とと姉ちゃん 第13週 常子、防空演習にいそしむ

NHK連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年6月27日 〜 7月2日放送
第13週「常子、防空演習にいそしむ」

『とと姉ちゃん』第13週「常子、防空演習にいそしむ」あらすじ

昭和19年(1944年)。戦局はますます悪化し庶民の暮らしぶりも物資不足で困難を極めていました。小橋家でも食料を手に入れるため、美子が大事にしていた、滝子の思い出の詰まったおもちゃを手放さざるを得なくなっていました。

かろうじて出版を続けていた常子の勤め先の甲東出版も、社長の谷に続いて五反田にも招集礼状が届きました。戦争が終わったら自分たちが望む雑誌をつくろう。必ず戻ってくる。五反田は常子にそう約束し、出征しました。

昭和20年(1945年)。甲東出版は営業が出来なくなり、常子は会社に保管されている書籍を使って貸本屋を営みながら家計を支えていました。そして3月の東京大空襲。常子たちが暮らす目黒は辛くも戦火を免れることが出来ました。

同年8月15日。戦争が終わりました。鞠子と美子が、日本がアメリカ軍に占領されることに不安を募らせる中、常子の表情は明るく輝いていました。自分が心から作りたい雑誌を作ることが出来る。常子の心は喜びにあふれていたのです。

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『とと姉ちゃん』第13週「常子、防空演習にいそしむ」各回あらすじとレビュー

第73話 6月27日(月) 昭和19年、食糧難の日々
第74話 6月28日(火) ままごと道具と物々交換
第75話 6月29日(水) 五反田に召集令状が届く
第76話 6月30日(木) 大空襲を経て焼け野原に
第77話 7月1日(金) お竜との再会/戦後の夢
第78話 7月2日(土) 小橋家に空き巣が入る?

『とと姉ちゃん』第13週「常子、防空演習にいそしむ」
 事前発表あらすじレビューと歴史・時代背景の解説

今週、戦局はますます悪化し困難な日々が続きます。しかし、週の終わりにはついに終戦の日を迎えます。

第13週のレビューと見どころ

『ごちそうさん』でも描かれた食糧難を克服するための農家での物々交換が『とと姉ちゃん』でも登場です。

さて、様々な金品が積み上がる農家は常子たちの物々交換の頼みを一蹴。そして、農家は子供が喜ぶおもちゃを求めてきます。

美子はおもちゃを持っていました。それは自分を溺愛してくれた最愛の祖母・滝子からもらった思い出の品々。そして、数年前にすでに亡くなった滝子の形見の品でもありました。

大好きだった祖母の思い出が詰まったおもちゃを手放さざるを得ない切なすぎる日々。一方、常子の職場では社長の谷、そして編集部員の五反田が相次いで出征。

そして東京大空襲。

しかし、そんな困難な日々もようやく終わります。次週あたりから常子のライフワークがいよいよスタートでしょうか。

歴史・時代背景

昭和19年(1944年)〜昭和20年(1945年)

昭和19年(1944年)はサイパンやグアムなどでの日本軍玉砕でいよいよ敗色濃厚に。昭和20年(1945年)には、米軍の日本本土への大規模な空襲が各地で相次ぎます。

ところで昭和20年(1945年)3月10日の東京大空襲で、東京の約四割が焼き尽くされる中にあって常子たち小橋一家が暮らす東京都目黒区は被害を免れました。

しかし、同年4月15日、5月24日、5月25日に東京都目黒区も米軍による空襲を受け、三回にわたる空襲による目黒区内だけで291名にのぼる死者が出ています。

『とと姉ちゃん』第13週「常子、防空演習にいそしむ」一週間のエピソード観賞後の感想

前々週に森田屋の面々が画面から去り、前週は青柳商店の関係者が退場する。入れ替わりで登場しはじめた甲東出版の男性たちも一人減り二人減り、ついに最後に残った五反田さんもいなくなる。

常子たちを支えてくれた愉快な面々はすべてがいなくなり、心を許せるのは家族だけ。

そして常子ちゃんのまわりには、怒りんぼの三宅のおじさんと信じていいのかはなはだ不安な近所のおばちゃんばかり。

ヒロインとその家族の味方となるような主要キャラをここまでやるかというくらいに画面から追い出し、出てくる人と言ったら警戒が必要そうな人ばかり。そんな中で追い詰められてゆく小橋一家の極限状態を表現する演出は怖いほど。

戦争そのものよりも、小橋一家が徐々に徐々に孤立し追い詰められてゆく様子があまりにもリアルで怖すぎる一週でした。

小橋一家が森田屋に厄介になりはじめた頃、乱暴きわまりない言葉づかいをするまつさんと宗吉大将の激しい家庭内バトルに戦慄したものでした。

しかし、今にして思えばあの親子ゲンカは母親と息子の親子の愛情と信頼に裏打ちされたケンカです。今となっては楽しい思い出です。

そんな苦しくてつらい戦時下の一週がようやく終わりました。折り返し地点に到達して次週からは戦後編。残り3ヶ月、これからどんなドラマが用意されているのでしょうか。

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