あさが来た 33話 美和を新次郎の目掛に?

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2015年11月4日(水)放送
第6週 第33話 「妻の決心、夫の決意」

『あさが来た』第6週 第33話 「妻の決心、夫の決意」あらすじ

鉱山を買うには資金が足りないことが悩みの種のあさは嫁入り道具を売り払ってまで資金をつくろうとしていました。そんなあさの評判は大阪中にひろまり、加野屋は危ないという噂まで拡散。退官し大阪に戻った五代友厚(才助)はあさと加野屋を案じていました。

一方で夜遊びを続けていた新次郎は、美和からの誘惑を辛くも退け一線を越えてしまいそうなところを踏みとどまりました。しかし、よのが新次郎に目掛を迎えるようすすめていることを知ったあさは深く落ち込んでしまうのでした。

そんなある日のこと。臨月を迎え大きなお腹を抱えたはつが加野屋のあさのもとにやって来ました。はつがやって来たのはお付きのふゆを加野屋で働かせてもらおうとあさに頼むためでした。はつは年頃のふゆの将来を案じていたのです。

はつの気持ちを汲んだあさははつの頼みを義母に相談すると快諾。ふゆのことを加野屋に託す見通しが立ち安心したはつが加野屋を発とうとしたその時、異変が起こりました。はつに陣痛が起こりその場で身動きが取れなくなってしまったのです。

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『あさが来た』第6週 第33話 「妻の決心、夫の決意」
 事前発表あらすじのレビューと解説

夜遊びを続けていた新次郎が小さなきっかけから改心の兆しを見せ始めるその一方で、新次郎に目掛を持たせようとするよのの動きが止まりません。

そして、そんなよのの動きをあさが察してしまいます。

世が世ならあさは怒り心頭となるところでしょう。しかし、この時代の嫁の一番のつとめは子供を産むことです。

嫁のつとめを果たしていないばかりか、夫を放って仕事に明け暮れているあさがよのに反論出来るわけなどありません。

そんなあさを更に追い詰める事態が発生します。

お付きのふゆを白岡家で引き取ってもらおうと考えたはつがあさのもとを訪問。身重のはつがよりによってよのの目の前で産気づくのです。

本来なら白岡家の嫁になっていたはずのはつのお産。実に手際の良い、主人公の追い詰め方だと思います。

余談ながら今回、五代才助は名を友厚に改めます。

『あさが来た』第6週 第33話 「妻の決心、夫の決意」
 朝ドラ観賞後の感想

跡取りが悲願のよのお母ちゃんの眼前ではつちゃんが産気づく

あさちゃんにとっては皮肉な展開となりました。

跡取りをもうけることより大切なことはないとまで言い切り、新次郎さんの跡取りに執拗なまでにこだわり続けるよのさんの目の前ではつちゃんに陣痛がはじまる。

美和さんのもとに亀助さんを間者として放ち、新次郎さんに「目掛」を囲わせる準備を着々とすすめるよのさんの暴走がますますすごいことになりそうです。

一方、姉の出産はあさちゃんにとってもおめでたいことですが、自分の立場がさらに苦しくなることも意味しています。

新次郎さんが「目掛」を囲うことに反対する理由が一つまた一つとつぶされてゆく。主要登場人物たちにとっては皮肉な展開を積み重ねる意地悪な作劇術がみごとです。

あさちゃんの「窮地」

夫の「目掛」問題に加えて、鉱山買収のための資金調達は遅々として進まず、炭鉱経営を手がけることへの家族の理解もいまだに得られない。

そんな状況が大阪の商人のおっちゃんたちの間でも話題になり、街中で子供に指を指されるほどの悪い意味での有名人になってしまったあさちゃん。

ここまで「窮地」に追い込まれたにも関わらず、「窮地」を全くと言っていいほど感じさせないあさちゃんの明るさとしなやかさがお見事です。

この先、物語を盛り上げるためにもあさちゃんにも大ピンチが到来するのでしょう。あさちゃんがピンチと認識するような事態はどんな出来ごととなるのか。

楽しみ半分、怖さ半分です。

追記

諸般の事情により当ブログでは「目掛」という当て字を用いています。

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コメント

  1. koji より:

    朝蔵はん、お久しぶりだす(笑)。

    あさイチの受けでも言われてはりましたが

    亀助はんは美和はんと

    お茶しはりましたのでしょうか?。

    やはり、しはりましたから故の

    目掛騒動なのでしょうか?。

    俄か大阪弁失礼いたしました(^_^;)。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      亀助さん、見るからに誘惑に弱そうですからきっとお言葉に甘えたかと。
      標準語での回答、失礼しました。

  2. もんすけ より:

    切ない…、あぁ、切ない、切ない…と何度もつぶやいてしまいました。
    それぞれの千々乱れる心と蜘蛛の糸のように絡まる「大人の諸事情」。
    繋ぎとめているのが新次郎さんの着物の、
    あさちゃんによるザクザクに粗い、一つひとつの縫い目というのが心憎いですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 繋ぎとめているのが(中略)ザクザクに粗い一つひとつの縫い目

      詩のように美しいレビューですね!
      韻をふんだら歌詞になりそうです。

  3. 三毛猫コフィ より:

    一話から楽しく読ませて頂いています。
    ありがとうございます。
    先の筋まで読ませていただいていても(原本事前に読むか読まざるべきか何時も悩むのです)全然、翌日が楽しみな事はなかなかない事ですが今回は特別でした。

    今日は初回の情が移るから”鰹節はあかん”といわれたネコ…時々ネコの声したよね…が、やっぱり!!
    新次郎さん情に負けたんだ!!
    納得した次第。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 情が移るから”鰹節はあかん”といわれたネコ

      裏でミーミー泣いてた捨て猫ですね!
      よく覚えてましたね。コメントを頂戴するまで記憶から完全に飛んでました。

  4. DarkVoice より:

    出産後こそ一番手助けが欲しい時なのに、そこで暇を出すのかなあ。と思いました。無償のボランティアをいつまでもさせられない。とは思いますが。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      前回に栄達さんが菊さんに働け!と言っていたので、菊さんを働かせる算段があったのかもしれませんね。

  5. Lara より:

    いつも拝見させていただいてます。
    一つ気になるのですが、商人のいわゆる2号サンは側室とは言いません。側室(室)は主に武士などにのみ使われるのであって町人の場合には妾でしょう。(下級武士もそうですが)NHKのガイドブックでも妾となっています。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      言葉の誤用は承知していたのですがブログ運用時のガイドラインというものが存在し、使ってはならない言葉、使うことを避けるべ言葉があるのです。この案件もそれに該当するため苦肉の策として用いていたのですが「目掛」という表記に変更してみました。