あさが来た 130話 菊が亡くなる/梨江の死

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2016年3月3日(木)放送
第22週 第130話 「自慢の娘」

『あさが来た』第22週 第130話 「自慢の娘」あらすじと見どころ解説

菊の身を案じる藍之助は急いで和歌山の実家に戻るものの、菊の死に目に会うことは出来ませんでした。深い悲しみに沈む藍之助に養之助が語りかけます。菊の最期の様子を。そして自分はみかん農家を継いで、一生この仕事を続けてゆきたいということを。

その数日後には、あさはうめと亀助を伴い菊の焼香のために和歌山の眉山家に駆けつけてきました。そして、あさの思いがけない言葉がはつを驚かせました。あさとはつの母・梨江の具合が悪いとあさが言うのです。

惣兵衛と栄達に背中を押され、はつはあさとうめ、そして養之助とともに梨江の待つ東京の今井家へと向かいました。何年ぶりかに二人の娘と再会し幸福なひと時を過ごすことが出来た梨江は、数日後、家族に見守れながら息を引き取りました。

今井家での梨江の葬儀には新次郎と千代も駆けつけてきました。弔問客の応対などであさが慌ただしく動きまわる中、病気で衰弱しきった忠興は新次郎とはつを自室に呼ぶと、自分が生涯の中で後悔している二つのことを語り始めるのでした。

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midokoro
ついに菊が亡くなります。そして梨江も体調を崩す。

悲しいことが重なります。

『あさが来た』第22週 第130話 「自慢の娘」
 事前発表あらすじのレビューと解説


当初発表されていた今週のサブタイトルは「夢の山王寺屋」でした。

菊は山王寺屋の看板を再び上げることを夢見ていました。両替屋として再起することが菊の悲願だったのです。

しかし死の間際に菊はようやく悟ります。

目の前に広がるみかん畑。最愛の息子が幾多の困難を克服して切り開いたこのみかん畑こそが山王寺屋の夢の結実なのだと。

そのことを察するのかどうかは今のところ定かではありませんが、養之助はみかん畑を継ぐ決意を固めました。

そして菊の「夢の山王寺屋」は途絶えることなく未来につながってゆくのでした。

山王寺屋の悲しいハッピーエンドの一方で、ついに梨江も・・・

『あさが来た』第22週 第130話 「自慢の娘」
 朝ドラ観賞後の感想

藍之助くんの希望

前回、みかんの山こそが山王寺屋だ。山王寺屋の夢をみかん畑という形で蘇らせることが出来たのだと、菊さんはようやく自分の歩んで来た人生を受け入れることが出来ました。

その菊さんの晴れやかな表情を見ていて気掛かりになったのは藍之助くんがこれから歩むべき道のことです。

藍之助くんは物心ついた時から、菊さんに期待をかけられていました。この愛孫こそが山王寺屋を再興させてくれる希望の星なのだと。

菊さんの期待に応えるかのよう藍之助も優秀な青年に育ちました。

そして菊さんから期待と愛情がたっぷりと注がれた分だけ、藍之助くんの祖母への愛情も厚かったに違いない。菊さんの亡骸にすがりつきながら、家族の中の誰よりも激しく泣いていた姿が祖母への深い愛情をよく表していたかと思います。

幼少期にパチパチはんを上手に操ることで商才の片鱗を見せていた藍之助でしたが、みかん農家を継ぐよりも商人になりたいという夢は、多分に菊さんの影響を受けた夢だったのかも知れません。

自分の夢を追っていたというより、むしろ菊さんの夢を叶えたい一心だった。それが藍之助くんの本心のような気がしています。

そんな藍之助の夢の源になった菊さんはもういない。

菊さんは最期にみかん畑こそが山王寺屋だと全てを受け入れた。両替屋を再興し大阪に戻る夢よりも、目の前に広がるみかん山が自分が見続けた夢だっと受け入れた。

そして、養之助くんがみかん畑として生まれ変わった山王寺屋を守ると天国の菊さんに向かって大きな声で宣言しました。

実家は自分が守るから安心して銀行で働いて欲しいと兄に言いました。

その言葉を聞いた時の藍之助の沈鬱な表情が強く印象に残っています。自分が菊さんのために叶えようとした夢は、もう加野銀行にはない。そんな風に藍之助くんは思っていたのではないかと考えるのはうがち過ぎでしょうか。

以下、ネタバレになります。

この先で、藍之助くんは再び和歌山に戻り実家の仕事を手伝う展開となるようです。

その展開をはじめて知った時は、夢の加野銀行を再び去ることになる藍之助くんが気の毒過ぎると思ったものです。

しかし、菊さんは最期にみかん畑を山王寺屋の再興した姿と受け入れた。そのみかん畑に藍之助くんが再び戻るという展開は、彼にとってこの上ない幸福な結末とも考えられます。

しかも、和歌山に戻った藍之助くんはみかん畑が抱える大きな問題を解決するそうで、それによって菊さんへの恩返しも果たすことが出来るのかも知れません。

前回、今回と悲しい場面が続いたので、今後の展開の中で期待した希望について記してみました。

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26 Responses to “あさが来た 130話 菊が亡くなる/梨江の死”

