あさが来た 146話 加野生命の規模拡大計画

連続テレビ小説(朝ドラ)『あさが来た』
2016年3月22日(火)放送
第25週 第146話 「誇り高き人生」

『あさが来た』第25週 第146話 「誇り高き人生」あらすじと見どころ解説

預金の払い出しが殺到し経営の危機に瀕した加野銀行の窮地を救うべく、あさは榮三郎と平十郎に打開策を提案しました。あさの言う打開策とは、炭鉱を売却した資金を使って加野生命を大きくし生命保険業に風穴を開けるというものでした。

あさは続けます。不況の中、経営の危機に陥った中小の生命保険会社をいくつか吸収合併する。それによって加野生命をより大きくするのだと。榮三郎はあさの提案を採択し、平十郎は早速、合併交渉を始めました。

その一方で、千代と啓介の結婚の準備は着々と進んでいました。啓介はあさと新次郎に申し出ました。家業が困難な中、自分が住む家の新築は今でなくてもいい。そして会議に出席し家業を学びたいと。啓介の姿勢はあさと新次郎を心から喜ばせました。

そんな中、あさと新次郎は上京します。上京の折りに、あさは念願だった女子大学校の授業を聴講。嬉しそうに授業を受けるあさの姿を見て、あさの娘時代を思い出さずにはいられない新次郎は、その頃からしきりと昔話しをするようになっていました。

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midokoro

加野銀行の危機が続きます。

これまで幾度となく加野屋の窮地を救ってきたあさが、突破口を開く方策を提案します。

『あさが来た』第25週 第146話 「誇り高き人生」
 事前発表あらすじのレビューと解説

恐らくこれが商人としてのあさの劇中最後の活躍になるかもしれません。

前週の終わり頃より始まった不況を見越していたあさは、炭鉱を売却して資金を手元に確保していました。

その資金を使って、経営不振にあえぐ生命保険会社を吸収合併し加野生命の規模を大きくしようとあさは算段します。

生命保険の開業は榮三郎に花を持たせましたが、生命保険の拡大という大仕事で再びヒロインに花を持たせ最後を飾る展開が見事です。

一方で千代との結婚準備を進める啓介は家業にも強い関心を示し、近い将来の加野屋の代替わりを暗示するかのような場面が描かれます。

『あさが来た』第25週 第146話 「誇り高き人生」
 朝ドラ観賞後の感想

【祝】あさちゃんと千代ちゃんの母娘関係がいよいよ最終解決か

修復されたかに見えていたあさちゃんと千代ちゃんの母娘関係には、小さな棘が刺さったままだった!

チビ千代ちゃんが見とれていた鹿鳴館のドレスをまるで金魚だと斬って捨てる。そこまで言い切りながら自分が率先してドレスに身を包む。

「気に入らん人が先にドレスを着たので意地を張っている」

母娘の確執は一見解消されたかに見えて、実は当時のあさちゃんの無神経な振る舞いによって被った千代ちゃんの心の傷がまだ癒えきっていないというところがリアルです。

その傷も間も無く完治するのでしょうか。

しかも、その傷が癒えるきっかけとなるのは人生最大のイベントと言っても差し支えない結婚式。千代ちゃんの結婚式を機に描かれるらしい母娘関係の最終解決。涙腺決壊の備えが必要かも知れません。

新次郎さんのフラグ再び

前回以上に露骨な新次郎さんの別れのフラグが怖い。

砂が下に落ち切った砂時計。砂時計で残された時間がわずかであることを表現するフラグは五代さまが亡くなる直前にも登場したはずです。

砂が下に落ち切る寸前の砂時計を見つめながら、自分に残された生命があとわずかであることを噛みしめる五代さまが感じていたであろう焦燥感は観ているこちらまで胸がヒリヒリするほどでした。

しかし、今回の新次郎さんの別れのフラグとして登場した砂時計の存在を、あさちゃんはもとより新次郎さん本人も気がついてはいない様子です。

いつも通り仲良く豊かな時間を過ごすあさちゃんと新次郎さんに忍び寄る永遠の別れの影が悲しい。女子大学校で娘時代のあさちゃんを思い出す新次郎さんの姿も、間も無く終るあさちゃんと過ごした日々を愛おしむようで泣かされました。

『あさが来た』最終回が近づく寂しさと相まって『365日の紙飛行機』が切なく聞こえる今日この頃です。

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コメント

  1. よるは去った より:

    またまた次回作からみの話ですみませんが、田村宜ちゃんのモデルの家政学者・井上秀さんが日本女子大学の四代目学長の時に在学していた学生の一人に次回作のヒロインのモデル大橋鎮子さんがいるそうですね。次回作で誰が井上学長の役を演じるか(或いは出てこないかな?)も楽しみになってしまいました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      次回作ヒロインの在学時の学長が宜ちゃんなんですか!?学長が登場するといいですね。

  2. しむ より:

