あさが来た 第15週 大阪の大恩人

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2016年1月11日 〜 1月16日放送
第15週「大阪の大恩人」

『あさが来た』第15週「大阪の大恩人」あらすじ

1881年(明治14年)。九州の炭鉱再建は成功し、炭鉱が生み出す利益を原資にして銀行を開業する夢をあさは再び抱き始めていました。しかし、雁助は依然として加野屋が銀行業に踏み出すことに異を唱え続けていました。

そんな中、あさは五代友厚から思いがけない申し出を受けました。友厚はその頃、政府から北海道開拓事業を引き継ぐ準備を進めていました。友厚は北海道開拓事業への協力をあさに求めたのです。あさは友厚の頼みを快く引き受けました。

しかし、友厚が準備をすすめる北海道開拓事業はたちまち暗礁に乗り上げます。政府が友厚に破格の安値で北海道の土地を払い下げることが新聞で報道されたのです。政府と友厚の癒着を疑う大阪商人たちが激怒する中、友厚は商法会議所の会頭辞任を宣言します。

大阪商人たちの非難が集中する友厚を新次郎とあさは擁護しました。友厚と親交を深めていた新次郎はその頃より実業への関心を示し始めていました。その一方で、あさは仕事と子育ての両立の難しさに深く苦悩するのでした。

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『あさが来た』第15週「大阪の大恩人」各回あらすじとレビュー

第85話 1月11日(月) 明治14年、榮三郎が結婚
第86話 1月12日(火) 普通のお母さん望む千代
第87話 1月13日(水) 雁助が加野屋退店を告白
第88話 1月14日(木) 開拓使官有物払下げ事件
第89話 1月15日(金) 五代友厚が会頭引責辞任
第90話 1月16日(土) 家業に意欲見せる新次郎

『あさが来た』第15週「大阪の大恩人」
 事前発表あらすじレビューと歴史・時代背景の解説

五代友厚が窮地に追い込まれます。また、そんな五代友厚を擁護するうちに新次郎にも変化が生じ始めてきます。実業家・白岡新次郎登場の日が近づいてきました。

第15週のレビューと見どころ

窮地に立たされた五代友厚と、友厚の擁護を通しての新次郎への事業への開眼。一方で、母親が不在がちなことを寂しく思う千代と、そんな娘を不憫に思うあさの苦悩。

また、炭鉱の再建に成功し再び加野屋の銀行開業が視野に入ったあさと、一貫して銀行業進出に異を唱え続ける雁助とあさの静かな対立。

登場人物たちのそれぞれの思いが複雑に絡み合う本格的な大人のドラマの展開を予感させる

歴史・時代背景

1881年(明治14年)開拓使官有物払い下げ事件
1881年(明治14年)に実際に発生した「開拓使官有物払い下げ事件」を背景にして第15週の物語が進んで行きます。

「開拓使官有物払い下げ事件」とは、北海道開拓使長官・黒田清隆が、開拓使の官有事業などを払い下げることを決定。その際、払い下げ額が破格の安値だったことや、払い下げ先が黒田清隆の同郷人の五代友厚だったことから批判が噴出。

騒動の末に払い下げは中止され、黒田清隆は開拓使長官辞任に追い込まれました。

明治生命保険会社創業
『あさが来た』劇中では描かれないと思いますが、後にヒロインのあさが手がけることになる生命保険の我が国初の会社が、「開拓使官有物払い下げ事件」の直前のタイミングで創業しています。(明治生命保険会社)

『あさが来た』第15週「大阪の大恩人」一週間のエピソード観賞後の感想

サブタイトルは五代さまを示し、その五代さまは騒動に巻き込まれる。

だから今週は五代さまのエピソードを軸にした怒涛の一週間になるものとばかり思い、身構えていたのですが、意外にも静かな週でした。

今週の物語の軸は、五代さまの騒動よりもむしろ小さな胸を痛める千代ちゃんをめぐって新次郎さんとあさちゃんの心の揺らぎにあったような気がします。

あさちゃんの心の揺らぎはやや深刻に。一方の新次郎さんの心の揺らぎはコミカルに。重厚になり過ぎず、さりとて遊びに走り過ぎず。実にバランス感覚のすぐれた夫婦の心の揺らぎの描写だったと思います。

そして、忘れてはならないもう一つの軸。榮三郎くんの成長です。

かつてはあさちゃんに一言も反論できず、いつも雁助さん頼み。何かことが起こっても新次郎さんから背中を押されない動けない。

それが一転、あさちゃんの暴走を当主として笑顔で受け入れ、雁助さんの本心まで誰よりも深く見抜いている。

そして寄合所での、海千山千の大阪財界のおじさんたちを相手に発揮したリーダーシップは鮮烈でした。

とりわけ榮三郎くんの成長描写は想定外だったので、心に焼き付けられるものとなりました。

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2 Responses to “あさが来た 第15週 大阪の大恩人”

  1. tonton より:

    大阪朝ドラのいけず精神は死なず。
    萬田の菊さんが大人しくなったと思ったら、思いもよらぬところから
    いけずなキャラが登場してあさを困らせるようで、やるなBK状態です。

    退場に向けてでしょうが第14週の土曜から五代氏の描写が史実に近くなってるような気がしました。
    彼の逆境と死の描写は朝蔵さんがおっしゃってたように
    山王寺屋の倒産に匹敵するイベントになりそうで、
    NHKもそれを見込んでネット上で宣伝かけてますが
    第16週が1~3月全体の視聴率のピークになるかもしれませんね。

    局側の新春会見では五代の延命嘆願をやんわりとキッパリ拒絶するコメント(笑)出して
    定期的な回想シーンを出す予定と発表しました。

    私が後半楽しみにしているのは第15~16週と、女子大編での土地提供が史実通りに久太郎改め忠嗣なのか?それとも忠興のどちらになるのか?です。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      ご指摘の通り、これからの二週に向けて五代さま=ディーンさんのメディア露出が急増中ですね。五代さまの死というビッグイベントで一つのピークを作り、結末のピークにどうやって繋げて行くのか。興味は尽きません。

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