あさが来た 138話 藍之助が加野銀行を去る

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2016年3月12日(土)放送
第23週 第138話 「大番頭のてのひら」

『あさが来た』第23週 第138話 「大番頭のてのひら」あらすじと見どころ解説

怪我が回復した雁助が加野銀行に挨拶するためにやって来ました。加野銀行の面々が雁助を歓待した後、あさは気を利かせて雁助とうめを二人きりにして席を立ちました。雁助はうめにも礼を述べた後、思いがけないことを口にしました。

雁助は病気の娘のために帰郷したものの、前妻とは復縁したわけではないことをうめに告げました。それを聞いたうめは友情の証の握手を雁助に求めます。うめの求めに応じた雁助はうめを抱擁し、お互い改めて別れを告げるのでした。

同じ頃、栄達に連れられ藍之助が和歌山に帰って来ました。養之助は藍之助に涙ながらに詫びるものの、藍之助は明るい笑顔で養之助に応じました。その数日後、養之助は家族に見送られながら、新兵訓練のため眉山家を旅立つのでした。

一方、よのはあさにある相談をしました。千代を啓介と見合いさせてあげたいと。程なくして啓介が東柳子爵の次男であることが判明しました。啓介の申し分のない家柄に、榮三郎は千代と啓介の縁談に賛成。しかし新次郎だけは寂しさを募らせていました。

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midokoro

藍之助が再び和歌山に連れ戻されます。

かつて、はつに連れ戻される藍之助の姿が涙を誘いましたが、今回はもっと泣かされるかもしれません。

家出するほどに心から憧れた商人の道を藍之助はきっぱり諦めてしまうのか。いつの日かその道に戻ることが出来るのか。

今はまだ不明です。

『あさが来た』第23週 第138話 「大番頭のてのひら」
 事前発表あらすじのレビューと解説

そしていよいよ千代の結婚が語られはじめます。千代の結婚を真っ先に口にするのは白岡家内で千代の最大の味方、よのです。

千代を溺愛するよのは、千代の願いを叶えてあげたい。年も年だけに千代の花嫁姿を、よのは一日も早く見たいのかも知れません。

あさも啓介の身上調査を実施。子爵の次男であること。帝大法科出身のエリートであること。申し分のない彼のキャリアが初披露されます。

そんな中、娘を手放す寂しさから、千代の恋や結婚を素直に喜べない新次郎の姿が観る者の涙を誘う週となりそうです。

『あさが来た』第23週 第138話 「大番頭のてのひら」
 朝ドラ観賞後の感想

雁助さんとうめさんの「さようなら」

やっと雁助さんとうめさんがお互いに「さようなら」と別れを告げることが出来ました。それも晴れ晴れとした明るい表情で。

雁助さんが、加野屋を去って行く時に誰にも挨拶しなかったのは、加野屋に対しても、そして何よりうめさんに対しても別れを告げるのが辛すぎたからなのでしょう。

それが今回やっと「さようなら」と別れを告げることが出来ました。

でも今回の「さようなら」は今後お互いに会えなくなることへの「さようなら」ではなく、前回「さようなら」と言えなかったことにけじめを付ける「さようなら」だったような気がします。

かつての切ない別れから今日までの時間に区切りをつけて、前に歩み出すための過去への「さようなら」。

雁助さんとうめさんの大人の恋。今日まで心ゆくまで堪能させてもらいました。

寂しいへえさん

「息子」に再び旅立たれ寂しさを募らせるへえさんが気の毒でならない。

極め付けの始末屋で必要最低限の言葉しか使わないへえさんのこと。これまで感情も滅多なことでは表に出さず必要最低限に抑えて来ただけに、珍しく泥酔する姿が涙(と笑い)を誘います。

でも、へえさんが「息子」と仲良くしている姿を、もしかすると他の誰よりも目撃しているはずの美和さんです。へえさんが思いがけない弱みを見せることで、美和さんがへえさんにほだされる・・・というのは考えすぎでしょうか。

