女学校での綾との出会い / とと姉ちゃん 第22話

連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年4月28日(木)放送
第4週 第22話「常子、編入試験に挑む」

『とと姉ちゃん』第4週 第22話 「常子、編入試験に挑む」あらすじと見どころ解説

常子たち小橋一家が仕出し弁当屋の森田屋に住み込み働き始めてから一ヶ月が経過した頃、常子と鞠子は森田屋の仕事の手伝いの後に睡眠不足に耐えながら勉強に励んだ甲斐あって女学校の編入試験に合格することが出来ました。

昭和10年(1935年)9月、夏休みが終わり新学期を迎えました。浜松の女学校で着用していたセーラー服を着て登校した常子は、たちまち同級生たちからそのセーラー服が野暮ったいと馬鹿にされ仲間外れにされてしまいます。

新しい学校でもすぐに友達が出来るだろうと自信を持っていた常子にとって、同級生たちが常子の編入を歓迎しないことは意外なことでした。その一方で、友達が出来るかどうか不安だった鞠子はあっという間に友達をつくることに成功。

落ち込みながら帰宅し仕出し弁当の配達に出た常子は、思いつめながら歩いている時に男子学生と激突。その学生はお寺で植物観察をしていた星野でした。常子と再会した時、ひまわりの観察に夢中になっていた星野は常子を顔を見るなりとても驚くのでした。

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midokoro

夏休みが終わり、東京の女学校への編入試験も合格。しかし、通い始めた女学校で常子は歓迎されることはありませんでした。

試練は女学校でも続きます。

『とと姉ちゃん』第4週 第22話 「常子、編入試験に挑む」
 事前発表あらすじのレビューと解説

恐らく『とと姉ちゃん』全編を通して登場することになるであろう重要なキャラがこの週に登場します。その名は中田綾。阿部純子さんが演じます。

同級生たちと関わりを持とうとしない孤高の優等生、綾。かたや、同級生たちから関わりを拒まれる転校生、常子。

前者が名家のご令嬢。後者が仕出し屋の間借り人。

正反対のキャラですが、常子が出版社を創業した頃に常子と綾は再会。綾が常子の仕事を手伝うという展開が用意されています。

とても重要な出会いが描かれますので見逃せない回です。

『とと姉ちゃん』第4週 第22話 「常子、編入試験に挑む」
 朝ドラ観賞後の感想

森田屋の中での小橋一家のポジションの変化

森田屋の面々に受け入れられ安心したのか、冒頭に描かれた常子ちゃんの編入試験合否をめぐる小橋一家の会話が面白すぎて何度見返してみても笑えます。

常子ちゃんは不合格と半分思い込んでいる様子の鞠子ちゃん。そんな鞠子ちゃんの思い込みにちょっとばかり反発を覚えながらも実は自分も不安な常子ちゃん。

その常子ちゃんの不安な胸中を鋭く見抜き、姉をゆさぶる美子ちゃん恐るべし!

常子ちゃんを動揺させる美子ちゃんの真似をして君子さんまでが悪乗り。君子さん、こんなことする人だったのか。

小橋一家のこの明るさの回復が、森田屋の中での小橋一家のポジションの変化をさりげなく表現していて秀逸です。

ポジションの変化といえば、今回の夕食からは家族と卓袱台を並べてもらえたのも観ているこちらまで嬉しい変化の一つです。

一度心を許せば人情に厚い東京下町の人々。

これから始まる森田屋の面々の人情ドラマが楽しみになってきました。

追記:宗吉さんが常子ちゃんに「お帰り!」そんな宗吉さんに、常子ちゃんはまだ意外なものを見るような表情を見せていましたが、こんな宗吉さんの小さな変化も感激です。

孤高の美少女・綾ちゃん

森田屋でようやく受け入れられたと思ったら、今度は女学校で受けれてもらえない。常子ちゃんの受難が続きます。

そんな中、綾ちゃんが登場。

劇中でのポジションで言えば綾ちゃんは『花子とアン』の蓮さまみたいな位置づけでしょうか。蓮さま同様早くに結婚し、しかもヒロインの生涯の心の友。

群れをつくる同級生たちに一切迎合しな孤高の美少女・綾ちゃんも登場し、物語前半の主要登場人物は今回で出揃ったはず。

常子ちゃんの度重なる試練の中、いよいよ楽しい群像劇のスタートです。

追記:奇妙な二人

清くんと星野くんの奇妙な二人に癒やされます。

「内出血は一概にないとは言えない」

とりわけついに理系ぶりを炸裂させた星野くん。彼が物語のもっと真ん中に入って来る日が待ち遠しくてなりません。

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コメント

  1. エイスケの後輩 より:

    上2人が編入した東京の女子高の制服、自分が中学生だった頃の私の地元の女子中学生の制服と同じタイプ(ボックスに棒タイ)でした。
    これは、「あぐり」で主人公が通っていた、地元で一番古い女学校だった高校の、女子の制服を真似たそうなんですが、当時は可愛くないと大不評で、「ゴキ○リマント」などと言われていました…(^_^;)
    私が進学した(ペンネームの元にもなっている)高校はセーラー服で、かわいいと言われており、放送を見て「逆だな」と苦笑してしまいました。
    ドラマではボックスの方がお嬢様な雰囲気で、東京の女学校には合っていると感じます。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      女子学生の制服の歴史をざくっと調べたところ、劇中の昭和10年当時はセーラー服が主流だったようなので、当時としては斬新だったボックスの制服を着ていることが一つのステイタスだったのかも知れませんね。

  2. エイスケの後輩 より:

    今日も清君の鬱陶しい(笑)自慢たらたらな嘆きに笑いつつ、こちらのサイトで先に今後のあらすじを見てしまったので、これが伏線になるのかと、驚かされました。
    私は物語の伏線が好きなので、先に展開が分かっていると、早くから楽しめて有り難い限りです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      毎度おなじみの自慢話を楽しませてくれつつ、その自慢話の中にさりげなく伏線を張っておくその手際の良さ。あれは本当に粋でした。

  3. よるは去った より:

    配達違い事件→女学校編入試験→クラスの人間関係の問題と一話だけではなしがトントンと進みすぎじゃないかという意見もあるかも知れませんが、私はこれで良いと思います。昭和10年といえばこれから世の中どんどん重くなってくる時代だしね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      このテンポの良さが人気の秘密かも知れませね。
      朝から楽しく観ることが出来ます。