あさが来た 105話 進学か結婚かで母娘対立

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2016年2月3日(水)放送
第18週 第105話 「ようこそ!銀行へ」

『あさが来た』第18週 第105話 「ようこそ!銀行へ」あらすじと見どころ解説

高等小学校を卒業後、選択肢の幅を広げるためにも千代には女学校に進んでもっと勉強をして欲しい。それが母親としてのあさの望みでした。しかしそのことがまたしてもあさと千代の喧嘩の種になってしまいます。

千代は新次郎に自分の気持ちを告げました。自分に女学校に進学して勉強を続けるつもりはない。花嫁修業に励みたいのだと。勉強か、花嫁修業か。新次郎と千代の会話を側で見ている者がいました。藍之助です。

藍之助は言いました。自分が結婚するのなら孟子や孔子の話しが出来る女性と結婚した方が楽しいと。一方、娘の進路について真剣に考え始めたあさは、自分自身がこれから歩むべき道についても悩み始めるのでした。

その頃、藍之助の消息を知らせるあさの書いた手紙が和歌山のはつの元に届きました。親に反発し家出をした藍之助のことをはつは許せずにいました。そんなはつを惣兵衛が穏やかに諭します。藍之助の話しを聞いてあげられなかった自分たちも悪かったのだと。

<<前回104話 | 次回106話>>

midokoro

結婚するなら、花嫁修業しただけの女性よりも学問を修めた女性と結婚したい。

藍之助の思いがけない言葉があさの心を激しく揺さぶります。これからの時代の女性はどうあるべきかと。

藍之助のこの言葉が、あさの女学校設立の原動力になるのでしょうか。女学校設立への歩みが始まるのは間もなくです。

『あさが来た』第18週 第105話 「ようこそ!銀行へ」
 事前発表あらすじのレビューと解説

親への不満を募らせる子供どうし、一時期意気投合していた千代と藍之助でしたが、藍之助の父親への反発心は裏返しになってあさへの尊敬になる。

同じお嫁さんをもらうならば、花嫁修業しかしていないお嫁さんよりも学問や商売のことを話し合えるお嫁さんをもらいたい。

藍之助のこの望みは、叔母あさへの憧れから出た言葉でしょうか。

千代が反発する対象のあさの肩を持つ藍之助。かつては親への不満で一致しながらも、ここぞと言う時に利害の不一致が生じるところがリアルです。

おもがけない藍之助の言葉に、千代がどんな反応を示すのか。今から楽しみです。

『あさが来た』第18週 第105話 「ようこそ!銀行へ」
 朝ドラ観賞後の感想

あさちゃんと千代ちゃんはやっぱり似ている

家業を手伝うことを嫌がる点は父親似の千代ちゃんですが、やっぱりあさちゃんにも似ています。

勝手に自分の夢を膨らませないで欲しい!そう母親に激しく反発する千代ちゃんの姿を見ていて、チビあさちゃんと忠政おじいちゃんの昔の会話を思い出しました。

一緒に木登りした祖父と孫。あさちゃんは忠政おじいちゃんに尋ねました。なんで女の子はお中元やお歳暮のようによその家にもらわれなければいけないのかと。

自分の将来が家の都合で勝手に決められてしまうことへの疑問。嫁入りか進学かという違いはあるものの、千代ちゃんの疑問もまた、親が勝手に自分の将来を決めてしまおうとすることに向けられる。

あさちゃんは、あさちゃんにとっては理想の嫁ぎ先となった加野屋に嫁入りすることで、自分の疑問は大方解消されました。

千代ちゃんの疑問は果たしてどのような形で解消されるのでしょうか。

難破船の夢

難破船にならなくて良かったな。

新次郎さんが何気なく放った一言があさちゃんの心に突き刺さりました。

テケツのない時代に漕ぎ出した船は、テケツこそなかったものの常に行き先がはっきりと決まっていました。

維新の動乱を乗り越えること。鉱山経営で日銭を稼ぎ食いつなぐこと。そして両替屋を銀行に改め新しい時代に加野屋を順応させること。

ここまで来たあさちゃんでしたが、次の行き先が決まっていないことに気がついたのかも知れません。新次郎さんの一言で。

これまで時には背中を押し、時には止め、あさちゃんを行き先に導いてくれた正吉さんも五代さまももういない。

行き先もなく、そこに導く人もいない。

そんな状況に気付いてしまったことが難破船の夢になったのかも知れません。

山王寺屋一家の家族の様々な思いが複雑に交錯するドラマ再び

ついに山王寺屋一家が全員登場です!

