あさが来た 75話 あさが大久保利通と会う

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2015年12月23日(水)放送
第13週 第75話 「東京物語」

『あさが来た』第13週 第75話 「東京物語」あらすじ

あさはうめを伴い東京に向けて大阪を旅立ちました。長い旅の末にあさとうめは東京築地にある五代友厚の事務所・東弘成館に到着。友厚はあさを東京に呼んだ目的を明かしました。それはあさを内務卿・大久保利通に会わせることでした。

友厚の紹介であさは大久保と初めて挨拶を交わしました。日本が世界と対等になるためにも友厚と自分に力を貸してほしいと頼む大久保にあさは応えます。大久保のような人物が政府にいる限り日本の将来は明るいと。

その頃、大阪では新次郎が気を揉んでいました。新次郎はあさと友厚の関係が心配でならなかったのです。その新次郎のことがふゆは心配です。そして新次郎を案じるふゆの姿を見た亀助は、ふゆが新次郎に抱く感情に気がついてしまうのでした。

そんな中、加野屋に手紙が届きました。その内容によのと新次郎は驚かされます。一方、あさとうめは友厚の案内で東京見物。その後、東京で会う約束をしていたある人物との待ち合わせ場所に足を運ぶのでした。

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『あさが来た』第13週 第75話 「東京物語」
 事前発表あらすじのレビューと解説

朝ドラ『あさが来た』全編を通してクライマックスになるであろう日の出女子大学校設立の地となる東京に、あさが初めて足を踏み入れます。そして、初めての東京で大久保利通と初めての対面。

かつて、政府役人を退官し大阪に戻ることを希望する五代友厚について大久保利通が嘆くように言いました。五代には想いを寄せる女性が大阪にいるらしいと。

その女性が、今、自分の目の前にいるあさであることを大久保利通は察したのでしょうか。五代と大阪のことを頼むと遺言めいた言葉をあさに対して口にする大久保。しかし、この言葉はその後、本当に「遺言」になってしまうのです。

そしてこの「遺言」はまた、あさと友厚の距離を縮める結果を招きます。あさと新次郎、そして五代の三者の関係はこの先ややこしいことになりそうです。

ややこしくなりそうな関係がもう一つ。ふゆに想いを寄せ続けてきた亀助が、ふゆの本心を察してしまうのです。ふゆは新次郎が好きらしいと。

ふゆについては、今週中にさらなる新展開が待っています。

『あさが来た』第13週 第75話 「東京物語」
 朝ドラ観賞後の感想

悲劇のフラグ

あさちゃんの大久保利通卿の初めての出会いを過剰と言っても差し支えないくらいに盛り上げる演出。五代をよろしくと言う大久保卿の遺言めいた言葉。大久保卿が優しい顔を見せるのは珍しいと強調する五代さま。そして五代さまと大久保卿の友情。

これ以下ネタバレとなりますが、わずか10分間弱の間にこれだけの要素を詰め込んだのは、今週の後半に描かれる悲劇のフラグでしょうか。

今週の予告編だったか、珍しく荒れる五代さまの姿を写した映像を見ました。その時の五代さまの悲しみをより深くするための今回の三者の将来への希望に満ちた会話と思うと、素直に喜んで観ていることが出来ませんでした。

追記:五代さまの事務所の壁に額縁に入ったペンギンの絵が飾られているのを僕は見逃しませんでした。

新次郎さんの自信

五代さまのようにあさちゃんに与えられるものを自分は持っていない。自分に勝ち目がないことを素直に認めてしまう新次郎さんに、かえって器の大きを感じます。

そして、新次郎さんが五代さまに勝てるところを挙げようとしても亀助さんが思いつくのは背の高さのみ。小さい男ならそんな亀助さんの態度にいきり立って怒るに違いない。

五代さまと比べて自分を卑下しながらもどこか余裕があるのは、それだけ揺るぎない自信があるということでしょうか。新次郎さん、さすがです。

亀助さんの苦悩のはじまり/ふゆちゃんの恋バナの回収フラグ

上に記した新次郎さんと亀助さんの会話を受けて、ふゆちゃんの秘めた恋心につながてしまうストーリーテリングがみごとです。

そして、背の高さしか勝っていないという亀助さんのツッコミへのふゆちゃんの反応が亀助さんにブーメランのように帰ってくる。

ふゆちゃんの本心を知ってしまった亀助さんの苦悩のはじまり。年明け初週に描かれる亀助さんの恋バナが本格的にはじまる瞬間でした。

加野屋周辺に出没を続けていた不審者の目撃情報がなくなったこと。そしてよのさんと新次郎さんが読んでいた手紙。こちらも、年明け初週に登場するはずのふゆちゃんの恋バナの回収のフラグでしょうか。

追記

うめさん、意外にも寝起きが悪い。そして、これはどうでもいい話ですが五代さまの事務所のソファの座り心地を「おいど」でなく「お尻」に心地よいと言ったが気になりました。前回、久しぶりに「おいど」を連発した直後だっただけに。

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コメント

  1. えびすこ より:

    「東弘成館」は築地にあるとのことですが、もしかすると今の聖路加病院のあたりではないかと思います。同病院に通院したことがあるので場所はわかります。ちなみに築地は日刊スポーツ本社があります。
    新橋駅から築地方面へ行くのに佃あたりで福沢諭吉に道を聞くのはなぜか?と思いましたが、明治時代の新橋駅は今の新橋駅とは場所が違うので、方向を間違えるとと海側へ歩いてしまいますね。東京湾の埋立地がまだ少ない時代だから。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      鉄道開業当初の新橋停車場は現代の新橋駅よりも築地に近い位置にありますが、東京が初めてのお上りさんのあさちゃんには右も左もわからなかったのでしょうね。

