あさが来た 40話 はつと惣兵衛再会果たす

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2015年11月12日(木)放送
第7週 第40話 「だんな様の秘密」

『あさが来た』第7週 第40話 「だんな様の秘密」あらすじ

あさと炭坑夫たちがつかみ合いになりました。そのはずみで身の守りのためにと友厚から預かっていた拳銃が地面に落下し暴発してしまいます。爆発音に恐れをなした炭坑夫たちはあさへの抵抗を断念。その直後、坑夫の妻たちがあさのもとに命乞いに集まって来ました。

一方、賭場に足を運んだはつはようやく惣兵衛の姿を見つけることが出来ました。惣兵衛ははつに自分が失踪した理由を語りました。惣兵衛は、自分に嫁いだはつを不幸にしてしまったことを恥じていたのです。

惣兵衛が語る失踪の理由をはつは何も言わずに受け入れました。そして、はつに連れられ家に戻った惣兵衛は、失踪後に生まれた長男の藍之助と初めての対面。そして、涙ながらに両親との再会を果たすのでした。

その頃、九州の炭鉱では治郎作率いる炭坑夫たちがようやく山に入って仕事を再開することになりました。炭坑再開の朗報にあさが喜んでいるその時、思いがけない人物が籠に乗って到着。あさの身を案じた新次郎が駆けつけて来たのです。

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『あさが来た』第7週 第40話 「だんな様の秘密」
 事前発表あらすじのレビューと解説

あさと炭鉱夫たちの間のこう着状態は予期せぬ「お守り」の暴発によって打開。この暴発はあさが炭鉱夫たちを「恫喝」する格好となり、会話の糸口を掴む契機となりました。

炭鉱夫たちの抵抗に悩まされ続けていたあさの形勢は逆転し、炭鉱夫たちがあさに恐れおののく痛快で大いに笑わせてくれそうな展開は今週の最大の見どころかも知れません。

しかし、はつのエピソードもあさの炭鉱でのエピソードに勝るとも劣らない見どころとなりそうです。

五代友厚より惣兵衛の居所を告げられたはつは、早速その場所へ足を運びます。そしてついにはつは惣兵衛と涙ながらの再会を果たします。

厳しい現実から逃避するため失踪した惣兵衛をはつは受け入れ、家に戻った惣兵衛は両親とも再会。惣兵衛の失踪直後にはつが身ごもったことがわかった長男・藍之助も、はじめて自分の父親と対面します。

見どころがあり過ぎるくらいの『あさが来た』第40話です。

『あさが来た』第7週 第40話 「だんな様の秘密」
 朝ドラ観賞後の感想

白蛇はんとはつちゃん

ぬかるみで転倒し、落ちるところまで落ちた自分を嘲笑う白蛇はん。今日のような気持ち陥ったことはこれまで一度や二度ではなかったはずです。そして、その度に思い出していたに違いない楽しかったはつちゃんと過ごした農村での日々。

実際、後にも先にもあの頃の白蛇はんほど明るい表情を見せたことはありませんでした。しかし、その楽しさが一方で苦痛になっていたとは。はつちゃんを不幸にした自分が笑って暮らして良いはずがない。白蛇はん、そこまではつちゃんを大事に思っていたのか。

そんな夫の気持ちを理解したはつちゃんが、白蛇はんとの再会の場で決して声を荒げるようなことをせず、静かに夫の傷だらけの心を受け止める姿が美しい。そして、白蛇はんにとっては救いの言葉となった次の一言が心に沁みます。

今さら良い夫になろうと思うな。良いお父ちゃんになれ。

良い夫になろうとすれば自ずと白蛇はんの意識は過去に向いてしまう。しかし、良いお父ちゃんになろうとしたら、前を向くしかない。夫の気持ちを知り尽くしたはつちゃん、立派過ぎて言葉もありません。

思えば山王寺屋の倒産以来、自分を失わなかったのははつちゃん唯一人でした。白蛇はんの失踪も耐え忍び、山王寺屋再生の第一歩を踏み出すこの日まで家を守り通したはつちゃんは、『あさが来た』終了後もずっと忘れられないキャラクターの一人になりそうです。

