鞠子の制服が消え失せる / とと姉ちゃん 第25話

連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年5月2日(月)放送
第5週 第25話「常子、新種を発見する」

『とと姉ちゃん』第5週 第25話 「常子、新種を発見する」あらすじと見どころ解説

ある日、鞠子が女学校に着て行く制服がなくなりました。森田屋の物干し台に干していたはずが、いつの間にかなくなっていたのです。森田屋の面々に尋ねても、誰も鞠子の制服の行方には心当たりがありません。

その日、鞠子の制服をついに見つけることが出来ませんでした。制服が見当たらないまま翌朝を迎えた鞠子は、浜松の女学校で着ていたセーラー服で登校することにしました。一方、登校間際に常子は富江の部屋の前でボタンが落ちているのを見つけます。

常子は学校であることに気が付きます。富江の部屋の前で拾ったボタンは、綾が着ている制服のボタンと同じものであることを。常子が帰宅するとすぐに鞠子の制服の所在が発覚します。富江が自分の部屋に隠していたのです。

制服に憧れた富江は、鞠子の制服の袖に腕を通したところ誤って破いてしまいました。しかし裁縫が苦手な富江は直すことが出来なくなってしまっていたのです。事情を知った常子は富江に代わって制服の修繕に取り組むのでした。

midokoro

鞠子の制服が森田屋の中でなくなるという不審な出来事の勃発です。

しかし、制服紛失の真相はすぐに明らかになってゆきます。そしてこの事件が契機となって常子は自分の進路を考え始めることになります。

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『とと姉ちゃん』第5週 第25話 「常子、新種を発見する」
 事前発表あらすじのレビューと解説

前々週、前週の第3週、第4週では、将来の常子の商才や才覚を暗示するようなエピソードが積み重ねられつつ、常子の女学生生活が描かれました。

そんな二週を経て、今週は常子が女学校を卒業した後のこと。自分が進むべき道はどこにあるのかを、意識しはじめることになるようです。

そのきっかけとなる出来事の一つが今回描かれる鞠子の制服紛失騒動。

そして、今週の後半には常子が卒業後のことを意識せずにはいられない、もう一つのエピソードも登場しますが本欄では省略します。

常子が将来を意識しはじめることで、ヒロインがライフワークに少しだけ近づいてゆくのでしょうか。

『とと姉ちゃん』第5週 第25話 「常子、新種を発見する」
 朝ドラ観賞後の感想

富江ちゃんのエピソード

前週まで、森田屋の面々の中でひとり存在感が希薄だった富江ちゃんのエピソードがはじまりました。

制服の袖に腕を通そうとしたところが破損。直そうにも裁縫が苦手。

裁縫が苦手というネタで前作は何度も笑いをとっていましたが、本作では裁縫が苦手ネタのその奥にある理由を想像するとちょっと切ない。

裁縫が苦手というのはお母ちゃんから裁縫を教わる時間がないほどに家の仕事の手伝いに明け暮れていたということなのでしょうか。

仮にそうだとすれば、裁縫すらも教わるヒマがなかった富江ちゃんには常子ちゃんと鞠子ちゃんの女学生姿はまぶし過ぎたに違いない。

とりわけ当時としては斬新だったと思われる、二人が通う女学校の制服は。

それはさておき、小橋家のミシンがまさかの故障。常子ちゃんが富江ちゃんを引き連れ向かったその先は、ミシンを導入したことで賞賛やまなかったと困り果てていた某若旦那のところでしょうか。