白蛇はんと栄達さんはずいぶん久しぶり。そして次男坊の養之助くんの成長後の姿はもしかすると今回が初登場でしょうか。

恐らくは両親に何も告げずに家出したらしい藍之助くんの居所がわかっても、安心した表情どころかいつになく険しい表情を見せるはつちゃん。

そんなはつちゃんを穏やかに諭し息子への理解を促す白蛇はん。言葉や表情の端々に人物の器の大きさが見え始め、ますます男前になって来ました。

藍之助くんがどこに行ったのかを知っていたらしい菊さんの動揺ぶり。

栄達さんとすっかり成長した養之助くんは、藍之助くんの家出騒動に何を思うのか。

そして、高等小学校で一番の優等生であったにも関わらず進学することが出来なかった藍之助くんの青春の苦悩。

維新前後の時代、家族の様々な思いが複雑に交錯するドラマを堪能させてくれた山王寺屋一家が、藍之助くんをめぐって再び家族の思い交錯ドラマを楽しませてくれることになりそうです。

<<前回104話 | 次回106話>>

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. tonton より:

    顧客の工藤さんの「いくら勉強しても働く場所が無いと意味がない」
    これ、今の日本の女性にもいえてる事なので凄く頷きました。

    八重の桜でもアメリカのアイビーリーグに女子の入学が
    認められなかった頃のセブンシスターズの一つの
    バッサーカレッジをMagna Cum Laudeの成績で卒業した
    山川(大山)捨松も同じような境遇だったのをドラマでぼやいていたのを思い出しました。

    未だにクリアできてない課題ですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > いくら勉強しても働く場所が無い

      ここ数年の我が国では男性にも言えることかも知れませんね。

  2. さーや より:

    今日もストーリーはもちろん、小ネタが冴えていて面白かったです♪ 楽団員に扮する旦那様を見た時は「千秋先輩!」と叫びそうに…(笑) 昔に比べて物腰が柔らかくなった あさママと、貫禄が出てきた はつママ。こちらの対比も楽しみですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 「千秋先輩!」

      そうか!そういう小ネタだったのか!と、今更わかりました。
      反応が遅すぎて作り手の皆さんに申し訳ないです(反省)

  3. よるは去った より:

    惣兵衛「はつ、そないな顔すんな。あいつの話をもっと聞いてやれんかったわしらが悪い。」はつ「いいや、うちは•••••••。」ドラマの前半は惣兵衛君が何をやらかすかわからないような怖さを感じさせたけど、今日は朝蔵さんの言われる通り、あさちゃんの手紙を読んだはつちゃんの顔つきが怖い•••••••••。藍之助君はどんなふうに怒られるのでしょう?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      山王寺屋倒産前は一番弱々しかったはつちゃんが今では最強キャラ。
      今日の動揺ぶりからして菊さんすらもがはつちゃんを恐れてるような気がします。

  4. こきあ より:

    今日の放送を見て、何やらまた菊さんパワー全開になる前ブレを見た気がします。怖くもあり楽しみでもあります。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      菊さんは丸くなったので、暴走しても以前よりは安心です(笑)

  5. つまぴょん より:

    惣兵衛さんが「大阪の加野屋さんとこに」と言った時の菊さんのあの表情。
    藍之助くん、応援してくれてるおばあちゃまにだけは行き先を言っていたようですね。
    あさに、おばあちゃんも賛成してくれてるといったのは本当のことだったようですね。
    だから、へぇさんに銀行で働く心構えを聞いて動揺はしたけど、働き続けてられるんでしょうね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      菊さんは全てを知ってる様子ですね。一方ではつちゃんの顔の怖いこと・・・
      はつちゃんと菊さんが再び激突するんでしょうか。