あさが来た 60話 新次郎が加野炭鉱へ出発

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2015年12月5日(土)放送
第10週 第60話 「お姉ちゃんの旅立ち」

『あさが来た』第10週 第60話 「お姉ちゃんの旅立ち」あらすじ

炭鉱で、あさが妊娠していることがわかりました。亀助からの手紙でそのことを知らされた加野屋は家を上げての騒ぎとなります。家族はあさの帰りを迎える準備を整え首を長くして帰りを待つものの、待てど暮らせどあさは帰って来ませんでした。

妊娠していることがわかったものの大阪に帰ろうとしないあさには気になることがありました。納屋頭のサトシの様子に違和感を感じていたのです。あさはサトシの問題を解決してから加野屋に帰るつもりでいました。

あさの妊娠の知らせは和歌山で新しい生活を始めたはつの耳にも届きました。はつはあさに宛てた手紙で注意を促します。梨江は難産だったから身体には十分気をつけよと。その手紙を読んだ新次郎はみるみる顔面を失ってしまうのでした。

九州の炭鉱まで行ってあさを連れ戻して来い。しびれを切らした正吉の言葉に名乗りを上げたのは意外にも新次郎でした。新次郎は決然と九州行きを宣言。うめを伴いあさの待つ九州の炭鉱へと旅立つのでした。

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『あさが来た』第10週 第60話 「お姉ちゃんの旅立ち」
 事前発表あらすじのレビューと解説

新次郎が家業を敬遠する理由は少年時代の苦い思い出にありました。新次郎が10歳の頃に加野屋の番頭をつとめていた男の息子は新次郎の幼馴染でした。しかし、番頭は加野屋から暖簾分けし独立後に倒産。辛酸を舐めた幼馴染の姿が新次郎を家業嫌いにしたのです。

新次郎のトラウマが本人の口から初めて語られたその頃、新次郎のトラウマの鍵を握っていることを暗示するかのような登場のしかたをする人物がいました。加野炭鉱の納屋頭・サトシです。あさはサトシが原因で、妊娠判明後も加野屋に戻れずにいたのです。

そして、あさの妊娠を機にサトシが物語の真ん中に入ってきます。(ただし、サトシの本格的な登場は来週です)

あさが妊娠したことがわかりサトシは喜んでいました。あさの妊娠を喜んだのではなく、あさの妊娠によってしばらくあさが炭鉱に来なくなることをサトシは喜んだのです。腹に一物を抱えるサトシが不穏な動きを開始します。

一方、あさの妊娠と同時にあさの母・梨江が難産の末にあさを産んだことをはつからの手紙で知った新次郎は、矢も盾もたまらず戻らぬあさを迎えに九州の炭鉱に向かいます。そして次週、ついに新次郎とサトシの対峙が描かれます。

『あさが来た』第10週 第60話 「お姉ちゃんの旅立ち」
 朝ドラ観賞後の感想

いつにも増して加野屋の面々の騒々しさが楽しくてたまらない回となりました。

新次郎さん、正吉さん、よのさんの反応

新次郎さん、正吉さん、そしてよのさん。あさちゃん懐妊の報せを受けた三人の喜びっぷりが面白すぎて何度見ても見飽きることがない!

新次郎さん
藍之助くんに拒まれてしまった憧れの「お父ちゃん」がいよいよ現実のものとなり「わてはお父ちゃん」とつぶやく時の、これ以上の幸福はないとでも言いたげた新次郎さんの満面に浮かんだ笑顔がたまりません。

しかし、待てど暮らせど戻らぬあさちゃん。

あれほど嫌った九州行きを決断した時の第60話にして初めて見せる凛々し過ぎる顔。そんな勇ましい姿がブヨ一匹で崩壊。二枚目から三枚目に瞬く間に急降下するその落ちっぷりが潔いことこの上ない。

これまでで一番笑える新次郎さんでした。

正吉さん
「わてはお父ちゃん、たまらんなあ」とニヤニヤが止まらない新次郎さんの横では、似た者親子の正吉お父ちゃんが「わておじいちゃん、たまらんなあ」。親子の息の合い方がかいらし過ぎて困ります。

