常子が商売の調査始める / とと姉ちゃん 第39話

連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年5月18日(水)放送
第7週 第39話「常子、ビジネスに挑戦する」

『とと姉ちゃん』第7週 第39話 「常子、ビジネスに挑戦する」あらすじと見どころ解説

鉄郎が小橋一家を訪ねに森田屋にやって来ました。またお金の無心に来たのではないかと鉄郎の突然の来訪を不審に思う常子たちでしたが今回は事情が違いました。鉄郎は事業を成功させ大金を手にしていたのです。

勤め人はつまらない。実業家として事業を当てればいくらでも稼げる。そう語る鉄郎の言葉が常子の心を動かしました。常子は鉄郎に懇願します。自分も男性のように稼ぎたい。成功の秘訣を教えて欲しいと。

需要のあるモノを売れと鉄郎にアドバイスされた常子は早速行動を開始しました。繁盛店や人気の露天商などを調査しつくした常子は、流行のものよりも何かに困っている人の問題を解決するような物を売りたいと考え始めます。

一方、将来の希望を言い出しかね胸の中に秘めたままにしていた鞠子も、商売の調査に奔走する常子の姿に感化されてゆきました。そんな中、常子は事業のことを星野に相談。星野が何気なく口にした言葉に常子は着想を得るのでした。

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midokoro

小橋家にやって来る時は決まって商売に失敗した時。

そしてその度に鞠子や美子に揶揄されていた鉄郎が、今回はまさかの事業成功です。

『とと姉ちゃん』第7週 第39話 「常子、ビジネスに挑戦する」
 事前発表あらすじのレビューと解説

かねてより平塚らいてふの発刊した『青鞜』に触発され、事業への関心を強く抱き始めていた常子の心に火をつけるような話が転がり込んできます。

鉄郎の商売の大成功です。

鉄郎が商売で成功を収めたのは第2週で話題にのぼったカブトムシの販売くらいのことでしょうか。

しかし、その成功すらも一時的なものに過ぎないとクールな鞠子に馬鹿にされる始末。

そんな鉄郎がまさかの大儲け。

男性が出来て女性が出来ないわけがない。そんな考えに取り付かれていた常子についにスイッチが入ります。

『とと姉ちゃん』第7週 第39話 「常子、ビジネスに挑戦する」
 朝ドラ観賞後の感想

東堂先生と鉄郎叔父さんの影響力

東堂先生と鉄郎叔父さん。二人のかなり怪しいキャラが常子ちゃんの人生第二幕を開く。

東堂先生が常子ちゃんに人生の指針を与え、鉄郎叔父さんが実学を教える。常子ちゃんのこれから歩む人生を決定づけると思われる二つの大きな出来事だったと思います。

特に「赤いシャツ着た唐変木の鉄ちゃん」は、これまでの行いがあまりにも悪いために軽視されかねないですが「勤め人なんて馬鹿らしい。実業家はいいぞ。当たるとデカい」の一言は常子ちゃんに大きなインパクトを与えることになるかも知れません。

常子ちゃんの実在モデル、リアルの大橋女史が戦後に出版社を立ち上げたそもそもの動機がまさにこの「赤いシャツ着た唐変木の鉄ちゃん」の語った言葉にあったようです。

戦後間もない頃、家族を養うには当時の女性の勤め人の給料ではとてもお金が足りない。家族を守ってゆくには自分で事業を始める他に十分な収入を得る道はない。

そう考えての起業だったとか。

このリアルの動機が劇中に反映されるのか今の段階では不明ですが、東堂先生の女性という枠にとらわれるなという教えが常子ちゃんに挑戦を促し、「赤いシャツ着た唐変木の鉄ちゃん」の自慢話が勤め人よりも起業という発想を植え付ける。

そんな展開になるのでしょうか。いよいよヒロインがヒロインらしく動き始めました。

鞠子ちゃんが迷う

一方の鞠子ちゃんも後一歩で人生第二幕を踏み出すのでしょうか。

前々回では「進学」の「学」まで書きかけ消去。そして今回は「進学」と口に出かかったものの「進」で止まる。

二回続けて途中で止まったものの口に出ただけ大きな前進だったかと。

相談した相手が自分のクラスの担任の先生ではなく、姉のクラスの担任の先生というところも鞠子ちゃんの迷いをよく表していたかと思います。

東堂先生くらいの激烈な人でなければ自分のディープな迷いは解決出来ないと思ったのかも知れません。

幼少期より三姉妹の中で図抜けてクールだった鞠子ちゃんがこれほどまでに迷う。気の毒にすら思えてきました。

ところでちょっとネタバレになりますが、常子ちゃんはこの先で就職。鞠子ちゃんは進学。女学校卒業後は別々の道を歩む姉妹ですが、戦後に出版事業で合流。

一旦離れてまた合流。面白いドラマが展開しそうです。

余談:星野くん

酒を飲めないはずの星野くんが泥酔するほどまでに飲まされ、急性アルコール中毒にならないかと心配になったのは僕だけでしょうか(笑)

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コメント

  1. カッチ より:

    今日は朝から宴会でしたね。
    星野くんまで酔っぱらうとは。
    うちは親父が下戸だったのでこういうのはありませんでした。
    でも僕は母方に似たのか飲めたので小さい頃からトリスを寝る前に茶碗三分の一くらい飲んでました。
    親父がそれを見ておもしろがっていたのを覚えてます。
    昔は手土産といったら一升瓶だったんですね。
    しかし鉄郎が成功したからといってすぐその気になるとは。
    今までの事をわすれたのですかね。
    でもその度胸があるから社長になれるのでしょうね。
    僕らはその度胸がないからサラリーマンをやっている訳だし。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      常子ちゃんの度胸は祖母・滝子さんの隔世遺伝かも知れないですね。滝子さんが青柳商店の女将にさせようと見込んだだけのことはあります。

  2. オカンT より:

    常子たち三姉妹をあのようなきちんとしたお嬢さんに育てた「竹蔵とと」と、フラフラ浮き沈みの激しい「鉄郎おじさん」が兄弟というのが未だに納得できません(笑)
    その辺りのいきさつがドラマの中で語られることはないのでしょうか。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      『梅ちゃん先生』の建造・陽造兄弟も性格が正反対でしたが、同じ兄弟でも何故そこまで違うのかということが途中で説明されていました。本作でもどこかで納得出来る説明があるとスッキリしますね、きっと。

  3. よるは去った より:

    まつ「戒厳令で酔っぱらうなんて!!」やっばり自粛する人はしてたんですね。不況の波は「青柳商店」だけでなく「森田屋」にも押し寄せる一方で鉄郎叔父みたいに儲ける人はガッツリ儲けて・・・・・。それとは別に鞠子「シン・・・・・臓はどうして動くのでしょう?」は笑えた。あまり笑っちゃ可愛いそうか?当人にしてみればシン剣な話しに違いないだろうし。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      不況の中、独り身の鉄郎叔父さんは儲かるところに自在に動けるのが強みですね。青柳商店や森田屋ではそれが出来ません。戦後の混乱期でも鉄郎叔父さんは失敗しつつも器用に生き抜くのでしょうか。