あさが来た 45話 あさが銀行の役割に開眼

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2015年11月18日(水)放送
第8週 第45話 「京都、最後の贈り物」

『あさが来た』第8週 第45話 「京都、最後の贈り物」あらすじ

実家が開業する銀行とは両替屋の新しい形と聞かされたあさは、その商売に関心を持つことが出来ませんでした。何故なら新次郎が両替屋を嫌う理由が心に引っかかっていたのです。両替屋が扱うお金が人を深く傷つけてしまうことがあるからです。

今井家の銀行の開業には五代友厚も関わっていました。友厚はあさに銀行の使命と意義を説明します。お金は使い方次第で人を救うことが出来る。加野屋もいずれは銀行になるべきだと。五代の言葉で、あさは銀行の持つ可能性に開眼します。

一方、梨江は山王寺屋を窮地から救えなかったことを気に病み続けていました。そのことをはつに詫び、お金を差し出そうとするもののはつはそれを拒みます。はつは、嫁として山王寺屋を守れなかったことに責任を感じていたのです。

忠政の焼香をするために正吉と新次郎も大阪から今井家に駆けつけてきました。あさとはつは、正吉や新次郎とともに大阪に帰還。あさは九州、京都の長い旅を経て久しぶりに加野屋に帰って来るのでした。

<<前回44話 | 次回46話>>

『あさが来た』第8週 第45話 「京都、最後の贈り物」
 事前発表あらすじのレビューと解説

今回、加野屋の銀行進出にフラグが初めて立ちます。

新次郎からお金は人を傷つけると聞かされたあさでしたが、五代友厚からお金は人を救うことが出来ると銀行の使命を聞かされ開眼。

これがあさが銀行開業を目指しはじめる最初の瞬間です。

また、第45話前後であさを頂点とする新次郎と五代友厚の三角形。新次郎を頂点とするあさとふゆの三角形。二つの三角形が重なる複雑さを極めた恋バナのフラグが立つようです。

ことあるごとにあさに親切にする五代友厚の振る舞いを、それが西洋仕込みの流儀だと思い込んだ新次郎。その新次郎に五代友厚は答えます。誰にでも親切にするわけではない。

一方、炭鉱経営で多忙を極め家にいる暇もないあさ。あさが不在がちなのが寂しい新次郎。そして、その新次郎を気の毒に思うふゆ。

おいおい、重なる二つの三角形は更に複雑になるようです。第4週でふゆに一目惚れした亀助。五代友厚の意中の女性に嫉妬心を燃やしはじめる美和。そして、あさにとって美和は脅威の存在です。

この複雑に絡み合った関係が、どのタイミングでどのような形で回収されるのか。10月下旬の段階では全く不明です。

『あさが来た』第8週 第45話 「京都、最後の贈り物」
 朝ドラ観賞後の感想

新次郎さんと五代さまが火花を散らす

新次郎さんと五代さま、ついに火花を散らす。

五代さま借りたピストルをあさちゃん本人には返させず、あさちゃんは来客中と偽ってまでして新次郎さまが返す。しかも、西洋帰りはご婦人に優しいと新次郎さまらしからぬ皮肉で五代さまを牽制する。

誰にでも優しくするわけでないとまさかの反撃をする五代さま。想定外の反撃への新次郎さまの反応がいつになく本気。新次郎さまを挑発しっぱなしで立ち去る五代さま。

濃厚な男と男の駆け引きを堪能させてもらいました。

二人の間に火花が散った瞬間を偶然目撃したはつちゃんは何を思ったのかも気になるところです。

前回の新次郎さまとふゆちゃんの一件と言い、今週は今後の人間関係のこじれを暗示するようなフラグが満載。フラグ週なのでしょうか。

梨江さんとはつちゃん

山王寺屋の窮地を救えなかったことをはつちゃんに涙ながらに詫びるばかりか、山王寺屋に嫁がせたことを悔いているような言葉まで口にする梨江さんのまさかの本心。

その梨江さんとはつちゃんの会話の様子を物陰から見つめる忠興さんもまた、口では出さないまでも梨江さんと同じことを考えているのかも知れません。

と言うよりも、忠興さんこそが山王寺屋を救えなかったことを悔やんでいる。しかし忠興さんの口からそれを言うわけには行かない。

そんな夫の本心を察した梨江さんが、忠興さんに代わってはつちゃんに詫び、包み金を手渡そうとした。そんな気がしました。

ところで、包み金の受け取りを拒むはつちゃんを梨江さんが一喝。

「たまには弱みを見せなさい!」

あさちゃんは両親から度々叱られていますが、はつちゃんが親から叱られるのはもしかするとこれが初めて?少なくとも劇中では初めてのことかと。

しっかり者だったから叱られたことがなかったはつちゃんが、しっかり者であるがゆえに叱られる。

過去の朝ドラのどの作品の誰の言葉か忘れましたが、子供の心配をするのが親の仕事だみたいな言葉があったと記憶しています。

その点、幼い頃からお騒がせなあさちゃんは、親の仕事を絶えず創出し「親孝行」なのかもしれないと思ったことでした。

<<前回44話 | 次回46話>>

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. くまきち より:

