妹達の成長に気づく常子 / とと姉ちゃん 第59話

連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年6月10日(金)放送
第10週 第59話「常子、プロボーズされる」

『とと姉ちゃん』第10週 第59話 「常子、プロボーズされる」あらすじと見どころ解説

星野との結婚を選ぶか、家族を支える道を選ぶのか。常子は迷いに迷っていました。熱を出したことで久しぶりに家の中にいた常子は二人の妹の成長を実感。そんな常子に君子も告げました。鞠子と美子は子供ではない。常子もそろそろ自分のことを優先しろと。

迷う常子は滝子のもとに足を運びました。二人の妹の成長を報告する常子に滝子が思いがけない事実を知らせました。美子が滝子や洋裁店の手伝いをして駄賃を稼いでいたのは、滝子に借りた学費の返済に当てるためだったのです。

常子の役に立ちたい一心で美子が働いていたことを知った常子は、帰宅すると美子に自らの非を詫びました。常子と美子はようやく仲直りし、美子は手作りのマフラーを常子に贈ります。常子が洋服を新調しないことを美子はずっと案じていたのです。

家族の寝顔を見つめながら常子は決心を固めました。大阪への転居の準備をすすめる星野の下宿を常子は訪問。常子は星野に告げました。まだ結婚は出来ない。家族を支え続けたい。常子のそんな答えを予想していたと、星野は寂しく笑うのでした。

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美子が滝子の手伝いをしていたのは、滝子に借りた学費の返済を自分もしたかったから。

そして、家族のことを最優先し自分のことに一切お金を使わない常子の力になりたい。美子はそんな風に考えていたからでした。

『とと姉ちゃん』第10週 第59話 「常子、プロボーズされる」
 事前発表あらすじのレビューと解説

実は常子のことを案じていた美子の本心が泣かせてくれそうです。

しかし、いくら手先が器用とは言えまだ女学生の身である美子が稼げるお金などたかが知れています。

滝子の手伝いや洋服店の仕事を引き受けても稼げるお金は駄賃程度。借金返済に当てるには焼け石に水の金額です。

姉のことを案じて行動を起こすほどにすっかり成長した美子ですが、駄賃で借金を返せると思っているところはまだまだ子供。

成長しつつもまだまだ子供の美子の姿を見た常子の心に再び「とと」スイッチが入ります。

自分の結婚、自分の幸福よりも、家族が優先。

「とと」スイッチが入った常子は、星野からの求婚にどう答えるのか決断を下します。

『とと姉ちゃん』第10週 第59話 「常子、プロボーズされる」
 朝ドラ観賞後の感想

自分のことを優先してもいい時期

熱を出して久しぶりに家でゆっくり過ごしたことで初めて気がついた二人の妹たちの思いがけない成長ぶり。君子さんは常子ちゃんに言いました。

「そろそろ自分のことを優先してもいい時期」

ところで、常子ちゃんが熱でうなされている時に常子ちゃんは「星野さん!」とうわ言を口にしていました。そして、朝から思いつめた様子を見せる常子ちゃん。

君子さんも何かを察したのかも知れません。君子さんが常子ちゃんに告げた「自分のこと」とは結婚のことだったのでしょうか。

だから、君子さんのこの言葉に常子ちゃんの心は大いに揺れたことと思います。もちろん、星野くんからのプロポーズを受け入れようと。

結婚に振れはじめた常子ちゃんの気持ちを再び妹たちに向けさせたのはやっぱり早乙女さんの一言?

「あなたは妹さんを嫁に出すまで走り続けるのでしょ」

それともよっちゃんの本心を知ったことが、常子ちゃん結婚断念の決定打になったのでしょうか。

常子ちゃんとよっちゃんの仲直り

常子ちゃんとよっちゃんの仲直りにホッとしました。

今週前半に描かれた常子ちゃんとよっちゃんの小さな対立の火種はまたたく間に大火に。劇中では年を越しての数ヶ月にわたる不仲。

でも、不仲になってしまったのもお互いを想い合う気持ちが高じ過ぎたがためでした。

身近な人の成長は往々にして気がつかないものですが、常子ちゃんもその例外ではなくよっちゃんはまだまだ子供のままだと思っていました。

今週冒頭でチラッと描かれた、鞠子ちゃんの近況を常子ちゃんだけが知らないという場面。あれは二人の妹の成長に気づいていなかった常子ちゃんのフラグだったのでしょう。

よっちゃんを子供とみなす常子ちゃん。もう子供でない(と、自分ではそう思っているよっちゃん)そのギャップから生じる常子ちゃんの「とと」ぶりがよっちゃんには重たすぎたのかも知れません。