明日は常子ちゃんと某若旦那のやりとりで笑わせてもらえるかもです。

追記:小橋家の壊れたミシンは『カーネーション』のポスターで糸子と一緒に写っていたミシンと同一のもののようです。

ミシン本体にペインティングされている「模様」が全く一緒です。

鞠子ちゃんの優しさが心に沁みる

鞠子ちゃんの姉をしっかり観察しているところに感心しました。

制服が紛失しやむなく浜松時代のセーラー服を着て登校しようと言う鞠子ちゃんに常子ちゃんが待ったをかける。

その常子ちゃんの言動に意外さを感じ、常子ちゃんのつらい日々を察する鞠子ちゃんが優しすぎて泣けました。

これまで度々、常子ちゃんに対して対抗心をむき出しにしたことがあった鞠子ちゃんでしたが、常子ちゃんの有事の際には対抗心を引っ込め姉を案じる心遣い。

美子ちゃん含め、この三姉妹はいつまでも安心して観ていられそうだと安心しました。

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コメント

  1. よるは去った より:

    小学校卒業してすぐに家業を手伝い始めた富江ちゃんは制服に憧れがあったんだね。着てみようとして、うっかり破ってしまった制服をなんとか慣れない裁縫で繕おうとした冨江ちゃんも健気で可愛いけど、その気持ちを汲んでともにごっそりミシンで直そうとする常子ちゃんも男気(?)あり。さすがは「とと姉ちゃん」!

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      富江ちゃんのささやかな憧れ、可愛らしすぎて泣けてきます。それを咄嗟に察する常子ちゃんもさすがです。

  2. koji より:

    このミシンは当時としては相当に高価な物だったのではないかと思います。

    昔、うちにも同じ様なのがありましたが、こんなにも装飾されてなかったと思います。

    それにしてもこのミシンは足踏みじゃないのかな?。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      青柳商店のミシンは足踏みでしたね。
      子供の頃、近所に小原商店みたいな洋裁店があり、ミシンの音を今でも懐かしく思い出します。

  3. koji より:

    本作は本当に映画カメラ駆使していて映像面でも見応えがありますね。
     
    ところで

    「どうしたもんじゃろのぉ~」は、

    やはり遠州弁なんですかね?。

    小橋一家は標準語なのに、これだけは遠州弁なのが面白いです(笑)。

    びっくりぽんや(笑)。

    それと。。。

    じぇじぇじぇ(笑)。

    ピエール瀧さんを見ると何気に寿司を食べたくなります(笑)。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      社長さんだけはいつも方言でしたね。
      その部下のととはいつも標準語でした。

  4. ア※ラッキー より:

    ご無沙汰しています。

    カルピスといいシベリアといい、懐かしいアイテム。まあ、どちらもこの平成時代でもお目にかかってますね。あのシベリア凄ぉ~く全体的に大きくて、羨ましかったです。それと、スカートの寝押し。私も常子ちゃんみたいになって、実は私の場合母に直してもらいました(笑&泣)~すみません。今までの感想でした。~

    今日の放送から、ミシンのシーン。ミシンって、ちゃぁ~んと順番通りに糸をやらないと動かないか、私みたいに針が折れてえらい目にあってしまいますょ(笑&泣)

    なんだかお恥ずかしいお話になっちゃって。あっ、制服といえば、私中学はブレザーとプリーツスカート、高校は、ブレザーとジャンバースカート。セーラー服に憧れていました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      前作は遠い昔の話でしたが、本作は懐かしい昭和のアイテムや風景が心地よいですね。夏の昼下がりのカルピスのある光景。本当にいい感じです。

  5. エイスケの後輩 より:

    富江役の役者さん、AKB時代に握手会で暴漢に襲われて、ノコギリで指の骨を折られる事件が有ったのを覚えているのですが、それだけに今回の放送で、指元を見せるショットが沢山出てきた事に驚かされました。
    自分だったらトラウマで無理かもしれないと思ったのですが、女優の夢を追いかけてAKBを卒業された位なので、そんなことには負けないという意地を感じました。
    過去を知っているだけに、俳優の登竜門である朝ドラに抜擢されてほんとに良かったと思います。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      AKBのその事件のことは記憶していましたが、彼女がその被害者だったことは初めて知りました。それを乗り越え朝ドラの大役をつかんだわけですね。立派です。