「おばあちゃんの大仕事」

よのさんに本気スイッチが入り、次週・第24週のサブタイトルとなる「おばあちゃんの大仕事」がついに始動しました。

よのさん本人も啓介くんのことが気に入ったのでしょう。

しかしそれ以上に愛孫の初恋に輝く顔を見て、足腰が弱る中を行動を起こすよのさんの祖母として孫への深い愛が嬉しい。

予告映像では、よのさんはついに寝込んでしまっているようなので、愛孫の幸福のために最後の力を振り絞る「おばあちゃんの大仕事」が涙腺を激しく攻撃してきそうです。

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コメント

  1. よるは去った より:

    辰巳琢朗氏は私は割と役によっては嫌味な二枚目のイメージがあるのですが、栄達さんのような老人役にも味が出てきているのは年輪の成せる業でしょうか。連ドラでは「ロマンス」で氏が出てきたのも何十年前のことだったでしょう。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      辰巳琢朗さん、山王寺屋倒産直前のマスオさん的ポジションの愛らしさも見事でした(笑)倒産を経てマスオさんから好々爺になるまでの変化も名演だったと思います。

  2. koji より:

    養之助の新兵。

    ごちそうさんの活ちゃんは「兵隊さんのごちそうさんになりたい」と半ば志願しての旅立ちでしたが本作の養之助は新婚ということと兄の大好きな仕事をも奪った感じもありと相当に不本意のようでしたね。

    時系列からすると、やはり北清事変(義和団の乱)でしょうね。

    そして結末までには日露戦争の勃発もあるので養之助がまた兵役に就くのではないかと心配です。

    本作では本当に死なないでほしいですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      時代としては北清事変ですが、劇中で「新兵訓練」と誰かが言っていたと記憶しているので単なる訓練で終わって欲しいと願うばかりです。

  3. ねこ より:

    朝蔵さんはじめまして。ロム専だったのですが今日はたまらずコメントさせていただきます。
    雁助とうめの大人の恋、よかったですね〜。雁助に抱き寄せられた時のうめの、ちょっと遠慮がちな様子がまた切なくて。久々に恋バナで泣きました…。
    うめは物語後半の影のヒロインだと思います!

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 影のヒロイン

      素敵な表現ですね!本作はヒロインが許嫁と結婚したため、ヒロインに甘く切ない恋バナがない分、うめさんがそれらを引き受けてくれていたような気がします。

  4. atsu より:

    水曜日の回では物足りなさを感じていましたが、『大番頭のてのひら』というタイトルは、シェイクハンにつながっるものだったんですね。座敷の障子に人影が映るたびに「うめが来たのか」とドキドキしましたが、多分雁助の心境を表していたのだと思います。うめの雁助に対する言葉は本心ではあるけれど、それ以上の思いを伝えながらお互いここで踏みとどまるよう告げていたのでは。ここまで見事な女性に慕われたことを喜ぶべきか、結ばれることがないことに身を切られるような辛さを感じるのか。
    兵隊に行かねばならない養之助も、長男ゆえ兵役に就くことはないが家業を継がなければならない藍之助も辛いですね。
    切なさを重なった最後があさの自転車の稽古出明るくなりました。五代にあさなら乗れると言われたからには頑張りますね、あさは。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      サブタイトルの「大番頭のてのひら」がシェイクハンにつながるというのは盲点でした。今回のシェイクハンと、病院でのうめさんとの「シェイクハン」あさちゃんとの「シェイクハン」で、雁助さんとうめさん、加野屋の関係がキレイに整理されたと思います。

  5. まゆ より:

    千代ちゃんの結婚へ向けてのお話をする為に晴花亭に集まる大人達。
    千代ちゃんに聞かれないための大人な配慮が素敵で、こちらまでワクワクしてきました(笑)

    ちょっとした疑問ですが、へえさんに息子さんがいるのは分かりましたが、奥様はどうしたのでしょうね。
    美和さん目当てでお店に来てたのならへえさんは独り身なのかと思ってました。
    そこら辺は視聴者の想像に任されてるのでしょうか(笑)

