仕事を受けた常子の窮地 / とと姉ちゃん 第50話

連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年5月31日(火)放送
第9週 第50話「常子、初任給をもらう」

『とと姉ちゃん』第9週 第50話 「常子、初任給をもらう」あらすじと見どころ解説

ある日、営業課の男性社員から書類整理とタイピングの急ぎの依頼があるものの、朱美や他のタイピストはその仕事を引き受けることを拒みました。そんな中、仕事がない常子はその依頼を快く引き受けることにしました。

しかし仕事の量が膨大で常子は定時までに終わらせることが出来ません。その仕事の締め切りは翌日の午後四時。常子は仕事を家に持ち帰り、夜を徹して書類整理をします。そして整理を終えた書類をタイプライターで清書するため、常子は早朝から職場に出社しました。

しかし、朱美は常子がタイプライターを使うことを拒みました。男性社員の頼んだ仕事は単なる雑用だ。そんな仕事を安易に引き受けるべきでないと朱美は常子に告げました。頼まれた書類の清書の締め切りが迫り、やむなく常子は手書きで清書をはじめます。

常子は仕事を刻限までに終わらせることが出来ました。しかし、必死になって仕事を仕上げた常子に対する男性社員の態度はあまりにも素っ気ないものでした。常子は思い知らされました。男性社員は女性社員を雑用係とみなしているという朱美の言葉通りだと。

