小橋一家浜松去り東京へ / とと姉ちゃん 第14話

連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年4月19日(火)放送
第3週 第14話「常子、はじめて祖母と対面す」

『とと姉ちゃん』第3週 第14話 「常子、はじめて祖母と対面す」あらすじと見どころ解説

常子たち小橋一家が住み慣れた浜松を発つ日がやって来ました。遠州浜松染物工の面々や常子の同級生たちが見送りに集まって来ます。茂雄、正雄、幹雄とも挨拶を交わし浜松の景色に別れを告げた小橋家の三姉妹は、君子とともに汽車に乗って東京に向かいます。

小橋一家が東京に移り住むと聞いた鉄郎も、慌てて常子たちについて来ました。そして常子たちがやって来たのは東京・深川の地でした。大量の丸太が運河に浮かぶ見慣れない風景を楽しみながら、一行は君子の実家である老舗の材木商・青柳商店に到着しました。

君子や常子を出迎えたのは、君子を幼い頃からよく知る青柳商店の番頭・隈井でした。隈井は涙ながらに君子との再会を喜び、青柳商店の働き手の男たちとともに常子、鞠子、美子の三姉妹の来訪を歓迎。

しかし、君子が実家に戻ってくることを隈井がまったく知らなかったことに君子は不安を募らせていました。自分は母から軽んじられているのではないかと。そんな中、ついに君子の母・青柳滝子が姿を現すのでした。

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midokoro

物語の舞台は主要舞台となる東京に移り、いよいよ東京篇の始まりまです。

小橋一家がはじめに住むのは東京の深川。君子の実家がある土地で、江戸時代から材木問屋が集まり栄えた町です。

『とと姉ちゃん』第3週 第14話 「常子、はじめて祖母と対面す」
 事前発表あらすじのレビューと解説

史実では、ヒロインの実在モデル・大橋鎮子氏の父親の実家が東京で材木商を営んでいました。大橋鎮子氏の父親、すなわち竹蔵の実在モデル・大橋武雄氏は幼い頃に実父を亡くし養子に入ったのが東京で大橋谷吉が営む材木商でした。

一方、君子の実在モデル・大橋久子氏は京都生まれ。大橋久子氏の父は小倉藩の藩士の家に生まれましたが、誕生の翌年に明治維新を迎えています。

大橋久子氏は一家で北海道に移住。小樽の女学校を卒業後に東京の女子美術学校に入学。その頃初めてその後に夫となる大橋武雄氏と出会っています。

『とと姉ちゃん』第3週 第14話 「常子、はじめて祖母と対面す」
 朝ドラ観賞後の感想

隈井さんと滝子さん

二人の大御所の登場で画面が急に引き締まってきました。

鶴太郎さんは『梅ちゃん先生』のガラッパチ親父以来。『梅ちゃん先生』では中盤あたりから鶴太郎さんテイストが炸裂していましたが、本作ではのっけから鶴太郎さん節が炸裂。

特に「華厳の滝」には笑わせてもらいました。

前作の雁助さんや亀助さんよりも高齢の番頭さんですが、大阪の二人の番頭さんに負けないくらいの楽しい番頭さんオーラが初登場から止まらない。

また番頭さんが率いる青柳商店の働き手の男衆も、いかにも江戸っ子らしい威勢の良さが朝からすがすがしいことこの上ない。

京都の今井家や大阪の加野屋、山王寺屋とは異なる江戸風情あふれる青柳商店の老舗のたたずまいも眼に嬉しい。

そして、大地真央さんの登場です。

今回は最後の一瞬だけの出演でありながら、強烈に放たれるオーラによって今回のエピソードのすべてが消し去られてしまうほど。

滝子さんの正面からの姿はなかなか見せず、番頭の隈井さんや小橋一家の反応をこれでもかというくらい丹念に見せた上で滝子さんを登場させる演出。

インディ・ジョーンズ初登場場面の演出も粋でした。

話が前後しますが、小橋一家の帰還を隈井さんが知らされていなかったことに不安を募らせる君子さん。母子確執から来る波乱の予感にドキドキします。

玉置三兄弟の長男・茂雄くん

玉置三兄弟の長男・茂雄くん、あんな美しい染め物をつくれるなんて、案外いいものを持った青年なのかも知れません。

前作『あさが来た』序盤でも、怪しさオーラを発散しまくる白蛇はんがその一方で美しいものが大好きという趣味人の顔も見せ、白蛇はんの大化けを期待させる描写がありました。

今回の茂雄くんの描写にもそれと近いものを感じましたが、あの美しい染め物のエピソードがこの先で回収されるのかは不明。

出来たらどこかで回収して欲しいものです。

追伸

『とと姉ちゃん』初回以来、広角レンズの多用が気になっていました。広角レンズを使うと映像が安っぽくなりますが、それがちょっと気になってました。

でも、今回あたりから広角レンズは必要最低限の使用となり、画面にも落ち着きが出てたようです。

セットや美術、照明などなど。作り手さんの丁寧なお仕事が落ち着いたカメラワークで堪能出来て大満足です。

願わくばこの先も広角レンズは必要最低限の使用にとどまりますように。

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コメント

  1. mizutamari より:

    おばあちゃん、思い切りましたね。
    あの白髪。
    ビックリぽんです。
    予告では、秋野さんも気合いをかんじました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 白髪

      『花子とアン』の蓮さまを思い出しました。
      ストイックな性格がよく現れています。

  2. カッチ より:

    茂雄君、粋でしたね。
    自分で染めたものを送るなんて「まれ」を思い出します。
    やっぱり職人とはああいうものなのでしょうね。
    常子達、最後に塔の上に昇るとはさすがです。
    「女にしとくのはもったいないな」という言葉に今後が期待できます。
    鶴ちゃん、さすがですね。ぐっとしまってきました。
    厳格なおばあちゃんが大地真央さんというのも期待できます。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      主要キャラが一挙に増えてこれからの盛り上がりを期待せずにはいられない回でしたね。ワクワクしてきました。