あさが来た 49話 炭鉱での新たなトラブル

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2015年11月23日(月)放送
第9週 第49話 「炭坑の光」

『あさが来た』第9週 第49話 「炭坑の光」あらすじ

加野屋がはじめた炭鉱経営は順調に業績を伸ばし、加野屋の屋台骨を支える事業となっていました。炭鉱から得られる利益によって、加野屋が抱えていた多額の借金も減り続けるものの、雁助にはそれが面白くありません。

そんな中、新次郎は正吉の本心を知りショックを受けていました。正吉はすでに諦めていたのです。あさと新次郎の間に子供が授かることを。その頃あさも、大阪の商人たちから四男坊と揶揄されることを気に病んでいました。

一方、はつは両親が貸してくれた和歌山の土地のことを惣兵衛にはじめて打ち明けました。惣兵衛は今井家の両親の心遣いに感激し和歌山での再起を心に誓いました。しかし、惣兵衛とはつが気がかりなのは菊に和歌山行きを同意させられるかということでした。

加野屋の炭鉱は成長にともないトラブルも多発。坑夫たちの処遇をめぐって発生したトラブルを収拾すべくあさは再び九州にやってきました。あさが炭鉱に到着早々、亀助があさに報告します。一人、態度の悪い納屋頭がおりそれが問題になっていると。

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『あさが来た』第9週 第49話 「炭坑の光」
 事前発表あらすじのレビューと解説

第9週のメインの物語は三つです。一つ目は炭鉱での坑夫たちの処遇をめぐるトラブル。二つ目はすれ違いの生活が続くあさと新次郎、それぞれが心に抱える孤独。そして三つ目が山王寺屋一家の和歌山行きをめぐる諍いです。

一つ目の坑夫たちの処遇問題。坑夫たちは納屋頭と呼ばれる者が取り仕切る組が最小単位となり、それらの組を親分が統括。劇中で言う親分が治郎作。暗い目をしたサトシは納屋頭の一人です。

そして、給金や道具類は一旦納屋頭に預けられ、納屋頭が自分の組に属する坑夫たちに分配。その際、納屋頭はピンハネを行ったり、道具類を坑夫たちに高く売りつけることで暴利をむさぼる者もいたのだそうです。

そんな問題を解決しようとあさは立ち上がるのですが、当然のことながら処遇改革によって既得権益を失いかねない納屋頭たちは反発。あさと納屋頭の処遇改革をめぐる攻防戦のはじまりです。

二つ目の「孤独」問題は従前同様。三つ目については、山王寺屋の再興を諦めきれない菊が和歌山に行くことを強硬に反対。しかし、最早母の言いなりになる惣兵衛ではありませんでした。

『あさが来た』第9週 第49話 「炭坑の光」
 朝ドラ観賞後の感想

やや子を諦める正吉さん

息子のやや子を諦めきれないよのさん。すっかり諦めてしまった深い落胆を抱えながらも妻をなだめる正吉さん。老夫婦の姿が切ない。そんな両親の会話に胸を痛めつつも、あさちゃんには聞かせまいと気丈に振る舞う新次郎さんが今回もまた大人です。

まだしばらく先の話になりますが、この切ない老夫婦が満面の笑みを浮かべることが出来る日が来るのが待ち遠しい。その時の喜びを増幅させるための今回の切なさなのでしょうか。

白蛇はんの礼儀正しさに心打たれる

和歌山の土地のことをはつちゃんに打ち明けられた時の白蛇はんの反応が美しい。地べたに跪いて土地の証文に深々と頭を下げる白蛇はんの礼儀正しい振る舞いが泣けます。

そして、今井家の義母に心から感謝しつつも土地の証文を受け取ると決断したはつちゃんの苦渋の思いにまで心を配るとは。

これだけ人に感謝できる心と慎しみ深さを忘れなければ、白蛇はんは和歌山の土地で農家として成功するに違いない。

白蛇はんが農家として成功を収め、恩を倍にして返す日が『あさが来た』後半で描かれることを期待しています。

いけ好かん納屋頭

いけ好かん納屋頭「サトシ」の出番が来るのをずっと待っていました。

これから12月半ば頃までじっくりと時間をかけて、サトシとサトシに関わりのある人物たちの物語が回収されて行きます。

その回収のクライマックスは『あさが来た』前半のクライマックスにも重なり、回収の影響は『あさが来た』後半にまで及ぶはず。

これから始まるサトシ回を、一回一回丹念に観て行きたいと思います。
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10 Responses to “あさが来た 49話 炭鉱での新たなトラブル”

  1. よるは去った より:

    納屋頭サトシ君の役の長塚圭史君はネットで検索したら、俳優の他に劇作家の肩書もあるんですね。彼のお父様も貫禄と存在感、知性に溢れる俳優さんですが、彼がドラマの中で放っているオーラも並ではありませんね。彼の細君は前作ではヒロインの母親役を好演してましたね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      長塚圭史さんの詳細を初めて知りました。
      「サトシ」は前半のクライマックの軸となる存在なので、これだけ実力を持った役者さんを起用したのでしょう。納得の配役です。

  2. ぺん より:

