君子への非を認める滝子 / とと姉ちゃん 第35話

連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年5月13日(金)放送
第6週 第35話「常子、竹蔵の思いを知る」

『とと姉ちゃん』第6週 第35話 「常子、竹蔵の思いを知る」あらすじと見どころ解説

常子は生前の竹蔵が滝子宛に送り続けた手紙を滝子から預かりました。その手紙は「小橋家通信」と名付けられ、三姉妹の成長の様子が丁寧に記されていました。竹蔵の手紙を涙を流しながら読む君子に、常子は滝子から託された伝言を伝えます。

滝子は君子に自分の非を詫びたいと心から願っている。もう一度、話し合う機会をつくってほしい。君子が子供の頃に連れて行ったお寺で滝子を待っていると。常子の話を聞かされ、君子は滝子のもとに駆け出しました。

その頃、友達や二人の姉とも遊んでもらえず、滝子にも会えなくなった美子は川で一人遊びするようになっていました。そんな中、美子が誤って川に転落する事故が発生。事故に気づいた常子は自ら川に飛び込み、辛くも美子を救出します。

川の中から助けだされ、常子と美子は青柳商店に青柳商店に運び込まれて来ました。滝子は美子を救った常子を讃え、会うことを拒んだ美子に詫びました。そんた滝子に、君子は涙ながらにこれまでの非を謝罪するのでした。

<<前回34話 | 次回36話>>

midokoro

わずか一週で劇中からその姿を消した竹蔵が今回再び泣かせてくれます。

君子と滝子の対立エピソードはクライマックスを迎えます。

『とと姉ちゃん』第6週 第35話 「常子、竹蔵の思いを知る」
 事前発表あらすじのレビューと解説

自分との結婚によって絶縁にまで至ってしまった君子と滝子の二人を元通りの母娘関係に戻したい。

生前の竹蔵の悲願は、ついに君子の知るところとなります。

森田屋の面々から滝子との仲直りを促されても聞く耳を持たなかった君子でしたが、亡き竹蔵の心からの願いとあれば無視するわけにはゆきません。

一方、常子の粘り勝ちによって滝子も折れました。

滝子は自らの非を認め、最愛の孫とすら会うことを拒んでいた頑なな心を改めます。

今回は間違いなく涙腺決壊です。

『とと姉ちゃん』第6週 第35話 「常子、竹蔵の思いを知る」
 朝ドラ観賞後の感想

わずか一週間の登場。初週で亡くなってしまった竹蔵ととに大物俳優を起用した理由がよくわかる回でした。

滝子さんと竹蔵ととの心の通い合わせに涙する

滝子さんと君子さんの心と心のすれ違い。そして祖母と母のすれ違いがわかっても手も足も出ない常子ちゃん。

その複雑にもつれあった糸を一瞬にして解きほぐしてしまったのは竹蔵ととだった!

竹蔵ととが、滝子さんと君子さんの仲違いを修復しようと死の間際まで心を砕き続けていた事実。

この事実だけでも君子さんにとっては十分過ぎるほどの説得力を持っているはず。

それに加えて残されていた竹蔵ととの手紙。竹蔵ととの遺品は遺されていても、竹蔵ととが紡いだ言葉など小橋家には遺されていなかったに違いない。

君子さんにとってはどんな遺品よりも価値を持つはずの竹蔵ととの手紙。

その竹蔵ととの手紙の「説得」が、ついに君子さんの頑なな心を癒やし、誤解を解いてくれました。

その手紙をキレイに保管し続けていた滝子さんにも泣かされます。滝子さんにとっては、この手紙の束がこれまでの娘のすべてだったのでしょう。

鞠子ちゃんが、お祖母様が自分たちのハンカチの色の好みを知っていたのはこの手紙を読んでいたからだと言ってましたが、手紙を読みながら孫たちの成長を想像していた滝子さんの姿が目に浮かびます。

どれほど娘に再会したかったか。どれほどまだ見ぬ孫たちの顔を見たかったか。

そんな思いを募らせてきたからかこその孫の溺愛。

実は、いくら孫とは言え滝子さんのような性格の女性にしては溺愛し過ぎでは?と気になっていましたが、納得の溺愛でした。

若干の違和感を感じながらも、滝子さんと孫たちの心を通わす場面が好きでした。

それが次回からは再び観ることが出来そうで、これが何より嬉しい母娘の和解でした。

余談ですが、竹蔵ととの出演場面は、もう第一週の映像を用いた回想だけになるのかと思っていたら、まさかの肉声が新たに登場。

常子ちゃんの誕生の報告にはじまり、鞠子ちゃんと美子ちゃんのこれまで語られてこなかったエピソード。

そして懐かしい物干し台騒動。

その騒動を竹蔵ととの視点から再び描くことでヒロインの個性を際立たせる粋な演出。

充実の『とと姉ちゃん』35回でした。

<<前回34話 | 次回36話>>

Sponsored Link
Sponsored Link

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. tonton より:

    恒例の水落ちシーンがここで出てきましたけど、
    前作が落ちた事にして済ませたのとは対称に、今作は派手でした。

    当初はいつもの主人公がはずみでコケて落ちるシーンを想像してましたが
    とと姉ちゃんというタイトルにふさわしい展開の水落ちでした。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      豪快な落ちっぷり。水中での撮影。『ごちそうさん』のめ以子以来でしたね!

  2. よるは去った より:

    木場の若い衆「危ないぞ。帰れ。」美子「は~い。」嫌なプラグっぽいなと思っていたら案に違わず・・・・。というより水中のシーンが朝の連ドラにしてはめっちゃリアルだったような気がするんですが。私にはスタント俳優使っているようには見えなかったんですけど。だとしたら、高畑充希ちゃんも根岸姫奈ちゃんも、「ご苦労様!!」ですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      野外はいずれも吐く息が白くなるほどに寒い季節。そんな中での水落ち。大変だったと思います。

  3. カッチ より:

    竹蔵の手紙の山に君子もやっと理解しましたね。
    竹蔵が君子と滝子の和解を願っていたのがわかったんですね。
    そして、滝子が本当は後悔していると。
    常子ちゃんお手柄です。
    しかし、美子が危ない場面の前で出社したので続きは晩に見ます。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      死して尚及ぶ竹蔵ととの影響力。大物俳優の存在感がなければ描けなかったと深く納得する和解場面でした。