あさが来た 91話 宮部が大阪にやって来る

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2016年1月18日(月)放送
第16週 第91話 「道を照らす人」

『あさが来た』第16週 第91話 「道を照らす人」あらすじ

あさが新たに九州で買収した炭鉱は順調に採炭量を伸ばし、あさは更に炭鉱を増やそうと九州の鉱山を買い広げていました。そんな中、炭鉱の支配人・宮部が大阪にやって来ました。あさが九州から大阪に戻る際、宮部を連れて来たのです。

炭鉱事業を着々と拡大させるあさの経営手腕を、宮部が加野屋の面々の前で褒めちぎる姿を見て雁助の胸中は複雑でした。雁助は案じていたのです。加野屋の家督を継いで七年経過しながらも、いまだにあさの存在感に気圧されがちな榮三郎のことを。

その頃、あさはすでに事業の次の展開を考えていました。悲願の銀行の開業です。あさは再び加野屋の銀行設立を榮三郎に説きはじめます。あさと榮三郎のやり取りを聞く雁助の胸中は穏やかではありませんでした。

そんなある日、あさは大阪商法会議所に足を運び、久しぶりに五代友厚と再会。しかし、友厚の顔色が悪いことがあさには気になります。そんなあさを更に心配させるような言葉を五代は発するのでした。自分が死んでも五代が作った大阪は残ると。

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midokoro

五代さまの退場週のはじまりです。

一旦、銀行開業は保留にし炭鉱拡大に集中していたあさちゃんでしたが、大きくした炭鉱の経営も順調。

そんな明るい話題で始まる第16週でしたが、穏やかな空気は一転、五代さまの異変でとたんに暗雲がたちこめてきます。

切ない一週間が予想されます。

『あさが来た』第16週 第91話 「道を照らす人」
 事前発表あらすじのレビューと解説

雁助の猛反対に遭った炭鉱の買収も成功裏に終わり、あさの快進撃が続くその裏で当主でありながら際立った実績のない榮三郎が雁助には心配です。

何故、雁助はそこまで榮三郎のことを気にかけるのか。

それはいつぞや、いつまでも自分の味方をして欲しいと言った榮三郎の言葉を雁助は忘れてはいないからでしょう。

その一方で、実は雁助は今週あたりからいよいよ加野屋との距離を取り始めます。だからこそ榮三郎のことが気にかかるのでしょう。

成長途上の榮三郎を一人にしてしまって大丈夫なのだろうかと。

同じ頃、五代友厚にも異変が生じはじめます。今週の後半、友厚は新次郎との親交を深めるその一方であさと会うことは避けようとし始めます・・・

『あさが来た』第16週 第91話 「道を照らす人」
 朝ドラ観賞後の感想

榮三郎くんは頭がいい

前週、その成長ぶりが視聴者の間で注目された榮三郎くんでありましたが現実は厳しい。

加野屋の客からはあさちゃんが社長だと思われ、大阪デビューを果たした宮部のおじさんは鉱山の窮地を救ってくれたあさちゃんを褒めちぎるのに余念がない。

雁助さんも案ずる榮三郎くんの劣勢。

何故、このタイミングで榮三郎くんの微妙な立場を描くのかを疑問に感じていました。昨日までは。

しかしあさちゃんが榮三郎くんにかけた言葉で全てが納得です。

「榮三郎さんは頭がいい。久太郎とはえらい違いだ」

榮三郎くんの微妙な立場を慮ったわけでなく、まして榮三郎くんをおだてることが目的でもないあさちゃんの榮三郎くんへの素直な感想。

少しばかり辛い思いを募らせていた榮三郎くんには、あさちゃんのそんな素直な言葉は干天の慈雨のように心に沁みたはずです。

そして、あさちゃんに対してこれまで以上に心を開いた榮三郎くんに対して、あさちゃんが続けて銀行の話を持ち出す。

榮三郎くんは抵抗なく銀行の話を聞いていました。

これが、あさちゃんにとっては期せずして榮三郎くんの銀行への考え方を見直すきっかけになるのかも知れません。

そして、その会話を店の中で耳にしてしまった雁助さんが自らの潮時を悟り始めるきっかけにもなってしまうのかも知れません。

ペンギンの絵が今週の悲劇の展開を暗示

炭鉱の拡大という明るい場面の真ん中にペンギンの絵という今週の悲劇のフラグ。ついに五代さま退場週が始まってしまいました。

五代さまに見せようと思って持参した「ピングイン」の絵は、不意の来客によって五代さまには見せずじまい。

来客よりも、あさちゃんが披露しようとした何かに関心を示す五代さまにあさちゃんは言いました。

「いつかまたきっと」

五代さまがそれに応えて曰く、

「またいつか」

あさちゃんと五代さまが口にした「いつか」はもしかするともうないのかも知れません。

いつぞや加野屋を訪問した五代さまが千代ちゃんに言いました。また遊びに来ると。この時の五代さまの「また」も含めて「またいつか」の機会が再びやってくるのか。

不安な一週の始まりです。

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コメント

  1. たける より:

