あさが来た 第8週 京都、最後の贈り物

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2015年11月16日 〜 11月21日放送
第8週「京都、最後の贈り物」

『あさが来た』第8週「京都、最後の贈り物」あらすじ

蔵野炭鉱で石炭の採掘が開始されてほどなくして、あさのもとに祖父・忠政の危篤を知らせる手紙が届きました。急いで炭鉱を発ったあさは大阪には戻らず京都へ向かいました。愛孫の顔を見た忠政は、家族への感謝の言葉を遺し息を引き取ります。

実家に駆けつけてきたあさに忠興は告げました。今井家は間もなく東京に移転することを。政府から全幅の信頼を寄せられた今井家は、東京で銀行の設立に乗り出すことになったのです。その頃、弟の久太郎は米国留学を控えていました。

忠興は五代友厚とも親交を深めていました。忠興と友厚は新時代での銀行の重要性を説くものの、新次郎が商売を嫌う理由が心にひっかかるあさは銀行に関心を示そうとはしませんでした。そんなあさを友厚が諭します。銀行はお金で人を救うことが出来る事業だと。

一方、梨江は再会したはつに和歌山の土地の証文を贈ろうとしました。しかし、はつは受け取ろうとはしません。頑ななはつにあさが説明しました。この土地の証文はもらうのではなく借りるのだ。銀行にお金を借りるのと同じことなのだと。

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『あさが来た』第8週「京都、最後の贈り物」各回あらすじとレビュー

第43話 11月9日(月) 祖父・忠政の危篤の報せ
第44話 11月17日(火) 今井家が東京移転を宣言
第45話 11月18日(水) あさが銀行の役割に開眼
第46話 11月19日(木) あさと新次郎のすれ違い
第47話 11月20日(金) 梨江からの最後の贈り物
第48話 11月21日(土) 忠興と忠嗣、東京へ出発

『あさが来た』第8週「京都、最後の贈り物」
 事前発表あらすじレビューと歴史・時代背景の解説

久しぶりにあさが京都に戻ります。あさの奔放な性格をただ一人理解していた祖父の忠政が危篤に陥ったのです。

前週、失踪した夫との再会を果たすことが出来たはつも京都の実家に戻ってきます。梨江は東京転居で不要となった和歌山の土地の証文をはつに贈ります。今週のサブタイトル「京都、最後の贈り物」にある「贈り物」とはこの土地の証文を指すようです。

第8週のレビューと見どころ

今週は、あさが久しぶりに京都の実家に戻ることで今井家の近況と今後の新展開が劇中で説明されます。その一方で、今週は気になるフラグが二つ立ちます。

一つはお付きのふゆ。あさと同年齢のふゆは、はつの嫁ぎ先に入ったものの山王寺屋の倒産により加野屋で働かせてもらうことになります。そのふゆが新次郎に恋をしてしまうらしき場面が描かれます。

ちなみに史実では、リアル浅子が実家から連れて来たお付きはその後、夫の目掛となり長男をもうけています。ふゆの劇中での今後の扱いが気になるところです。

もう一つのフラグは第1週より毎週登場してきた五代友厚が、あさへの特別な感情をほのめかし、それに新次郎が激しく反応する場面。

この二つの恋バナのフラグはまだしばらくは回収されません。一体この先、どんな展開が用意されているのでしょうか。

歴史・時代背景

1872年(明治5年)
前々週、前週に引き続き今週の時代背景も1872年(明治5年)です。劇中では、今井家の東京移転と銀行設立が紹介されますが、史実においても今井家の実在モデル・三井組はこの年から銀行設立の準備をはじめています。

三井組は東京日本橋・兜町に「海運橋三井組ハウス」を建設。日本初の銀行建築物と言われるこの建物内に、三井組は中枢機能を集約し銀行設立の準備をすすめました。

三井の当初の悲願は独立した私銀行の設立でしたが、政府の圧力により「海運橋三井組ハウス」を政府に有償譲渡し政府主導による我が国初の銀行「第一国立銀行」を設立。

しかし私銀行を諦めなかった三井組は1874年(明治7年)三井銀行の前身となる「為換バンク三井組」を設立。2年後の1876年(明治9年)、政府の認可をとりつけ念願の私銀行「三井銀行」を設立するに至りました。

『あさが来た』第8週「京都、最後の贈り物」一週間のエピソード観賞後の感想

前週までは幕府倒壊を経て新政府樹立、そしてそれに伴う庶民生活の右往左往ぶりと、混乱の収拾までが息もつかせぬタッチで描かれてきました。そして、今週の最後に登場したビールが次週以降の本格的な新時代の幕開けを暗示。

社会の大きな変化に伴う混乱の時代と新しい目標に突き進む新時代の端境期とも言うべき今週は、これまでの息もつかせぬタッチから一転し実に静かな週となりました。

今井家の先代当主の逝去。ヒロイン姉妹の思い出の詰まった京都の家が空き家になる。加野炭鉱の看板が不服な番頭の古き良き時代への郷愁。一つの時代の終わりを告げる場面の数々が静かに静かに描かれることで、かえって強く印象に残りました。

その一方で忠興が髷を解き散切り頭にする。洋装も奇異な眼で見られなくなる。そして上にも記した国産初のビールの登場。新しいものと古いものが入れ替わる様が巧みに描写され、次週以降の新展開を期待させてくれます。

次週以降の新展開については、時代の変遷だけでなく登場人物たちの相関図が書きかえれそうなフラグも多数登場。それらフラグが目立たぬように埋め込まれていて、これ見よがしの演出を排除するのが粋なことこの上ない。

嵐の前の静けさのような、更なる騒動を予感させる暗示に満ちた一週間でした。

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