しかし、待てど暮らせど戻らぬあさちゃん。

普段は温厚な正吉さんが、誰よりも早く戻らぬあさちゃんにシビレを切らす。しかも、まさかの大声まで出したのには驚きました。正吉さんの身体に障るから、あさちゃんには早く帰って来てほしいものです。

よのさん
嬉しさの制御不能に陥ったよのさんは、本日の助演女優賞確定です。

よのさんが天然キャラに設定されたのは、この日のためだったのかと思わずにはいられないような天然暴走っぷり。そのかいらしさを適切に表現する言葉が見当たりません。

ふゆちゃんの恋バナの存在理由

実る見通しもないふゆちゃんの恋。実はこれまで、ふゆちゃんの恋バナを登場させる作劇上の理由が見えませんでした。なぜ、ストーリーの中にふゆちゃんの恋が必要なのかと。

思えばふゆちゃんの恋バナが出る度に、同時に登場するのが雁助さんとうめさん。今回もふゆちゃんの恋バナがきっかけとなった「熱病縁切り、勿体ない」発言です。

うめさんが今井家に入った時に縁を切ったはずの病を再発させるための、うめさんと雁助さんの恋バナの触媒がふゆちゃんの恋バナ?そんな気がしました。

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20 Responses to “あさが来た 60話 新次郎が加野炭鉱へ出発”

  1. ぺん より:

     待ちに待ったおめでたい話で盛り上がる、加野屋の人々。でもふゆちゃんだけはその輪から背を向け悲しげな顔をしているのが印象的でした。ほかの方が書いておられたようにうめさんがふゆちゃんに対して釘を刺したのはふゆちゃんの恋は誰も幸せにはならないどころか周りを傷つけるものでしかなく悲しい結末しか待っていない現実を判っているからだとおもいます。(もともとふゆちゃんははつちゃんが尊敬する憧れの主人であり、対照的なあさちゃんに対しては好意的でなくどこか冷めた感じで接しているように感じられました。)ただただ、おめでたい事ばかりでなく、その陰に辛く切ない思いを抱えている人もいる事を描くことによって物語がより味わい深いものになっているのがよかったです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > おめでたい事ばかりでなく、その陰に辛く切ない思いを抱えている人もいる

      登場人物一人一人それぞれの立場に応じて、異なる反応を丁寧に描き込む。本当に隅々まで心が行き届いた脚本だと思います。

      それぞれの異なる立場を白黒分けず、それぞれの立場に愛情を注いでいるところも素晴らしいですね。

  2. atsu より:

    みなさん、白蛇はんの頭だけでなく、菊がついに着物を着換えたの、気が付いてください!!籠も器用に編んでいて、子守りだけでなく、農家の戦力になっていましたね。
    ふゆ・・・、もう新次郎への気持ちを自覚していて、苦しい思いするのわかっていて、それでも止められないんですね。うめがふゆを止めようとしていたのは、ただあさへの忠義だてではなくて、ふゆ自身のためでもあったのだとわかって、ますますうめの人柄に好感が持てました。うめも幸せになってほしいと思いますが、どうでしょうか。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      菊さんの着物、見直してやっと気がつきました。菊さんとは思えぬほどの穏やかな笑顔にびっくりして、他のことに気がまわりませんでした。嫁と二人並んで仲良く仕事する姿にも感激です。

      うめさんと雁助さんの二人を応援したい反面、公式サイトによれば雁助さんはいずれ加野屋と袂を別つとの由。その時のうめさんが心配です。

  3. えびすこ より:

    おめでたですね。おめでとうございます。
    そろそろ西日本は士族の反乱で危なくなる時期ですが、炭鉱の場面が出るのは今月いっぱいまでですかね?「炭鉱」と言えば、かの伊藤伝右衛門も広岡浅子の話を若い頃に聞いていたのでは。