    雁助さんがうめさんを抱きしめた瞬間思わず朝から叫んでました。
    隣にいた3歳の娘に「ママ聞こえないっ!」と怒られましたが(笑)
    3歳の娘すら夢中で見てる朝ドラ恐るべしです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      へえさんの奥様のことも、どこかで説明されるかと思います。奥様に関してけじめを付けておかないと、美和さんとの幸せな将来を暗示出来なくなりますからね。

      > 「ママ聞こえないっ!」

      情景が思い浮かんで、思わず吹きました(笑)

  6. ガラケ より:

    初めてのガラケー訪問です。朝蔵さんは納得ですが、皆さんの深読み・表現力に驚きながら楽しく拝見しています。今日は、美和さんのお店での新次郎さんの表情にストレートなツッコミはないものかと期待していたものの、無いようですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      新次郎さんの表情、ツッコミどころがないほどの見事なふてくされ変顔でした(笑)

  7. まさこ より:

    なんだか あさのときよりも 亀助のときよりも いちばん若い千代ちゃんの恋ばな見てるときよりも…今日のうめの場面はドキドキしてしまいました‼残り少ない日々のなかにまだまだ色々な人の トキメキシーンが仕込まれていそうで 楽しみにしています。とにかく
    うめさん、よかったねえ。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      うめさんの恋、本当に初々しいと思います。雁助さんに胸をときめかすうめさんのこれまでの表情の数々が、甦ってきました。

  8. 吾が輩 より:

    最近になって多くの登場人物が亡くなり、一方で千代の縁談と時間が一気に流れましたね。
    しかし、子爵の次男でも恥じる家柄ではないとか、
    改めて加野屋の位置づけを感じさせてくれました。
    残りの話を早く見たい気持ちと終わって欲しくない気持ちと複雑な毎日です。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 恥じる家柄ではない

      加野屋の面々はいかにも庶民的な描かれ方をしてますが、こうしたさりげない一言がセレブ一族であることを思い出せてくれますね(笑)

  9. もんすけ より:

    (陰ながら応援してます)などとは軽々しく言えない程、
    雁助さんとうめさんの心のふれあいが美しすぎて…。
    陽の力が増してくる、でも、まだキリリと冷たい風も吹く早春の陽だまりのよう。
    千代ちゃんの恋路を見守るよのさんに、新たな生きる力が注入されたようで、
    お付のかのさんの表情(!)と併せて、目が離せません。
    へぇさんも美和さんも…。人を想い、見守る姿って本当にいいですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 人を想い、見守る姿

      『あさが来た』大ヒットの理由がメディア各社の記者さんたちが論評してますが、尽きるところ登場人物たちの「人を想い、見守る姿」に視聴者が心を打たれているような気がします。

  10. tonton より:

    晴花亭のカウンターが久々に登場、そこでやけになって
    お酒を飲むへぃさん。1月にも似たようなシーンを見ていたので
    懐かしくなりました。女性泣かせキャラの五代よりも
    へぃさんの方が幸せになれますよ。

    そして遂にあさ自身も自転車を購入して、乗る練習をスタート
    しましたが、軽快でコミカルなBGMじゃなくて
    しっとりとした英国からの手紙を読んだ時に流れた
    しっとり曲調の「あさが来た」をかけたのは、来週木曜へ向けての伏線なんでしょうね。

    あと雁助とうめは文通だけで終わりそうもなさそうな気がします。
    これはまだネタバレしてませんよね?予想できないので楽しみです。

    • tonton より:

      あと辰巳真理恵さんのツイッターによると栄達の出番は
      今日のオンエアで最後だそうです。
      来週で彼が逝ってしまう事が伝えられるのでしょう。

      来週は彼と よの、再来週は惣兵衛、そして新次郎の順番に去っていき
      番組が終わってしまいそうです(涙)。

      • 朝蔵(あさぞう) より:

        コメントありがとうございます。
        栄達さんのセリフや足腰の弱りっぷりからそろそろ終わりかなとは思っていましたが。よのさんもいなくなり、いつの間にか江戸時代が遠くなりました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      美和さんとへえさん、雁助さんとうめさん。脇キャラの行く末が気になり始めましたが、それは裏を返せば結末が近いということでもあります。寂しくなります。

  11. 渡辺◯◯◯ より:

    おもしろかった❗️