     正吉さんとよのさん、いつ見てもいいご夫婦ですね。お二人を見ているとほんわかしてきます。でも、今回はちょっと切なかったかな。色んなところでよのさんが悪く言われているますが、(確かに結構言い過ぎな所もあるけど…天然さんなので)あさちゃんとは根本的に「お家を守る」というところの考え方が違うのではないかと思います。あさちゃんは「お家を守る=加野屋の発展と事業拡大」といった実務的なことを重視しているのに対して、よのさんは「お家を守る=加野屋の皆(番頭さんゃ手代・女中さんを含めて)が家業に専念しもり立ててもらえるように裏方をしっかり務める」といったサポート面を重視している人ですから。家業の存続にかかわる後継者のこともよのさんにとっては軽んじる事のできないことなのでしょう。ただここで立派だったのが正吉さんで、よのさんに気持ちにより添いながらなだめつつ、あさちゃんのお陰で今の加野屋が成り立っているということであさちゃんをフォローしたまさに大人の対応でした。また、さりげなくあさちゃんを両親から遠ざけた新次郎さんもいいですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      よのさんの切ない気持ちをくみながらも、あさちゃんを立てる。正吉さんのとりなしが実に見事でした。

      そして、そんな両親の会話にあさちゃんを巻き込まないようにする心遣い。あさちゃんを巻き込まないことで両親の心を逆なでないようにする繊細な配慮。

      心に沁みることばかりです。

  3. うみがめ より:

    五代さまのせつなさそうな姿を初めてみました。先週、あさちゃんと新次郎さんの仲良し夫婦ぶりをさんざん見せつけられたからでしょうか?それともずっとそうだったのか…。

    惣兵衛さんは感謝して土地の証文を受け取りました。素直に人の好意を受け取られるようになった、それは心の闇は消えてしまったということなんでしょうね。私も惣兵衛さんが証文に頭を下げる姿は美しいと思いました。後はお母さんを説得できれば、惣兵衛さんは本当にすべてから解放されるのではないでしょうか。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 五代さまのせつなさそうな姿

      最近、五代さまの感情がヒートアップしてきているような気がします。切なそうな表情まで見せ始めたのは、それだけ本気になってきたのかも知れませんね。

  4. atsu より:

    「五代さん、言っちゃった!!」ハズバンドなんて英語使うからあさにはわからなかったけど、「告白」ですよね。森鴎外はドイツ留学に知った「自分の頭で考え、話す西欧の女性」への憧れを一生持ち続けていたようですが、五代は英国でも「日本にもあさがいる。あさならだれにも負けない」と思い続けていたんでしょう。
    惣兵衛が前向きになったらこんなにいい人なのだとは思いもよりませんでした。あさにきさくに冗談をいう様、今井の母やはつへの思いやり。天王寺屋の時代何を言っても母親に受け入れられずこじれきっていたのが、ようやくほどけてきたのでしょうか。「おもろいいい奴」、新次郎の慧眼に感服です。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 「告白」

      告白以外の何物でもないと思います。今回は意味がわからなかった「はずばん」の言葉の意味をあさちゃんが知る機会を得たら一体どう思うのか。朝から爆弾発言でした。

      森鴎外と重ね合わせた五代さまへの考察。興味深く拝見しました。五代さまが英国からわざわざ手紙を出したのは「日本にもあさがいる」という想いを伝えずにはいられなかったのかも知れませんね。

  5. tonton より:

    年内オンエア分の事前あらすじUpありがとうございます。
    昨日、展開を読ませてもらってメンバーチェンジの足音が刻々と迫っているなと、
    寂しい気分になりました。

    先週から正吉さんの生命力がどんどん弱くなっている様子に反比例して
    五代のあさに対する感情のテンションが上がり始めたのを見せるシーンは
    バランスが取るように作ってるなと、演出チームの仕事にとても感動しました。
    しかし現実にあんな事が起これば既に周りにバレバレですぐ噂が立ち、その時点でスキャンダルですが(苦笑)。
    来週は五代が鹿児島に妻子がいる事がセリフに出てきて制作サイドは
    意図的な炎上を狙っているのでしょうか(爆)?

    Twitterでディーンさんが13日金曜に自身の出番を撮り切った報告や、
    弥七を演じている竹下健人くんが先週から撮影に瀬戸康史君が加わった事を伝える3ショットの写真を載せると
    「あぁ、現場ではメンバーチェンジが完了してるんだ・・・」と早くも1月後半から2月の前半レギュラーロスを昨日まで心配してたのですが、

    今日の放送で堤真一演じる鴨井の大将と入れ替わりに、森野熊虎に風間杜夫さんを投入して
    大将ロスを阻止してくれたマッサンスタッフ同様に
    あさの囲碁仲間であった大隈重信を登場させてそこに大物俳優を
    採用してくれる事を期待している私がいるのでした。

    ちなみに今日の五代さんの英語セリフは「I can’t believe what I just said. 」です。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > メンバーチェンジの足音

      おっしゃる通り物語が中盤近くになると、今後の展開への期待と、馴染みの登場人物たちとの別れの寂しさが入り混じり、複雑な心境になります。

      前半ロスを忘れてしまうような後半であってほしいものです。

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