追記:山王寺屋一家の再会場面。感極まり声も出なくなった栄達お父ちゃん。初めて感情をむき出しにして「お母ちゃん」に成りきった菊さん。名演でした。今回もまた、いいものを見せてもらいました。

あさちゃんの「啖呵」

実を言うと前回と今回を観るまで、炭坑夫の男性たちに啖呵をきるあさちゃんの場面に一抹の不安を覚えていました。

朝ドラヒロインの「啖呵」で忘れられないのは『カーネーション』の糸子さん。尾野真千子さんの線の太いキャラが「啖呵」に迫力を加えていました。

その一方で、波瑠さんは尾野真千子さんと比べて線の細い印象がある。だから「啖呵」が滑ってしまうのではないかと。

しかし、そんな不安は杞憂に終わりました。あさちゃんの「啖呵」。糸子さんのそれに勝るとも劣らない迫力でした。

新次郎さん

山王寺一家の心を揺さぶられる再会場面。あさちゃんと炭坑夫たちの息の詰まるような激しい対立。そしてピストル暴発が引き起こす緊張。

濃厚過ぎる名場面の数々を、駕籠から降り立った新次郎さんの呑気な表情が一瞬にして吹き飛ばす。

新次郎さんの天然キャラ、神レベルでした。

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30 Responses to “あさが来た 40話 はつと惣兵衛再会果たす”

  1. ぽち より:

    新次郎さんは玉木さんですよね。漢字を間違えました。失礼しました。

    帰宅してオンデマンドで見ました。
    はつさんと惣兵衛さんの再会も涙物でした。
    お父ちゃんもお母ちゃんも、ホントに嬉しそうでした。
    そして
    その感動の後の、まさかの新次郎さん!
    明日も楽しみすぎます。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 漢字を間違えました

      訂正しておきました。

  2. ぽち より:

    はじめまして
    コメントしてる他の皆様同様に誰かに伝えたい、語りたい思いでコメントさせていただきます。
    まだ、今日の回は見ていませんが、菊さんの様子が楽しみで仕方ありません。
    先日の孫に対するツンデレもそうなんですが、お菓子を食べるときの素直な気持ちを語るところとか、よのさんとは違う可愛らしさがものすごく良いのです。
    爪がきれいすぎる事にとても違和感を感じていたのですが、よく見ると髪もいつも整っていて、精一杯の頑張り?筋?の様なものを感じました。

    元々大阪制作の朝ドラは大好きですが、今回は玉木宏さんのあまりの素敵ぶりに毎日見る様になりました。ですが、玉木さんだけでなく、ほかのみなさんもすごく良くてどっぷりはまっています。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      菊さんに注がれる視線が暖かで優しさに満ち溢れ素敵ですね。
      こんな見方もあるのかと感心しながらコメントを拝見しました。

      菊さん、単なるイケズの姑では終わらない深い人物造形が見事なキャラだと思います。

  3. ゆき より:

    暴発のアクシデントを利用して自分の覚悟を語る…

    ハッタリもようかまさん私なら青ざめて
    「どうしよう!すんまへん!」
    と平謝り、オロオロするだけだったと思います

    凡人と偉人、賢人の違い…
    ピンチもチャンスにする!
    すごいなーとただただ感心するばかりです

    朝蔵さんの感想を読み、これから二度見するところです♪

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > オロオロするだけだった

      爆音の直後の空気の流れの変化を瞬時に察知したセンスは本当にさすがでしたね。

  4. koji より:

    今回は本当に秀逸でしたね。

    序盤は緊迫したシーン。

    中盤は感動的なシーン。

    そして、終わり際のコミカルなシーン。

    新次郎はんの登場シーンは頭の中がズッコケました(笑)。

    啖呵を切っているときの

    あさちゃんの「目力が」も凄かったですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 緊迫
      > 感動的
      > コミカル

      わずか15分間によくぞここまで詰め込んだものだと思います。

  5. うみがめ より:

    こんにちは、はじめてコメントいたします。いつも楽しくブログと皆さんのコメントを拝見いたします。
    あさが来たにはまってしまい、私も誰かに語りたくてうずうずしていました。

    五代さまがはつを訪ねたのは、新次郎さんが炭鉱に行ってしまった、本当は自分が行きたいし、助けることができるのに夫でない自分は行けない。だから何か他にあさの役に立ちたかったからだと想像しています。もちろん、大阪商人への罪滅ぼしと、あさへの点数稼ぎもあると思います(笑)。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      五代さまのはつちゃん訪問の目的、深く納得出来るご高察です。
      ピストルを預けるだけでは気が済まなかったのかも知れませんね。

      今後も、是非とも当ブログ上にて語って下さい!

  6. えり より:

    今朝は、号泣でした!
    ドラマのどこをとっても誰かに話さずにはいられない面白さ、、、私もあさぞうさんと同じく、こんなこと初めてです(笑)

    テレビで見て、あさぞうさんやみなさんの感想を読んで共感したり、気づきを得たり、そしてまた録画を見ています。
    毎日こんな楽しみを味わえるとは、これぞ朝の連続テレビ小説の醍醐味ですね。

    惣兵衞は、自分がいなくなることではつをこの生活から解放してあげたい、はつには新たな人生をやり直してほしい、、、失踪の理由は、自分が辛い生活から逃亡したいからではなく、
    はつの幸せのために自分が消えるという、惣兵衞なりの不器用な、でも究極的な愛の伝え方だったのですね。
    でも、はつは逃げずに惣兵衞を信じてずっと待っていた。
    はつと惣兵衞がこんなに深く心からお互いを思いやる夫婦になるなんて、初対面のシーンからは想像もできませんでした。
    はつと惣兵衞は、これから苦労しながらも幸せな家族を作り上げていくのだろう、と安心しました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > はつと惣兵衞がこんなに深く心からお互いを思いやる夫婦になるなんて、
      > 初対面のシーンからは想像もできませんでした。

      おっしゃる通りですね。
      逆の言い方すれば、今回の二人を見ていて、初対面のあの頃は夢か幻か。
      そんな気さえします。

  7. さや より:

    予告編で気になっていた命乞いの場面が見れました。史実の浅子さんも拳銃片手に炭鉱に乗り込んだんですよね……。怖かったでしょうに……。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      当時の炭鉱の様子を描いた絵画をどこかで見たことがありますが、刺青入りの男性がたくさんいました。そういうところだったようです。当時の炭鉱は。

  8. ※※京子 より:

    今日は、いろいろ見どころがありました。あささんが炭鉱の男達に啖呵を切る場面は迫力があり、カズさん初め、九州の女達の家事、育児、男達を助ける九州女の強さに感動し、
    富田靖子と山崎銀之丞の演技は凄く良かったです。
    一方、はつさんの芯の強い一番、女の強さを感じる可愛らしさは天下一品でした。又、義母役の萬田久子さん〜最高でした!!
    大阪女は、弱みを見せられないけれど、各々場面で弱みを堂々と見せる、孫も可愛いけど素直になれなかった、でも、息子の惣兵衛が帰って来た時の慌てよう、叱りながら、
    「今ごろ帰って来て〜‼」
    そして、抱きしめて泣いていました。惣兵衛さん演じる柄本佑さんも息子より、「お父ちゃん」、そして、「お母ちゃん、お母ちゃん」
    と心から泣いてました。
    大阪女の可愛い弱さが身に滲みました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      今回もまた見所があり過ぎて目眩がしそうでしたね。

      > 義母役の萬田久子さん〜最高でした!!

      菊お母ちゃん、今回で多くの人の心をつかんだのではないでしょうか。
      次回以降、菊お母ちゃんがどんな顔を見せてくれるのか。
      楽しみでなりません。

  9. ちぃちぃ より:

    こんにちは。

    やっと惣兵衛さんが帰ってきました。
    菊さんが初めて見せた涙が印象的でした。
    なんだかんだ言ってても、やっぱり心配していたんですね。
    ところで、『白蛇』が日焼けして『黒蛇』になりましたが、顔半分が無精髭で真っ黒になっている今は『何蛇』なんでしょうか?

