あさが来た 第18週 ようこそ!銀行へ

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2016年2月1日 〜 2月6日放送
第18週「ようこそ!銀行へ」

『あさが来た』第18週「ようこそ!銀行へ」あらすじ

1891年(明治24年)、加野屋が開業した加野銀行は支店を設けるほどに成長。同じく加野屋が開業した加野商店も、新次郎が社長を務める阪神紡績などの紡績事業者に綿花を卸す商売を順調に育て上げていました。

その頃、あさは有名人になっていました。窮地の両替屋を救った上に大銀行にまで発展させた経営手腕が注目を集めていたのです。家の外でのあさの評価は高まる一方でしたが、娘の千代は成長するほどに母親への反発を強め、それがあさの悩みでした。

そんな中、美和の店で働く女性従業員の姿に感心したあさは加野銀行で女子行員を雇うことを決断。反対する榮三郎たちを説き伏せ、ついに4名の女性を採用。女子行員たちは極めて優秀で、そのことが更にあさの名声を高めます。

一方、母親への反発を強める千代に心を痛める新次郎は、千代に京都の女学校入学を提案。渋る千代をよのも説得に当たります。ついに進学を決意した千代は京都の女学校の寄宿舎暮らしを始め、その後、友人となる田村宜と出会うのでした。

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『あさが来た』第18週「ようこそ!銀行へ」各回あらすじとレビュー

第103話 2月1日(月) あさは一躍有名人になる
第104話 2月2日(火) 藍之助が加野銀行に入行
第105話 2月3日(水) 進学か結婚かで母娘対立
第106話 2月4日(木) 女子行員の育成発案する
第107話 2月5日(金) はつが藍之助を連れ戻す
第108話 2月6日(土) 千代が京都の女学校進学 

『あさが来た』第18週「ようこそ!銀行へ」
 事前発表あらすじレビューと歴史・時代背景の解説

前週の加野銀行の開業より二年経過した頃より第18週はスタート。銀行の業績は順調に伸び事業は順風満帆。しかし公私にわたって順風が吹いていたわけではありませんでした。

第18週のレビューと見どころ

満を持して開業した加野銀行の経営は極めて良好。そんな中で発案した女子行員を採用するというアイディアも当たり、あさは一躍時の人に。

しかし日差しが明るくなるほどに日陰が濃くなる如く、事業が発展すればするほど娘の千代との心の溝が深まることに苦悩するあさの姿が描かれます。

そんな不仲な母娘の間に立って、新次郎やよのが上手にフォロー。

この二人のはたらきによって、母娘の半目も深刻になり過ぎず『あさが来た』の明るさが保たれるのではないでしょうか。

また、もう一組の親子・はつと藍之助の対立も、よのが言葉巧みに仲裁。

正吉亡き後、すっかり頼もしくなったよのが更にパワーアップして活躍する姿を披露してくれそうです。

歴史・時代背景

1891年(明治24年)

『あさが来た』劇中に登場する加野銀行の実在モデル・加島銀行が設立されたのが1888年(明治21年)。加島銀行設立と同時に創業された広岡商店が劇中に登場する加野商店の実在モデルと思われます。

そして新次郎が仲間たちと創業し社長に就任した阪神紡績の実在モデル・尼崎紡績の設立が翌年の1889年(明治22年)。それから2年後の1891年(明治24年)が今週、第18週「ようこそ!銀行へ」の時代背景です。

尚、あさの実在モデル・広岡浅子のこの後の歩みをざっくりまとめると以下の通りです。

1901年(明治34年)日本女子大学校設立
1902年(明治35年)生命保険会社二社を合併し大同生命設立
1904年(明治37年)夫・信五郎死去を機に実業界を引退

『あさが来た』第18週「ようこそ!銀行へ」一週間のエピソード観賞後の感想

いまさら言うまでもなく完璧な人間なんて滅多にいるものではありません。

しかし(またはそれだからこそ)人はドラマや映画に完璧な人間を求めたがり、作り手もまた完璧な人間を描きたがる。

そんな中『あさが来た』では、完璧な人間を描くことをキッパリと斬り捨てている。そんな潔さが僕は大好きです。

あさちゃんは実業家としては偉人タイプの人です。しかし実業家としての才能に恵まれているのなら他のこともすべてこなせるかというと、残念ながら特に母親としては失格レベル。

ところで、失格レベルの父親のもとで育ったふゆちゃんは、男性へのトラウマを抱えつつもいい子に育ちました。しかし、千代ちゃんは失格レベルの母親に育てられても女性へのトラウマを抱くことがありませんでしたが、両親目線から見てあまりいい子とは言えない。

そんな千代ちゃんに手を焼く新次郎さんも、完璧に見えるようで女学校へ進学しろという説得が娘には全く通じない。千代ちゃんが立派な大人に成長するよう背中を押すことが出来たのは新次郎さんでもあさちゃんでもなく、よのさんでした。

最強のよのさんもまた、商売のことはからっきしなのですべて子供たちに任せっきり。

誰もが完璧でないことをみんなが重々に承知の上で、足りないところをお互いに優しく補い合う。しかし、やっぱり完璧でないからお互いの足りないところが不満にもなる。

そんな絶妙なさじ加減が僕にとっての『あさが来た』最大の魅力だなと思わされた第19週でした。

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