    はじめまして
    いつも楽しく拝読させていただいています。

    「子供の心配をするのが親の仕事」はちりとてちんで
    糸子お母さんが学園祭で三味線を弾かないと言い出した
    喜代美に対して言った言葉だったはずです。
    第2週で立てたフラグで回収が最終回。
    ある意味あの話のテーマの一つだったですね。

    ちりとてちんから朝ドラにはまった人間なので、
    すぐにピンときました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      糸子さんも言ってましたね!思い出しました。
      「親の仕事」は朝ドラのテーマの一つなのかも知れません。
      ありがとうございました。

  2. よるは去った より:

    新次郎君が五代君に対して妬いている場面は「合わねーな。」って感じで思わず笑っていまいました。その様子を脇からジッと見ている初姉ちゃんの表情ときたら、「何考えているかわからん。」って感じでした。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      新次郎さんの五代さまへの感情。嫉妬とは別のものが入っているのかもしれません。夜のBSでの放送を観ていてそんな気がしてきました。

  3. tonton より:

    新次郎と五代のバトルですが、五代が仕事をしない新次郎を軽蔑するかのような視線、
    そして新次郎の方も身分制度の名残りもあっただろう時代背景にも
    関わらず、あさを守ろう(卵を温める)と外的から子供を守る野生動物の母親を思わせる攻撃的な視線。
    ディーンさんが玉木さんに圧倒されるのでは?と視聴前には危惧してましたが、
    杞憂に終わった感じでした。二人ともよく演じれてました。

    このシーンは長い目で見れば、後に新次郎がユ○チカをもじった会社を設立する動機に繋がればいいな。と思っているのですが。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > ディーンさんが玉木さんに圧倒されるのでは?と視聴前には危惧

      僕も同じことを心配していました。劇中でのポジションはともかく、役者としては玉木さんの方が上ですから。しかし、五代さまの新次郎さんを寄せ付けないオーラはすごかった。

      > あさを守ろう(卵を温める)

      五代さまと対峙する新次郎さん。おっしゃる通り、嫉妬ではなく身を挺してあさちゃんを守っていたのかも知れません。「卵を温める」ことに新次郎さんの行動の動機があると考えると、今回新次郎さんがとった行動が決して意外なものに見えなくなります。

  4. たこやき より:

    はじめまして。「ごちそうさん」から朝ドラにはまったおばさんです。
    そう、この言葉は「ごちそうさん」のめいこはんの言葉ではないでしょうか。カツオ君に言ったような…。
    「ごちそうさん」の時に出産し、産休育休中は録画を含め1日三回観ていましたっけ。今は子供が寝ている間に録画を一回だけですが、日曜日のあさロスに我慢できず、1週間分まとめて観ます。。

    こちらのサイトは、東出くんが満州から帰ってくるのか気になって気になって、結末を読んでしまってからずっとお世話になっています。
    毎日ありがとうございます!

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      『ごちそうさん』からご覧下さっていたのですか!
      ありがとうございます。

      > めいこはんの言葉ではないでしょうか。カツオ君に言ったような…。

      そうでした。活ちゃんに言ってましたね。確か出征する直前くらいのタイミングで。
      あの頃は泣かされました。

  5. atsu より:

    はつは、人から「(あなたは)大丈夫」と言われることが多く、自分からなかなか人に助けを求められず、一人で頑張ろうとしてしまいがち。母親の梨絵だけは元から心配していましたが、父親も今回やっと気づいたのでは。
    一方、あさは多くの人と交わり、人を魅了し、人と協力して大きな事業を進めていく。その代り、身近なところで思わぬ落とし穴が待っていたりする。あさは優しい新次郎のことが好きだし、子供も欲しいし、加納屋の役に立ちたいと思って行動しています。目掛の話がどれほどあさを傷つけるか、男の子3人生んだよのにはわからないのかもしれません。そういうところにもリアリティを感じます。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      リアリティといえば、しっかり者のはつちゃんが妹に抱く密かな劣等感にもリアリティを感じました。月並みな作家なら、はつちゃんのようなキャラの劣等感など描けなかったかと思います。