    砂時計に慄然としていたら、へえさんの生活笑百科レベルの駄洒落が…。あと、のぶちゃんと瀬戸君にフラグが立ったような…。最後まで目が離せません。ほんにほんに。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > へえさんの生活笑百科レベルの駄洒落

      駄洒落に知らん顔の亀助さんにも笑えました。または寒すぎたのでしょうか。

  3. koji より:

    宮根誠司がさんが、まさかの朝ドラ出演。

    ちょっと(いや、かなり(笑))違和感を覚えますが明日の放送を観たら、その違和感も消えるのかな???。。。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      どんな社長さんぶりを見せてくれるのか、違和感半分、期待半分です(笑)

    • クシュン より:

      宮根さんと松平さんが保険会社の社長というのが1ヶ月ほど前の発表で知ってましたが、第一印象が「宮根に保険会社社長って詐欺師っぽいと」(笑)
      現れた瞬間笑えました。

      ツイッターの方で松平さんの方は「人力車にケリ入れてなかったか?」的な書き込みが
      ※元ネタ、90年代半ば(92、93あたり?)に松平アナの現役時代酔っぱらってタクシー運転手に暴行働いて謹慎食らった事件。

      明日(というか今日)もっと破壊力がありそう(←違)

      あさイチの朝ドラ受けとミヤネ屋でどんなリアクションがあるか?
      (ミヤネ屋はリアルタイムで見れない。泣)

      しかし、NHKなんでこの2人をキャスティングしたのか?
      花子とアンの時の茂木先生並みの破壊力ではないかと。

      個人的には、まだ平塚らいてう役の大島優子の方が見るに耐えそう。
      (で、平塚らいてうの腰巾着役にAKB枠が投下されそうな気配)

      • 朝蔵(あさぞう) より:

        コメントありがとうございます。
        お二人の社長さんの出番、意外にあっさりと終わってしまいまたね。
        残るお楽しみはらいてうさんだけとなりました。

  4. tonton より:

    >娘時代のあさちゃんを思い出す新次郎さんの姿

    これは人生の終わりが迫っている新次郎が、これまでの人生を
    振り返る切ないシーンのはずなのに、なぜか視聴者への
    サービスに見えて仕方なかったです。喜んじゃいました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      娘時代の新撰組ごっこをしていた頃のあさちゃん、僕もあの姿は感激しました。

  5. 朝吉 より:

    少し悲しい話ばかりが増えているのであえて全く関係ない話を。

    前から思っていたのですが、オープングタイトルのイラストで、
    繭の左右が欠けたような形状のものがたくさん並んで揺れている絵が
    ありますよね?
    これが何なのかずっと分からないのです。そのまま終わってしまうのも
    何か小骨が引っ掛かったままのようでイヤなので、朝蔵さんをはじめとする皆さんの教えを請いたいと思います。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 繭の左右が欠けたような形状のもの

      「太閤分銅金判」と呼ばれる小判の一種のようです。楽天でレプリカが販売されていますので画像をご覧になることが出来ますよ。

      • きんどうにちよう より:

        つか、地図記号の「銀行」モロその形ですがな…(笑)

        • 朝蔵(あさぞう) より:

          コメントありがとうございます。
          どこかで見覚えが・・・と、思ってましたが銀行の記号でしたね。

      • 朝顔 より:

        分銅というのは、両替商で金銀の重量を量るのに使った天秤バカリの重りで、天秤皿に載せるためにあんな形をしていました。両替商にはなくてはならないものだったので、明治以後にも銀行の象徴として使われたようです。今回の連続ドラマのテーマを象徴するかたちですね。

        • 朝蔵(あさぞう) より:

          コメントありがとうございます。
          重りだったんですか!金銀の相場差益、現在のFXのような取引を繰り返して大阪の両替屋が巨万の富を築いたと何かで読みましたが、両替屋の繁栄のシンボルでもあるわけですね。

    • 朝顔 より:

      分銅(ふんどう)は、1970年代まで、地図の銀行のマークとして使われていて、身近なものでした。

    • 朝吉 より:

      今、確認してきました。
      確かにこれですね。ご説明ありがとうございました!

  6. カッチ より:

    あさが啓介の手を握った時の千代の「キッ」とした顔おもしろかったです。早速やきもちですね。
    それに気づかずあさの洋装を褒めてしまうし。
    千代もさすがにくぎをさしましたが。
    思えば、啓介は気の強い女性が好きなのでしょうか。
    最初にあさを見た時に驚いていたけど、嫌な顔はしなかったですもんね。
    家でじっとしている女性より自分の考えを持っているほうが好きと言ってたし。
    千代も今後変わっていくのですかね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      あさちゃんが成澤先生を怒鳴り散らしている場面では啓介くんは開いた口がふさがらないという顔をしてましたが、銀行前に殺到する客を上手にあしらった場面は見とれてました。そして、言うことは堂々と言う千代ちゃんの言葉も快く受け入れてます。ご高察の通り気の強い女性が好きみたいですね。

