富江と長谷川の馴れ初め / とと姉ちゃん 第65話

連続テレビ小説(朝ドラ)『とと姉ちゃん』
2016年6月17日(金)放送
第11週 第65話「常子、失業する」

『とと姉ちゃん』第11週 第65話 「常子、失業する」あらすじと見どころ解説

森田屋一家が東京を離れる間際、面々は富江と長谷川の祝言を挙げました。祝言には森田屋の家族と常子たち一家はもちろんのこと、青柳商店の面々や深川の商売仲間たちが集まり、富江と長谷川の結婚を祝いました。

式の席ではじめて語られた富江と長谷川の馴れ初め話は常子たち三姉妹を驚かせました。富江が鞠子から借りた制服を着用した日のこと。長谷川は言いました、富江の制服姿は鞠子のそれよりも似合っていると。その長谷川の言葉が二人を結びつけたのです。

皆に祝福される中、富江は宣言します。長谷川と、そしてこれから生まれてくる子供のためにも照代のような母親になるつもりだと。皆の幸せそうな笑顔を見て、失業や環境の激変から落ち込んでいた常子も少しづつ元気を取り戻すのでした。

その数日後、森田屋の一家が深川を去る日を迎えました。思い出の詰まった深川の家との別れを惜しむまつはしかし、東京に戻ってきたらもっといい家で暮らすと宣言。世話になった森田屋一家を送り出した常子も再出発の第一歩を踏み出すのでした。

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midokoro
鞠子の制服紛失騒動が思わぬ形で回収されます。

常子の発案で鞠子の制服を身にまとった富江。その時の富江の制服姿が、今回の妊娠騒動のきっかけだったというまさかの展開です。

『とと姉ちゃん』第11週 第65話 「常子、失業する」
 事前発表あらすじのレビューと解説

ある日突然、自分の家に住み込み始めた鞠子の女学校の制服姿は、富江の眼にはまぶし過ぎる存在でした。

しかし、その制服がきっかけで富江は自分が森田屋の娘として家業を何よりも愛していることに改めて気が付きました。

そして今回、その制服がきっかけで富江は妊娠し結婚。森田屋の跡継ぎを産みつつ、照代のような母親になると宣言。将来の森田屋の女将確定です。

自分の居場所を再確認し、自分の人生を決めるきっかけともなった女学校の制服。

そしてこの制服が、結果として森田屋の群馬県高崎市の地での再出発を促すことにもなる。小道具の使い方が実に巧みです。

『とと姉ちゃん』第11週 第65話 「常子、失業する」
 朝ドラ観賞後の感想

森田屋の東京凱旋に期待

失意の常子ちゃんを再び前に向かせる珠玉の言葉が散りばめられた回でした。

祝言の挨拶に立った長谷川くんが意外にもいいことを言う!

人生は柳のようにあれ。長い人生の中、嵐や強風が吹いても柳のように耐えていればやがて青空が戻ってくる。

長谷川くんの挨拶は緊張し過ぎてひどくつたないものでしたが、心のこもったその言葉が久しぶりに常子ちゃんの瞳に輝きを取り戻したのを僕は見逃しませんでした。

この時の常子ちゃん、とってもいい顔してました。

思い出の詰まった深川の家との別れを惜しみ涙を流しながらも、前だけを見つめようとするまつさんの宣言も力強かった。

時々、大家さんに頼んで森田屋の家の様子を見に来る、家の中の掃除をしに来るとまつさんを気づかう常子ちゃん。

まつさんの思い出を大事にすると告げる常子ちゃん。その常子ちゃんに応えるまつさんの言葉が江戸っ子らしい粋な言葉です。

今度、東京に帰ってくる時はもっといい家に暮らす!

転んでもただでは起きない。そんなまつさんの力強い心意気が常子ちゃんをおおいに励ましたかと思います。

そして、森田屋の面々の去り際の宗吉大将の言葉が未来に希望を持たせてくれました。

また必ず会おう。

まつさんも去り際に常子ちゃんに声をかけました。

あんたも強く生きるんだよ。

森田屋の面々、戦後にパワーアップして東京に戻って来てほしいものです。

滝子さんとまつさん:犬猿の仲の回収

滝子さんとまつさんの犬猿の仲の回収もキレイに行われました。

いい子たちを孫に持って幸せだと滝子さんを称えるまつさん。あんたこそひ孫を持って幸せだ、長生きしろとまつさんに告げる滝子さん。

ちょっとばかりぎこちないながらも、お互いを認め合う滝子さんとまつさんの姿が朝からさわやかなことこの上ない。

そんな二人をようやく仲直りさせておいて、最後にもう一回口喧嘩。

でも最後の口喧嘩は、愛情表現。口喧嘩する相手を失い、滝子さんもまつさんも寂しい思いをしてるんじゃないでしょうか。

追記:富江ちゃんは知っていた!

鞠子ちゃんが大学で恋をしているらしい「木戸さん」のことを富江ちゃんは知っていた!

