あさが来た 44話 今井家が東京移転を宣言

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2015年11月17日(火)放送
第8週 第44話 「京都、最後の贈り物」

『あさが来た』第8週 第44話 「京都、最後の贈り物」あらすじ

ふゆが新次郎に対して特別な感情を抱いているのではないか。案じるうめは、ふゆを厳しく戒めました。そのうめとふゆのやり取りを盗み聞きする者がいました。よのでした。ふゆが新次郎に想いを寄せているらしいことを察したよのは、一計を案じていました。

一方、京都の今井家では、あさと最後の碁を打つことができ満足した忠政は、家族を枕元に呼び寄せると一人一人に心からの感謝の言葉を伝えました。そして最愛の孫娘・あさに言葉を遺すと静かに息を引き取りました。

忠政の葬儀を終えた忠興は、あさとはつに告げました。今井家は年内には京都を去り東京に転居すること。東京に転居するのは政府のお達しにより、両替屋の新しい形である銀行を開業するためであることを。

そして忠興は、今井家の銀行開業の後押しをしてくれている人物をあさとはつに紹介しました。折もよく、今井家を訪ねて来たその人物とは五代友厚でした。すでに面識のある友厚の来訪に、あさとはつは驚きを隠せません。

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『あさが来た』第8週 第44話 「京都、最後の贈り物」
 事前発表あらすじのレビューと解説

祖父・忠政との最後の時間を過ごすため久しぶりに顔を揃えたあさとはつの二人の実家訪問はまた、幼い頃の思い出が詰まった京都の家で過ごす最後の時間となってしまいます。

新政府の要請を受け、今井家は銀行設立のために京都から東京に移転することが決定。忠興があさとはつにそのことを告げる場面が今回描かれます。

銀行というあさには聞き慣れない言葉を忠興が噛み砕いて説明します。銀行とは両替屋の新しい事業形態なのだと。

しかし、新次郎の少年時代のトラウマが棘のように心に刺さったままのあさには、両替屋以上にお金を取り扱う銀行という事業に関心を持つことが出来ません。

そんなあさに銀行の使命を説明する人物が登場します。五代友厚です。五代友厚の説明であさは銀行事業に開眼。一方、実業家・あさの師として五代友厚の存在感が増す瞬間です。

尚、史実でも今井家のモデル・三井家はこの時期に京都から東京に転居。京都時代、油小路三井家と呼ばれていた同家は東京小石川に居を移して後、小石川三井家と呼ばれるようになります。

同じく史実では、あさの実在モデル・広岡浅子が婚家に入る際に三井家から連れて来たお付きが、後に夫の目掛となっています。

『あさが来た』第8週 第44話 「京都、最後の贈り物」
 朝ドラ観賞後の感想

おじいちゃん

おじいちゃんが亡くなり、おじいちゃんと一緒に木登りした思い出の詰まった大木を見上げるあさちゃんの図。

よくありがちな演出だと、こんな場面ではあさちゃんの見上げた木の枝にちびあさちゃんとおじいちゃんが並んで座る幻が浮かんでくるのが王道です。

しかし、その王道をキッパリ拒絶し、木の枝だけに映し出し二人の懐かしい歌声だけを聞かせる。ちびあさちゃんとおじいちゃんの並んで座る姿は観る者の想像に委ねる。

この粋な演出に、涙腺を破壊されました。

よのさんのPLAN-B

美和さんの目掛作戦は本人の辞退により失敗に終わったよのさんでしたが、作戦そのものを諦めていたわけではなかった。

ふゆちゃんとうめさんの会話の盗み聞きしていたのは、美和さんの目掛作戦失敗後も、機を窺い続けていたに違いないい。恐るべしよのさん。

これまで見せたこともないようなよのさんの不敵な笑みがすごかった。

しかし、あれほどの悪だくみをしながらも尚、可愛らしく見えてしまうキャラの作り込みがすごい。名脚本家と名優の奇跡のコラボです。

それはさておき、ふゆちゃんにロックオンしたよのさんの目掛作戦「PLAN-B」。あさちゃん不在で新次郎さんの胸の中にぽっかり穴があいた絶妙のタイミングでの作戦開始で、騒動が再び勃発するのでしょうか。

リアルふゆちゃん

史実では、広岡浅子さんが加島屋に嫁いだ際に実家の三井家から連れてきたお付きの女性が、広岡新五郎氏の目掛となり長男をもうけています。

新五郎氏とお付きの女性との間に生まれた長男は、その後、加島屋が所有する企業の要職に就いています。

尚、『あさが来た』の原案小説『小説土佐堀川』では、その女性は小藤という名で浅子さんが自ら夫の目掛とすることをすすめた旨の描写があります。

しかし、お付きの名が「小藤」である点。浅子さんが自ら目掛にするようすすめたという点。これら二点については史実か否か定かではありません。

追記

加野屋が立派になったのはお父ちゃんのお陰と殊勝な発言をする久太郎くんへのあさちゃんのツッコミがそのまんま「ジャイアン」。

「久太郎のくせに!」
(ジャイアン:のび太のくせに!」

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20 Responses to “あさが来た 44話 今井家が東京移転を宣言”

  1. ※※佳子 より:

    毎日、ビデオで録画しておいて、手が空いたときに見ています。
    主人が一緒に見ていてはまったのは、「あまちゃん」以来。
    仕事から帰ってくると、「あさ見よう」と楽しみにしています。
    いいドラマは、登場人物ひとりひとりが愛しく思えてくるのですが、一人一人がその人なりに一生懸命に生きていながらすれ違って生じるおかしみ。ふざけやウケねらいとは違ったおもしろさです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > ふざけやウケねらいとは違ったおもしろさです。

