あさが来た 74話 あさはうめを伴い東京へ

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2015年12月22日(火)放送
第13週 第74話 「東京物語」

『あさが来た』第13週 第74話 「東京物語」あらすじ

千代を一緒に東京へ連れて行こうとするあさによのが待ったをかけます。仕事と子育てを両立させようとするあさに対してよのは言います。何かを選らんだら何かを捨てよ。千代は家族で面倒を見る。良い母になろうとは思うな。「」なら覚悟を決めよと。

よのに東京行きを認められたあさは、うめを伴い東京へ旅立つことになりました。一方、東京への旅が決まったことで、あさが出向くことが出来なくなってしまった九州の炭鉱には、あさに代わって榮三郎が足を運ぶことになりました。

そしてあさが旅立つ日を迎えました。発とうとする母親を追う幼い千代に後ろ髪を引かれる思いであさは加野屋を出発。大阪から横浜までは船で。横浜から新橋までは汽車に乗り継いであさとうめは東京新橋に到着します。

新橋の街中で、あさはすれ違った男に築地までの道のりを尋ねました。あさに親切に道を教えたその男は福沢諭吉でしたが、あさはまだそのことを知りません。そしてようやく、あさは五代友厚の事務所がある築地の東弘成館に到着するのでした。

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『あさが来た』第13週 第74話 「東京物語」
 事前発表あらすじのレビューと解説

仕事と子育ての両立の問題は今回で決着を見ることになるのかも知れません。

よのがあさに代わって千代の面倒を見ると言い出すのです。かつて藍之助を自分の孫にしてしまおうと企んでいたほど孫を欲していたよののこと。最愛の孫娘・千代があさに連れ回されるのが堪えられなかったのか。

それとも正吉を亡くした寂しさを紛らわすために、常に孫娘を手元に置いて面倒を見ていたかったのか。あるいは、あさの仕事を応援しようという気持ちからなのか。(最後の動機はあり得なさそうですが)

よのの本心は、本記事エントリーの段階では定かではありません。しかし、よのが千代の面倒を見ることで仕事と子育ての両立問題はこれで概ね落着です。そして、仕事に集中出来る環境を手に入れることが出来たあさは、いよいよ初めての東京に向けて旅立ちます。

ところで、かつては炭鉱を売り払えとまで主張していた榮三郎が炭鉱に行くことになりました。榮三郎が炭鉱で何を見、どのような体験を積むのか。こちらも気になるところですが、残念ながら詳細は不明です。

『あさが来た』第13週 第74話 「東京物語」
 朝ドラ観賞後の感想

よのさんはやっぱりよのさんだった

正吉さん亡き後、正吉さんの代わりにあさちゃんを助けようと加野屋の猫ちゃんに高らかに宣言したよのさんは、かつてのよのさんの姿からは想像出来ないようなええお母ちゃんになりました。

あさちゃんの覚悟を質すよのさんの言葉の一つひとつは確信に満ち溢れ、正吉さんに頼りっきりで天然キャラが可愛いよのさんとは同一人物とは思えないほど・・・そう思った矢先のよのさんの復活です。よのさんはやっぱりよのさんでした。

「男やったら覚悟決めなはれ」

新次郎さんに誤りを指摘されるまで全く気がつかない。よのさんは全然変わっていませんでした。そして、あさちゃんもまた相変わらず鈍い!あさちゃんも新次郎さんの指摘があるまでは、よのさんの言葉に素直に応える。

今日も朝から楽しい天然家族でした。

追記:よのさんが何気なく言った一言「千代は生き甲斐」。前向きな言葉のその陰に、正吉さんを喪った寂しさが見え隠れし胸が痛みます。

千代ちゃんの神演技

はからずも千代ちゃんに泣かされました。旅立つ母を追う幼子の哀れさ。しかも、子役ちゃんの年齢から言ってもあさちゃんの後を追う千代ちゃんのあの動きは演技ではない!

働きに出る母親が泣く幼子に後ろ髪を引かれる。こうした場面はこれまで数限りなく観てきましたが、今回ほど真に迫った場面はこれがはじめてです。

大仰な演出があるわけでもなく、名優の熱演がわるわけでもない。にも関わらず切なすぎる別れの場面。思い出すだけでも涙腺があやうくなってきます。

どうしたらあそこまで神がかった場面をつくれるのか。不思議でなりません。

あさちゃんの語学力

「ビックリポンな河童」

「しびれ芸者」

流行語を狙いに行った言葉よりも、期せずして出てきたあさちゃんの語学力由来のこれら新造語のほうが面白いと思うのは僕だけでしょうか。

劇中では外来語が急増する時代となり、さらなる新造語があさちゃんの口から飛び出すことを期待せずにはいられません。

東京物語

『あさが来た』とは関係ないですが、あさちゃんが「しびれ芸者」を見るためにやってきた東京が舞台となる第13週。サブタイトルの「東京物語」は、今秋亡くなった原節子さんへのオマージュでしょうか。

