勉強が手につかない常子 / とと姉ちゃん 第16話

連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年4月21日(木)放送
第3週 第16話「常子、はじめて祖母と対面す」

『とと姉ちゃん』第3週 第16話 「常子、はじめて祖母と対面す」あらすじと見どころ解説

小橋一家が東京の君子の実家に転がり込んで一週間が経過した頃。常子は鞠子とともに東京の女学校への編入試験の勉強に取り組んでいました。しかし常子はなかなか勉強に集中出来ずにいました。清のことを常子は片時も忘れられなくなってしまったのです。

しかし、清への憧れが幻滅に変わるのにそれほどの時間は必要としませんでした。常子は気が付きました。清は単なる自惚れ屋で、いつもため息ばかりついているのは人の気を引いて自慢話を誰かに聞いて欲いだけなのだと。

一方、君子は職探しをするものの、君子を雇ってくれる職場を見つけることがなかなか出来ずにいました。そんな君子のために出来ることはないかと考えていた常子は、清から聞かされた人脈の自慢話からあることをひらめきました。

滝子の外回りに同行すれば、滝子の人脈の中に働き手を探している人を見つけることが出来ると常子は考えたのです。早速、常子はそのことを滝子に懇願。家族を助けるためなら何でもするという常子の言葉を聞かされ、滝子は常子の頼みを快諾するのでした。

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midokoro
常子が恋に落ちるのでしょうか。

この記事を投稿した時点で詳細は不明ですが、清のことで頭がいっぱいで上の空となった常子は勉強が手につかなくなるようです。

『とと姉ちゃん』第3週 第16話 「常子、はじめて祖母と対面す」
 事前発表あらすじのレビューと解説

上記のあらすじからは省きましたが、今回、深川の仕出し屋「森田屋」の大女将で、滝子とは犬猿の仲の森田まつ(演:秋野暢子)が登場します。

確執を抱えながらの母娘の同居は長くは続きません。君子は間もなく滝子に追い出されてしまいます。

実家を追い出されて住む場所を失った君子が見つけたのが、青柳商店の向かいにある仕出し屋「森田屋」が住み込み女中を募集する張り紙でした。

次週から小橋一家は実家の隣に住み込みとなります。

君子と滝子は一定の物理的距離をとって暮らしながら、時間をかけて心の距離を縮めてゆくものと思われます。

『とと姉ちゃん』第3週 第16話 「常子、はじめて祖母と対面す」
 朝ドラ観賞後の感想

常子ちゃんの商才と実在モデル・大橋鎭子氏の起業エピソード

清くんの自慢話から、人脈が君子さんの職探し問題を解決してくれることを察知する洞察力と嗅覚。常子ちゃんの商人としての資質が初めて外に現れた瞬間でしょうか。

一緒に外回りさせてもらいたい。常子ちゃんの懇願に滝子さんが二つ返事で快諾したのも、長年にわたって女将として働き続ける中で磨きぬかれた人を見る眼が、常子ちゃんの資質を鋭く見ぬいたのかも知れません。

ついに常子ちゃんにスイッチが入ったのかも知れません。

ところで、劇中の時代は昭和10年。女学校三年生の常子ちゃんは14歳か15歳です。

常子ちゃんの実在モデル・大橋鎭子氏はその頃、歯槽膿漏に悩んでいたお母様のためにと医師に教わりながら歯磨き粉を試作。

その歯磨き粉でお母様の歯槽膿漏が治ったという噂が広まり、ついに歯磨き粉製造・販売業を決意。商売をはじめた最大の動機は、劇中でも描かれている通り家族を守って欲しいという亡父が遺した言葉を実行するためでした。

14歳の大橋鎭子氏が製造した歯磨き粉は自分の名前のイニシャルから「O(大橋)C(鎭子)」とネーミングされました。

残念ながら事業は開始早々頓挫しました。

ところで大橋鎭子氏は、家族をお金の心配から開放したい一心で事業開始を決意。それだけでも驚くべきことですが、事業を始めるにあたり14歳にして現代の貨幣価値に換算しておおよそ1000万円ほどの資金を調達してしまったとも伝えられています。

このエピソードは『とと姉ちゃん』第7週で描かれるようです。(ただし資金調達のエピソードは劇中では紹介されないようです)

犬猿バトル

滝子さんとまつさんの犬猿バトルが楽しい。

それよりも楽しいのは、その犬猿バトルを口では憂いながらも実は心の底から楽しんでいる隈井さん。

『とと姉ちゃん』はコミカルな要素はすくないのかなとちょっとばかり残念に思っていましたが、隈井さんの登場で残念な思いは期待に変わり、今回の犬猿バトルと隈井さんの反応を観て期待は安心に変わりました。