      おっしゃる通りですね。キャラクター一人ひとりの人物造形がしっかりとしてさえいれば、それだけで十分過ぎるほど面白くなると思います。

  2. koji より:

    忠政おじいちゃんの

    あさちゃんのホッペをつねるシーンも

    また感動的でしたが微笑ましくも感じました(^_^)。

    「やらこいなぁ」

    「ええきもちやぁ」

    って言ってましたね。


    これまた放送後に思い出しまいたが

    和枝はんは

    め以子ちゃんに

    「のび~る のび~る」と言って

    思い切りホッペを引っ張ってました。

    あれは間違いなくイケズでしたが何気に愛情も込められていた気もします。

    さて、五代さま登場のシーンでは

    またまたまたまた

    あのエレキギターの音色が。。。

    五代さまのテーマ曲として作られたとしか思えないですね!。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 「のび~る のび~る」

      映画『ゴッドファーザー』にも「のび~る のび~る」があるのを思い出しました。
      さすがにドン・コルレオーネは「のび~る のび~る」とは言いませんでしたが(笑)

  3. よるは去った より:

    忠興父ちゃんから「BANK」なんて言葉が出てくるなんて誰が予想しただろうか?三◯住◯Bankの始まり?Bank→銀行は五代友厚さんによる訳

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 三◯住◯Bankの始まり?

      ◯井◯友銀行の始まりのようです。


      > Bank→銀行

      日本銀行のサイトに詳細が掲載されています。
      日本銀行

  4. ゆき より:

    お目掛さん(側室)により跡継ぎを遺すしくみは、フェミニスト運動家から見たら不服かもしれませんが、私は理にかなっている、と思います

    Y遺伝子とか男系一世とか詳細を述べるとスレッド違いになるのでここでは書けませんが…

    あさちゃんには辛いことかもしれませんが、偉大な使命を与えられた人には苦難の道もあります
    これからも挫けずガンバッテ!
    と応援しています!

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      ちょっとネタバレになりますが、あさちゃんも長女出産まではよのさんの追っ手から逃れられそうもないですね。

  5. のよ より:

    今わの際に、「本日は私のためにお集まりくださり…」とユーモア忘れないおじいちゃんを、目を潤ませながらたしなめるお父さん。
    「まったくつまらんやつ」と逆襲するおじいちゃんでしたが、
    嫁ぎ先であさのおいどをペンペン叩くお父さんのたくまざるユーモア(?)も相当なもんです(^-^;
    …そんなことを、今日の放送を見ていて思いました(^O^)
    お別れは、たとえドラマであってもとても悲しいですけど、加野屋のご隠居さんは、裕福で、優しさと愛情に満ち、最後まで幸福な方だった、ですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      最後の最後まで息子に悪態をつきながらも、最期はこれ以上ないほどの褒め言葉を遺す。本当に粋なおじいちゃんでした。

  6. atsu より:

    嫁にきて数年たつのに子がない、一月の不在、しかもその後婚家に寄らず実家へ戻ったことに対する姑の不満は、当時としては当たり前のことだったのでしょう。そんな風潮の中、事業を進めるあさはつらいことも多かったはず。そのあさに、おじいちゃんは、『なんでどす?』と聞かれたらちゃんと答える人になるようにと言い残しました。あさの心に指針になっていくことでしょう。
    五代の登場。五代が惣兵衛を探したのは、皆さんの推測通り、山王寺屋倒産やあさの姉の夫ということに加え、今井家との繋がりもあったということでしょうか。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      チビあさちゃん時代、そして今回。
      おじいちゃんの教えの数々はあさちゃんの心の宝ですね。

      一方、久太郎くんへのおじいちゃんの教え。
      笑えるけれどちょっと気の毒な気もします・・・
      「寝小便するなよ」

  7. うみがめ より:

    今井家の家族シーンはいつ見てもいいですね。こんないい家族なのも、おじいちゃんとご両親がしっかりしているからだな~としみじみしてしまいました。

    よのさん、かげから含み笑い。五代さま、ロック調のBGMで颯爽と登場。明日からも盛り上がりそうです!

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      おじいちゃんとの別れをしっとりと描きながらも、次回以降の波乱のフラグを随所に入れる。よのさんと五代さまが何をしでかしてくれるのか。楽しみですね。

  8. 日本女子大の創立発起人を知らなかった人 より:

    ご存じかもしれませんが、個人的にびっくりぽんだと思ったので、

    日本女子大が設立されたことにより、高等女学校から女子大経由で旧制帝国大学へのパスができ、大正2年に東北帝国大学に女子で初めて合格者(丹下ウメ女史、日女公式HPに記述あり、他に高等師範から2名)がでました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 東北帝国大学に女子で初めて合格者

      初めて知りました。この一事だけでも設立の価値は極めて大きいものだったわけですね。本当にビックリポンです。

    • 女子大生を調べた者 より:

      丹下ウメ女子を調べたところ、東北帝国大学に入学したときの年齢は40歳だったのですね。その後研鑽を重ね、ドクター(博士)の学位を東京帝国大学から受けています。同時入学の1人もドクター(博士)の学位を取得しているので、3人中2人ですから、並の男子学生よりも上のことは確かです。

      • 朝蔵(あさぞう) より:

        コメントありがとうございます。
        詳しい情報をありがとうございます。女性に門戸が開かれていなかった当時、才能が埋もれたままだった女性はまだ他にも沢山いたのでしょう。大きな損失です。

  9. 1013 より:

    朝蔵さん、4行目「山王寺」ですよ。

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