第13週のサブタイトルが発表された直前のタイミングに、原節子さんを偲んで『東京物語』のDVDを観ていたので、「東京物語」のサブタイトルは感激でした。

ちなみに映画『東京物語』の銀座ロケをした場所は、今回の『あさが来た』の新橋と築地の中間地点。ロケ地となった建物は最近取り壊されました。

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コメント

  1. るんるん より:

    正吉さんが亡くなって、それぞれが進歩を遂げているような今週ですね。「みんなで加野屋ののれん、大事にして・・・」
    よのさんは最愛の夫ならどうするだろうと考え、新次郎の変化は言うまでもなく、栄三郎も兄嫁が五代さんに気に入られてるのをひねくれて見ることもなく、自分も炭鉱へ行ってみるという。これからの加野屋が楽しみですね。

    今日の千代ちゃんの後追い。子持ちの友人が「子供には寂しい思いをさせるけど、それでも好きな仕事をしたい」と言ってたことを思い出しました。今の女性にも通じるものがあるドラマだなと思いました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      おっしゃる通り、正吉さん亡き後に一人ひとりがしっかり成長しているところが前向きで爽やかだと思います。榮三郎くんも自分の判断で行動を起こし当主らしくなってきました。楽しみですね。

  2. しむ より:

    あさを追いかける千代ちゃん、こんな舞台裏があったようですよ。最後のところです。
    http://www.sankei.com/smp/west/news/151204/wst1512040009-s.html

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      情報提供ありがとうございます。
      千代ちゃんはオンブされている頃もいつもイケメンに目が釘付けになってましたね。

  3. オカンT より:

    今日はよのさんの「あれまぁ」に爆笑し、千代ちゃんとの別れのシーンに号泣し、いつにもまして忙しい回でした。
    私自身3児の母親ですが、一番下の子どもがちょうど千代ちゃんと同じくらいのよちよち歩きなもので、我が子と重ねてしまって本当に涙を流してしまい、上の子どもたちに心配されてしまいました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      千代ちゃんと別れる旅立ち場面、やっぱりあそこはグッときますよね。
      一方で笑いも満載。振れ幅の大きい回でした。

  4. ちぃちぃ より:

    おはようございます。

    年末の大掃除も大体終わって、やっとゆっくり朝ドラを鑑賞できるようになりました。

    あさちゃん、いよいよ東京にやって来ましたね。

    そして、商店街の宣伝用垂れ幕の中に『開明軒』の文字が…。

    テレビを見ながら、一人で、「わー、開明軒の垂れ幕があるー!!」と喜んでいました。

    め以子ちゃんはまだ生まれてないですが、せっかくなので、開明軒で食事するシーンが出てくるといいな…と思いました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 『開明軒』

      それは全然気がつきませんでした。夜にもう一回観てみます。
      め以子ちゃんのお父ちゃんが丁稚奉公してるかも知れないですね。

    • オカンT より:

      横レス失礼します。
      東京の垂れ幕の件、私も気になって見ていましたが、開明軒ではなく「開成軒」と書いてありました。

      • 朝蔵(あさぞう) より:

        コメントありがとうございます。
        確かに「開明軒」ではなく「開成軒」ですね。
        「開成軒」で丁稚奉公しため以子ちゃんのお父ちゃんが暖簾分けを許されて「開明軒」を開店した・・・と勝手に妄想してみました。

  5. えびすこ より:

    福沢諭吉が出ましたね。慶応義塾の学生と散歩中でしょうか?
    福沢諭吉がドラマに出るのはそうないことなので、朝ドラでの登場となればあさが来たくらいでしょうね。

    一部の人から意見で出ている「あさが口にするびっくりぽんが流行語候補になれないのはなぜか」の理由を説明します。
    流行語大賞はおおむね1~9月の期間の流行語なので、10~12月に放送される朝ドラ番組は「期間対象外」になるので、「びっくりぽん」のセリフが今年の流行語になれないようです。
    もし「2015年度」であれば4~3月の期間だから、びっくりぽんが大賞になるのも夢ではないです。

    ところでとと姉ちゃんの次の番組は何でしょうね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      福沢諭吉のテレビ出演の機会がないというのは意外でした。
      そういえば今秋大ヒットした『下町ロケット』の演出家は福沢諭吉の子孫なのだそうですね。
      また「びっくりぽん」の考察、興味深く拝読しました。ところで先だっての発表を見て思ったのですが流行語大賞には定量的な基準がないようですね。

      > とと姉ちゃんの次の番組

      『あさが来た』の発表が2015年1月中旬だったので、年明けに発表されるかと思います。大阪局は時代劇が3作品続いたのでそろそろ現代劇でしょうか。

  6. よるは去った より:

    よの「男なら覚悟決めなはれ!」あさ「はいお母様。」新次郎「え?」あさ「え?」オープニングからいきなり笑えた。よのさんは愛すべきキャラ。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      ええお母ちゃんになりつつも従前同様笑いも取る。
      よのさんは最強キャラになりました。

  7. tonton より:

    加野屋のスタッフもよのさん榮三郎も
    皆、五代のあさに対する感情に薄々気付いて見ぬふりしてたんですね。

    昨日と今日の放送を見て感じた事です。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      そのことを口に出すと暴走が始まってしまうかも・・・そんな恐れを持っているのでしょうか。加野屋の面々は。