さすが鶴ちゃん、隈井さん面白すぎ。

清くんへの淡い恋心も翌日には幻滅しているというまさかの展開。

次週は、まつさんの森田家の面々はじめ、登場人物が更に増えるはず。いよいよ『とと姉ちゃん』から眼が離せなくなってきました。

追記:犬猿バトルというほどではありませんが、滝子おばあちゃんに褒められ鞠子ちゃんのどや顔(したり顔)が久しぶりに登場です。

これを機に常子ちゃん・鞠子ちゃんの姉妹バトルも復活すると嬉しいです。

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10 Responses to “勉強が手につかない常子 / とと姉ちゃん 第16話”

  1. エイスケの後輩 より:

    滝子さんとまつさんのバトル、見てる分には楽しいですね(笑)
    創業から200年…実際は滝子さんは、家業を守らねばという使命感とプレッシャーがすごかったんでしょうね。
    だからこそ、当初唯一の跡取りだった娘を厳しくしつけたのでしょう。
    この辺り、前作の天王寺屋の菊さんを彷彿とさせました。

    清くん、少し前にネットで流行った「地獄のミサワ」というキャラクターに言動がそっくりです(笑)
    愚痴ってる風で実は自慢してる。
    人脈の重要性に気づいて常子がその場を離れたのに、気付かずべらべら喋り続ける所とか、爆笑でした。
    将来的にどんなキャラになるのか楽しみです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 常子がその場を離れたのに

      名前の設定もない青柳商店の若い女中の女の子が、喋り続ける清くんを気にする素振りを見せるところを僕は見逃しませんでした。他の場面でも似たような瞬間が・・・。小橋姉妹からは散々な評判の清くんですが、女中の女の子はまんざらでもなさそうです(笑)

  2. たこやき より:

    滝子さんとまつさんの犬猿の仲、楽しめそうでほっとしました。
    ネタバレあらすじのお陰で安心して観られます。またこれからの展開が楽しみですね。

    うちの2歳児はまだ赤ちゃん言葉を少し使っていて、「とと」は「魚」なんです。魚が出てこないのを不思議がっています。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 「とと」は「魚」

      お子さんの素朴な疑問が可愛すぎます!

  3. よるは去った より:

    まつさん役の秋野暢子さんが「おはようさん」でデビューしたのはどのくらい以前だったでしょうか。「やんちゃくれ」の女流講釈師・天神堂紅梅も年齢を感じさせない美しさでした。滝子さんとの犬猿ぶりはかなり笑えそう。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      『おはようさん』は、昭和50年(1975年)10月6日から翌年の4月3日まで放送の朝ドラ第16作。41年も前のことのようです。ちなみに『とと姉ちゃん』は第94作です。

  4. キヨコ より:

    遅ればせながら、今回の震災に遭われた皆さま、関係者の皆さま、お見舞い申し上げます。

    大正の震災では、私の祖母が鞠子ちゃんくらいの年齢の時に経験したそうです。
    震災を乗り越えて森田屋を切り盛りしているまつさんの風貌が、その祖母を思い出させてくれました。(あんなに美人ではありませんが)
    食べるものがなくて、やっと見つけた水飴の缶をやっとこじ開けて、指を突っ込んで舐めた、と話していたのを覚えてます。

    一日も早く平安な暮らしが戻る事を祈るばかりです。

    暗いニュースが続く中、今日の犬猿の仲のふたりのやり取りはコミカルでしたね。
    そして、早くも清ぼんの残念が炸裂!
    有働由美子さん曰く、ブランデーのように傾けたグラスの中身は、カルピスでしょうか?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > カルピスでしょうか?

      恐らくカルピスだと思います。カルピスの発売は1919年(大正8年)のことなので。当時、最もオシャレな飲み物を飲む自分に酔っているんでしょう(笑)

  5. tenten より:

    朝蔵様おはようございます。
    滝子が君子に対してそう確執はないのかも知れません。
    初めて反抗され傷ついたのかも。
    君子はきっと自分で解決しよう、滝子を煩わせてこれ以上何か言わせる顛末を避けたいんでしょう。
    でも常子にはおばあさまに対するフィルターが無いのでシンプルに関わることが出来る。
    清に対するフィルターが外れたことが論より証拠です。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 滝子が君子に対してそう確執はない

      かも知れませんね。そもそも君子さんに家を出て行かれて深く反省したくらいですから。

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