常子の先輩・早乙女朱美 / とと姉ちゃん 第49話

連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年5月30日(月)放送
第9週 第49話「常子、初任給をもらう」

『とと姉ちゃん』第9週 第49話 「常子、初任給をもらう」あらすじと見どころ解説

職場に出勤しても待機を命じられていた常子でしたが、ようやくタイピングの仕事を朱美からまわしてもらいました。常子は初めてのタイピングの仕事に張り切って取り組み、締め切り10分前までに頼まれたタイピングを完成させることが出来ました。

しかし、常子が任された仕事はすでに朱美が完成していました。常子より早くその仕事を仕上げた朱美が常子に告げます。タイピングが遅く不正確なことが常子に仕事を任せることが出来ない理由なのだと。そして常子は、雑用の仕事だけを任されることになります。

そんなある日、常子を訪ねに星野が森田屋にやって来ました。しかし、星野の様子がいつもと異なります。星野は常子を前にしてしきりに照れるようになっていたのです。星野は常子に言います。最近は何故だか研究にも集中出来なくなってしまっているのだと。

一方、常子の職場では相変わらず先輩社員たちの嫌がらせが続いていました。そんな中、男性社員が書類の整理を依頼します。タイピストたちが揃って男性社員の頼みを拒否する中、仕事のない常子は書類整理の手伝いを申し出るのでした。

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midokoro
常子に手ごわい天敵の登場です。字面だけ読むと陰惨ないじめ以外の何物でもありませんが、願わくばコミカルな演出で明るく楽しく見せてほしいもの。

しかし救いもあります。いよいよ常子と星野の恋バナが動き始めます。

『とと姉ちゃん』第9週 第49話 「常子、初任給をもらう」
 事前発表あらすじのレビューと解説

タイピストの先輩・朱美が常子に仕事を任せたのは、常子のスキルが自分より劣っていることを常子に思い知らせるためだった!

先輩の朱美は何故ここまで常子に意地悪なのか。

朱美による常子いじめの動機はこの記事を投稿した時点では不明です。というかそもそも動機らしい動機があるのかどうかも定かでない。

ただ一つだけ言えることは、この常子にかかるストレスが着実に星野との距離を縮めてゆくようです。

「とと姉ちゃん」としての意地から家族の前では簡単に弱音を吐けない常子にとって、今のところ唯一心を許せるのは星野の存在。

その星野が、今回より常子を女性として意識しはじめます。恋バナのスタートです。

『とと姉ちゃん』第9週 第49話 「常子、初任給をもらう」
 朝ドラ観賞後の感想

星野くんの純情が可愛い!

ついに物語は恋バナモードに突入です。

しかし、まだそのことに常子ちゃんは気づいていない。目の前で星野くんが動揺しまくってもその動揺の意味するところがわからない。

常子ちゃん自身も、今はまだ星野くんと一緒にいると心が和むのみ。

和む心のその奥に恋心の種が出来はじめているのか、それともこの先で何かの拍子に恋心が芽生えるのか。

常子ちゃんの心の動きから目が離せなくなってきました。

一方の星野くんは?

なんだか照れくさくなってと自ら口にしたり、研究が手に付かない理由が自分でわからないことから察して、自分の中の異変には気が付きつつもその異変が何を意味するのか理解できずにいるのでしょう。

でも、もしかすると今回、常子ちゃんが星野くんの額に手を当てた瞬間に星野くんは悟ったかも知れません。自分の感情の異変の理由を。

星野くんが自分の気持ちを悟るのは時間の問題でしょう。

ここ数作の朝ドラのヒロインと相手役の恋バナは(はじめから結婚していた『マッサン』を除けば)反発と相互理解を繰り返して二人の距離を縮めてゆくのが王道でした。

しかし、本作ではヒロインと相手役の間の相互の「反発」がない。ただひたすらに純情な二人の間柄が新鮮です。

頑張る人にご褒美

給士の坂田のおじさん。昭和の会社にはこんな人がいたなと懐かしさを感じずにはいられない味わい深いキャラと優しさたっぷりの笑顔に、不覚にも涙腺を刺激されました。

「頑張る人にご褒美」

このセリフ、このセリフを口にするまでの間のとり方。そして柔和な笑顔。

タイピストのお姉さんたちをこれでもかというくらいに怖く描いたのは、坂田のおじさんの優しさを際立たせるための演出だったのでしょうか。

数多くいる脇キャラの中でも最たる脇キャラ。にも関わらず他を圧倒するような存在感。

今回のセリフはわずか一つ「頑張る人にご褒美」ながら、僕にとって『とと姉ちゃん』の中で一番好きなキャラの一人になってしまいました。

ちょっとだけネタバレになりますが、後々、今回以上に辛い立場に立たされた常子ちゃんに坂田のおじさんがもう一度ニッコリ笑ってキャラメルを差し出す場面が出てくるそうです。

そして、その時の坂田のおじさんのキャラメルが、常子ちゃんのその後の人生を決定づけることになる。

そんな展開が用意されているので、坂田のおじさんは登場場面はわずかながらも全編を通してとても重要な存在なのかも知れません。

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10 Responses to “常子の先輩・早乙女朱美 / とと姉ちゃん 第49話”

  1. たこやき より:

    早乙女さんは、厳しいけれど他のかたのいじわるとは少し違っていそうですね。
    女性陣のいじわる(あれはいけずの範疇を越えていますよね!)に、主人はかなり引いていました。「女性だけのあんな閉ざされた世界では、何があっても不思議じゃないよ~」と言っておきました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      おっしゃる通り早乙女さんは(やや理不尽な言いがかりが気になりますが)決して間違ったことは言ってないので、他の女性たちとは一線を画してますね。そこがせめてもの救いです。

  2. anne より:

    朝蔵さん、こんばんは~。
    私も坂田さんのあのシーンでウルッとしてしまいました…というか、かなりウルウルしちゃいました。
    理解してくれる人がいることが救いですね(星野くんを含め)。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      昨晩、改めて坂田のおじさんの場面を見なおしたのですが、地味ながらも本作中トップレベルの名演・名場面だなと思いました。

  3. よるは去った より:

    高畑充希ちゃんが今度出る映画のタイトルが「植物図鑑」。そして「とと姉ちゃん」で恋バナ寸前の星野武蔵君の専攻が「植物学」これはただの偶然か?誰かの意図によるものなのか?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      植物つながり、狙ったとしか思えません。映画の方が先に撮影が済んでいるはずなので、映画のネタを星野くんのキャラに取り込んだということでしょうか。

  4. カッチ より:

    確かに今日の星野くん動揺しまくりでしたね。
    それに気づかない常子ちゃんがなんとも鈍感。
    星野くんがプロポーズするまで気づかないのかな。
    それにしても真野さん、かわいいのに今回は憎まれ役ですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      星野くんも自分の動揺の理由がよくわからない鈍感なところが微笑ましかったです(笑)

  5. mizutamari より:

    辛い場面は、苦手なので、どうしたもんかなと思っていたら、多田ちゃんと、キャラメルに救われました。
    朱美さんも、優しい人だと信じています。
    昔、私も、後輩に意地悪をしたかもと反省しています。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      多田ちゃんもいい味出してましたね!常子ちゃんに冷たい視線を浴びせる諸先輩の空気をまったく読めない天然キャラがかなり楽しめました(笑)

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