    ところで、昨日の感想で、惣兵衛さんの目撃情報をはつさんに告げたのが新次郎さんじゃないことについて触れていらっしゃいましたが、私は、新次郎さんがはつさんのところに行かなかったのは、その時点ですでに九州に向けて旅立っていたからだと思います。

    現代とは違い、大坂から九州までの旅は一日二日では終わらないでしょうから。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > すでに九州に向けて旅立っていた

      炭鉱がどれほど厳しいところなのかといううめさんの一言で不安に駆られ、九州に急行。
      新次郎さんならありえそうです。

      > 顔半分が無精髭で真っ黒になっている今は『何蛇』なんでしょうか?

      ニシキ(二色)ヘビでしょうか。(正確には錦蛇ですが)

  10. よるは去った より:

    はつ「良い旦那さんになろうとしないで下さい。良いお父ちゃんになって下さい。」惣兵衛君はいくらか気持ちが楽になったかな?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 良いお父ちゃんになって下さい

      心に沁みる優しい言葉でした。
      白蛇はん、いい嫁をもらったものです。

  11. よるは去った より:

    加野屋の若旦那さんはお駕籠でご到来だすか?新次郎君は治郎作親分からどんなに歓迎(?)を受けることやら•••••。一説によると辛い再会もあるらしいけど•••••••それはまた後の話?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 新次郎君は治郎作親分からどんなに歓迎(?)

      この場面がとても楽しみです。
      笑わせてもらえそうなので。

      • よるは去った より:

        新次郎君が駕籠で炭坑にやってきた時点で笑えました。先週末にあさちゃんと二番番頭の亀助さんが草鞋履きの徒歩でふうふう言いながら来てるのとえらい対照的なもんで(笑)。

        • 朝蔵(あさぞう) より:

          コメントありがとうございます。

          > 新次郎君が駕籠で炭坑にやってきた時点で笑えました。

          今回の、新次郎さん登場までの物語の空気ともギャップがあり過ぎて、その点でも笑わせてもらいました。

  12. キヨコ より:

    真っ黒と言えば、お菊さんの半襟が薄黒く汚れていましたね。
    最後まで手放す事のできなかった 幸福だった時の自分自身のプライド
    それも歳月とともに色褪せていく・・・

    けれど、待ち焦がれていたわが子の帰還によって
    新しい朝を迎えたはつたち一家。
    置物のようだったお菊さんは、これからどうなっていくのでしょうか?

    今後が楽しみです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 待ち焦がれていたわが子の帰還

      はつちゃんの言葉を借りると、菊さんが良いお母ちゃんになった瞬間を見たような気がしました。

  13. atsu より:

    一昨日、はつがよのに「あさのことよろしゅう」と言ったとき、「あ!」と思ったのですが、やっぱりはつは自身苦しい生活の中にいながら、よのの性格やあさのつらさをちゃんとわかっていたのですね。「白蛇はんにも可愛らしいとこがある」と見抜いたはつは、菊の心の中に深い情愛があるのに気が付いていたのでしょう。
    昔の夏目雅子の「なめたらいかんぜよ」ばりに啖呵を切るあさ。それでいて「旦那様に手紙を書かな」と可愛らしい。五代の「似ていないようで似ている」姉妹は、情が深いのかも。
    (連日長々すみません。あんまりおもしろくて誰かに聞いてもらわないといられないんです)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > あんまりおもしろくて誰かに聞いてもらわないと

      お気持ち、とても良くわかります。
      ドラマのどこを取っても誰かに話さずにいられなくなる面白さ。
      こんなこと、初めてです。

  14. 清美 より:

    ピストルで怪我しなくて良かったね(*^_^*)。でも、親方から、顔を叩かれ、可哀想同時にあさが反省して謝ってあさは、偉い!いつまであさは、綺麗な姿で居る事が出来るの?周りが、真っ黒なのに、あさは、真っ黒にならないの?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > あさは、真っ黒にならないの?

      真っ黒といえば、京都の実家では手紙を書いただけで顔中真っ黒になってましたね。

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