あさが来た 114話 成澤泉が女子教育を説く

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2016年2月13日(土)放送
第19週 第114話 「みかんの季節」

『あさが来た』第19週 第114話 「みかんの季節」あらすじと見どころ解説

ある日のこと、新次郎は寄宿舎で暮らす千代の様子を見るために京都に向かいました。新次郎は千代に告げました。あさも自分の道に迷っている。それほど強い人間ではないのだと。あさを誤解していたことに気づいた千代は心を動かされるのでした。

その頃、大阪の加野銀行ではあさが成澤泉と面会していました。成澤はアメリカ留学中に加野銀行の女性行員の評判を耳にし、女性たちの働きぶりを自分の眼で確かめに来たこと。そしてあさへの尊敬の念を述べ立てました。

実際に自分の眼で見た加野銀行への感動を熱く語る成澤でしたが、その場で貧血を起こし倒れてしまいます。かつて女学校の教師だった成澤は、その頃すでに教職を失い妻とも離婚。加野銀行にやって来た時、暮らしは困窮を極めていたのです。

その数日後、再び加野銀行を訪ねて来た成澤はあさに女子大学校設立への協力を懇願。あさに頼みを一蹴された成澤はある原稿を残すと、立ち去ってゆきました。その夜、成澤の原稿を読んだあさは、成澤の女子教育への理想に感動し、涙が止まらなくなるのでした。

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midokoro
日本女子大学校創立者・成瀬仁蔵をモデルにしたキャラクター・成澤泉の登場です。

成澤泉が本格的に物語に関わってくるのは次週以降ですが、『あさが来た』第1話冒頭で描かれた女子大学校開校の日が近づいて来ました。

『あさが来た』第19週 第114話 「みかんの季節」
 事前発表あらすじのレビューと解説

あさがこれから設立する日の出女子大学校の創立者・成澤泉(演:瀬戸康史)が登場し、あさがライフワークとする女子教育のエピソードがいよいよ登場です。

ところで、広岡浅子さんは女子教育を通じて新島八重さんや村岡花子さんとの交流があったことが伝えられています。

そのため、大河ドラマ『八重の桜』で新島八重さんを演じた綾瀬はるかさんや、朝ドラ『花子とアン』で村岡花子さんを演じた吉高由里子さんが、それぞれかつて演じた役そのままで登場するのではないかと噂されています。

新撰組・土方歳三の前例もありますので、是非とも実現して欲しいところです。

『あさが来た』第19週 第114話 「みかんの季節」
 朝ドラ観賞後の感想

千代ちゃんの母親に対する心の変化

家族の記念写真をよのさん手作りの張り子で隠している千代ちゃんが可愛い!

かつては机の引き出しの中にしまいっぱなしにしてあったこの写真を、千代ちゃんが久しぶりに手にしたのは、よのさんがあさちゃんの娘への愛情を説いた時のことでした。

千代ちゃんが幼いころ、あさちゃんはどれほど娘を可愛がっていたのかと初めて聞かされた千代ちゃんは、そのよのさんの言葉で母親への反発心が少しだけやわらぐ。その時の心の小さな変化の象徴がこの家族写真。

家族写真が机の引き出しの中にしまいっぱなしの状態。そして引き出しの中から引っ張り出して手に取る場面を経て、ついにその家族写真は写真立てに入れて飾られるところまできました。でもまだ張り子に隠さずにいれない(照れ隠し)ところ納得の描きかた。

千代ちゃんへの母親への思いの小さな変化の変遷がよくわかる演出でした。

追記:同じく寄宿舎の千代ちゃんの部屋には、方々によのさんの張り子が飾ってあるのを僕は見逃しませんでした。おばあちゃん大好きは相変わらずです。というか孫が大好きなよのさんが強引に千代ちゃんに持たせたのかも知れません。

女子ノ教育ニ就テ

「何べん読んでも涙が止まらない」
「この世にこない素晴らしいことを考えていた人がいたとは」

やっとあさちゃんの前に道が開けました。

加野銀行が開業してこのかた、山王寺屋さん一家のエピソードなどでは心から満足させてもらえた一方で、あさちゃんがらみのお話しには停滞感を感じずにはいられませんでした。

しかし今回の成澤氏との出会い。成澤氏の原稿『女子ノ教育ニ就テ』との出会いの場面を観てこれまでのあさちゃんをめぐる停滞感はあえて狙ったものではないかと、そんな気すらしました。

これまでの停滞感があればこそ、成澤氏との出会いの衝撃の強さが活きてくる。成澤氏の原稿へのあさちゃんの感涙が観ているこちらまでたまらなく嬉しくなる。

次週には待ちに待った大隈重信公も登場。一方で悲劇も起こる。『あさが来た』が再び激流に入る予感にワクワクする土曜日回。

皆様、どうぞ良い週末をお過ごしください。

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16 Responses to “あさが来た 114話 成澤泉が女子教育を説く”

  1. AYAKA より:

    11日からインフルエンザで寝ていたので、録画していたのをまとめて見ました。
    今週は和歌山のはつさん一家がたくさん見られました。
    「ごちそうさん」のかっちゃんに再会できたのが、ほんと嬉しかったです。やっぱり意識しているのか食いしん坊だったり兵隊さんに憧れたり。(料理が上手かどうかはしりませんが)
    またかつて能面のようだった惣兵衛さんの笑顔が本当に素敵に思えました。
    今の生活を心から幸せに思っているんでしょうね。そして夫としてお父ちゃんとして、家族を守ろうと、しっかり責任も持っていることがうかがえました。

