あさが来た 43話 祖父・忠政の危篤の報せ

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2015年11月16日(月)放送
第8週 第43話 「京都、最後の贈り物」

『あさが来た』第8週 第43話 「京都、最後の贈り物」あらすじ

炭鉱でのあさと坑夫との間の一悶着も収拾がつき、大阪に戻る支度をするあさに手紙が届きました。祖父の忠政が危篤に陥ったというのです。あさは大阪には戻らずに九州の炭鉱から京都の実家に直行。連絡を受けたはつも藍之助を連れてすでに今井家に戻っていました。

何年かぶりに愛孫あさの顔を見ることが出来た忠政は少しだけ元気を取り戻しました。あさも忠政の元気そうな顔を見て胸をなで下ろします。二人の孫娘の前で気丈に振る舞う忠政でしたが病状は悪く余命は短いと宣告されていました。

その頃、加野屋ではよのがヘソを曲げていました。あさが大阪に戻らず京都の実家に行ったことがよのには面白くなかったのです。一ヶ月も家を空ける嫁への不満を漏らすよのを、正吉は懸命になだめるのでした。

大好きな祖父が危篤なのだから、あさが帰って来ないのは仕方のないことと口では言う新次郎でしたが寂しさを募らせていました。その頃、あさは何年ぶりかの今井家の店に入り、活気あふれる空気に心を高鳴らせていました。

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『あさが来た』第8週 第43話 「京都、最後の贈り物」
 事前発表あらすじのレビューと解説

あさの祖父・忠政が危篤に陥ったとの知らせを受け、あさは蔵野炭鉱から京都の実家に直行し、第2週以来となる京都・今井家を舞台にした第8週がスタートします。

前週に夫の惣兵衛との再会も果たし幸せを取り戻したはつも京都へ。あさとはつの姉妹は懐かしい京都・今井の実家で久しぶりに顔を揃えます。

山王寺屋の倒産以来、貧しい身なりをしていたはつは母・梨江の着物を借りて久しぶりに美しい姿を披露してくれるのが楽しみです。

溺愛していた孫娘・あさと最後の再会を果たす忠政。幼い頃、ただ一人自分の味方をしてくれた祖父・忠政の顔を見るのはこれが最後となるあさ。

かつて仲良く木登りを楽しんだ祖父と孫娘の最後の場面は号泣回になりそうです。

一方、大阪に戻らず京都に行ってしまった嫁が不満のよの。そのよのをなだめすかす正吉。婚家に戻らないよのの反応まで丹念に描くこのスキのなさが『あさが来た』の濃密な面白さの秘密かも知れません。

なお、今週は新次郎に惚れてしまったらしいふゆの恋バナフラグが立つようです。

『あさが来た』第8週 第43話 「京都、最後の贈り物」
 朝ドラ観賞後の感想

菊さんが孫にメロメロ

前週の『あさが来た』で一つだけ残念だったことがあります。それは白蛇はんが戻った後の菊さんの変化を見ることが出来なかったこと。作劇上、前週中に菊さんの変化を描くのは無理があるのもわかってましたが。

しかし、そんな物足りなさは予想以上の菊さんの変化によって埋めることが出来ました。あれほどまでに孫に夢中になり、はつちゃんが京都に連れて行くことに猛反対までするとは。藍之助ちゃんが菊さんの心をしっかり癒してくれることを期待してやみません。

(バトンタッチした藍之助ちゃんを演じた子役が緊張していたのがちょっと可哀想)

忠政おじいちゃん

夢でもいいから最愛の孫娘たち会いたいと言ってあさちゃんとはつちゃんの部屋で伏せている、忠政おじいちゃんの孫恋しさが泣かせます。あさちゃんの嫁入りの折に、嫁に行かないでくれと泣きついていたあの時の寂しさが蘇っていたのかも知れません。

前週、眼力あふれる眼をかっと見開いて「なめたらいかんぜよ!」と坑夫の男衆を一喝したあさちゃんから一転、今回はおじいちゃんに甘える孫娘に変身。しかし、その両極端な姿の間にギャップが皆無なのが見事。波瑠さんの実力、恐るべしです。

追記:京都の今井家ではつちゃんと梨江お母ちゃんが縁側で久しぶりに会話を交わす場面。梨江お母ちゃん曰く、あんたに会えると分かったらもっといい着物を仕立てておいた。どれだけのお金持ちなのかとビックリポンです。

正吉お父ちゃん

よのさんを巧みにあやす正吉さんを見ていて、かつて正吉さんが結婚前の新次郎さんを連れて加野屋を訪問した時のことを思い出しました。

パチパチはんをしゃんしゃんさせて踊っているなど、あさちゃんの暴走ぶりに開いた口がふさがらない正吉さんが、将来はあさちゃんを嫁にもらうことになっている新次郎さんに問い質す。あのお転婆娘の手綱を締めることが出来るのかと。

正吉さんを不安にさせるほどの娘時代のあさちゃんでしたが、今にして思えばあさちゃんよりもよのさんの方がはるかに手強い。そのよのさんの手綱を握って離さないどころか、実に上手に操る正吉さんはやはり最強だと思ったことでした。

追記1:あれが夫婦円満の秘訣なのかと、自分の苦い経験を踏まえて(?)コメントを入れる雁助さんが面白くて、しかもちょっと切ない。

追記2:夫に頼りっきりのよのさん。正吉さんに先立たれでもしたらどうなるのかと、ちょっと不安になりました。

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コメント

  1. DarkVoice より:

    旅姿だからなのか、あささんの髪型が不思議に思いました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      京都の実家に到着しばかりの時、かなり乱れてましたね。
      馬を駆ってやって来て、旅装の解かずそのままおじいちゃんのもとにやって来た。そんな設定だったのかも知れません。

  2. FYL より:

    毎日楽しみに拝見してます。
    日付が11月9日になってますね^^;

  3. atsu より:

    あさは炭鉱がひと段落、祖父が危篤と聞いて京都に飛んで帰り、病状は心配でも久々実家でほっとする気持ちもある。ここにちょっとあさに隙がある。婚家では1ヵ月帰らない嫁が実家に行ったと姑のよのが不満顔。気の付くうめはとりなそうと懸命で、夫の新次郎も内心さびしい。そこにふゆが…、本当に心にくいほど巧みな設定ですね。
    一方で、菊は息子が無事帰り、孫も大っぴらに可愛がるように。多分不在のはつに憎まれ口も叩くだろうけれど、こちらは安泰。
    朝蔵さまの言葉通り、「ない物ねだり」は不幸の種、幸せは心のもちよう。考えさせられます。
    あさの髪よく似合って私には見るとまぶしいほどきれいに見えますが、これもよのには不評かも。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > あさに隙がある

      またまた深い読みです。隙までは僕は読めませんでした。まして、その隙をうめさんがさりげなく埋めていたとは。お付きの鏡のような存在ですね。

      > そこにふゆが…、

      本当に上手です。視聴者の気の持たせ方が。

  4. よるは去った より:

    菊さんもよのさんも「いけず」を言いながらどこか憎めない姑だね。梨江さん役の寺島しのぶちゃん•••••貴女もとうとう孫がいる役に••••••。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      決して悪気はないものの、空気を読めないばかりに言動がいちいちイケズになってしまう。絶妙なキャラ設定ですね、特によのさんは。