あさが来た 106話 女子行員の育成発案する

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2016年2月4日(木)放送
第18週 第106話 「ようこそ!銀行へ」

『あさが来た』第18週 第106話 「ようこそ!銀行へ」あらすじと見どころ解説

あさは加野銀行の得意先で資産家の工藤から娘のことで相談を受けていました。娘が女学校を卒業したものの、せっかく身につけた学問や知識を役に立たせる環境が女性には用意されていないことを工藤の娘は嘆いていたのです。

その相談を受けてあさの脳裏によぎったのは、自立した女性としてこれまでずっと働き続けて来た美和の存在でした。早速、美和の店へ足を運んだあさは、美和のもとで熱心に働く女性給士の姿に感銘を受けました。

そして帰宅するや新次郎、榮三郎そして平十郎に提案します。加野銀行で女子行員を雇いたいと。三人の男性を反対を押し切り、女子行員の当面の給金はあさが自ら負担するという約束のもと女子行員の採用が決定。

100名に上る応募者の中から厳選された4名の女子の教育にあさは当たり始めます。一方でますます仕事に没頭するあさに千代は不満を募らせていました。その頃、はつは和歌山を発ち大阪に向かっていました。

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midokoro

あさが女子教育に更に一歩近づいて行きます。

女学校を卒業した女性の知識や技能を活かせる場作りを、あさは思い立つのです。

女学校卒業後に更に学問を積む女子大学校設立という、あさのライフワークが見え隠れし始めてきました。

『あさが来た』第18週 第106話 「ようこそ!銀行へ」
 事前発表あらすじのレビューと解説

惣兵衛の人格そのものを全否定するかのような藍之助の言葉。その言葉に怒ったのは惣兵衛本人ではなくはつでした。

激変する時代に翻弄され全てを失ったドン底から這い上がる夫をずっと見守って来たはつからすれば夫の生き様は感謝することはあっても、不平の持ちようなどない。

しかし、その頃幼かった藍之助にはそんな父親の苦労などわからない。そして父親の苦労がわからない藍之助の視線を、はつもまたわからない。

妹とは異なり器用なようでいて、母・梨江の親心をつかみかね度々叱られていた不器用さを持つはつが再び見せる息子の気持ちをつかみかねる不器用さ。

人物造形の微妙なさじ加減が絶妙です。

『あさが来た』第18週 第106話 「ようこそ!銀行へ」
 朝ドラ観賞後の感想

働く女子のおいどは私が守る

あさちゃんが提案するプランが久しぶりに反対され、反対されることであさちゃんも久しぶりに生き生きとした表情を取り戻す。

別の言い方をすると、周囲に反対されるような斬新な冒険に乗り出そうとする時が、あさちゃんが一番輝く時なのかも知れません。

女子行員採用プラン。

女子は数字に弱いというへいさんの反対意見も、榮三郎くんの顧客からの信頼を失いかねないという反対意見も、もっともらしく聞こえますがあくまでも憶測です。

新次郎さんの反対意見も憶測といえば憶測ですが、女子行員採用に伴うリスクを三人の男性の中で誰よりも現実的に見極めている点が秀逸です(笑)

大事な女子行員のおいどは守ってみせる!

新次郎さんの懸念を払拭すべく、あさちゃんが女子行員を守り抜くと決意表明。それを受けて新次郎さんも安心してあさちゃんに委ねる。いつも息の合った夫婦です。

追記:新次郎さんとあさちゃんの夫婦漫才は、女子行員採用プランに猛反対する榮三郎くんとへいさんを煙に巻くための戦術?と考えるのはうがち過ぎでしょうか。

いよいよ明日、はつちゃんと藍之助くんのバトル勃発か

息子のことを許せないとまで言い切ってしまうはつちゃん。

そんなはつちゃんを静かな口調で諭すものの、はつちゃんの胸中を察したのか諭し切ることが出来ない白蛇はん。

栄達さんはもとより、あの菊さんまでもがはつちゃんの剣幕に対してまるで腫れ物に触るかのように見て見ぬフリをする。

和歌山に移住する以前とは勢力図が激変した山王寺屋一家。

その新しい山王寺屋の勢力図の中で、次回以降どんな騒動が勃発するのか。怖さ半分、楽しみ半分。しかし、最後は綺麗に回収してくれることを期待してやみません。

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コメント

  1. TOKU より:

    私も別に、千代が好きなわけではないです(^^;
    イイトコのお嬢さんで苦労知らずで、自分が良い生活してられるのは当たり前と思っていて。
    ただ、あさのことを「母親としてどーよ」と思う気持ちのほうが強いんですよね。
    (彼女が「自分はもう母親としての自分は捨てた」と思ってるなら、
    それはそれで潔い良いのですが、そうじゃないですよね?)

    そういえば新次郎さんにもずっと
    「あんたがそんな放蕩してられるのは、お父さんと弟さんと嫁はんが
    あんたの分も一生懸命働いてくれとからじゃ!」と
    苦々しく思ってたりもしてたのですが、
    (でも新次郎さんはそれを自分でも分かっていて、ちゃんと感謝してた。
    そこが千代との器の違いですね)
    あさの「気配りが出来ない」ところと、新次郎さんの「仕事したない」
    という、両親の悪いところが似ちゃってるんですね、千代は。
    ホント、「似て欲しないとこばっかり似る」と、このドラマ見ても自分の子供を見ても思います(^^;

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      金曜日の放送回を見て、千代ちゃんは意図して子供っぽく描いているのかなと思いました。新次郎さんも珍しく厳しいこと言っていたので。意図して子供っぽく描いたということは、今後成長する伸び代があるということ。大人になる日を期待して待つことにしましょう。