    大阪にかえって社長を辞めたという新次郎さんのひょうひょうとした中の気配りぶり。
    山屋さんの寂しさを察して会いに行ったり、千代ちゃんとあささんの仲を取り持とうとしたり、経営者というより相談役、本当に向いているのかもしれないですね。

    千代ちゃんと宜ちゃんの会話は、女子高女子大で青春期を過ごした私には本当に懐かしくて。
    工藤さんのお嬢さんは、私の先輩さんだったご様子。
    それらしい校名が出てうれしかったです。
    瀬戸君の成澤さん、なかなかいい味出してますね。
    今後が楽しみです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      体調はもうよろしいのでしょうか。

      この一週間は、山王時屋一家が揃って久しぶりに登場したせいもあって、登場人物たちの変化や時代の移り変わりがよく表れていましたね。

      成澤氏も、はじめのうちはちょっと変な人にしか見えませんでしたが、自分の理想をあさちゃんに向かって叫んだ場面はしびれました。

      本当にこの先の展開が楽しみです。

  2. spica より:

    成澤泉を見た、かのさん。
    身なりは汚いけれど、きれいな顔をしていると言ってました。
    以前もはつさんのことを、おなかの大きい青物売りがきたけど、
    上品な顔をしていると言っていました。
    鋭い洞察力、さすがです。
    主役だけでなく、脇役の方たちもさりげない台詞が大好きです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > きれいな顔(成澤泉)
      > 上品な顔(はつ)

      そうでしたね!
      鋭い観察眼です。
      真剣に驚きました。

  3. やよい より:

    五代様、22日に再登場でしたよね。楽しみです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      そのはずです。どんな登場の仕方をするのか。本当に楽しみです。

  4. しむ より:

    成澤さんの「女性の鎖を解き放つんです」。瀬戸君の出世作「仮面ライダーキバ」のキャッチフレーズが「運命(さだめ)の鎖を解き放て!」。これ意識してやってるでしょ!とニヤニヤしてました。それにしても瀬戸君上手くなった。あさの涙にも感動しました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      そんな仮面ライダーネタが込められていたんですか!ネタの宝庫ですね。

      > あさの涙にも感動

      僕も心が震えました。

  5. よるは去った より:

    あさちゃんのような女傑を涙させる程の理想を持った男は最初は見た目や物腰はイマドキの言葉に直すと「キモい」印象を与えるのかな。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      期待値を下げるだけ下げておいてサプライズで落とす。・・・・成澤氏はそんな算段はしないでしょうね。

  6. うみがめ より:

    狙った停滞感、私も同感です!
    五代さま、雁助さん達退場後のロス、あさちゃんの手詰まり感。その後はつちゃんパートで落ち着かして、新しい登場人物のキャラを際立たせたくれたおかげで、すんなりロス後に新キャラクターに馴染むことができました。

    私的にはへいさんが気になります。へいさんは美和さんに見惚れていましたね。この後二人が絡むシーンはあるのでしょうか。最小限の言葉で語る節約家の平さんが美和さんにどれだけしゃべるのか、とても気になります。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      美和さんとへいさんの関係。僕も気になります。へいさんのキャラでは美和さんに袖にされそうですが、実はへいさんは美和さんの好みというサプライズ展開・・・・・やっぱりなさそうですね。

  7. atsu より:

    洋装のあさを見たらけったいな人やと思って帰るのではという加野の皆さんの期待(?)は見事裏切られました。アメリカ帰りの成澤にはあさの姿は全く違和感がなかったんですね。予告編の時から成澤の「ワーオ」と言うあたりが「五代」を思わせてドキッとします。「如何」「奇人」のやり取りも笑えました。倒れたのを介抱してくれた女中さんたちの「きれいな顔」との評。何しろここには新次郎がいるので男性に対する評価は厳しそうです。(五代については亀助も新次郎が勝っているのは背丈しか思いつかなかったんでしたね。)てんやわんやあって、そのあと「女子ノ教育ニツイテ」で泣くほど感動しているあさのシーンで終わる。
    ストーリーが颯爽と動き始めました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      成澤氏が洋行帰りであることをすっかり忘れていました。アメリカから戻って来たばかりなのだからあの洋装には全く違和感を感じなかったでしょうね。

      > ストーリーが颯爽と動き始めました。

      来週から大変なことになりそうです。

  8. tonton より:

    山王寺屋のトピックは金曜で終わり、改めて宮崎あおいが
    大きな視聴率を持っているかを見せつけられ佐野Pの言う通り
    日本に彼女のような女優がもっとたくさん出てくるべきだと思いました。

    ところで今日から1週間は女子大設立にテーマが変わりましたけど、
    おそらく同日に撮影されたであろう昨日と今日にオンエアされた
    あさと成澤のやりとりに違いが出てましたね。
    昨日は五代を、そして今日の成澤があさに迫るシーンでは
    宇奈山藩に取り立てした時のあさを彷彿させて男版あさにしたり、
    初夜に新次郎を投げ飛ばした場面を思い出させるシーンを入れたりして
    ドラマが終盤に差し掛かりつつある事をひしひしと感じました(涙)。

    今週は大森女史がふんばりを見せて最大の危機を乗り切ったと思います。
    来週から最終回までは怒涛の展開になりますしね。

    P.S.
    昨日のオンエアで五代に会いたくなりました

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      視聴率が低下傾向にあった中での急回復。しかも各回視聴率は2位の記録をマーク。本当に宮崎やよいさんの実力を思い知らされました。

      > 来週から最終回までは怒涛の展開

      最後まで目が離せません。

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