に閉じ込めてしまうのでした。

<<前回17話 | 次回19話>>

『あさが来た』第3週 第18話 「新選組参上!」
 事前発表あらすじのレビューと解説

新選組の一件であさを見直した新次郎があさの望みを叶えます。あさは家業の経営状態が安泰なのかずっと気になっていました。だから加野屋の大福帳を見たかったのです。

しかし、大福帳を女に見せてはならないというしきたりがあり、正吉はあさが大福帳を見ることを決して許しませんでした。

そこで新次郎は、正吉のいないすきをうかがって大福帳をあさのもとに運び込みます。

ところで、前々回、はつの嫁ぎ先である山王寺屋の経営がジリ貧状態にあることが描かれました。山王寺屋に限らず、この時代、両替商は軒並み経営が苦境に立たされていましたが、加野屋もその例外ではありませんでした。

正吉が大雑把に見積もっていた貸付金をはるかに上回る巨額のお金が諸藩に貸し付けられていたのです。そして、その貸付金は確実に返済してもらえるのかわからない状態でした。

加野屋の財務状況をクリアにしたあさは、正吉にその旨を報告。朝ドラ第3週目にしてヒロインの本業スイッチがオンになりました。

『あさが来た』第3週 第18話 「新選組参上!」
 朝ドラ観賞後の感想

実業家としてのあさちゃんの物語の本格的なスタート

貸し付けを回収しませんか。

新選組に比べれば、温厚な正吉さんは恐れるに足らないのかも知れません。それでも、物怖じせず正吉さんに諫言するあさちゃんの姿は凛々しい。

正吉さんに債権取り立てを申し出るあさちゃんの真剣な目つきは、実業家としてのあさちゃんの物語の本格的なスタートを告げているかのようでした。

それでいて、その考えは浅はかだと正吉さんに諭され、出過ぎた真似をしましたと引き下がるあさちゃんの素直さが可愛い。あかんたれと柔らかさ。あさちゃんが持つ二つの性格が存分に発揮された「債権取り立て」提案場面でした。

一方、新次郎さまの人物の器の大きさにシビれます。自分を大きく見せようとしない人柄もさることながら、新次郎さまをことさら立派に見せようとしない演出も秀逸です。

大福帳を見たい。数字を読み上げてほしい。あさちゃんの無理難題を嫌な顔をひとつせず、とは言えませんが強く拒むことなく柔らかく受け止める新次郎さま。今回に、この先の二人の夫婦の姿が凝縮されていたような気がします。

追記:子供の頃、新次郎さまに贈られた赤いパチパチはんをいつまでも大事に使っているあさちゃんがいじらしい。あさちゃんには生涯にわたって、あの赤いパチパチはんを使い続けてほしいと思います。

白蛇はんが初めて見せる苦渋に満ちた表情

蔵の中に閉じ込めたはつちゃんを出してはいけないと白蛇はんに釘をさす菊お母ちゃん。はつちゃんを助けたいけれどそれが出来ない白蛇はん。

お母ちゃんに逆らえなかったところは残念でしたが、止むを得ずお母ちゃんに従う選択肢を選んだ時の、白蛇はんが初めて見せる苦渋に満ちた表情にはつちゃんへの深い愛情がはっきりと見えました。

白蛇はんが、次のはつちゃんの危機の時にはきっと立ち上がってくれることを信じ、今回、お母ちゃんに従ってしまったことは責めないことにします。

予告映像

次週予告映像。笑福亭鶴瓶さんの「日本一の女商人」発言に続いての、あさちゃんの相手を射るような目つきと毅然とした表情が美しい。いよいよあさちゃんが天賦の才を発揮しはじめることになりそうです。

<<前回17話 | 次回19話>>

Sponsored Link
Sponsored Link
いつも、当ブログ『朝ドラPLUS』をご覧頂き誠にありがとうございます。当ブログでは、誤記、誤変換、事実誤認をなくすべく努めておりますが、もし文中に誤りや表現の不明な点がございましたら、ご指摘頂けますと幸甚に存じます。今後とも『朝ドラPLUS』をよろしくお願い致します。ありがとうございました。


13 Responses to “あさが来た 18話 諸藩への巨額の貸付判明”

  1. まろ より:

    またまたお邪魔いたします。あさちゃん本当に賢い女性ですね、あの時代に自ら選択、行動にうつすこと、現代の私達でも決断したり、行動に移すことは容易ではないのに…本当にすごい女性がいたのだと朝ドラを通して知ることができ、まだまだ序盤ではありますが感慨深いものがあります。そして、閉じ込められたはつちゃん、白蛇はんは苦しい選択でしたが、やりすぎにも思える菊さんのお仕置きもあれが奥のルールなのかぁと…女性が取り仕切ることに男性は口を出してはいけないと言う昔ならではのしきたり、その線びきってあの当時の男性達にとってなかなか難しいものなのだろうなぁと何だか考えさせられました。しかしながら白蛇はんの苦しそうな表情もやはり朝から素敵でした(笑)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 本当にすごい女性がいたのだと朝ドラを通して知ることができ

      これほどの人物が歴史の中で埋もれていたのが不思議でならないほどです。本当にとんでもなくすごい女性を朝ドラによって発掘してくれたと僕も心から感心しながら観ています。

  2. きみ より:

    こんばんは。

    笑福亭鶴瓶さんといえば、A-Studioでは鶴瓶さんのアシスタントは波瑠さんでしたね!
    来週の話も気になりますが、鶴瓶さんの前で波瑠さんがどんな演技をするのか楽しみです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      息の合った二人が共演するのはハードな交渉場面。煮ても焼いても食えなさそうなキャラを演じる鶴瓶さん相手に、あさちゃんがネゴネゴするそうでこれは本当に楽しみです。

  3. 里のたぬき より:

    今日もあさちゃん、新次郎さんの夫婦漫才みたいな会話を聞きながら、「この二人、伊達に許嫁を10数年やって来てないな、お互いのこと、理解し合ってるなあ」って、再確認しちゃいました。
    ところで、あさちゃんの浴衣の柄「朝顔」なんですよね。衣装さんも面白がってるなあ。正吉お父さんの「あさはかや」との台詞も、洒落かもしれへんなあって、関西弁モードでぼぉっと思ったり・・・。1度じゃなく、繰り返して見たいドラマって、久しぶりです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      あさちゃんと新次郎さまの「夫婦漫才」。二人の中高年期以降は今よりもさらに磨きがかかって面白いことこの上ないだろうと、今から期待しています。

  4. koji より:

    お菊さんのイケズも相当なものですね。

    たしかに『ごちそうさん』の和枝さんを超えるかもですね。

    山王寺屋が衰退していく中で嫁姑の関係がどのように回収されるのかも見所のひとつですね。

    回収されない可能性もあるのかな?。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      嫁姑関係を下手なタイミングで回収すると薄っぺらなキレイごとになりかねないので、ここは脚本家の腕の見せ所かも知れません。

  5. ※※京子 より:

    いよいよ、あさちゃんが商売に目覚め始めましたね。今までのあさちゃんと目付きが違って凄く輝いています。新次郎さんと自然に結ばれた翌朝は、もう大福帳が気になって仕方がないあさ…対照的に昨夜の余韻を残して色っぽくあさに話しかける新次郎さんが面白かったです。
    一方、前より幸せそうに見えたはつさんが酷い仕打ちにあっています。
    蔵から出してあげたくても、躊躇いながらやはり出してあげれない旦那さま…。
    とにかく対照的が前半の主題でしたが余りにも早くころころ優位性が変わって行く朝ドラは初めてで、ついつい引き込まれてしまいます。
    役者さんたちが上手すぎて、庇ってしまう人がどんどん変わって行くのも面白いです。
    大阪人としては意地悪な萬田久子さん演じる姑さんをついつい応援したり、上品な今井家がたまに鼻についたり、毎日、私も大変です。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > ころころ優位性が変わって行く
      > 庇ってしまう人がどんどん変わって行く

      思えば『あさが来た』は今週まで、登場人物たちが経験した大きな環境の変化といえばあさちゃん、はつちゃんの嫁入りだけ。

      「優位性」と「庇ってしまう人」の逆転劇だけでここまで引っ張て来たと言っても言い過ぎではないかも知れません。

      これが脚本家の筆力というものなのでしょうか。

  6. よるは去った より:

    もしお菊さん、あんたのやってることは「嫁いびり」じゃなくて「嫁虐待」ですぜ。あんたも皿割った罪で殿様に成敗されないように気をつけなさいよ。←あれ?話が違ったかな?

コメントを残す

サブコンテンツ

ページトップへ