  7. 新次郎さまファン より:

    砂の落ち切った砂時計には胸が痛みました。
    玉木宏さんも立派な役者さんですね。ヘアメイクの力もあるのでしょうが、めっきり弱った感が漂っています。ああ、新次郎さま・・・。

    今週のテーマの「誇り高き人生」ですが、これはまさに新次郎さまのこと。しりに敷かれているようで実のところ、しなやかにおおらかにあさを受け止めて大きく育てていく。書いているだけで目頭がじんわりとしてきます。

    さて、宣ちゃんですが成澤先生にときめいていますよね?先生が「(逆風の中入学してくれた女子学生全体を)愛しているのです!」と、いつものオーバーアクションで語った時の宣ちゃんの表情をわたしは見逃しませんでした。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      夫唱婦随ならぬ婦唱夫随でありながら、それを誇りに思う新次郎さんの生き様はまさに「誇り高き人生」でした。その人生が間もなく終わるフラグが連日立ち続け悲し過ぎです。

      > 宣ちゃんの表情

      再度、確認しました。確かにときめいています!結末までに春が来るんでしょうか。

  8. まゆ より:

    砂時計のシーン本当に辛いです。
    確かにあさちゃんと新次郎さんは年の差婚。
    新次郎さんも当時にしてはかなりの御年配組のはず。
    いつ何が起きてもおかしくないのですよね(泣)
    それでもあさちゃんについて東京まで行き、念願の学問をするあさちゃんを見つめる新次郎さんの姿、泣かずにはいられません。
    身体は気づかなくても、僅かな時間でもあさちゃんと一緒に居たいと願ってるかのようでした。

    でもあの学ぶあさちゃんを見てきっとまた惚れ直してるんでしょうね。
    あさちゃん大好きな新次郎さんですもの。

    最初は見ていて不安な夫婦がここまでラブラブになるなんて嬉しいことですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 僅かな時間でもあさちゃんと一緒に居たい

      今回、新次郎さんがわざわざ東京に行った理由がよくわからなかったのですが、頂戴したコメントでクリアになりました。泣かせる理由ですね(涙)

  9. harunon.mama より:

    朝蔵さんのおかげで「あさが来た」を思いっきり楽しませていただきました。感謝を伝えたくてメールしました。
    本当にありがとうございました。

    ずっと仕事をしていたので朝ドラを毎回見るのは今回が始めてでした。良い作品に巡り会えてよかったです。

    あさちゃんが仕事を頑張れることが出来るのは、新次郎さんの支えがあるから…。それを分かって素直に甘えることができるあさちゃん。

    仕事をしていた時は気が付かなかったけれど、朝ドラを見て本当に家族やたくさんの人に心の支えになってもらっていたことを実感しました。

    新潟にあった成澤先生が教えていたという学校跡地も訪ねてみました。かなり古いですが、今でもピンクの洋館が建っています。昔住んでいた大学の女子寮のすぐそばにありとても懐かしかったです。当時はもちろん知りませんでしたが…。不思議な気持ちでした。

    毎回家族に笑われながら、うれしい場面でも涙涙で見ていました。あと10回しかないなんて寂しいです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメント頂戴致しましてありがとうございます。
      本作は、相手を心から思いやり支え合う人間関係の極意をたっぷりと教わる機会となりました。間も無く終わってしまうのが残念ですが、本当に心豊かな時間を過ごすことが出来ましたね。もし次回作もご覧になるようなら引き続きおつきあい頂ければ幸いです。ありがとうございました。

  10. もんすけ より:

    大きな存在感を醸し出す砂時計に、小さな悲鳴がつい漏れてしまい…。
    時間が経ち、物事が進み、人間もゆっくりと終焉に向かうのはわかってはいても、
    番組本体のカウントダウンに加え、今朝のフラグのボディーブローは堪えました。

    その中でのへぇさんのゆかた姿や合併候補の保険会社の面々、
    宜ちゃんの尊敬を込めた、密やかな淡い気持ちに救われました。
    宜ちゃん、美味しいお茶の入れ方、新次郎さんに習ったのでしょうか。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      今朝の砂時計フラグはこれまでになくどぎつかったですね。
      カメラのフォーカスが砂時計にピタリと合ったその時、わずかに聞こえる地響きのような効果音も怖かったです。

  11. FYL より:

    ロミジュリは花子とアンを意識?
    ともちゃんに続きしんちゃんにも砂時計?
    千代ちゃんのヤキモチ、かいらしいな!
    今日も見所満載でした(*^^*)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      ロミジュリは花アンを思いっきり意識してますよね。
      花ちゃんの珍舞台。蓮さまと手をつないで会場を走り去る花ちゃんの姿が懐かしいです。

  12. ※智子 より:

    いつもあさがきた拝見させて見ています。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      間もなく終わってしまいますね。
      寂しくなります。