常子ちゃんが二人の妹を常に優先して自分のことは後回しにしていることをよっちゃんは承知していました。

でも、よっちゃんも昔のよっちゃんではありません。

自分の存在が姉の犠牲になっているのがつらすぎるものの、その想いをうまく言葉に出来ない。それが反発となってあらわれたものと思います。

まだ相手を傷つけない言葉を選ぶには若すぎるよっちゃんではありますが、駄賃をコツコツと稼いでは学費の返済にあてたり、女学校の放課後にこっそりとマフラーを編んでいたり。

その優しさが胸に沁みます。

明日は『とと姉ちゃん』前半最大の号泣回?

星野くんがフラれました。

常子ちゃんがプロポーズを辞退する決定的瞬間が描かれるのは次回を予想していたので、それが今回になったのは救いでした。

何故なら、常子ちゃんの答えがわからないまま、結論が明日に引き伸ばされるのはあまりにも酷というもの。まして「いい夫婦になれるかも知れないですね」なんて思わせぶりなセリフだけ残して答えは次回に持ち越しなんて事態になったら・・・

明日は常子ちゃんと星野くんの別れが描かれます。

予告映像でも少しだけ紹介されていましたが、車窓から身を乗り出し常子ちゃんの姿を眼で追う星野くん。その星野くんに、橋の下から手を振り見送る常子ちゃん。

明日は『とと姉ちゃん』前半最大の号泣回になりそうです。

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10 Responses to “妹達の成長に気づく常子 / とと姉ちゃん 第59話”

  1. ルーセット より:

    お駄賃を入れた箱の中身に違和感を感じました。
    穴あきのコインの存在
    綺麗すぎる硬貨

    現在に既存する1円、5円硬貨を箱に入れていたのでは?

    ちなみに日本初の穴あきコインは、昭和24年ごろだったと、記憶しております。

    このシーンを見た瞬間に、あれ?と思い投稿しました。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      調べてみたところ穴が空いている硬貨は戦前から何種類も鋳造されていたようです。昭和24に鋳造された硬貨というのは現代の5円玉に当たるかと思います。箱の中の硬貨は古銭を磨いたのかも知れませんね。現代では古銭でも当時は現役ですからね。

  2. まいもん より:

    こんばんは。

    いやー、もうあきませんわ。

    既に涙腺が決壊寸前の私・・・

    明日はどうなってしまうのだろう(ストーリーも私も)・・・

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      次回のお別れ、号泣を避けて通れそうもありません。

  3. ア※ラッキー より:

    常子ちゃんと美子ちゃんの和解すごぉ~く良かったです。あんなに、すがすがしい和解の仕方、観ていて・・・。 ただ、その後の星野くんのシーンをあるのわかっていただけに、この辺りから、涙目になってしまいました。


    星野くんからのプロポーズのあもわず、拍手して、良かったねって、画面で呟いていたのに、今日のあの場面、う~新次郎さん以来の大泣きしちゃいました。(昼間の再放送でも、同様に) その後<あさイチ>に出ているのを、思わずカムバック星野くんって叫んでいる私です。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      仲直りとお別れ。正反対の二つのことが描かれる複雑な気持ちの回でした。星野くんには本当にカムバックしてほしいです。

  4. よるは去った より:

    美子「エノケンも見てみたい。銀座でナポリタンも食べてみたい・・・・・。」やはりいつの時代も若い女の子の台詞は時代を反映してますな。喜劇王として君臨した榎本健一氏。ナポリタンという食べ物は当時はどのくらい贅沢な料理だったのかな?これから先の「贅沢は敵だ。」がSARAに激しくなる時代に入って行くんですな。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      時代から考えて動物園だのナポリタンだのホットドッグなどと楽しいこと言ってられるのは今回が最後かも知れないです。次週のお題は失業。厳しい時代に突入します。

  5. カッチ より:

    常子と美子がやっと仲直りしましたね。
    二人とも相手の事を思っているのに意地っ張りですね。
    でもその美子の気持ちが常子に自分の事より家族の事を優先する決心をさせるとは皮肉ですね。
    今回常子と星野は結ばれないですが、ぜひ戦後再会してほしいと思います。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 美子の気持ちが常子に自分の事より家族の事を優先する決心をさせる

      誰も入り込めない姉妹の強い結束と言ったところでしょうか。ところで、鞠子ちゃんは恐らく結婚することになると思います。結婚までの恋バナも予想されます。その時の、常子ちゃんとよっちゃんの反応が楽しみです。

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