あさが来た 第10週 お姉ちゃんの旅立ち

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2015年11月30日 〜 12月5日放送
第10週「お姉ちゃんの旅立ち」

『あさが来た』第10週「お姉ちゃんの旅立ち」あらすじ

正吉が加野屋七代目当主の引退を表明し、八代目当主に三男の榮三郎を指名しました。正吉の希望で、本来女子の同席が許されない八代目襲名披露式にあさも出席。八代目当主の榮三郎をあさと新次郎が支えて行く旨が襲名披露式で告げられます。

一方、梨江から譲り受けた土地を自分の目で確かめに行った惣兵衛が和歌山から帰ってきました。惣兵衛は和歌山の地で出直す決意を固めていました。山王寺再興に固執し異を唱える菊を栄達が説得。眉山一家の気持ちはようやく一つになりました。

はつと惣兵衛の一家が和歌山に向かって旅立つ前晩、はつは加野屋に泊まりあさと語り明かしました。あさとはつは久しぶりに心を合わせて箏を演奏。翌朝、あさたちに見送られながらはつと惣兵衛一家は新しい人生を切り拓く旅に出るのでした。

歳月は流れて1876年(明治9年)。ついにあさが妊娠しました。あさの妊娠がわかったのは九州でのことでした。仕事に追われ大阪に戻れないあさを、新次郎は迎えに行くべく大阪を発ち九州に向かいます。

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『あさが来た』第10週「お姉ちゃんの旅立ち」各回あらすじとレビュー

第55話 11月30日(月) 惣兵衛が和歌山行き決断
第56話 12月1日(火) 正吉が隠居をいそぐ理由
第57話 12月2日(水) 姉の和歌山行き知るあさ
第58話 12月3日(木) 姉妹の最後の箏曲の合奏
第59話 12月4日(金) はつの旅立ち/あさ妊娠
第60話 12月5日(土) 新次郎が加野炭鉱へ出発

『あさが来た』第10週「お姉ちゃんの旅立ち」
 事前発表あらすじレビューと歴史・時代背景の解説

前週、五代友厚が想いを寄せる女性を特定するかのようなフラグが立ちましたが、今度は友厚に想いを寄せる女性の登場を暗示するフラグが第10週に埋め込まれています。

第10週のレビューと見どころ

今週のフラグ主は、新次郎の三味線の師匠・美和と、加野屋中番頭・亀助の二人です。両者のフラグともに主人公夫婦を巻き込む厄介な展開が予想されます。

また、はつ一家が和歌山に旅立つことが決まり、出発前に久しぶりにあさ・はつの姉妹が箏を奏でる場面が登場します。様々な試練を乗り越え新たな出発をするはつを祝福するかのような演奏場面は涙なしには観ることが出来ない名場面になりそうです。

【1】五代友厚に想いを寄せる女性は美和

前週、五代友厚は自分が想いを寄せる女性のことを「ファーストペンギン」と表現したのを覚えておいででしょうか。

このたとえ話しを聞いた新次郎の三味線の師匠・美和が、自分も友厚の「ファーストペンギン」になりたいと本心を吐露します。

どうやら美和は五代友厚に惚れてしまったようです。友厚と美和、そこにあさと新次郎が絡み、極めて複雑な恋愛感情のもつれを予感させるフラグです。

【2】中番頭の亀助も・・・

もう一つの恋バナが展開をはじめます。

中番頭の亀助が恋をします。相手は、かつてはつのお付きで今は加野屋で働くふゆ。そのふゆは、あさの懐妊を心から喜ぶ新次郎の姿に複雑な想いを抱きます。

こちらもややこしそうな恋愛騒動の展開を予想させるフラグです。これら2つの恋フラグ、果たしてどのように回収されるのか。中盤頃の最大の見所となりそうです。

歴史・時代背景

1876年(明治9年)

劇中には登場しませんが、1876年(明治9年)に今井家の実在モデル・三井組が「三井銀行」を開業しました。

また、この年の2年前の1874年(明治7年)には大阪・神戸間の鉄道が仮開通。そして1876年(明治9年)には大阪・京都間を結ぶ鉄道の試運転が開始されるなど、関西の鉄道建設が急ピッチで進められたのがこの頃のことでした。

『あさが来た』第10週「お姉ちゃんの旅立ち」一週間のエピソード観賞後の感想

加野屋と山王寺屋。明治維新の動乱によって明暗が分かれてしまった二つの家の、新しい時代を迎えた中での新しい門出を対比しながら描かれる週となりました。

ドラマの背景となっている時代は1784年(明治7年)から1786年(明治9年)頃。関東の鉄道の開通に次いで関西の鉄道の開通に向けた準備も着々と進む中、石炭需要の急増という追い風の中で八代目襲名を発表する加野屋。

襲名披露の席では、正吉さんがあさちゃんの列席を英断。あさちゃんが手掛ける炭鉱業を改めて大阪の商人たちに紹介し、これからも加野屋はいいものは何でも取り入れてゆくと一同に向かって宣言。時代の先端を走り続けるという決意表明が爽やかでした。

一方、山王寺屋もやっと過去との決別を果たせました。菊さんを諭した栄達さんの言葉。山王寺屋がつぶれたのは時代のせいだ。こんな時代でなければ惣兵衛は立派な跡取りになっていたはずだ。この一言が、山王寺屋が過去と決別した瞬間を表現していた気がします。

そして、加野屋と比べて身軽な山王寺屋だけに変化の現れ方も早かった。加野屋の新次郎さんや榮三郎くんに先駆けて白蛇はんは斬髪。嫁と仲良く作業する菊さんの晴れやかな笑顔も劇中では初めて見せるものでした。

藍之助くんと養之助くんの成長は将来の山王寺屋の繁栄を暗示。そしてついにあさちゃんも懐妊。年明けの放送回からはじまる新展開に不可欠なキャラクターが揃い始めました。

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コメント

  1. tonton より:

    【1】五代友厚に想いを寄せる相手は美和 が正しいんですよね?

    の→に ですよね?

    ロマンスの描き方が複雑になりそうで今から怖いです(笑)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > の→に ですよね?

      ご指摘の通りです。早速訂正しました。

      > ロマンスの描き方

      恋のドミノ倒しの複雑さは前作を超えるかも知れませんね。

  2. sarubobo より:

    勘違いかと思いますが、1786年が明治9年というのは違いますよね…

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      ご指摘ありがとうございます。
      本ページの西暦のすべてで、7と8が反転していました。
      早速訂正させて頂きました。

  3. tonden より:

    10週目までざっと見ましたが、どういう映像になるかによって評価が割れそうですね。ストーリー全体を見ると面白そうだけど映像にするとどうなるのかがちょっと読めないところもありますし。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      一部公開された映像を見る限りでは、オーソドックスな作り方で安心して観ていられそうな気がします。

      また、恐らく過半数を占める女性視聴者が喜ぶ要素が満載なので、受けはいいかも知れません。