きっと鞠子ちゃんがしゃべったのでしょう。

ところで城戸さんのことを常子ちゃんは知っているのかな?ふと疑問に感じました。

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18 Responses to “富江と長谷川の馴れ初め / とと姉ちゃん 第65話”

  1. エイスケの後輩 より:

    長谷川くんの「人生は柳のようにあれ」は、朝ドラ史上に残る名言ではないかと思いました。
    自分のこれからの人生においても、この言葉を忘れずにいたいです。

    祝言では、清くんだけ男性の中では洋装でしたね。
    私は結構彼を気に入ってしまっており、毎回登場する会では注目しているのですが、さすが、お洒落さんだなと思いました。

    川栄さんは、恐らく今後朝ドラで主役に抜擢されるのではとの評をネットで見ましたが、その通りになるのではと思います。
    でも、肝っ玉母ちゃんになって、今の作品の中で、また登場してほしいですね。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > 清くん

      清くんの登場初期、彼に老舗の跡取りがつとまるんだろうかと心配でした。でも、滝子さんが見込んだ人物だけあって心配は無用のようですね。残念な姿を堂々とさらけだせるのも、彼の自信のあらわれ、人物の器の大きさなのかも知れません。

  2. まつも より:

    森田屋の磨かれたタイル貼りの流しが切なかったです。おばあさまの体調も良くないようですし、朝蔵さんのおっしゃっていた高崎空襲も心配ですが、たくましく生き抜き再登場して戦後の常子を励ましてくれると思いたいです。

    「今の私にはその言葉を受け止めることができません」は名台詞でした!いざというときは使わせていただこうと思います。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。

      > タイル貼りの流しが切なかったです

      空っぽになった森田屋で涙を流すまつさんの寂しげな姿に泣かされました。でも悲しみにくれる母親の横にそっと寄り添って謝る宗吉大将の親孝行が、切ない場面の救いでした。

  3. よるは去った より:

    長谷川「制服姿は鞠子ちゃんより似合ってた。」→ こういう趣味の人は何時の時代もいたのか。→ でも、富江「私の事、しっかり見ててくれる人がいて・・・・・。」と相手が喜んでくれて → めでたく!ってところまでいった分、良しとすべきだろうけど。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      「制服姿は鞠子ちゃんより似合ってた。」→この時の鞠子ちゃんの反応、何度見なおしても笑えます。

  4. tonton より:

    森田屋チームは今日でお別れかと思ったら、あさが来たの雁助さんのように
    もう一度戻ってきそうなフラグ出ましたね。
    不況が原因で高崎へ移転しましたけど、それが結果的に命拾いとなる
    展開になりそうで、焼けた深川ではなくどこへ移転するのか?
    そして戦後の弁当メニューの中身はどう変わるのか?
    どうやって「あなたの暮らし」とコンテンツと結びつくのかが
    見所になりそうですね。

    そして明日のミッチー登場の視聴率が少し気になります

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      森田屋一家、まつさんは長生きを口にし東京凱旋を宣言。また会おうと宗吉大将。長谷川くんも柳のように嵐に耐えると困難な時代を生き抜く暗示。雁助さんのような再登場あるかもしれませんね。

  5. もんすけ より:

    荷物もすっかり運び出され、がらんとした家に居るまつさんの姿。
    ふーっと気配がなくなった家や(本当に今までここにいたのかな…)と不思議な感覚にとらわれた、自分が引っ越した時の思い出が重なり、グズグズと涙が出てしまいました。

    森田家一行は、その行く先、左に曲がったのか、右に曲がったのか…。
    曲がり角の法則が気になったのですが、画面には映りませんでした。
    森田屋一家が、きっとまた登場してくれることを期待して止みません。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      小橋家が浜松を引き払う時。そして今回描かれた森田屋の旅立ち。それぞれの家族の思い出が詰まった空間を愛情をたっぷりに観せてくれる演出が大好きです。似た経験をお持ちならなおさらグッとくるのでしょうね。

  6. カッチ より:

    富江がとうとう結婚しましたね。
    実はAKB48のファンなので川栄がどういう演技をするか注目していました。
    一押しではないですが、めちゃイケでバカセンターになった頃から注目していました。
    握手会で襲撃され思ったより早く卒業し、すぐ舞台をやって評判が良く、朝ドラに出るというので期待していました。
    身ごもったのがばれた時の申し訳ないような困った表情も良かったし、今日の長谷川と手を取って嬉しそうしてる表情も良かったと思います。
    今後も映画に出るようですし期待してます。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      川栄李奈さん、キャリアのある役者さんに囲まれながらも周囲に決して負けない演技を披露していたかと思います。昭和の衣装が妙に似合うのにも驚きでした。

  7. ケーキ大好き より:

    長谷川さんの挨拶の前に、「よっ!大統領!」のヤジが飛びましたが、戦前でも大統領!と言うのでしょうか?

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      僕も「大統領」にオヤ?と思いました。特にこの時代、敵国政府の指導者のタイトルですからね。

  8. ひろ より:

    それぞれ個性のあった森田屋の面々
    ドラマとは言え、別れは寂しいもだと思う。
    戦後、小橋家と森田屋が再会シーンを期待したいものです。

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      まつさんや宗吉大将の口ぶりから、戦後にパワーアップして東京に戻って来そうですね。というか是非そうして欲しいです。

  9. とも より:

    「あさが来た」から引き続き、楽しみに拝読しています。


    えーー!
    富江ちゃんの相手は長谷川なんですか⁉︎
    しかも制服事件の頃から…

    最近、常子が歯磨きを作ってみんなで味を見た時
    長谷川「これがあれば、もし女性と何かあっても…」
    富江「絶対ないから」
    長谷川「わからないよ?富江ちゃんかもしれないし」
    富江「…(父をチラリ)」
    宗吉「長谷川ー!!」
    こんなやりとりの時には既に想い合ってたってことですよね??

    すごい展開!誰かに言いたくて仕方ないです!
    言わないけど!(笑)

    • 朝蔵(あさぞう) より:

      コメントありがとうございます。
      富江ちゃんの「絶対ないから」は、もしかすると浮気を牽制したのか、それとも自分との間にはそんなこと「絶対ないから」と牽制したのかも知れませんね。いずれにせよフラグにまったく見えないフラグの立て方が絶妙です。

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