    この番組は大河ドラマ花燃ゆと年月がほぼ重複していますが、「登場人物の住み分け」がありますね。恐らく、撮影時期が半分は同じになるため同じ人物が両番組に出ると、さすがに演者は別にすると思うのでそうなると「俳優の取り違い」が現場で起きそうだから、同じ人物が両方の番組には出ないようにしたんでしょうね。
    これについて指摘する人が意外にもいないのでここで言及しました。私以外にもなぜかと感じた視聴者はいるのでは?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      史実では炭鉱は売り払っているので、そのあたりのエピソードも劇中で紹介されるかもしれません。伊藤伝右衛門と広岡浅子の交流はなかったようですが、お互いに名前くらいは認識していたかと思います。石炭王と女傑でそれぞれ有名人ですからね。

      「登場人物の住み分け」には全く気が付きませんでした。しかし、同時進行している二つのドラマで同一の登場人物を同じ役者さんが演じる「異例」をやったら、それはそれで注目を集められそうですね。役者さんはかなり混乱されるかと思いますが。

      • きんどうにちよう より:

        同時進行ではないとは言え、「歳サン」の件がありますのであながちないとは言い切れますまい。wktk

        • 朝蔵(あさぞう) より:

          コメントありがとうございます。
          最終週恒例のサプライズ。
          これほど注目を集めそうなネタ、他にはないですからね。

  4. こきあ より:

    今回も楽しかったです♪
    うめさん、どんどん綺麗になっていきますね!

    ところで、前々から、うめさんのメイクが綺麗すぎて気になっていました。女中さんなのに、奥様たちよりも眉やチーク、どこをとっても「手を加えている」感が否めないほどメイクでは一人勝ちしているので、ちょっと違和感があります。。。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      うめさんが綺麗すぎる件、京都出身のプライドかも知れないと考えながら見ていました。真相は定かではありませんが、今回初めて見せた女性らしい笑顔が印象的でした。

  5. koji より:

    新次郎はんの凛々しい表情と台詞。

    たしかに格好いいのですが何故か滑稽にも見えるところがまた素晴らしいです!。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      新次郎さんの二枚目と三枚目の振れ幅。神です。

  6. おけい より:

    今回も面白かったですね。加野家あげての大騒動がコミカルに描かれて、クスッと笑ってしまいました。新次郎さんのキリリ顔、良かったです。あさちゃんがみてたらきっと惚れ直したかも?うめさんとか気になる人ばかりですね♪

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      新次郎さんの初めて見せる凛々しい顔。鳥肌モノでしたが、その直後の「ブヨ!」で一気にいつもの新次郎さんに逆戻り。本当に楽しかったですね。

  7. 1013 より:

    安定期にも入っていない妊婦を駕籠で揺らしたらあかんとか(勿論徒歩での長旅もNG)、亀助さんの墨をするスピードが速すぎとかツッコむ所は色々ありますが(笑)
    雁助さんと恋バナしてるうめさんが可愛いとか、新次郎さんとの珍道中が面白すぎとか、何気にうめさんに持ってかれた感じでした。
    今井の家に上がった時に捨てたと言ってましたが、まだまだこれから幸せになれると思います。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      うっかり「勿体無い」と口走る。うめさんが新次郎さんと一緒に旅立ち、気が気でない表情を密かに見せる。雁助さんもいよいよ本気モードに突入ですね。

      • きんどうにちよう より:

        亀レスですが、「勿体ない」発言で番頭さんはとっくに本気でうめさんに惚れていることが確信出来ました。
        バツイチ中年男(失敗した結婚生活への反省あり)とアラフォー(?)独女の「大人の恋」、上手く行っても行かなくても”C’est la vie”、味わい深い物であろうと思います。

        • 朝蔵(あさぞう) より:

          コメントありがとうございます。

          > C’est la vie

          そうですね。二人とも大人なので恋が破れても悲嘆に暮れることはないかもです。

  8. Lara  より:

    今回私のイチオシは、よのさんです。もう、奥様方に聞いて欲しくてしょうがないくせに、「ややわ~、もうしったはるの~」やて。「聞いて聞いて」という風にしか聞こえんかったわ。もうかわいい~。ところで白蛇はん、いつから散切り頭になったんでしょうか?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      よのさんの幸福の絶頂の瞬間。本当にかいらしかったですね。よのさんに話しを合わせてくれる近所のおばちゃんらも優しくて素敵でした。

      > 白蛇はん、いつから散切り頭

      同じく不思議に思いました。

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