あさが来た 第13週 東京物語

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2015年12月21日 〜 12月26日放送
第13週「東京物語」

『あさが来た』第13週「東京物語」あらすじ

1878年(明治11年)。五代友厚の誘いを受け、あさはうめを伴い東京に旅立ちました。東京にある五代友厚の事務所を訪れたあさは、その場で友厚より大久保利通を紹介されます。大久保利通は五代と大阪のことを頼むとあさに託すのでした。

一方、大阪ではふゆに縁談が持ち上がり、長年ふゆのことを思い続けてきた亀助が失意の中にいました。そんな亀助を新次郎が励まします。自分の気持ちをふゆに伝えておかなければ一生後悔することになると。

あさは東京で会うつもりのなかった父の忠興と遭遇。嫁のつとめを果たさず東京まで出てきたあさを忠興は叱責。しかしあさは『学問のすゝめ』を引用して忠興を説得。福沢諭吉本人の励ましもあり、あさはようやく忠興から実業家として認められました。

そんな中、大久保利通が暗殺される事件が発生しました。大久保に近い友厚の身を案じたあさは帰阪を延期。盟友の死を嘆く五代友厚に、あさは自分がこれから友厚の心の友になると約束。二人は朝まで飲み明かすのでした。

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『あさが来た』第13週「東京物語」各回あらすじとレビュー

第73話 12月21日(月) 東京行きを思い悩むあさ
第74話 12月22日(火) あさはうめを伴い東京へ
第75話 12月23日(水) あさが大久保利通と会う
第76話 12月24日(木) 福沢諭吉があさを励ます
第77話 12月25日(金) 大久保暗殺/ふゆの縁談
第78話 12月26日(土) あさと友厚が飲み明かす 

『あさが来た』第13週「東京物語」
 事前発表あらすじレビューと歴史・時代背景の解説

2015年(平成27年)放送の最終週です。前週で『あさが来た』前半のクライマックスを迎えた今週は、後半の展開を暗示するエピソードが随所に散りばめられています。

第13週のレビューと見どころ

あさの東京行きにあたり、娘の千代をどうするかをめぐって新次郎やよのを巻き込み議論が沸騰。最終的に、仕事と子育ての両方をこなそうとするあさに対して、両方とも取ろうとするのはあまりに「我がまま」と主張するよのに屈し、千代の面倒はよのが見ることに。

仕事と子育てという嫁の役割を二つも持っているなら一つくらい自分によこせということでしょうか。よのの天然キャラが活かされた「我がまま」発言により、子育ての問題は解決。仕事に専念出来る環境が整います。

そして福沢諭吉の励ましもあり、あさは忠興からも実業家として認められます。仕事に専念出来る環境を手に入れ、忠興からのお墨付きも得ることが出来たあさは、翌2016年放送回は、実業家としてロケットスタートを切ることが出来るのではないでしょうか。

また五代友厚との距離もこの週に一気に縮まり、新次郎を巻き込んだ波乱含みの展開を暗示して『あさが来た』前半が終了です。

余談ながらふゆに縁談が持ち上がり亀助が追い詰められます。落ち込む亀助を新次郎が告白せよと励ます場面があることから、年明け回は亀助とふゆの祝言というめでたいオープニングで後半をスタート。そんな展開を期待しています。

歴史・時代背景

1878年(明治11年)

今週、劇中でも描かれますがこの年の5月14日、大久保利通が「紀尾井坂の変(紀尾井坂事件)」で不平士族の手により斃れています。

不平士族たちが大久保利通を狙った理由の一つは、大久保利通が公金を着服し私利私欲のために費やしていたというものでした。

しかし、不平士族たちのこの指摘は全く当たらず、実際には大久保利通は私財を公共事業に投じるなどしていたため、死亡時には8,000円の借金が残されていました。

当時の1円は現代の20,000円から25,000円と言われています。よって現代の通貨に換算して約1億6千万円から2億円もの借金が残されていた計算になります。

『あさが来た』第13週「東京物語」一週間のエピソード観賞後の感想

朝ドラ『あさが来た』前半の放送が今週ですべて終わりました。前半の物語は一言で言えば、ヒロインのあさちゃんが実業家としての自分を世に問えるだけの実力を備えるまでの物語と言ったところでしょうか。

そしてあさちゃんの実業家として成長は、義父の正吉さんによって育てられ実父の忠興お父はんによって評価されてきました。

物語がはじまった当初、忠興お父はんは困惑していました。娘のあさがあまりにもお転婆で嫁に出すのもはばかられることを。そして嫁入後も、娘は嫁ぎ先に迷惑をかけてばかりいると思い込んでいました。

その忠興お父はんの評価を覆す最初のきっかけは、正吉さんの言葉でした。婚家の家業を守るために奔走する嫁の活躍と実力を正吉さんは高く評価。正吉さんの言葉は、忠興お父はんには夢にも思わなかったものだったはず。

その正吉さんに見出された卓越した商才と慧眼は試練を経るほどに磨き抜かれ、さらに正吉さんの死を機に自分の生きる道は実業にあると悟る。そしてついに忠興お父はんが、娘の才能を認めるまでに至る。

『あさが来た』前半で、あさちゃんに対する評価が完全に反転した忠興お父はんとは対照的に、常に同じスタンスをとっていたのが新次郎さんでしょうか。評価に若干の浮き沈みがあったとは言え、その時々のありのままのあさちゃんを受け入れる度量が素晴らしい。

そして忘れてはならないのが五代さまの存在です。幼少期からあさちゃんの「ファーストペンギン」の資質を見極めた五代さまの側面支援があったからこそ、あさちゃんが自分の才能を開花させた面があったことは確かです。

忠興お父はん、正吉さん、新次郎さん、そして五代さま。四人の男たちに育てられほぼ完成した「実業家・白岡あさ」の、物語後半の活躍を期待せずにはいられません。

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