  1. kuma より:

    養之助の縁談話で千代ちゃんの口から出た「びっくりぽん」
    聞き漏らしませんでした。
    これも母娘関係の変化のあらわれでしょうか。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      131話でも、唇を指でつまむ仕草を同じタイミングで見せてくれましたね。
      130話の「びっくりぽん」と131話の唇指つまみで、母娘関係の変化が明らかになったような気がします。

  2. きんどうにちよう より:

    平塚らいてう役で大島優子が出るという情報も流れていますね。

    また、生保業界進出問題では、松平定知・宮根誠司両アナがそれぞれ生保会社社長役とも。

    • きんどうにちよう より:

      しかし、大島らいてう登場が終盤となると、吉高花子・仲間白蓮の登場は望み薄かもしれませんね、残念。

      • 朝蔵(あさぞう) より:

        コメントありがとうございます。
        同感です。花ちゃんとの再会を期待してたので残念です。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      これは創作キャラですが主治医の登場が気がかりです。
      あさちゃんか新次郎さん、病気になるんでしょうか。

      • きんどうにちよう より:

        病気にならずとも、セレブ高齢者なので月に1〜2回(あるいは週1くらいかも)医者に診てもらっている、という可能性もあります。

        • 朝蔵(あさぞう) より:

          コメントありがとうございます。
          なるほど!通いの健康診断というわけですね!

  3. cotathu より:

    白い喪服といえば、最近だと故中村勘三郎丈の夫人・好江さんが
    勘三郎丈のご葬儀の時にお召しになっていましたね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      まだ実際に着用されてるんですね!

  4. yuyapapa より:

    初めてコメントさせていただきます。
    朗報です。
    清原果耶さんが、再出演されます❗
    今度は亀助さんの娘、なつとして❗
    イヤーうれしい❗\(^_^)/
    あまりの嬉しさにコメントしてしまいました🎵

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      清原果耶ちゃん再登板!それは感激です。しかも今度はふゆちゃんを演じた時とは異なりご本人の年齢に近い役のはず。最後の最後まで楽しませてくれますね!

  5. よるは去った より:

    菊さんに続いて梨江さんまで。ドラマの中で急速な世代交代が行われているようですね。忠興父さんの言う見込み違いとは?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      お父はんがあさちゃんに対して見込みちがいだった点、本当に気になります。

  6. tonton より:

    今日の放送は、嫌な予感が的中した回でした(汗)。

    朝蔵さんがアップした今週のネタバレスレを読んで
    「ひょっとして梨江は東京へ引っ越したっきり撮影なしで退場
    するのだろうか?」と
    思ったら、その恐れが現実に・・・、となってしまいました。

    好きなキャラだっただけに、写真と回想シーンだけで退場するのは残念でしたけど
    採用した映像はどれも彼女の人柄が滲み出るものばかりでよかったですが。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      梨江お母はんの出番なしは残念でしたが、今井家の両親が揃って弱りきっているのを見るのは辛すぎたかも知れません。そういう意味では回想だけで救われました。

  7. まゆ より:

    梨江お母はんが最後まで登場しなかったのが少し寂しかったです。
    あさちゃんとはつちゃんとの再会シーン楽しみにしていたので(泣)

    お父はんに話しかけるはつちゃんの声が何だか娘時代のように明るく可愛らしい声だったのが印象に残りました。
    子は幾つになっても親の前では子供に戻れるのですね

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      梨江お母はんの件、同感です。でも衰弱しきった梨江お母はんの姿を観るのは、それはそれで辛かったかも知れませんね。

  8. たかうち より:

    早速の訂正ありがとうございます。

  9. カッチ より:

    今朝見てて気になったのですが、梨江の葬儀の際にあさもはつも白い着物を着ていたと思うのですが。正吉や菊の時は黒い着物を着てたと思うので、関東と関西では違うのですかね。なにか違和感を覚えました。それから、最近草刈さんの話題が出てますが、自分は「真田太平記」の時の、幸村を演じた時が忘れられません。特に一人で家康の陣地に突っ込み、家康の目の前まで行き、しばらくにらみあって引き返した時の映像を今でも思いだします。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      喪服の色は時代でも異なっていたみたいです。

      古代:白
      奈良時代から平安時代:黒
      室町時代から江戸時代:白
      明治:黒(ただし地域によって昭和の初めまで白)

      > 「真田太平記」

      残念!僕はこれを観ていないんです。家康と対峙する場面がひどく気になります。

      • カッチ より:

        真田太平記について調べてみました。父を丹波哲郎、兄を渡瀬恒彦、そして幸村を草刈正雄が演じていました。家康は中村梅之助だったようです。草の者にお江というのがいて、遥くららさんが演じてました。とてもきれいだったと覚えてます。アマゾンでDVDが売ってありました。

        • 朝蔵(あさぞう) より:

          コメントありがとうございます。
          丹波哲郎さん!懐かしい!
          Amazonでキャストを確認しましたが、すでに亡くなった人が沢山出てますね。

  10. たかうち より:

    130話今井家での菊の葬儀…のところは「今井家の梨江の葬儀」かと思います。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      誤記載のご指摘ありがとうございます。
      早速、訂正させていただきました!

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