    五代様の「例え私が死んでも」。とても切なかったです。
    「いつかきっと」の約束が叶えられたらどんなに良いかと悲しくなりました。

    宮部さんと新次郎さんの会話で亀助さんとふゆちゃんの近況が聞けるとは。しかしふゆちゃん出てきません(泣)もうふゆちゃん出ないんですかね?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      91話で炭鉱が登場しても出てくる九州キャラは亀助さんだけ。ふゆちゃんは出て来ないかも知れないですね。ただ、亀助さんがしきりに大阪に帰りたがっていたので、夫婦で大阪に戻らないかと密かに願っています。

  2. るんるん より:

    先週の予告に出ていた「私が死んでも・・・」は、あさに最期に贈る言葉と思ってましたが、今日出ちゃいましたね。これからどんな言葉をみんなに遺していくのだろう・・・「またいつか」が来ないことを悟ってる五代さんの背中が寂しかったです・・・

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      僕も「私が死んでも・・・」は東京に旅立つ間際の最期の言葉だと思っていたので、いきなり出てきてビックリポンでした。

      > 五代さんの背中

      あさちゃんを振り返らずに部屋から出て行く姿が切なかったです。

  3. tonton より:

    今日新たに登場した辻本相談員扮する平十郎ですが、和装で加野屋を注意深く偵察してた様子は
    今度の土曜オンエア時の頑丈なオブラートを纏い何を効かれても「へぇ」しか言わない様子とは真逆でした。

    ナイフの様な切れ味を炸裂させるのか?大ボケなのか現時点では非常に謎めいて
    彼のキャラが次第に明らかになる様子が銀行編の持ち味の一つになるかもしれませんね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      今回の感想に含めるのを失念していました。さりげなくへえさんが出てましたね。いつの間にかそこにいるものの、存在感があるようでない。なんだか『あまちゃん』の勉さんに似てるなと思いました。

  4. よるは去った より:

    あさちゃんの銀行開業以外の相談って、もしかして◯◯女子大学校の構想とか••••••••いやそれはもっと先の話?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      銀行以外の相談がまだ何かわからないんです。
      炭鉱の買い増しかなと思ってます。

  5. ふー# より:

    「いつかきっと」
    これは典型的な「死亡フラグ」ってやつですね。今週、亡くなると聞いていますが、残念ですね。
    スピンオフで五代さんが主人公で話を作れそうですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      ついに五代さまのカウンドダウンが始まってしまいました。
      新ちゃん・友ちゃんの友情が楽しくなってきた矢先だけに残念です。

  6. うみがめ より:

    小学校の教材が出てきましたが、明治の世になってもうすぐ20年、教育の世界は随分変わったのでですね。大久保様が仰っていた三番目の10年が来るのかな、と思いました。

    あさちゃんと五代さまの場面、テーブルに注ぎ込む光がやけに明るいのが印象的でした。最近五代さまには夕日の場面が多かったので。今回の明るい光はこの世を去っていこうとする五代さま、これからも生きていくあさちゃんを象徴し、二人の間を隔てるもの、と勝手に解釈しています。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      ご指摘いただいて初めて気が付きました。確かに最近の五代さま登場場面の照明は暗く落され、夕方や夜の場面が増えていたような気がします。そして、今回の明るい光は今の五代さまにはまぶし過ぎたかも知れません。

  7. atsu より:

    あさの仕事が順調に進み、いよいよ銀行開業となりそうな中で、いくつも気になるところが。
    1つはうめ。昔は良家の婦人の外出には必ずお供がつくものだったそうですが、九州・大阪を行き来するのもだいぶ辛そうです。体だけではなく気も使ってますからね。加野屋を訪れて無邪気に宮部があさを褒めちぎる場面でも気がかりそうに雁助を見ていました。
    もう一つは、五代。「むしろ、あささんとは何気ない話をしたい」は、泣かせます。
    あと、三宅。いつも口うるさい五代のお供という感じですが、新次郎に資料を渡したこともあるし、今日の回で五代をせかしたのも、五代を休ませたいのか、あさに五代の不調を隠したいのか。俄然気になり始めました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      立場が微妙な榮三郎くんを気遣う雁助さん。その雁助さんのわずかな表情の変化を見逃さず、雁助さんをじっと見守るうめさん。僕もこの時のうめさんがひどく気になりました。

      五代さまと言い、今週はそれぞれの登場人物たちが本心を胸に秘めながら物語が展開することになりそうですね。

  8. tonton より:

    ペンギンの絵に関してはお正月の15分ネタバレ番組を見たら
    号泣回になる模様なのでオチは金曜までの辛抱ですね。

    体調が悪くても「あささん、あささん」と言ってる五代。
    やはり彼はこうでなくちゃ(笑)。
    14週と先週の15週は非常にじれったかったです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > ペンギンの絵

      これまで『あさが来た』に挿入されるフラグは、いつも気がつかないほどのさりげなさが特徴だっただけに、今回の分かりやす過ぎるほどの直球フラグはその分だけ衝撃が大きかったです。そして、ペンギンの絵がどうやって回収されるのか、本当に気になるところですね。