練り歯磨きを商売にする / とと姉ちゃん 第40話

連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年5月19日(木)放送
第7週 第40話「常子、ビジネスに挑戦する」

『とと姉ちゃん』第7週 第40話 「常子、ビジネスに挑戦する」あらすじと見どころ解説

商売を始めることに夢中になった常子は、売れる物を探しに綾のもとに足を運び大きなひらめきを得ることになりました。その頃、綾の母親は歯槽膿漏の激痛に苦しんでいました。同じ頃、まつもまた歯槽膿漏に悩んでいたことを常子は思い出します。

歯槽膿漏に悩む女性が多いことを知った常子は早速、歯科の前で調査をはじめました。歯科から出てくる女性患者に聞き取り調査をしたのです。女性に歯槽膿漏が多いということに確証を得た常子は星野から耳寄りな情報を得ました。

星野の母親も歯槽膿漏に悩んでいたものの、歯科医が教えてくれた練り歯磨きで症状が治まったというのです。星野からその話を聞かされた常子は女性の歯槽膿漏を治すことが出来る練り歯磨きを作って売ろうと心に決めました。

星野から作り方を教わった常子は、早速練り歯磨きの試作を開始。しかしはじめて出来上がった試作品は不味いと森田屋の面々には不評でした。それでも諦めずに試作に工夫を重ねる常子は、鞠子の助言でついに味が悪い原因を突き止めるのでした。

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midokoro

平塚らいてふに感化され、叔父・鉄郎の成功で心に火がついた常子が動き始めます。

そして常子は今回、商売の突破口を見出します。

『とと姉ちゃん』第7週 第40話 「常子、ビジネスに挑戦する」
 事前発表あらすじのレビューと解説

周囲の人たちが悩む歯槽膿漏からヒントを得て練り歯磨きの商売を思い立つという今回描かれるエピソードは実話がもとになっています。創作ではありません。

ただし劇中で常子は女学校の五年生、年齢は16歳。

一方、ヒロインの実在モデルである大橋鎮子さんが練り歯磨きの商売をはじめたのは女学校三年生、14歳の時でした。

史実では歯槽膿漏に悩んでいた母親のために、大橋鎮子さんは歯科医の指導を受けながら練り歯磨きを試作。

この練り歯磨きによって母親の歯槽膿漏が治り、その口コミが瞬く間に級友や級友の家族の間に広がり商売へと発展しました。

雑誌にも広告を出稿し、女学生だった大橋鎮子さん自ら丸ビルなどで宣伝するものの、大口出資者の家の経済的トラブルから資金調達が頓挫。

練り歯磨きビジネスは失敗に終わりました。

『とと姉ちゃん』第7週 第40話 「常子、ビジネスに挑戦する」
 朝ドラ観賞後の感想

グルメな美子ちゃん

浜松から東京に転居する時は、東京で美味しいものを食べられることを心から楽しみにし、東京に来てからは「おばあちゃんたらし」のテクニックを駆使して美味しいお菓子を次々とせしめる。

そして今回、練り歯磨きの試作品の『味」に何よりも関心を持つ。

グルメな美子ちゃんが面白すぎます。

常子ちゃんと鞠子ちゃんが時には協力し合い、時には牽制し合いつつも一緒に行動することが多い中、二人の姉とはいつも別の場所で別の方向を向いている美子ちゃんのマイペースぶりもいい味だしてます。

三姉妹の中で特異のポジションを獲得することに成功した美子ちゃん。

成長後の彼女の物語は今のところ不明ですが、リアルでは三女の方は長女と同じ編集者の道を歩まれています。

一方で次女の方は結婚し主婦に。

ただし、三姉妹とも終生仲良しだったとの由。

同じ三姉妹が描かれた朝ドラ『カーネーション』の姉妹の関係は幼少期から大人になるまで濃密で呼吸を忘れるほどでしたが、今回の三姉妹は最後までほっこりしながら観ていることが出来るかも知れません。

常子ちゃんと星野くん

常子ちゃんと星野くんが物理的な距離を縮める。

いよいよ事業に挑戦しはじめた常子ちゃんですが、今回最も注目されたのは常子ちゃんの事業よりも常子ちゃんと星野くんが手をつないだ行動かも知れません。

しかも二回も。

はじめは星野くんから。次は常子ちゃんから。今後の恋バナの展開を予感させるかのような初々しい場面が初夏の朝からとっても心地よい!

しかし・・・以下はちょっとネタバレです。

恋バナのその先には涙の悲恋が待っています。

その頃には、今回の常子ちゃんと星野くんの姿は涙なしには思い出すことが出来ない場面になっているかも知れない。

そんなことを考えていたら泣けてきました。

物語の先の展開を知っていると、ヒロインが窮地に立たされた時は安心して観ていられるというメリットがあります。

しかし、今回のケースのように目の前の幸福を素直に喜べなくなってしまうのがちょっとばかりつらいところです。

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コメント

  1. カッチ より:

    常子の猪突猛進ぶりがとまりませんね。
    しかし、綾さんまでらいてふの雑誌を探していたとは。
    素直に先生に借りればいいのに。
    常子がまわりに影響を与えてしまうのですね。
    星野君もうまいタイミングで常子を助けますね。
    いいコンビですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 素直に先生に借りればいいのに

      自分で買ってしまおうと考えるところが、さすがセレブのお嬢様!と思いました(笑)

  2. よるは去った より:

    鞠子「脂っぽくて後味悪い。」確かに「練り歯磨き」から「薄荷」味を除いたらそうなるでしょうね(笑)いぜんは宗吉さんが言ってたように「塩」で歯磨きするのが普通だったようですが、大道で「居合抜き」等をやって見せながら売られてた「歯みがき粉」はどうだったのでしょうかね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      話しが大きくそれますが、その昔ハリウッドの大スターだったカーク・ダグラスは、アメリカ西海岸の砂漠地帯の貧しい家に生まれ、子供の頃は砂漠の砂で歯を磨いていたとか。

      • よるは去った より:

        ( ; ゜Д゜)。中近東の砂漠地帯の遊牧の人たちが風呂の替わりに砂で身を清めるってのは知っているけど歯磨きは初めて聞いた。同じくNHKで「大草原の小さな家」も観てましたけどあの人たちの入浴スタイルも我々ジャパニーズから見ると、( ; ゜Д゜)でしたね。」歯磨きシーンは観なかったけど(あるいは見逃していた?)どんなだったんでしょう。

        • 朝蔵(あさぞう) より:

          コメントありがとうございます。
          昨今では歯磨き不要論まであるようですが、一体、何が正しいんでしょうね。