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midokoro
朱美の常子への意地悪が続きます。

事前発表情報では、今回のエピソードに星野の名前はあがってはいません。しかし、願わくば星野には常子のフォローをしてほしいものです。

『とと姉ちゃん』第9週 第50話 「常子、初任給をもらう」
 事前発表あらすじのレビューと解説

膨大な量の書類を整理し、タイプライターで清書する。それを翌日までに仕上げてほしい。

男性社員からの無理難題とも言える仕事の依頼をタイピング室の先輩たちは多忙を理由に断りました。しかし、仕事がない常子には断る理由がありません。

ところが、タイピング室の先輩、特に朱美を通さずに他の部署の仕事を受けてしまったことがまずかったのでしょうか。

常子がその仕事を仕上げる直前、締め切り間際になって朱美の意地悪が炸裂します。

仕上げの清書にはタイプライターが必要です。しかし、そのタイプライターを常子が使うことを朱美は断固拒否。

はじめは仕事を与えられず。仕事を与えられると今度は実力の差を見せつけられ。仕事をよそから与えられると、今度はその仕事の邪魔をされる。

朱美はどうしてここまで意地悪なんでしょうか。

『とと姉ちゃん』第9週 第50話 「常子、初任給をもらう」
 朝ドラ観賞後の感想

早乙女さんはおっかないけど筋は通っているかも

相変わらず先輩タイピストたちの嫌がらせが続いています。

しかし同じ嫌がらせをしながらも、ボスの早乙女さんと他のポストお局様たちとの器の大小がしっかりと描き分けられているところが秀逸です。

誰よりも早く出勤した常子ちゃんが、事務所に入ったきた先輩たちに朝の挨拶。

ポストお局様たちは常子ちゃんの挨拶を完全に無視。一方で、早乙女さんは態度は一番きついながらも常子ちゃんの挨拶にはしっかりと応える。

自分の意思でものごとを決められずボスに追従するポストお局様たちと、自分の軸をはっきりと持っている早乙女さんのボスとしての風格の違いが鮮明です。

早乙女さんはこの先もこのおっかないお姉さんキャラを通すのでしょうが、理屈と態度に筋が通っているので、いつの日か常子ちゃんを認める日が来るのかも知れません。

長々と書いてしまいましたが、常子ちゃんの「おはようございます」に「おはよう」と応えた早乙女さんの、挨拶はしっかりとする性格に救いを感じました。

後々、早乙女さんは人気キャラに大化けするかも知れませんね。

二代目リトルよっちゃんの才能

星野くんの問いかけによっちゃんが答えて曰く、

「とと姉は心配ばかりかけるから気苦労がたえなくて・・・」

大人たちの様子を注意深く観察し、大人の言葉をそのままコピペして自分の言葉にしてしまう三女キャラが今日も全開のよっちゃんの演技にますます磨きがかかってきました。

前回、星野くんが森田屋を訪ねて来た時に見せた姉の恋に興味津々のおませな表情。

そして今回の、姉を子供を見るような視線で見つめることで大人気分を満喫する時のさりげないどや顔。三女キャラの持つしたたかさを見事に演じていて驚くばかりです。

でも、二代目リトルよっちゃんは間もなく退場のはずです。

三女キャラのもう一つの特徴である大人の心をつかむテクニック。とりわけ、滝子さんとまつさんを相手に披露したおばあちゃんキラーの姿も忘れることが出来ません。

二代目リトルよっちゃんに会えなくなり残念です。

『カーネーション』や『あさが来た』の時みたいな再登板がひそかな願いです。

星野くんはいよいよ自分の気持ちを自覚した?

「お茶のシミが付着した」ハンケチを返すのを口実(?)に、常子ちゃんと会えることを楽しみにしながら森田屋にやって来た星野くんの、常子ちゃん不在を知って落胆が見え隠れする寂しそうな表情が切なくて可愛い。

常子ちゃんに返すはずだった「お茶のシミが付着した」ハンケチに視線を落とす時に一瞬だけ見せた残念さと愛おしそうが混ざり合った表情はみごとでした。

常子ちゃんと合わせないことで、星野くんの常子ちゃんへの気持ちの変化を強調する演出もみごと。常子ちゃんと星野くんが本格的な恋バナモードに突入するのは間もなくのことでしょうか。

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6 Responses to “仕事を受けた常子の窮地 / とと姉ちゃん 第50話”

  1. ア※ラッキー より:

    宗吉さんが、おかずを手元に置いて、まつさんが、元の真ん中に戻した際、左手に何かを掴んで、食べたようですが・・・。誰も、極限の状態だったせいか、ツッコミしませんでしたね(笑)

    あと、朱美さん一応常子ちゃんのこと気にしてますね。多田ちゃんは、なんとなく早く、仲のいい同僚になれそう。

    ところで、歯磨きチューブの事件で、舎弟さんって、役者さんじゃなく、現役のプロレスラーだったの、ご存知でしたか?所属名は、忘れちゃいましたが・・・。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      宗吉大将が何かをつかんで食べたのは全く気が付きませんでした。お行儀の悪さを表現するためのアドリブでしょうか。

      借金取りはプロレスラー。元プロレスラーで今は役者とばかり思い込んでいたんですが、現役だったとは!どうりで威圧感があるはずです。

  2. カッチ より:

    昨日の斉藤さん、いい味だしてましたね。
    さんま御殿によく出てた頃を思い出しました。
    森田屋のみんなもう家族ですね。
    常子が帰るまで晩ごはんを食べないで待っているなんて。
    最初の頃が嘘のようですね。
    早乙女の考えもわかります。
    僕も若い頃、それは営業の仕事だと断っていたことがあります。
    常子も新人なので本来は上司の早乙女のいう事を聞くべきでしょう。
    でも、常子のように新しい考えを持った人間がいないと改革は行われないと思います。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      宗吉大将の常子ちゃんたちへの接し方が180度変わったように、早乙女さんの常子ちゃんへの態度も180度とまでは言わなくとも改善されたら嬉しいですね。

  3. よるは去った より:

    早乙女「私たちを信頼しているのではなく・・・・・。」早乙女女史の根底に流れるものは東堂先生と同じなんですね。常子「あの・・・・まだ(仕事)終わってないんです。日本の役所や企業にデーターベースやら取り込まれるのも数十年先の話なんですな。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      早乙女さんと東堂さんの比較、興味深い視点と思います。早乙女さんも平塚らいてふに影響されているのかも知れませんね。ただ受けた影響の表現の仕方が東堂先生と異なるだけということなのでしょうか。

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