  2. サンダーバード999 より:

    東京での物語もいよいよ始まりましたね。
    相変わらずテンポよく、楽しく見ていますが、ロケが和歌山のマリーナシティとのこと…。
    帝都東京が南国リゾートのようになってしまっているのが少々気になるところです。大阪から近いから仕方ないのかなぁ…とは思いますが。

    …ところで、名前を覚えていただいていたようで、ありがとうございます。
    新作のアニメも子供と一緒に楽しんでいますが、実は私の出身地から北陸に出かけるときはJRの特急「サンダーバード」に乗っていたものですから、つい…(苦笑)
    後ろの「999」は世代的に付けたくなってしまいました。
    逸脱した話題ですみませんでした。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 和歌山のマリーナシティ

      南欧風の建物に違和感を感じてましたが、やっと納得できました。

      > 999

      『ごちそうさん』のヒロイン姉弟はメーテル?ってずっと思ってました。
      → め以子と照生。

  3. Alison より:

    うめさんの「お尻」発言。
    「おいど」ではないことに、私もすごく違和感を感じました。

    文明開化の最先端・東京を見て、びっくりぽん。
    「きれいな言葉を使わな…」と、
    つい固くなったんでしょうか(^_^;)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      「おいど」という言葉を劇中で聞くことを楽しみにしていたので寂しかったです。

  4. tonton より:

    第9週のから先週まではドラマのテンポがそれまでより落ちていて
    「このままじゃメンバーが入れ替わったら失速してしまう」と
    心配していましたが、
    今週の放送を見て、ひょっとしたら炭鉱編はビジュアル的に地味なので
    ただ単に脚本の執筆時に担当者のアドレナリンが下がっていたのかな?と
    また今週からテンポが良くなっているので感じました。

    と同時にドラマ後半は華麗なる一族の世界で華やかさが描かれるでしょうし、
    キャラが一人抜けると残された別のキャラの人格を良い方へと確変させて
    視聴者のロスを防ぐという斬新な手法を取り入れてるので
    (雁助が抜けた後は辻本相談員という素晴らしい役者を投入しますが)、
    2月からの失速のリスクは杞憂に終わりそうな気がしてきました。

    2ヶ月と2週間で銀行開業・生保・女子大設立とテーマを詰め込みますしね。

    それから五代の東京事務所に掲げているペンギンのイラストが
    26日の土曜にアップになる情報を
    イラスト作者がTwitterで予告していました。
    https://twitter.com/crowsw

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 失速

      同じことを感じていましたが、特に2月以降は駆け足で展開するくらいかも知れないですね。史実を調べた限りでも生保と女子大はかなり手間取っているので、後半を盛り上げる要素は事欠かないかと思います。とっても楽しみです。

  5. うみがめ より:

    新次郎さんと亀助さんの縁側トークが可笑しかったです。
    あさが来たは女性ヒロインの作品にしては登場人物の男性比率が高めで、ヒロインのお友達も出てこない。なのであさちゃんの女子トーク場面が少なめなのですが、その分男性陣ががんばって井戸端会議のようなことをしてる、珍しい朝ドラです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 男性陣ががんばって井戸端会議

      言われてみればそうですね。そもそもが、あさちゃんが井戸端会議する暇がないようなキャラなので、その分を新次郎さんがカバーしてくれているのでしょう(笑)

  6. atsu より:

    蒸気機関車やガス灯といえばノスタルジックな感情を持ちますが、今の東京が出来始めたばかりのころどんなに衝撃的だったか。大阪からでてきたあさが「びっくりぽん」の連続で、こちらにも新鮮なイメージが伝わってきました。
    福沢諭吉は、大阪生まれですが、出身は九州の大分中津藩士で、大阪適塾で塾頭も務めたはず。あさの言葉遣いや炭鉱・山の名など一一思い当たるところがあり、面白い出会いになりそうです。
    もともとあさは今井家の娘ですから、そういう意味でも大久保利通の知遇を得ても不自然ではないですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      頂戴したコメントで福沢諭吉の生まれをはじめて知りました。懐かしい言葉だというセリフの意味するところがやっとわかりました。

  7. よるは去った より:

    亀助「旦さん、もっと男を上げな。」この旦さん新次郎君が立ち上げた企業から数十年後に「黙って俺についてこい!」の人材が出てくるなんて誰が予想したでしょうか?2回目の東京オリンピックを巡ってあれこれモメている時にこのドラマを放映するのもNHKの意図?→とは発想が飛び過ぎかな?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      「黙って俺についてこい!」のオリンピック開催年に公開された植木等さんの歌かと思いました(笑)・・・・僕はまだ生まれていません、念のため。

  8. ちぃちぃ より:

    おはようございます。

    亀助さん、ふゆちゃんの恋心を知ってしまったようですね。

    癒しキャラの亀助さんが失恋で落ち込む姿を想像すると、なんだかとても可哀想で、見ていられません。

    あと、昨日の垂れ幕の件ですが、録画したものを見直してみたら、「開明軒」ではなく、「開成軒」でした。

    お騒がせしてすみません。深く反省しております。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      亀助さんの落ち込む姿は想像するだけで胸が痛くなりますが、一方で亀助さんの筋金入りの優しさも見ることが出来るみたいです。年明け早々の展開が今から楽しみです。