  2. koji より:

    そう言えば、栄達さんと白蛇はんの散切りは今回が初お目見えではないでしょうか?。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      白蛇はんの散切りな見たような気もするのですが、栄達さんは初めてですね。というか、栄達さん、すごく久しぶりです。

  3. cotathu より:

    はじめまして、毎日こちらのサイトをのぞいています。
    私は娘の千代ちゃんが苦手…思考が内向きで幼すぎに思えて。
    この年頃特有の反抗期+規格外の母親を持ったせいで省みられないことへの反発ゆえとはわかっていても…苦手。
    時は明治、維新の時流に乗って成功している仕立て屋の後藤屋さんみたいな人もいれば、その逆も人もいてるわけで…白蛇はんとか。
    なのに「徳川はんとはどなただすー」なんてことしらっと言ってるようでは、気配り大事の商家の奥様=希望の可愛いお嫁さんにも優しいお母ちゃんにもなれしまへんでー
    千代ちゃんのこの手の無神経ぷりにはよのお婆ちゃんも気にしてるようだし、親の心子知らず仲間ながら、苦労人で外向きな藍之助君との関わりはひっじょうに楽しみです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      間もなくあさちゃんの志を継ぐ愛弟子のような女性が登場するはずですが、その女性を際立たせるためにも千代ちゃんを残念キャラにしたのかなと思ってます。あさちゃん、千代ちゃん、そしてその女性の「三角関係」が始まるようです。

  4. よるは去った より:

    新次郎「お客さんに(女子行員の)おいどを触られたらどないしますのや?」あさ「おいども私が守って見せます。」夫婦が真剣なやり取りしてるのが何となく顔がほころびました。私の記憶に間違いなければ「セクハラ」というが世の中で真剣に問題視されるようになったのは日本でも平成のご時世になってからじゃなかったですかね?新次郎君のように明治の頃に女子社員に対して、その辺の心配してた男性も数人に一人はいたのですかね。新次郎君は遊びを重ねてきた人だから、その辺にも気づくのか、元々細かいところに気づく人なのか。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      女子行員採用への新次郎さんの「反対!」は意外でしたが、その理由と反対撤回のあっけなさも意外。意外づくしが新鮮でした。

      > 新次郎君は遊びを重ねてきた人だから

      遊びを重ねたからこそ女子のおいどが危険にさらされる現場をたくさん目撃していたのかもしれませんね。

  5. TOKU より:

    すいません、もう一つだけ。

    あれ程「人の夢を応援する為に銀行を作る」と燃えているあさが、
    自分の一番身近であるべき娘の夢や望みには無頓着…というか、無視、眼中にない。
    というのは、どんな皮肉かと思います。
    (結局、自分と見たいことしか見てない、ということなんだと思います)

    脚本の妙ですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      嫁入りに反発していたあさちゃんなので、お嫁さんになるのが夢という千代ちゃんの思考があさちゃんには理解出来ないのかもしれません。

  6. TOKU より:

    正直な話、最近のあさは嫌いです。
    元々、彼女の「自分のしたいことに前のめりすぎて、周りへの配慮に欠けている」ところが苦手でしたが、
    千代に対しては、それが過ぎてる気がします。 
    普段は仕事で構わないくせに、
    娘が洋装に憧れた時は一蹴したのに、
    銀行の開業の際には自分の分だけさっさと仕立てた件や、
    (子供のものばっかり買ってしまう私や私の母には理解出来ませんでした)
    虫歯や金魚の件のように、
    娘のしたいこと・好きなことには反対し、嫌なことは口出しをする。
    本人は一生懸命で悪気はないのでしょうが、
    これでは千代が
    「都合の良い時だけ母親面する」と反発するのも無理は無いと思います。
    (まぁ私もオバサンなので、千代に「そんな良い暮らしが出来るのは誰のおかげ?」と言いたくもなるのですが)

    こちらの脚本は素晴らしいので、私のこんな不満も
    今後きっと解消してくれると期待しているのですが。

    つまらないことを書き連ねてしまい、
    本当に申し訳ありませんでした。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      あさちゃんは極めて特殊な人。千代ちゃんは普通の女の子。
      このギャップを克服するには、あさちゃんはまだ若すぎるのかも知れませんね。
      このギャップはもうしばらくは続くみたいですが、いずれキレイな形で収めてくれるものと思います。

  7. うみがめ より:

    道を照らしてくれていた方々がいなくなり、昨日は自分が難破することを恐れていたあさちゃん、女子行員を育てるという目標ができて、難破のことは忘れてしまったみたいですね。新次郎さんの反対の理由が拍子抜けのようで、とても大切なところがただ者でない。男性の立場から男性に都合のよい社会をよく見ていると思います。

    道を照らしてくれていた方々が去って行っても、相談に乗ってもらえる美和さんがいます。あさちゃんと同じ土俵で話ができる女性は今のところ美和さんぐらい。本当に頭の良い人ですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      難破船の悪夢が契機となって、今後は自分が後続の船を難破しないように導く使命に目覚めたのかも知れないですね。そしてそれが女子大学校につながってゆくのかもしれません。

  8. misty より:

    大同生命さんの受け売りです(気になる人は見に行ってください)
    女子銀行員採用の話がありました
     
    A Japanese Woman Banker Mrs. Asa Hirooka, of Osaka・・・・

    日本に資料が残ってないらしく米国の新聞に
    女子行員を採用したこと、女子だけの部門を作ったことが書かれてました
    米国でも注目されたのは凄いと思いました

    千代ちゃんはお母ちゃんの背中見てどう感じてるのでしょうか